友人の妹に脅されているみたいなんだがこの子のことが全く分からない 作:山崎世界
日本人という人種はまあ祭り好きで恋人と過ごすイベントには本当に事欠かない。俺もソシャゲでイベントガチャ回したりしながらああ恋人ができたらああいうことしたいこういうことしたいと思いを巡らせたりしたものだ。
かくいう俺にもいろいろ紆余曲折ありながらもとうとう恋人いない歴にけりをつけたわけではあるのだが……クリスマスとか色々考えていたようにはならなかった。
何故かって? バイトが忙しかったんだよ!
いや見誤った。というか何なんだろうな何でクリスマスだのなんだのとみんな忙しなくするんだろうなああそうだよ俺も朔耶ちゃんとクリスマスデートとかしたかったんだが付き合いとかもあって……まあでもこの時期のバイトは割と実入りがいいしその分他の時期で色々と遊べる……うん。ポジティブに考えよう。
そんなこんなで慌ただしく俺はクリスマスから年末の大晦日にかけて、泊まり込みのバイトに出かけていた。
そしてやっとのことで家に着いたとき、部屋に明かりが灯っているのに気づいた。
「くー……」
そこには朔耶ちゃんがテーブルに突っ伏して寝ていた。
テーブルの上には食べかけのフライドチキンやケーキ。その他にも少し乾いたごちそうが並んでいた。
「あー……」
そうか。そういえば朔耶ちゃんに泊りがけでバイトに行ってくると連絡するのを忘れてた。
(クリスマスの時から待ってくれてた、と、いうことなんだろうか)
サプライズで。そういう突拍子もないことする子だ。
「……ごめんね」
朔耶ちゃんの頭をなでる。
「おにいさん……それは濡れたティッシュ……」
どういう夢を見てるんだろう。
「ふわ……」
ご飯にする? それとも私? という気分でもなく、俺を支配していたのは睡眠欲だった。
「……おやすみ……」
そのままベッドに倒れこんで、俺は眠った。
※※※
『お兄さん』
目の前にはサンタコスに身を包んだ朔耶ちゃんがいた。
『むぅ、ダメ。お兄さんは寝てなきゃダメ。夜更かしする悪い子にはサンタからプレゼントあげない』
そのままぎゅっと朔耶ちゃんに抱き寄せられる。
『おやすみ~ね~むれ~ね~むれ~』
柔らかなおっぱいの感触に包まれながら段々と安らいでいく。
『お兄さん、お仕事お疲れ様。よくがんばった。感動した』
ああ、その、ごめんね。朔耶ちゃん、俺の帰り待っててくれたんだよね。
だから俺からもプレゼントを。
『お兄さん……?』
俺は朔耶ちゃんの前に跪き、小さな箱を取り出して、中身を差し出す。
『……これ……』
俺はそのまま、その中身……指輪を朔耶ちゃんの左手の薬指に差し出す。
『お兄さん……』
朔耶ちゃんの瞳にハートが浮かぶ。
『素敵! 抱いて!』
※※※
よくおぼえてないがすごいはずかしいゆめをみた。何だもう。
「ん、ちゅ、ぺろぺろ、ン……? 起きた? お兄さん」
「え、あ……? 朔耶ちゃん!?」
気づけば目の前には朔耶ちゃんのドアップだった。セーターをまくり上げて、形のいい巨乳が露出して、下半身はすでに脱ぎ捨てていた。
「お兄さん。新年あけましておめでとうございます」
「え? 新年?」
ちょっとスマホの画面を見ると、確かに2020年を表示していた。
すっごい寝てたな……。
「というわけで焼き餅。はいあーん」
どこからか用意していたぷくっと膨らんだ焼き餅を俺の口に運ぶ。ちょうどお腹がすいていた俺はあーんと口を開ける。
「んむ!?」
餅を口に含んだままいきなりキスをしてきた。舌が絡んで餅をかみ切れず、危うく窒息しそうになって、ちょっと睨んでしまうが、逆に睨まれているのにそこで気づいた。
「お兄さんのばか……私と仕事どっちが大事?」
ツーン、とちょっと顔をそらすけれどもちらちらとこちらの様子を窺っている。本気で怒っているわけもない。そこまで子供じゃない。けれど大人ってわけでもない。
「だから、姫初め。お兄さんが今年初めて見るもの。感じるもの。全部、独り占めする」
そのまま俺のシャツに手を入れて、胸元をまさぐってくる。
「や、ん……!」
俺も朔耶ちゃんのおっぱいに手を伸ばして、まさぐる。ちょっと非難めいた視線を向けてくるけど、手を止めないのだからお相子だ。それくらいはまあわかるのだ。
段々と火がついてきて、のしかかっていた朔耶ちゃんの身体を押し倒して、腰をつかむ。
「濡れてる……一人でしてた?」
「ん、そう…………ずっと。寂しくて、してた。ベッドの上で」
指でおま〇こを一撫でするとベッドに愛液が垂れる。こうしてベッドの上で身体を重ねるのも一度や二度ではないのだけれど……どこかむわっと朔耶ちゃんの匂い立つような気がする。
一際静かな夜。響くのはただ、朔耶ちゃんの喘ぎ声だけと俺の荒い鼻息だけだ。
「はぁ、お兄さん、お兄さん……!」
シャツが伸びそうになるくらいにギュッと握りしめて、引き寄せるようにするのでまた深くキスをする。
「ん……」
そして身をよじるようにして、俺の肉棒に目を這わせる。俺は一つうなずいて、一気に朔耶ちゃんの膣内に挿入する。
「ひ、ぐぅ、!」
一際強く喘いだ。痛みじゃない。膣内は十分に濡れていて、今もしとどに愛液が滴っている。
挿入して、軽く絶頂したのだ。
「んーん」
少し動かないでいると、もっと欲しい、と首を振る。
一度喉を鳴らした。ああそうだ。疲れはもう取れた。正直空腹も訴えてきているのだが、むしろそれが呼び水となって、肉棒がギンギンに滾っている。
何日分だろうか。ここまで我慢したことも最近はなかったと思う。
だから新年一発目の射精は多分濃い。
「ひぁ! あ、おにいさ、ん、もっと、はぁ、ひゃぁあ!」
パンパンパン。激しく腰を叩きつけて、朔耶ちゃんの巨乳も揺れる。餅をこねるみたいにぐんにゃりと手を伸ばして、辛抱たまらずがぶりつく。
ぷっくりと膨らんだ乳首をちょっと痛いくらいに噛んで、その後舌でゆっくりと味わう。
「ぁ、そう、だ、った」
朔耶ちゃんは身体を揺すられながら、手さぐりで何かを探している。そして探し当てたスマホを起動して、カシャっと音がした。
「新年、一枚め」
どうにも妙な習慣ができたものだと思うが、何となく記念に残す。ふむ、じゃあ俺も。
「朔耶ちゃんがイくところ、撮るよ」
「や、あ」
朔耶ちゃんが顔を赤くして手で隠そうとするのでそれを手で止める。そのまま俺の右手と朔耶ちゃんの左手は恋人つなぎになる。
「ん~」
強く手を握ると、朔耶ちゃんがにへらっと笑うのでそのまま動画で撮影する。
「ん、イく、お兄さん、一緒に」
「ああ、うん、一緒にイこう。俺も、もう出るから」
「ん、んん、ふぁ、あぁ! イく、イっくううう!!」
ドピュ、ビュク。ビュルル。
俺はそのまま膣内で射精して、そのまま倒れこんでキスをする。
それから何時間経ったか。冬は夜が長いから、まあそこそこの時間だったんだろう。
いろいろな体位で交じわりあって、最後は日の出を見ようと窓際に立たせて、後ろから貫いた。
「わぁあ、きれい……」
まあ初日の出というのとも違うのだろうけれど、いつも見る朝焼けとはちょっと違う。深夜明けのテンションなだけかもしれないが。
「朔耶ちゃん、これ、で終わったら、一緒に初詣にでも行こうか?」
「んー……人ごみ苦手、だから。お兄さんと一緒にのんびりしたい」
「……そっか」
ああもう、可愛いなぁっと全身を抱きしめるように密着して、腰を激しくする。
「お兄さん、イく、イっくぅうう!」
太陽の光が一際かっと降り注いで、そのまま射精して、ふぅ……と二人寝そべる。
それからお餅を食べたり甘酒を淹れたり。時季外れのケーキを食べたり。そんなこんなで恋人ができて初めての正月は過ぎていったのだった。