※この作品はR-18です。

最強のハーレム八男に転生って、最高でしょう!   作:大紫蝶

17 / 20
ヴェルに狙われた者達

「んぐ♡ お゛えっ♡」ビュルルル

 

 今日も今日とて俺は強くなるための”修行”に励んでいる。

 

「チュパ♡ チュ♡ んぷ♡」レロオ

「いいよアマーリエ義姉さん! イくよ!」

 

 ビュルルッ!!

 

「お疲れ様、ヴェンデリン君♡ 喉乾いたでしょ?」

「ありがとうマルレーネ義姉さん」

 

 アマーリエ義姉さんにフェラで抜いてもらい、のどが乾いたらマルレーネ義姉さんの母乳を飲ませてもらう。やはりハーレムとは素晴らしい!

 

 マルレーネ義姉さんに頼まれた寝取らせプレイだったが、ヘルマン兄さんから寝取っちゃった♪

 

(だって、マルレーネ義姉さんが可哀そうだったし。それでも興奮して喜んでいるっぽいから良いよね~)

 

 マルレーネ義姉さんも俺のものにした事で、俺は当初の目的だったハーレム生活を送っている。世間体があるので夜だけマルレーネ義姉さんを『瞬間移動』で自室に呼びつけ、朝になったら自宅に帰している。逆に言うと、夜から朝にかけては常に二人の義姉によるご奉仕を受け続けているのだ。

 

 当初の目的を達成したことは喜ばしいのだが、実は色々と問題が発生していた。

 


 

 俺の作った『性魔法』なのだが、この魔法には開発者である俺ですら知らない性質があった。冷静に考えれば当然なのだが、母乳を介したステータスアップは各女性の能力ごとに違いが発生していた。

 

 アマーリエ義姉さんは全体的に上がっていた。だが、マルレーネ義姉さんは筋力や体力の上がり方が著しい。

 

 アマーリエ義姉さんの母乳が体力や魔力の回復効果があり、料理や家事能力が向上しやすくなる効果があった。だが、マルレーネ義姉さんの母乳を飲んでからは弓術や狩猟・採取の能力向上が分かった。

 

 俺の想像していた通りと言えばそうなのだが、その上がり方や相乗効果は目に見えた形で現れた。

 

「数週間前までは100体の分身で修行したのに疲労を感じていたのに、今は200体の分身で修行しても回復が追い付いている……」

 

 母乳とは血液から作られたものであり、『性魔法』を使った母乳も同じ事。一度に作れる母乳の量や栄養には限界があった。だが、供給する二人に増えたことで十分な栄養が摂れ、回復が間に合ったのだろう。

 

(魔法の行使や魔力の回復には十分な栄養が必要となる。さらに、俺は成長期の子供だから必要な栄養が多い。さらにさらに、『擬似英雄症候群』とも言える身体能力の向上を目指していたせいで必要な栄養が桁違いに多くなっていたわけだ)

 

 恐らく、俺の分身魔法による疲労感は栄養不足もあったのだろう。アマーリエ義姉さんは妊娠したことで、胎児に栄養が必要となり、俺への栄養補給が不十分になっていたとも考えられるが。

 

 ここまでで分かったことは『女性によってステータスアップやスキルの恩恵がかなり違う』『一人の女性から摂取できる母乳の絶対量や栄養には限界がある』『妊娠した女性からは栄養補給が難しくなる』と言ったところか。これはハーレムを作るメリットが増えてきたな。そして、戦闘力向上を目指すなら、狙う女性も戦闘力の高かったり、潜在能力の高い方が良い。

 

「そんな女性なら――ヒロインなら心当たりがある。原作ヒロイン、つまり俺の嫁たちだな」

 

 聖魔法使いで”聖女”と呼ばれるエリーゼ・カタリーナ・フォン・ホーエンハイム。

 

 槍術の使い手で指揮官としての才能もあるイーナ・ズザネ・ヒレンブラント。

 

 魔闘流と呼ばれる格闘技の天才ルイーゼ・ヨランデ・アウレリア・オーフェルヴェーク。

 

 1000万人に一人の確率で生まれる魔力が筋組織を強化する『英雄症候群』と呼ばれる体質を持つヴィルマ・エトル・フォン・アスガハン。

 

 その強大な風魔法で”暴風”の二つ名を持つカタリーナ・リンダ・フォン・ヴァイゲル。

 

 アーカート神聖帝国の選帝侯七公爵家フィリップ公爵家当主であり、次期皇帝に最も近い女性であったテレーゼ・ジークリット・フォン・フィリップ。

 

 ブライヒレーダー辺境伯の隠し子であるフィリーネ・フォン・ブライヒレーダー。

 

 加速魔法とサーベルを使った速攻で”神速”の異名を持つカチヤ・フランク・フォン・オイレンベルク。

 

 現在、若手魔法使いの筆頭の一人であり”ブリザード”の異名を持つ凄腕冒険者リサ・クレメンテ・ウルリーケ・エクスラー。

 

 主人公の弟子である上級魔法使いアグネス、シンディ、ベッティ。

 

 大陸南方海域に存在する小島にある村の村長を務める幼女ルル。

 

 リンガイア大陸南方にある『アキツシマ島』の領主やその娘である涼子、雪、藤子、唯。

 

 これら17名に加え、アマーリエ義姉さんが作中で判明している正式な妻や妾達だ。作中では他にも側室なんかがいたと言われているし、魔族のエリザベート・ホワイル・ゾヌターク999世辺りも妻になっていた可能性が高いな。

 

 この内、テレーゼは帝国にいるため移動の難易度から不可。同じ理由でフィリーネ、涼子、雪、唯、エリザベートも無しだ。

 

 ルル、藤子は生まれてすらなく、アグネス、シンディ、ベッティは物心がついているかすら怪しいレベル。

 

 既に20歳ほどになっているリサは理想だが、冒険者は居場所の特定が難しい。

 

 ならば狙うは――

 

「年齢的に実家や親戚の家にいるエリーゼ、イーナ、ルイーゼ、ヴィルマ、カタリーナ、カチヤの6名。そして最初のターゲットは魔法使いである俺の強化に最適な魔法使いが望ましい」

 

 エリーゼとカタリーナだな。

 

―――――――――――――――

 

「なに? 王都に行ってみたいと?」

「はい。この国の中心ですし、魔法に関係する本や知識の収集にも役立つかと思って。それに『瞬間移動』は事前に行ったことのある場所にしか行けないので、今の内に登録だけでも済ませておきたいんです」

 

 俺には心強い味方アームストロング導師がいる。貴族であり、社会的地位の高い彼となら問題なく王都に行ける。

 

「だが大丈夫なのか? 人目を避けるとなると魔導飛行船は使えないだろうし、『飛行魔法』だけだと時間がかかりすぎるだろ」

「そのことですが、俺の分身の共有能力があれば可能かと。『飛行魔法』や『身体強化』である程度進み、道中の街の登録も済ませておきたくて」

「それはいいであるな! 失敗しても『分身魔法』の研究につながり、成功すれば『瞬間移動』の登録がかなり早く進むのである!」

 

 分身による『瞬間移動』の登録は実証済みだ。既に南部の多くの街や村には『瞬間移動』が出来る。

 

「早速今日から向かうのである!」

「おいおい……二人とも魔力が持たねえだろ。そもそも夕方の今からじゃ無理だ。明日の早朝からやるんだな」

「それもそうであるか」

「俺もその方が良いかと。後、王都に着いても陛下への謁見とかはしませんよ。他の貴族にも」

「チッ」

(舌打ちしやがったな。油断も隙もねぇ)

 

 導師ならコソコソと王都の貴族や国王と俺を合わせようとするに決まっている。国王とホーエンハイム枢機卿辺りは当然として、実家のアームストロング伯爵家にもかな? ブライヒレーダー辺境伯としか交流がないから、この機会を見逃すはずがない。

 

「あくまで登録と実験が目的ですので」

「当然である! 男に二言はないのである!」

 

 王都への登録が済めば貴族であるエリーゼとヴィルマの家はすぐに分かるだろう。特にエリーゼは有名人だし。カタリーナの居場所も地図さえ手に入れれば問題ない。政府が発行している地図なら手に入れやすいし、行商人でも持っているかもしれない。詳細な地図ではないが、現在位置の把握が出来れば十分だ。王都郊外で、かつ、比較的最近改易された騎士爵家なんて一発さ。

 

 後、王都を優先する理由はリサの存在だ。他のヒロイン達はまだまだ子供であり、ステータスアップやスキルについて未知数だ。既に一流魔法使いであるリサには敵わないと見ている。単独で上級魔法使いの女性冒険者なんて機動力抜群過ぎて捉えられる気がしないが、多くの街に『瞬間移動』ができれば確率は上がるはず。それに王都なら割のいい仕事が多そうだし、頻繁に来ていそうだから。

 

 今はエリーゼとカタリーナで魔力量を、ヴィルマで身体強化を目指そう。カチヤの実家は場所が分からないし、ルイーゼとイーナは実家から疎外された頃に行こう。弱ったところに漬け込むのが良い。

 

(待ってろよ。未来の旦那様が迎えに行くからな!)

 

―――――――――――――――

 

side:カタリーナ

 

『お父様! お母様!』

『……カタリーナ、まだ幼いお前を残して死ぬ私たちを許しておくれ……』

『カタリーナ……あなたは、長生きするのよ……』

『お父様ぁ――! お母様ぁ――!』

 

 私はカタリーナ・リンダ・フォン・ヴァイゲル。資産も、領地も、爵位も、両親や親族すら失った元騎士爵家の生き残りです。

 

 私の実家、ヴァイゲル家は王都郊外に領地を持つ領地貴族であり、周辺地域ではかなりの影響力を持つ貴族でした。寄親であり財務卿の持ち回りであるリリエンタール伯爵家とも親交が深く、『王国が求める在地貴族の理想』とまで言われていました。……あの時までは。

 

 ルックナー侯爵家による王都周辺を全て直轄地にするため、王家が小領主たちへ『転封』の令を出された際に事件が起こりました。王国では転封の際に『一度目の転封命令は断り、その次の命令ではより良い条件を提示する』というのが慣習となっています。……面倒だとは思いますし、王命を拒否するのはどうかと思いますが、これも王国の誕生が原因なのです。

 

 帝国や王国は複数の小国や部族が集まった国であり、辺境伯家や伯爵家の一部は元小国の王家という家柄なのです。それらをまとめるために帝国は『元王家の中から持ち回りで皇帝を決める』とされ、王国は『元王家や有力貴族には十分な配慮をする』ということで建国された歴史があります。それから数百年、有力貴族は複数の貴族家に分裂したり、新しい有力貴族が誕生しました。彼らにも面子やプライドがありますから転封交渉は困難を極め、互いの妥協点を探った結果が『一度目の転封命令は断る』になったのです。

 

 その慣習を守っていたヴァイゲル家の改易は大事件となり、他の貴族家は例外なく一度目の転封命令を受け入れたとか。本来なら以前の領地よりも良い条件の領地を与えられるはずが、条件の悪い領地でも受け入れたのですから、どれだけ改易を恐れていたのか……。そんな弱腰な領主につき従う領民も少なく、大半の貴族が改易か領地取り上げになったとも聞きます。この件でルックナー侯爵家を恨まなかった貴族はいないでしょう。

 

 私のお祖父様は改易のショックで亡くなり、両親も無理が祟って亡くなりました。元寄親のリリエンタール伯爵家は『もう貴族ではないから』と援助どころか、両親の葬式に代理人すら寄越さなかったのです!!! さらにはルックナー侯爵家との関係を重視し、寄子を改易されたことすら忘れたように振る舞う始末……同じ血の通った人間とは思えません!

 

『『『『『カタリーナ様。我々は、最後までカタリーナ様につき従います!』』』』』

 

 ヴァイゲル家の改易に伴い、爵位や領地、財産まで国に奪われた私ですが、それでも残っているものが二つだけありました。

 

 一つ目は最高の領民。代々ヴァイゲル家に仕えてくれた1000人にも上る領民たちです。

 

 二つ目が魔法使いとしての才能。『魔法が使えるのは1000人に1人。だが、まともな魔法使いと呼べる人は1万人に1人』とも呼ばれる魔法使いの才能があったのです。

 

 まだ7歳の段階ではどこまで伸びるか分かりません。ですが、貴族の大半が魔法使いの子孫と言われているのです。私がお家復興を成し遂げるスタートラインに立つことが出来ただけでも幸運でしょう。

 

(私が魔法使いとしての才能があるとバレれば、王都の貴族たちが群がるのは必至。魔法使いとしての指導者も得られない状況ですが、必ず成し遂げて見せます!)

 

 今はご先祖様が領地に建てていた図書館で魔法使いの本を読みながら、夜に害獣駆除として魔法をコッソリ使っています。

 

(若き天才アルフレッド・レインフォード。王宮筆頭魔導士クリムト・クリストフ・フォン・アームストロング。多くの魔法使いを導いたブランターク・リングスタット。彼らの様な魔法使いになれれば、きっと貴族に返り咲くこともできる!)

 

 亡くなった両親やご先祖様に誓い、今日も私は魔法の修業に明け暮れます!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。