※この作品はR-18です。

MAYU SEXY RHAPSODY   作:あすべすと

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第4話

 真夜中になっても、まだ蒸し暑い。

 家に帰ってきて、マユはまず風呂場で汗を流すことにした。

 シャワーを浴びて、ボディソープを手に取ってから、よく泡を立てる。清潔を保っておきたいところに塗りつける。

 この時季は油断をすると、自分で自分の匂いが気になってしまうのだ。

 よく泡を洗い流して、湯船に浸かりながら、マユは自分の胸に手を当ててみる。

 まだ膨らみきってないけど、先端は固く尖っていた。

 その先端を指でこすってみると、甘い疼きが拡がった。

 やがてマユは、もじもじと太ももをすりあわせる。肌と肌をこすり合わせる快感に、陶然となる。

 これが、自分の肌じゃなかったら、どんなにいいだろう――。

(……ねえ、したいでしょ……だれと、したい……?)

 心の中で、声が聞こえたような気がした。

 そして、太ももの付け根に指を差し入れる。皮膚の合わせ目をゆっくりなでる。

「……!」

 指先のふれたところから、じいんという快感が拡がっていった。

 そして指は、割れ目とその内側の肉襞に入っていく。

(お母さんも、していた……)

 あのビデオ動画を思い浮かべてしまった。

 指が奥に進むにつれ、指の動きは、いっそう激しくなった。

 そのとき、誰かの声が聞こえたような気がした。

(マユ。だれに触られたい? だれにしてもらうのが、いいと思う?)

 頭の中で、ぼやけた映像が浮かんで、それが像を結びそうになった。そのとき、何かが弾けた。

「あ……!」

 吐息が漏れて、背筋がピクンとした。

 それは酷く生々しく感じた。

 その途端、我に返った

(これが……オナニー……いけない)

 はしたないことをしてしまった。

 指のあいだで糸を引くものが、酷く汚いもののように思えた。

 

 忘れられないことがある。

 中二の、秋の日だった。

 マユはハンドボール部に入っていた。

 その日、部活の先輩に、ひとけのない体育準備室に誘われた。

 メガネをかけて、頬はそばかすだらけ。野暮ったく地味な感じだったので、そんなことをされるとは、全く思わなかったのだ。

 染みついた汗と黴のにおいがかすかに漂う空間で、抱き寄せられた。

「何をするんですか?」

「水橋さん、あなた……かわいいわ」

 そして、頬ずりしてきた。

 ジャージの上から胸をさすってくる。

 マユの首筋に鼻を寄せ、こう囁く」

「いい匂い……」

 気持ちが悪い。鳥肌が立った。

「ああ、いやです」

「あの日でしょ……うふふ、すぐ分かるわ。あなたの匂い、すてきよ。ずっと前から、気になっていたの……」

 怖かった。

 そして、先輩は言った。

「こっちも、さわってくださる?」

 スカートをたくし上げる。

 ストッキングに包まれた太ももと、パンツが露わになる。

「……!」

 そして、手を掴まれて、パンツの中に手を入れさせられた。ざわっとした茂みと、その下のじっとりと汗ばんだ肌、そして粘膜の感触。

 先輩の息が荒くなる。

「ねえ、もっとよ」

 奥まで指を入れると、そこは……濡れていた。

「あ……」

 先輩は感に堪えかねたように吐息を発した。

「ゆっくり動かすのよ……そう……」

 指に絡みつく分泌物はどんどん増えていった。指を動かすと、一気に奥まで入ってしまう。

「!」

 先輩が身体をビクッとさせると、マユは驚いて、指を動かすのを止めた。先輩はそれを制した。

「もっと……続けて」

 言うとおりにすると、やがて、先輩は身体を弓なりにさせた。穴はきゅっとすぼまって、指を締め付けた

「ああっ、いいいーっ!」

 肩で息をした先輩は、ゆっくりキスをしてきた。そして粘液でびちゃびちゃになった指をハンカチで拭いてくれた。

「これはわたしと水橋さんの秘密だからね」

 そういって頬にキスをしたのだった。

 またある日は。

 上級生はマユの前でパンツを脱ぎ、足を開いた。そして自分で股間に手をやり、指でいじくる有様をマユに見せつけたのだ。

「水橋さん、見て」

 彼女の息はだんだん荒くなっていった。

「もっと見て……ああ、いい気持ち……」

「……」

「あ……」

 自分のものだって、まともに見たことはない。それなのに、見せつけてくるのはどうしてだろう。

 そう思っているあいだにも、先輩は人差し指と中指でピンク色の膨らみを刺激する。そこはにじみ出た液体で光っていた。彼女はのけぞり、何度も痙攣した

 びくん、びくん。

 亀裂の奥からは液体が溢れ、したたっていく。

「すごい……あ、ああ、いっちゃう」

 顔を歪めて、声を上げた。

 そしてすべてが終わった後、荒い息をつき、マユに微笑みかけた。

「あたし、自分でするの好きよ。あなたもオナニーするでしょ?」

「……いえ」

 そうとしか言えなかった。

「知らないの? 気持ちいいよ……うふっ」

 そういって手を伸ばす。

「じゃあ、水橋さんも気持ちよくしてあげるよ」

 服の上から、胸を触ってきた。

「あ」

 乳房をゆっくり揉まれた。声が出てしまった。

 先輩はもう片方の手を、スカートの中に入れてきた。布越しに股間の亀裂に触れる指。

 だがこのときマユは、身体を引いたのだ。そして首を振った

「いやです!」

「……そう」

 マユの真剣な拒絶を見て、先輩は憑き物が落ちたような表情をした。

「じゃあ、やめよっか」

 そう言って、乱れた服を直して席を立った。

「気が変わったら、また、しましょうね」

 それ以来、誘われることはなかった。

 

 その体験をだれにも言えないまま、先輩は卒業していった。

 それからも、なんどか先輩から携帯にメッセージが来たが、返事はしていない。

 マユの頭の中では、ずっと、気になっていたのだ。

 

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