「「……」」
「どうした? そんな顔をして」
「これって……ヴェル君のお家?」
「いや、実家は別だ。ここは師匠の持ち物だったのを継承して、色々改造してあるだけ」
あれから『転移魔法』でイーナとルイーゼをブライヒブルクにある屋敷に連れてきた訳だが、二人は呆気にとられているな。
まぁ、無理もないか。
この屋敷には、外から人が住んでいると分からないように『偽装魔法』をふんだんにかけているからな。内側から街を見ても、スクリーン技術のように外の背景なんかを好きに変えることが出来る。なんなら『天候操作魔法』である程度なら天気すら操れるのだ。
ちなみに今の設定は「快晴」の「天国にある花畑」という背景だ。色とりどりの花が咲き乱れ、その向こうには青空と白い雲……自分で設定しておいてなんだが、完全に絵本か童話に出てくるメルヘンな屋敷だな。
「とりあえず中に入りなよ」
「う、うん……」
「お邪魔しまーす!」
そのまま屋敷の中を案内すると、二人は面白いくらいに驚いてくれた。
魔導コンロ、魔導レンジ、水洗式のトイレ、自動化された上下水道……師匠の残してくれた屋敷の設備は王都の大貴族に勝るとも劣らない。だが、これに俺の『便利魔法』を重ねがけして、自作の魔道具も設置してあるのだ。
「ここが厨房だ。こっちは冷蔵庫と冷凍庫、あとは……」
「「れーぞーこ?」」
「冷蔵庫は食材を冷たいまま保存する魔道具だよ。肉とか魚とかを塩や香辛料なんかを使わずに長持ちさせることができる」
「そんなのあるの!?」
「ある。作った」
「作ったの!?」
「ああ。あと、冷凍庫は食材を冷凍保存する魔道具だな。ついでに氷も作れるが」
さらにエアコン、全自動洗濯乾燥機、食器洗浄機、照明器具、ドライヤーのような前世にもあった家電のうち、再現出来そうな物は片っ端から魔道具として再現してある。
「照明、少し明るく」
俺がそう口にすると、天井の魔導照明が一段階明るくなる。
「「えっ!?」」
「こんな感じで、屋敷にある魔道具の大半は声で操作出来るようにしてある。もちろん通常の操作でも使えるし、音声認識ができないやつもあるけどな」
「声だけで!?」
「いちいち触りに行くのは面倒だから」
『音声認識魔法 』。設定した対象の声に反応して魔道具を操作する『特殊魔法』の一つだ。何が特殊って、魔道具本体にも特殊な回路を組み込む必要があり、現在の魔道具作成技術では再現不可能な高等技術だ。
なぜなら魔道具を『ハードウェア』、それに書き込む命令式を『ソフトウェア』とした時、一般的な魔道具はファミコン並みのスペックのハードで、スマホ並みのデータ処理をさせているほど滅茶苦茶な設計なのだ。それでもどうにか動いているのは『消費魔力量の増大』『希少な素材』『性能低下』『製品寿命の著しい劣化』などの条件があるからか。……例えるなら、コンビニのおにぎり一個を買うために数百万円も使うアホさ加減だな。
さらに『防汚魔法』『防臭魔法』『防虫魔法』『防煙魔法』に加えて、『花粉を屋敷内から取り除く魔法 』『埃を空中に飛散させない魔法』『空気を清浄に保つ魔法』『室内を一定の温度に保つ魔法』『屋敷の壁や床の小さな傷を自動に修復する魔法』などの『便利魔法』の数々。
勝手に屋敷を掃除してくれる『全自動掃除ゴーレム』、使用人のように活動する『お手伝いゴーレム』のような『便利魔道具』も考えられる分は揃えてある!
……ぶっちゃけ、前世よりも良い暮らしをしているし、話に聞く王城よりも良い暮らしだと思う。
こんなに凄い屋敷を持っている俺の有能さを見せつけられて、益々惚れたんじゃないか? 自分で言うのもなんだけど、将来王国随一の大物貴族になり、最強の魔法使いになり、軍人・政治家・商人としても成功を収める超優良物件だからな!!!
「スッゴォー! これ、どうなってんの!?」
「ルイーゼ、あんまりはしゃがないの!」
ルイーゼが水の出る蛇口に夢中になって、何度も開けたり閉めたりしている。レバーを動かせば綺麗な水が出て、反対側へ動かせばお湯まで出てくる。そりゃ七歳の子供なら面白いだろう。
(いや、大人でもこの世界の人間なら驚くか)
前世でも、蛇口から出た水をそのまま飲める国はそう多くなかったと聞いたことがある。それよりも文明レベルが低い世界なら、現代日本レベルの水道ってだけで驚くか。
イーナだって呆れているが、目は好奇心で輝いているのが分かる。我慢しているだけで、俺が見ていなければ、ルイーゼと同じことをするだろうなぁ。
(二人の実家だって、ブライヒレーダー辺境伯家に仕える家臣として、相応に裕福なはずだ。それでも、ここまでの設備はないんだろうな)
なお、暇だったので『空間拡張魔法』による屋敷内部の拡張にも挑戦している。そのせいで部屋数が無駄に増え、必要のない部屋が量産されているのは秘密だ。
(魔導エレベーターだって「取りあえず付けておくか!」と勢いで二基も取り付けてしまったしな……。屋敷が広くなりすぎて移動に転移魔法が必要になっているし……魔法の才能がありすぎるのも考えものだ)
イーナとルイーゼを客室まで案内すると、二人はソファーに座って紅茶を飲みながらようやく落ち着きを取り戻したようだ。部屋の中を見渡し、感嘆のため息を漏らしている。
「こんな家に住んでるなんて……ヴェル君って、やっぱり凄いんだね」
「ん? ああ、まぁな。今は実家に住んでいて、ここは別荘? 趣味用? の屋敷だが」
「趣味でこんなの作るの……?」
「暇だったからな」
ゲームもないし、SNSもない。義姉さんたちとのセックスは楽しいが、無限の夏休み状態と言うのは退屈だ。それに二人も家の仕事があるので常にセックスができる訳じゃないし。
原作の様に領地開発をしようにもクルトが邪魔だし、正式な貴族でない以上、下手に動けない。修行も『分身魔法』で爆速レベリングをしているから時間は余ってるくらいだ。
「いいなぁ……私もこんな家に住みたい」
「はは、それは”今すぐ”は難しいかな」
「そっかぁ……」
ルイーゼが露骨に残念そうな顔をする。
「二人の家もそれなりに大きいんだろ?」
二人の屋敷だってブライヒレーダー辺境伯家の陪臣として恥じない家のはずだ。
「確かに大きいけど……こんなに便利じゃないよ!」
「まぁ、これは師匠が残してくれた物だからな。それをベースに改造した結果だが」
「ヴェル君、もしかして、その……何でも出来ちゃう感じ?」
「何でもは無理だけど、ある程度はな」
少なくとも、この屋敷の住宅設備事情の比較対象は王城だ。いや、古臭い王城よりも上だと確信しているがな? それ以上の比較対象がいないし……。
「よかったら他の部屋も見て回るか? 特に浴場はこだわっているんだよ。やはり風呂は汚れを落としたり、癒しの空間であることは前提だが……”美”を磨くための空間であるとも――」
「「見たい見たい!!!」」
ガタッと勢いよく、二人がほとんど同時に立ち上がった。
(ふっ。やはり女の『美への渇望』は幼い子どもでも同じか)
いいだろう。現代日本で育った俺が、この世界の魔法と師匠から学んだ技術を全力で投入して完成させた浴場。
その素晴らしさを見せてやる!
―――――――――――――――
side:ルイーゼ
ボクはルイーゼ・ヨランデ・アウレリア・オーフェルベーク。ブライヒレーダー辺境伯家の陪臣で、拳法指南役を務めるオーフェルベーク家の三女。
現在、ボクは幼馴染のイーナちゃんと街で遊んでいたらナンパされ、暇つぶしでお茶をした相手の屋敷に来ている。
(すごい……っ!)
ヴェル君がスゴイ魔法使いで、かなり裕福な家の人間だとは先ほどまでの会話で分かっていた。でも、ここまでとは思わなかったよ。
ブライヒレーダー辺境伯様のお屋敷には劣るけど、ボクやイーナちゃんの実家よりも大きな庭付きの屋敷。
庭も広いだけじゃなくて、隅々まで綺麗に手入れされている。見栄だけで大きな屋敷を建てて、維持費に苦しんでいるような家じゃない。本当にこれだけの屋敷を維持する余裕があるってことだよね。……いや、話に聞く『見栄のために豪華な屋敷に住んで破産する貴族』が酷過ぎるだけかもしれないけど。
(ここはどこなんだろう? 絵本の中に入ったような屋敷の外に見える花畑、曇り空だったブライヒブルクとは違う快晴の天気……『転移魔法』で来たから、相当遠い領地にあるのかな?)
「とりあえず中に入りなよ」
ヴェル君に案内された屋敷は「大きなお屋敷」ではなく、まさに「物語の英雄の屋敷」としか思えない空間だった。
「イーナちゃんイーナちゃん! これって魔導コンロと魔導レンジだよね!?」
「こっちは水洗式のトイレに、水が出る蛇口まで……上下水道を整備するだけで、普通の貴族じゃ維持できないはずよね?」
意外かもしれないけど、通常の屋敷では汲み取り式のトイレが普通なんだよね。水も蛇口をひねると出てくるなんてそうそうない。だって、使った水をどこに捨てるか? そもそも使う上水はどこに溜めておくか? と考えた時、維持管理だけで家が破産するほどの費用がかかるのだ。だからこそ見栄のために導入しておきながら、実際には観賞用になっている家も多いんだとか。
いや、そもそも「そのまま飲める水が蛇口をひねるだけで出てくる」という方もおかしいけどね? 普通、飲み水は沸かしたお湯を冷まして飲む物だけどね??
でも、ヴェル君が作ったという『冷蔵庫』『冷凍庫』の方が異常だよ!! 世界中の人にケンカ売っているよね!!!
『冷蔵庫』は寒い地域で使われている「雪を溜めて使う保管庫」のような物って理解できる。余裕のある商会や貴族家でも、食材の保存のために氷で作った保管庫があるとか。だから、そっちは理解できるよ? でも、『冷凍庫』はあり得ない。
(『れいとーほぞん』はよく分からないけど、『水を冷やして氷を作ることができる』って言うなら、それだけでお金持ちになれるじゃん!)
氷は貴重で、魔法使いや魔法使いと契約した商会が「氷売り」として経営しているくらいなんだよ。氷は高く売れるから、この魔道具は”金のなる木”そのものだと思うんだけど……そもそも食材の保管なら、魔法使いなら皆が持っている魔法の袋があるから要らないと思うんだけどねー。それなのにわざわざ自分で作ったってことは、他にも使い道があるのかなぁー?
「多分だけど……これって魔法の袋を持っていない人でも使えるってことなんじゃないかしら? あれってかなり高いとか聞いたことあるし」
「そういえば……ブライヒレーダー辺境伯様が『なんで一つ数百万セントもする魔法の袋を何個もなくしやがったんだ! あのバカ親父!』って、愚痴ってたとか聞いたことがあるような……ないような……」
「どっちなのよ……」
他にも「口に出すだけで魔道具を操れる」なんて聞いたこともない仕組みが、当たり前みたいに組み込まれているとかさ。『髪をすぐに乾かす魔道具』『自動で洗濯して、雨が降っている日でも服を乾かせる魔道具』『自動で食器洗いをしてくれる魔道具』『空間の温度を好きに変えられる魔道具』といった、南部の雄ブライヒレーダー辺境伯様でも持っていない魔道具の数々!
ヴェル君が『便利魔法』と軽く流した魔法だって、ほとんど伝説の魔法並みに凄い性能だし。使用人と思った人がゴーレムで、掃除だってそのゴーレムが一日中休まず勝手にやってくれる、と聞いた時は正気を疑ったね! ……まぁ、「学習できない新人並みの性能」と聞いた時は反応に困ったけど。
「ルイーゼ、どう思う?」
「同い年で上級魔法使いとしての実力、こんな屋敷を持っている経済力、どっちも満点どころじゃないよね~」
「そうよね……。そんな人にナンパされたってことは、私たちにはチャンスがあるって事よね?」
ヴェル君に案内された客室でソファーに座って紅茶を飲みながら、ようやく落ち着いてイーナちゃんと話ができたよ。ずっと興奮しっぱなしだったからね。
(もうアイスクリームや砂糖たっぷり使ったお菓子が出てきても反応する余裕がないよ……)
「こんな家に住んでるなんて……ヴェル君って、やっぱり凄いんだね」
「ん? ああ、まぁな。今は実家に住んでいて、ここは別荘? 趣味用? の屋敷だが」
「趣味でこんなの作るの……?」
「暇だったからな」
暇だからって、何百年も大して進歩していないって聞く魔道具を、こんなに簡単に変えないでほしいよ……なんか、魔道具を作っている人たちが可哀そうだから……。
「いいなぁ……私もこんな家に住みたい」
「はは、それは”今すぐ”は難しいかな」
「そっかぁ……」
つまり、”将来的には難しくない”ってことだよね?
(ダメダメ。ここはがっかりして、ヴェル君に意識してもらわないと!)
お母さんからも、「男は弱っている女の子に弱い」「相手に罪悪感を与えてチャンスを作るのよ!」って言われてるし。
「よかったら他の部屋も見て回るか? 特に浴場はこだわっているんだよ。やはり風呂は汚れを落としたり、癒しの空間であることは前提だが……”美”を磨くための空間であるとも――」
「「見たい見たい!!!」」
ここまでとんでもない屋敷や設備、魔道具を揃えたヴェル君が『特にこだわっている』と言うほどの浴場! きっとこれがヴェル君の本気なんだね!!
sideout
―――――――――――――――
「ここが浴場だ!」
「「……」」
「あれ~??」
俺が二人を自慢の浴場に連れて行ったのだが……なんで反応がないんだ!?
「あ、あのさ……これって……」
「もしかして、ぜんぶおふろ??」
「そりゃそうだろ」
この屋敷の風呂は悪くないが、『メチャクチャデカい浴槽がドーン!!!』って感だった。豪華なのはわかるが……せっかくならジャグジーとか、バブル風呂なんかも楽しみたいのが日本人としての本音だ。……それに一人でデカい浴槽は寂しくなるだけだし。
ここに来た人間がまず目にするのは、見渡す限りの広大な空間である。
そこには様々な形をした浴槽――この世界にはないタイプ――があり、視界のあちこちに白い湯気が立ち上っている。床には綺麗に形が整えられたタイルが一面に敷かれており、材料は魔の森の素材をふんだんに使用し、加工や工事は魔法でごり押した。
「これ、全てがお湯なのかしら……? 信じ難い空間ね……」
「ちゃんと水風呂もあるぞ?」
「と、というか! ここって外なの!? 他の人に見られちゃうよ!!!」
たしかに、一見すると露天風呂のように見えるかもしれないな。
「いや、壁や天井に『幻覚魔法』による映像を流しているだけだから、普通に室内だぞ。壁にぶつからないように、近くに行くと壁が見えるようになってるし」
「あっ、ほんとだ」
もっとも、空間拡張によって東京ドームくらいの広さになっているがな。東京ドームサイズの浴場という使い道が分からない規模になっている。
あと、露天風呂設定のままだったのは前回の設定から変えていなかっただけだ。……ヴィルマと『疑似青姦セックス』を楽しんでいたからなぁ。今は『浴場のデフォルト』に変更しておこう。
「でも、こんなに広いんじゃ、お湯が冷めちゃうよ?」
「魔道具の機能で温められているというのもあるが、常にお湯を新しいものに入れ替えているからな」
正確には排水口から出て行ったお湯を浄化し、新しいお湯として出している循環型の風呂だが。前世にはなかった『浄化魔法』のおかげで簡単に下水処理ができるからこその贅沢だ。
「そんな! そんなことまでしたら、一体どれだけの魔力が……」
「屋敷の魔道具は動力源である巨大魔晶石に蓄えている魔力を使っているし、そもそも空気中の魔力を吸収する『自動魔力吸収システム』を使っているから、そこまでの負担になっていないよ」
「「……」」
空気中の魔力を回収してエネルギー源とする技術は原作でもあったが、この時代では実現できていない。だが、俺からすれば何故実現できないのか分からないほど簡単だったよ。……こう、「プランクトンを食べる鯨」みたいな感じで、「空気ごと魔力を吸い込み、魔力だけを蓄積する」という機能で問題なく使えている。
魔道具自体が高価だから、そこまで気が回らないのか? いや、この世界なら”技術向上”よりも”幹部が甘い蜜をどれだけ吸えるか”の方を重視しているからか。原作でもまともな組織と言いづらかったし。
「よかったら入ってみるか? まだ少し時間があるし」
「「いい、の……っ!?」」
ボロンッ!
二人が目を輝かせてこっちを向いた瞬間、俺は『一瞬で服を脱ぐ魔法』を発動し、とっておきの『マジカルチンポ』を見せつける!
「う……あぁ……///」
「おちんちん……しゅごい……///」
(くくっ。これがマジカルチンポの効果よ!)
マジカルチンポ。例え相手が自分に好意を持っていなくても、なんなら初対面だったとしても、セックスに及べば好意MAXに心変わりさせるほどの快楽を与えられるチンポ。だが、そもそも強引にセックスに至る手段が限られているのだが……このマジカルチンポには「見ただけで相手をある程度魅了する」というおまけまで付いているのだ!
これまでイーナとルイーゼには俺の財力や将来性を存分に見せつけ、「ヴェルの妻になりたい」という思考を植え付けた。俺は前世で年齢=彼女なしだが、自分の価値は理解している。俺は原作の「周りに流される主人公」にはならない。
(俺は――性欲に流される主人公になってやるッ!!!)
……さて。改めて決意したところで本題だ。
「ほらほら。早くしないと、時間が過ぎちゃうよ?」
「そ、そうね……///」
「そう、そう……」
イーナとルイーゼがおずおずと服を脱ぎだす。何故って? 彼女たちにとって”性的なこと”とは、親から「やっちゃダメ」と言われ、なのに大人は楽しんでいる、まさに”大人の階段”そのものなのである。
(ふおおおおおおおっ!!!)
あどけない少女たちの生おっぱい! 裸が目の前に!!
ヴィルマやカタリーナで少女の裸自体は見ていた。
だがッ! 自分からストリップしてッ! 俺の目の前でッ! 恥ずかしがりながらッ! おっぱいを見せつけるッ!!!
「二人とも、とてもきれいだよ」
「っ///」
「大変だぁ!! ボクの裸に欲情したヴェル君に襲われちゃうっ!」
顔を真っ赤に変え、恥ずかしながら体を見せてくるイーナ。
胸を隠して軽い悲鳴らしき言葉を上げながら、こちらを誘惑しようとするルイーゼ。
清純な女の子とおませな女の子。どちらも素晴らしい! 普通なら片方だけしか手に入れられないのに、どっちも手に入るとは!
「それじゃあ行こうか。あっ、タオルは湯船につけるの禁止ね? なんなら付けなくてもいいよ?」
ブルンッ!
俺は二人に見せつけるように裸を晒す。『目は口ほどに物を言う』というが、「私はあなたに欲情している」と示すにはガチガチに勃起したチンポを見せるのが早い。
案の定、二人は俺のチンポから目が離せなくなり、興奮しているようだ。例え幼くとも、メスの本能から「オスに性的な目で見られている」と分かっているらしい。優秀なオスを誘惑することに成功した、という事実はメスとして圧倒的な自信になるだろう。
「まずは体を洗おうな。このレバーを調節して、反対のレバーを下げるとお湯が出るんだ」
「わっ! すごい!」
「これ……どういう魔法なの……!?」
「シャワーっていうのさ。これも俺が作った魔道具だが……そんなことより体を洗おうな。お湯は好きなだけ使っていいから」
「でも石鹸は? なんか、変な容器? しかないけど……」
「それは――って、こっちの方がいいか」
色々説明するものいいが、今回は時間がないからな。ある程度は魔法で教えようか。
「『知識を共有する魔法』」
「「おひょおおわぁぁ!? おおおおおおお! オッオッオッオッオッオッオッオッ!」」
「どうだ? 大体の使い方は分かっただろう?」
「……え……あ……ああ、本当だ……」
「でも、なんで!?」
『知識を共有する魔法』。自分の知識や思っていることを伝達する魔法。テレパシー系の能力と違い、『知識をデータに変換し、相手に送る』というファイルの送信に近い魔法だ。知識を強制インストールさせることができるため、相手に知識がなくても学習させることができる。
「それじゃあ、お風呂での”常識”も分かったよな?」
「うん。男の子と一緒にお風呂に入る時は、『女の子の柔らかい肌をスポンジ代わりにして体を洗う』だよね♪」
「ごめんなさい……。私、こんな立派なお風呂に入るの初めてだから、よく知らなくて……」
「大丈夫だ。知らないことは恥ずかしくないからな」
そんな常識存在しないし。でも、恥ずかしがっている一桁年齢少女の体を堪能しないとなぁ♡
「まずはスポンジを使って体を洗おうか」
「スポンジ? ……あっ♡」
「わかった~♡」
二人は自身の体にこれでもかっ! とソープを塗り付ける。
「じゃあボクは前からね♪」
「それなら私が後ろね」
イーナは俺の背中から抱き着くように、ルイーゼは俺の正面から抱き着くように、自分の体をスポンジ代わりにしてきた!
(背中にはイーナの未発達おっぱいとコリコリした乳首の感触が! 正面にはルイーゼの顔が!)
「ど、どう? 気持ちいい、かな……♡」
「あはは! ヴェル君、顔真っ赤だよ♡」
二人は恥ずかしそうにしながらも、しっかりとスポンジの役割を果たそうと必死で俺の体を洗ってくれている。
イーナは特に献身的な性格だから、全身を使って俺を喜ばせようとしているのが伝わってくる。……クール系純情ヒロインがこんなエッチなご奉仕をしてくれるだけで、心が満たされるぜ。
ロリ系ボクっ娘ヒロインであるルイーゼも、見た目も年齢も違法ロリロリボディを惜しげもなく使った洗体プレイ! こちらは自分の乳首で俺の乳首を合わせながら、ガチ恋距離の美少女フェイスを突きつける!
(キスしたくなる唇を突き出しながら、俺にキスさせない距離を維持するなんて! このメスガキがッ!!!)
アマーリエ義姉さんやマルレーネ義姉さんのような『洗脳魔法』による無理矢理でも、カタリーナのような意識のない睡眠姦でも、ヴィルマのような夢と思わせるプレイでもない。100%自分の意志による、男を誘惑するセックスアピール♡
「ち、チンポもしっかり洗うんだぞ♡ お尻も♡ 穴までちゃんとな♡」
「こう、かしら?」
「あはは♪ おちんちんかった~い♡」
「おっ♡ そうだ。そんな感じでしごいて♡♡」
前後からチンポを握られ、ソープのヌルヌル感とちっちゃな二人の手コキで、もうっ!
「はい。きれいになったよ~」
「洗い流すから、もうちょっとだけ待っていてね」
本人たちはまだ理解していない、本能的な行動が『オスを悦ばせる』エロエロ洗体プレイを体験していると、いつの間にか体をしっかりを洗われていたようだ。
(そうか……いくら気持ちよくても、所詮は子どもの洗いっこ。チンポを手でしっかり洗われたとしても、『風俗の洗体プレイ』じゃなくて、マジの洗体でしかないのか……)
少し残念な気持ちになるが……仕方ないか。こいつらはまだ7歳の無知な少女だしな。むしろ、これからどんどんいやらしく成長できる伸びしろの塊なんだ。
その後、俺は二人よりも先に風呂に入る。だが、こうしていると……
(女の子に体を洗ってもらって、男である俺は女の子たちが体を洗う様子を見ながら風呂に入る……ほんと前世のソープランドみたいだ)
「どうしたの?」
「いや、なんでもないさ。それより早く入っておいで~」
寸止めされてイラついているんだ。早く続きをしようじゃないか。
「それじゃあ、失礼しまーす!」
「わっ、温かい」
ここには色々な温泉設備を揃えてある。普通に入浴するため、変わった入浴法を試すため、なにより――お風呂セックスを楽しむために作ったんだからな!
〇魔法
・偽装魔法:相手の五感や魔力探知などに干渉し、情報の一部を改ざんして認識させる魔法。『幻覚魔法』を偽の身分証明書を0から作り出す魔法とするなら、『偽装魔法』は正規の身分証明書の一部を書き換える魔法。
・天候操作魔法:一定範囲内の天気を操る魔法。使用魔力や使用者の技量にもよるが、ヴェルレベルで街一つの天気を操れる。『雨を降らせる』などの使い方の他、『台風に干渉して勢いを弱めるor消滅させる』『大雨に干渉して降水量を下げる』という使い方も可能。天候を操作している間、魔力を消費するため長時間の使用は難しい。発動までの前提条件が厳しく、最低でも「ヴェルクラスの魔力・魔法技術・天候に関する知識」が必要となる。
・音声認識魔法 :ア〇クサのように設定済みの魔道具を音声認識で操作できる魔法。対応する魔道具がなければ意味を持たない。
・防汚魔法:対象に汚れが付きにくくなる魔法。また、簡単に汚れが落ちるようになる。ヴェルは屋敷に汚れが付きにくくし、掃除が簡単になるようにしている。
・防臭魔法:対象に悪臭が付きにくくなる魔法。また消臭効果もある。ヴェルは屋敷の消臭装置として使用している。
・防虫魔法:対象に虫が寄り付きにくくなる魔法。ヴェルは「屋敷内にハエや蚊、蜂などが入ってこない」「屋敷内でゴキブリなどが繁殖しない」「高性能虫よけスプレーとして使用する」などの用途で使用している。
・防煙魔法:煙を防ぐ魔法。また、使用者にとって『害のある気体』を防ぐこともできる。本来は「屋敷に煙が入ってこない」「火災現場で煙を吸わない」という魔法であったが、使い方によっては「一定範囲内の毒ガスを防ぐ」といったことも可能。
・花粉を屋敷内から取り除く魔法 :花粉症対策の魔法。屋敷に入るだけで衣服や体についた花粉を落とす。なお、落とした花粉は屋敷の周囲に溜まるので、この魔法とは別に掃除する必要がある。
・埃を空中に飛散させない魔法:埃が空中に舞わなくなる魔法。
・空気を清浄に保つ魔法:屋敷内の空気がきれいになる魔法。現状では森林地帯や標高の高い山の山頂のような「澄んだ空気」レベルにできる。副次的に毒ガスや風魔法を弱める効果もある。
・室内を一定の温度に保つ魔法:屋敷内を適温に保つ魔法。ただし、ヒートショックを防ぐことはできないので注意が必要。また、「自分にかけて外でも適温で過ごせる!」という使い方はできない。
・屋敷の壁や床の小さな傷を自動に修復する魔法:屋敷の壊れた部分を自動的に直すことができる魔法。対象は通常損耗レベルに限定される。
・空間拡張魔法:対象の空間を広げる魔法。『魔法の袋』の作成に必要な魔法。単純に「1㎥を10㎥に増やす」魔法ではなく、「外寸1㎥、内寸10㎥」として空間を弄る魔法。某爆発する赤い館に使用されている「中が外見より広い」空間拡張と同じ原理。
・浄化魔法:対象を浄化する魔法。泥水を真水に変えることもできる「不純物を消し去る」効果がある。生卵に使用しても真水に変えてしまうため、「飲み水を作り出す魔法」として一般的に使用されている。
・一瞬で服を脱ぐ魔法:脱衣魔法。脱ぐのに時間がかかるコスプレ衣装なども一瞬で脱ぐことができる。また、使用者が服(SMプレイの衣装)と認識すれば拘束具も外すことができる。
・知識を共有する魔法:自分の考えや記憶を伝達する魔法。テレパシーと違い、『知識をデータに変換し、相手に送る』というファイル送信に近い魔法。知識を強制インストールさせることができるため、マルウェアのような運用も可能。自分より魔力の多い相手には効果がない。
〇魔道具
・魔導コンロ:魔力を動力源とするIHコンロ。
・魔導レンジ:魔力を動力源とする電子レンジ。
・魔導エレベーター:魔力を動力源とするエレベーター。転移魔法が使えるヴェルが使うことはなく、現在はゴーレムの移動用。
・全自動掃除ゴーレム:魔力を動力源とするロボット掃除機。通常のロボット掃除機と違い、壁や天井、窓拭き、庭の掃除も自動で行う。
・お手伝いゴーレム:魔力を動力源とするアンドロイド。見た目は人間の使用人だが、能力は新卒1年目くらいの性能。なお人間と違い、製作者によるアップデートがない限り、このゴーレムの能力が向上することはない。原作と違い、移動のために壁破壊をすることはない。