友人の妹に脅されているみたいなんだがこの子のことが全く分からない 作:山崎世界
あれから何ということもなく俺は日常に戻っていた。
まあ俺みたいな特に何があるというわけもない小市民にかまけるほど花の女子学生も暇ではないということだろう。
あの写真がどうなっているのか分からないのが不安の種であるが。
「みつけた……」
「ふっひゃい!?」
妙に冷たい手。地の底から響くような声。
校門のあたりをいつものようにくぐる辺りで手首をつかまれ、思わず奇声を上げてしまう。
「い……妹さん……?」
「……」
彼女はじぃっと俺を見つめてくるわけである。
俺もまた見つめ返すとその視線に気づいたようにはっと、ちょっとだけ視線を逸らせてもじもじしだした。
可愛い。いやいや! 騙されるな俺。そうして俺を脅しつける決定的なブツを持っているのだこの子は。
エ〇同人とかでよくある展開なんだ。いや、エロいこととかを期待しているわけではないけれど。
そしてふと周囲を見渡すと、何かひそひそと言いながらこっちを見ているような気がした。
それはそうだ。オープンキャンパスの時期でもないのに制服姿の女子学生がこんなところにいてはおかしい。何事だよということだ。
そして目立つ。
「た……立ち話も何だから……」
落ち着け。KOOLになるんだ。そうすればどうすればいいのかおのずとわかるだろう。
学食にでも行くか? いや目立つ。この子が俺を脅しつけるつもりならばなるべく人気のない場所に行くのがいい。
「……俺ん家来ない?」
※※※
何で俺はこの選択肢を選んだんだろう。
家を知られるってそれもう逃げられないやつじゃないか。引っ越すか? いやでもシーズンズレてるから新しく探すのも面倒だし……。
「ここがお兄さんの部屋……」
「あはは、まあうん。散らかってるけど。遠慮しないでそこらに座って」
こくりと頷いて、スカートを丁寧に折らないようにして座る。育ちのいい子という印象を受けた。まあそれだけではないから色々と厄介なのだけれど。
「……? あ」
妹さんが何か摘まみ上げる。それは俺のパンツだった。
「ご、ゴメンね! 本当に散らかってて!」
ぱっと女の子の手からパンツを取り上げる。
「ぁ……」
妹さんはあんまり感情が表に出ないからか今一つ何考えてんのか分からない。
「ところで妹さん。あー、えっと。名前何だっけ」
「……朔耶さくやです」
「分かった。それで朔耶ちゃん……単刀直入に言う! 写真消して!」
先手必勝。俺がとった方策。それは……DOGEZA! 日本が誇るキングオブ謝罪。これをされた者は一転して逆に申し訳ない気分になるという反則技である。
朔耶ちゃんはスマホを取り出して俺の姿とチラチラ見比べる。
「……や」
うん? 今なんて言ったのかな?
「……やー」
眉を寄せて涙まで出そうにして出たのは、短い拒絶であった。
いや、やーって。そんな子供の駄々みたいな。こっちもどうしたらいいか困ってですね。
「いやホントお願い。何でもするから!」
「…………何でも?」
ぴくっと反応を見せる。いけるか。
「ああ。もう何でも。とはいっても一学生の俺の身分を、考慮していただけると、たす、かる……かなー……て?」
「……じゃぁ…………」
条件成立か? と俺は内心心躍り始めていた。だが、これが俺をさらなる泥沼にはまらせることになるとは、この時思いもしなかったのだ。
「……ズボン、脱いでください」
「ええっと……はい?」
「ズボン……」
端的に言葉を切ってくる。おうあくしろよ。というセリフが聞こえてくるようだった(※幻聴)。
「こ、これでよろしいのでしょうか」
「……パンツも」
「はいパンツもですね!」
落ち着け。これで最後なんだ。どんな辱めも耐えてみせる。
「座って」
ベッドの端に下半身丸出しで座る。そしてそこに四つん這いで迫ってくる女子学生。制服の胸元から谷間が垣間見えて、スカートが重力に従って綺麗なお尻の形を浮かび上がらせる。
「……濃い」
すんすん、と鼻先を近づけて感想を一言。まるで獲物を狙う肉食獣のようである。
「ぺろ……ぇろ……」
ちろちろと猫がミルクでも舐めるように舌を突き出す朔耶ちゃん。
「はぁ……はぁ……」
朔耶ちゃんはまず、息苦しそうに胸元のスカーフを緩めた。
そしてそのまま一気に制服を脱ぐ。その拍子に、ブラジャーも外れかけて、ピンク色の綺麗な乳首がちらりと垣間見えて、一気に肉棒は膨張してしまう。
「んふ……はぁ……はぁ……んちゅ……」
さっきまで育ちのいい上品な子だと印象を持っていた。それが今はうっとりと肉棒に舌を這わせている。そのギャップにくらくらする。
「……足りない。もっと、染みつかせて……」
口数が少なくて、言っていることの意味が汲み取れない。そのまま、朔耶ちゃんは……自分のおっぱいに肉棒を挟み始めた。
「さ、朔耶ちゃん!?」
思わず腰を浮かせようとしたが、朔耶ちゃんのおっぱいの若々しいむにっとした弾力と柔らかさに屈してしまう。
「……何でもするって言った」
逃げようとしたことを感じ取り、責める。言ったよ。言ったけどさ?
「はぁ……はぁ、ビクビクしてる……」
捕まえるように胸に挟み込む。むに、たぷん、と波打つようにおっぱいが揺れて肉棒が包まれる。
そのまま肉棒をおっぱいの外に出して、今度はおっぱいに押し付け始めた。おっぱいの柔らかさを肉棒で突き刺している感覚。押されるたびに我慢汁が漏れ出して、おっぱいがぬらぬらと淫らに塗りたくられていく。
「ん!」
そうして、ちょっとだけ硬い感触。乳首に当たると朔耶ちゃんが軽い喘ぎ声を漏らす。
「ん、ん……!」
感触。それに声。導かれて、こっちのことを気にすることなくまるでバイブのようにぞんざいに扱われる。そのせいで、否応なく射精しそうになる。
「あの、ゴメン。もう、ちょ、出るから……!」
切羽詰まりながら言う。
「!」
すると朔耶ちゃんは……心なしか目の色を輝かせて舌で先端を舐めまわす。
「出して……」
そのまま亀口をほじくられるような刺激に、俺は一気に口の中に射精してしまう。
「ん、んん!!」
そのまま目の前でゴクン、とのどを鳴らして飲まれ、そして最後の一滴まで搾り取るようにおっぱいを寄せられる。
「はぁ……はぁ……ふぅ……」
手を離し、おっぱいの谷間が緩むと、その間に精液がぬちゃっと橋を作っている。そしてその奥の精液だまりが、ぽたりとお腹のあたりに垂れる。
「んふふ……」
たぷ、たぷ、とまるで染み込ませるみたいにおっぱいを上下に動かして、そしてそのまま……カシャっとスマホの写真を起動させた。
そのまま俺は恐らく間抜けた顔をして、朔耶ちゃんが下着を着けて、制服を着こむさまを見ていた。
「……ハッ! 写真!」
気づいたころには、朔耶ちゃんがにやりと笑いながら靴を履いて家を後にするところだった。
バタン。ドアを閉める音。俺は慌てて追いかけようとしてそういえば下半身丸出しだったことを思い出して急いでズボンをはこうとした。
「……あれ? パンツがねえ!」
どこ行った。俺のパンツ。
まさか……持って行った? 何で? しかも使用済みというか脱ぎたてを?
まさか、読んでいたというのかこの状況を。そして追ってこれないようにパンツを盗んでいって……。
いや何をこうどなしんりせん繰り広げてるんだ。
「……分からん。全く分からん」
これから本当にどうすればいいのかと、俺は下半身丸出しにしながら途方に暮れていた。