友人の妹に脅されているみたいなんだがこの子のことが全く分からない 作:山崎世界
『明日、お兄さんの家に行きます』
あれから数日、朔耶ちゃんと連絡を取り合う日々を送っていた。何だかんだあの子が家に来るのも久しぶりみたいな感覚になっている。
「明日か……」
そうと決まれば何か作りたい。時間はあるし、しっかり準備して。
カレー……は、何だかな。逆なら定番ですらあるだろうが若い女の子に振舞うにちょっと微妙な感じがする。ビーフシチュー。いいんじゃないか。ん、なるほど。赤ワインで牛肉を漬け込んで本格派、などとネットで多少調べながら準備を始める。
「ああそうだ。アレも、そろそろ出来てるかな」
渡していいもんかと正直、迷うけど……家の前で寝てたこともあったしな。連絡とり合ってる今、そんなことも、もうないと思うけど。でもまあ、あの子いきなり突拍子もないことするしそれをせめて外で何かされて人目にさらすよりも誘い込んで内側に閉じ込めておいたほうがいい。という目論見としてはあり、なのかな……。
※※※
「うん、美味い美味い」
我ながらいいんじゃないの。うん。ちょっと分量間違えて赤ワイン買い込み過ぎたみたいなとこあるけど。
ピンポーン。
「はーい」
そして予定通りに朔耶ちゃんが来た。シチューをよそって、生クリームを仕上げにかけたりなんかしてみる。
「……美味しい」
「そう?」
内心ガッツポーズである。
「……飲まない? 遠慮して、る?」
朔耶ちゃんの視線は、後ろの赤ワインの瓶に向かっていた。
あー……出しっぱなしだったか。わざわざビーフシチュー作るために買って結果余らせたとか何か格好悪い気がして言い出せない雰囲気。
ここはもちろん飲むよ。あ、朔耶ちゃんは飲んじゃダメだよ、と。俺は赤ワインを自分で注いでごくごくと飲み干す。
口当たりが軽く意外とイけた。
「どうぞ」
「アハハ、悪いね」
朔耶ちゃんが注いでくれるので俺も気分よく酒が進んだ。
※※※
「あはははは~」
何かいい気分になってきた。あれ? ここは誰? 俺はどこ? 頭がふわふわして前後不覚になりつつあった……ぜんごふかくって何だっけ?
「ふぅ……朔耶ちゃんは可愛いなぁ……」
朔耶ちゃんの頭を膝の上に乗せてそのまま撫でていた。
「ああそうだそうだ。朔耶ちゃんに渡そうと思ってたものがあったんだ」
俺はあれでもないこれでもないともぞもぞ部屋の中を探して、それを取り出す。
「はいこれ」
「……鍵?」
「うんうん。うちの合鍵」
あれ? 何でこれ渡そうと思ってたんだっけ。
「ここはもうあれだからね。朔耶ちゃんの家だからね。あっちの家じゃ置けないものとか隠しておいてあげる」
朔耶ちゃんはぎゅっと鍵を握りしめて、笑顔でありがとうございます、と言う。
「そんな硬くならなくたっていいよー、朔耶」
あれ? この子……俺にとって、どんな子なんだっけ。何か大切なことを忘れているような気がするが。
「……お兄ちゃん」
ぼそりと朔耶ちゃんが呟く。
あー…………そっかー。俺、この子のお兄ちゃんだった。何でそんな大切なこと忘れてたかなーもう。
「朔耶」
「……っ!」
かぁっと朔耶の顔が真っ赤に染まる。
「朔耶は可愛いなぁ、もう。それに……やらしい子だぁ」
朔耶の身体をまさぐる。ん、と朔耶は恥ずかしそうに声を抑えながらも受け入れている。
知ってる。俺はこの子の身体を知ってる。
あれ? 兄妹なのに? そっか。まあそういうこともあるさ。うん。
「……や、おにいちゃ、強い……もうちょっと、やさしく……」
「イヤじゃないだろぉ? 朔耶のおま〇こ俺の指掴んで離してくれないぞ? もっともっと激しくされたいんじゃないのか?」
朔耶は恥ずかしそうに身体をよじるが、むしろもっと触って、とお尻を向けるように動いている。
分かっている。これはただのポーズだ。ちょっとくらい拒絶するような姿勢を見せても本当の気持ちを分かってくれると思っているのだ。誘い受け、と言っていいのだろうか。
「……んー、お兄ちゃぁん……」
その証拠に、手を離すと切ない声を上げる。
「どうしても、っていうなら、朔耶も自分で下着を脱いでお願いしないとね」
朔耶はちょっと自分で考えて、四つん這いになり、制服を上にブラごと捲り上げて、スカートも捲る。そのまま、ずるずるとパンツも下げていき朔耶の白いお尻が露になる。
「……お願い、します。朔耶を……犯してください……」
獣じみた態勢で、朔耶の望み通りに覆いかぶさる。湿り気は十分だったが入り口に我慢汁を塗りたくるようにして……一気に挿入する。
「ふにゅ……んんん!!」
ドパドパと愛液が溢れてくる。どうやら軽くイったらしい。
「んん! ふぐぅ!」
止めない。脈動を繰り返す具合のいい膣穴に思いっきり肉棒を突き入れる。
「やぁ、お兄ちゃん、わたし、へんにな、っちゃう」
「大丈夫。朔耶はもう変な子だよ」
「……むぅ、意地悪ぅ」
床に頭をつける朔耶と目を合わせるように、倒れこむ。
「意地悪なお兄ちゃんは、嫌いかな?」
「……だい、すき……」
そのまま辛抱たまらず腰を動かす。パンパンパン、と音がするくらいに激しく。
「ふぅ、ん……!」
酒のせいか堪え性なく精液を吐き出してしまう。しかし、感覚がどこか鈍く、そのまま硬い肉棒を差し入れる。
「あつい、よぉ……!」
そのまま子宮の奥まで俺の精液を染み込ませてやる。
「朔耶……! イくぞ! 今度はタイミング合わせて受け入れてくれよ」
「ん、ん……!」
パンパンパンパン!
さらに激しく。凶暴な衝動のまま、俺は朔耶の膣内に射精した。
「ひゃ、ふぁあああ!!!」
ドクドク、と精液を最後の一滴まで絞り出すように朔耶のおま〇こもきゅうきゅうと締め付け、やがて肉棒も膣内から萎んで抜け落ちる。
「ん……」
朔耶の身体を起こして、俺の肉棒に運ぶ。
「ふはぁ……んん」
イキ疲れてとろんとした目つきの朔耶の顔に思いっきり肉棒を突きこんでやる。口の動きも緩慢で、すんなりと奥まで入り込む。舌が本能的に異物を排除しようとするがかえっていい刺激だった。
「ん、ちろ、ちろ……」
そして舌がようやく動き始める。
「朔耶、はい、こっち向いて」
カシャっと俺はスマホのカメラを起動した。
※※※
朝、目覚めると朔耶ちゃんの姿はなかった。
昨日は何してたっけ……と思い出そうとすると頭が痛くなった。確か、ビーフシチュー振舞ったところまでは覚えてるんだ。
合鍵……を用意してた場所を探ると既になかった。渡したのか……全然覚えてないけど。いや、元々渡す予定だったからそれはそれでいいんだけど。
「さて、スマホ……てなんじゃこりゃ!?」
身に覚えのない写真。そこには表情あんまり出さない朔耶ちゃんがそれに輪をかけて疲れ果てたように無表情のところに無理矢理肉棒ツッコんでいる。
どう見てもレイプ後とかそんなんじゃないか。え? 何があったの? そしてヤべえよ。どう見ても証拠物件だよ。俺のスマホにこんなのがある以上、朔耶ちゃんもどうにかして撮影している、と見るのが自然とみるべきだろう。
ドンドン弱み握られてドツボに嵌っていく。俺は頭を抱えるのだった。