友人の妹に脅されているみたいなんだがこの子のことが全く分からない 作:山崎世界
今日はバイトで帰りが遅くなっていた。
遅くなると言っても別に誰も待っているわけでもないんだからあれだが。コンビニ弁当を片手にアパートに帰る。
少し暗くなり始めた部屋の前。そこに、何やら人影のようなものがあった。
「て、朔耶ちゃん!?」
朔耶ちゃんが体育座りでアパートの俺の部屋の前で俯いていた。
「……すぅ」
「……寝てる?」
肩を揺らしてみても起きない。
どうしたもんか……とりあえず部屋に入ろう。
※※※
ベッドの上に朔耶ちゃんを寝かしつけて、さてどうしたものだろうかと考える。
例えばこの部屋に誰かが入ってきたと仮定しよう。どういう状況に見えるか? 一人暮らしの若い男が女子学生眠らせて連れ込んだようにしか見えない。
考えれば考えるほどにあれだが、うん。ひとまず脇に置いておこうか。
そうだ。いい機会じゃないか。この隙にこの子のスマホから俺の写真を削除してやればいいのだ。
落ち着け。慎重に慎重にどこにあるのかを見極めるんだ。とはいえ女の子の制服の構造なんてわからないし……胸に内ポケットとかあるのかな。
柔らかい感触しかない。ちょっと硬いと思ったらブラのワイヤーだった。違う。落ち着け。
少しずつ身体を探っていくんだ。脇腹のあたりに手を這わせて、そこからさらに下。スカート。
「ん、んん……」
すると、目を擦る朔耶ちゃんと目が合った。
汗が噴き出す。ヤバい。今まで俺の方から手を出してなかったがこうなった以上キャーって叫び声を出されたらアウトだ。
しかし、予想に反して朔耶ちゃんは目が合っているというのにジィっと俺を見つめるだけだった。
寝ぼけているんだろうか。焦点の定まらない幼い表情が可愛い。
「……もっと触って」
おかしいな。俺の方も夢現だったのかな。
「んー!」
混乱して手が止まった俺に対して不機嫌そうな声を出す朔耶ちゃん。
ええいままよ。俺は再び手を動かし始める。考えてみれば好都合ではないだろうか。身体中をまさぐる大義名分を得たのだから。
うん。自分でも何言ってんだと思うよ。
「あふぅ……んん、お兄さんの手、自分で触るのと全然違う……」
自分で? 自分で触るの? そういうことあるの? いや余計なこと考えるでない俺。
「あ、はぁ……はぁ、ん……」
腰のあたり。特に性感を刺激しないように気をつけながら身体をまさぐる。
「……焦じら、してる?」
俺は焦あせっていた。
「お兄さん……」
「なんでせうか」
「脱がせて」
分からない。この子のこと全く分からない。何、脱がせてって。脱ぎたかったらせめて自分で脱いで。
「脱がせて……」
切なそうに繰り返す。ああもう! どうにでもなれ!
セーラー服の上着を捲り上げて、そのままブラのホックを探す。ちょっとだけ背中を浮かすあたり健気。
パツン。ブラのホックを外した瞬間におっぱいが弾ける。サイズあってないんじゃないですかね? いかんとですよ。
「……じー……」
声に出すレベルでジィっと見つめてくる。触ってって?
触っていいおっぱいがあれば俺だって触りたいよ? でも違うじゃん? 今は。そんなものより大切なものがあるはずじゃん?
「ひぁ!? ふふ、お兄さん」
まあいい。カモフラージュだ。左のおっぱいの乳首を口に含みながら、右のおっぱいの乳首を摘まみ上げる。
そして左手はさりげなく身体を探っている。
しかしそんな動きは朔耶ちゃんにバレバレであった。あの、朔耶さん。いいんですよ足を広げて腰を上げなくて。パンツも脱がしてほしいって?そういう配慮いらないです。
「……?」
何でパンツ脱がさないのみたいな顔されても。
「……ちらっ」
そんなことを考えていると、朔耶ちゃんは足をM字に広げてスカートを手でちらっと捲り上げた。
ちょっとだけおへその部分が垣間見える白い肌。太ももにかけての股のラインが丸見えになる。そして飾り気のない白いパンツの股下部分だけ、少しだけ濃く湿っている。
「……」
おっとぉここに来て朔耶ちゃん、心なしか恥ずかしそうだ。いいんだけどね。そのまま止めようとして。しかし止めない。早くして、とその眼で訴えている。
仕方なく、両手を朔耶ちゃんの腰に当てて、パンツをするするとおろしていく。
徐々に露になっていく朔耶ちゃんのおま〇こ。びっちりと閉じていて、綺麗なピンク色。あまり経験はなさそうだ。後、ちょっと下の毛が濃いかもしれない。
「……要る?」
足を潜り抜けたパンツを手にした俺に対し、朔耶ちゃんが顔を赤くしながら尋ねてくる。
いやいや要らないから! ちゃんと履いて帰ろうね。とさりげなく朔耶ちゃんの身体の横に置く。
「……そう」
心なしか残念そうである。何で?
「……舐めて」
朔耶ちゃんは指をま〇こにかざす。人差し指と中指でその陰唇をぱっくりと開く。その奥からとろりと愛液が溢れ出る。
「んむ、あむ……」
「ふぁああ!!」
意を決して舌を伸ばしたが、これ以上なく反応がいい。
「ほ、本当に、舐めてる……」
ドン引き……ではなく、信じられないことに対する驚きと思いたい。
だって俺がそうだからね! 弱み握られて今はその脅しに屈しておま〇こ舐めてますとかどういうことだよ。
「ん、はぁ……はぁ……」
朔耶ちゃんの太ももが俺の首に絡みつき、舌を動かすごとにびくびくッと痙攣する。俺の手は腰をがっちりと掴む。
割とむっちりとしてるお尻の感触が癖になりそう。いや、無心だ。無心になるんだ。
「ふぅ……ん……」
朔耶ちゃんの両手が俺の顔を掴んで、おっぱいの山越しにこちらを見つめてくる。
「…………イかせて」
ぞくぞくする声色。俺はがむしゃらに音がするくらいに膣内を吸い上げて、舌でクリトリスを舐め上げる。
「っ! っっ!!」
朔耶ちゃんの足が俺を逃さないように締め上げて、やがて弛緩した。
「ふはぁ……」
朔耶ちゃんが身体を投げ出して脱力する。そして俺も身体が自由になって……そして朔耶ちゃんが片手にスマホ持ってるのに気づいた。
動画撮影中だった。
「ふへへ……」
笑顔でスマホを口元に持っていった朔耶ちゃん。取り上げる機会を失い、俺はがっくりと肩を落とすのだった。
※※※
「あー、えっと。お腹空いてるでしょ。とりあえず食べるといいよ。粗末なもんだけど」
「……ありがとうございます」
その後、朔耶ちゃんに買ってきたコンビニ弁当を食べさせる。
「それじゃちょっと遅い時間だしね送ってくよ」
言葉に嘘はないが、それ以上にこの子のことをちょっと知りたい。
そう思って申し出る。電車で三十分ほどかかる距離……思えば学校が終わってからここまでわざわざ通ってきてるわけだよな。何がこの子をそうさせるのだろうか。
帰宅ラッシュから少し外れてそこまで混んではいないが座れるほどでもなく、朔耶ちゃんを庇うようにして電車に揺られる。
「……」
朔耶ちゃんはスマホの画面を見ている。何を見ているかと言うと……さっき撮ったばかりの動画である。朔耶ちゃんの顔は映らないようにしてる。巧妙だ。いつの間に撮ったんだ。
目的を忘れて女体に気を取られてたんじゃないかって? ハハハ……はぁ……。
「きゃっ」
電車がちょっと大きく揺れて、スマホに気を取られた朔耶ちゃんが体勢を崩しかけてそれを支える。
「……」
何か目が合う。
「……気になる?」
朔耶ちゃんはスマホを掲げて尋ねてくる。バレてたのか。
「あ、あはは、いや、その……何だ。大学って割と時間不規則になりがちだからね。今日みたいに尋ねてこられてもいないかもしれないんだ。だからその……番号交換しない? いない日とかそれで知らせるよ」
「!」
心なしか目を見開く朔耶ちゃん。そして番号とメアド、それにL〇NEのIDも登録した。
電車を降りて、暗くなった夜道を歩く。
「そういえば門限は大丈夫なの」
「大丈夫です。うちの親は大らかというか……むしろもっと夜遊びとかしなさいってよく言われます」
なるほど。今時の親っていうのはそういうもんなのかもしれない。よくわからんけど。
「……わたしも、もっと色々大胆になりたいなって。思ってます」
いやー十分大胆なんじゃないかな。そんな冒険しなくていいよ。口には出さないけど。
なるほど……背伸びしたい年ごろなのかな。それで、俺を練習台に? うーん……そうならしばらく付き合えば飽きるだろうか。
「それじゃお兄さん……さよなら」
彼女は控えめに手を振りながら家の中に入った。