「ふ……ぁ……」
なまえの身体の震えが落ち着き、十分その熱を堪能し終えたころ、マーリンは口を離した。
まだ肩で息をしている様子のなまえが、涙に濡れたうつろな目をマーリンに向ける。
「よく頑張ったね」
終わったよ、と囁きかけ、マーリンがなまえのまなじりに口づける。ぴくんとまつげを揺らした拍子に、なまえの瞳から涙が一粒零れた。
「……も……つかれたぁ……」
「ごめんね、しんどかったよね。今日はもうやめておく?」
ぐずるように非難めいた声でなまえが呟くと、マーリンはなまえの頭を撫でながらそんなことを言う。問われてなまえは口ごもった。
疲れたのは確かなのだが、案外身体はまだ元気である。それというのも、まだマーリンの宝具がなまえの疲労を癒し続けているからなのだが、それには思い至らず、なまえは胎の奥でマーリン自身を求めて疼く身体の浅ましさにひっそりと恥じ入った。
身体をひねると、背後のマーリンの胸板に額を擦り付け、腰に手を回して強く抱き着く。素直に続けてほしいと言うのが妙に恥ずかしくて、察しろというようになまえはマーリンの身体に自身の身体を押し付けた。
「ふふ、そうだね、ここまで頑張ったんだから……ちゃんとご褒美あげないとね」
なまえの髪を優しく梳きながらそう囁くと、マーリンはなまえの肌着をつま取った。
何も言わずに、マーリンの手に促されるままに肌着を脱ぎ捨て、なまえはその肢体を夜気に晒した。
一糸まとわぬ姿のなまえと違い、マーリンはローブ姿のまま、もう一度優しくなまえを抱き締めると、するりとその手でなまえの腰を撫でた。
マーリンにもたれながら、守るように身を丸めたなまえの肩が跳ねる。
今の今まで、ついぞ触れてもらえなかった箇所に、いよいよ触れてもらえるのだと思うと、大きく動悸が高鳴る。
マーリンの一挙一動に振り回されがちななまえではあったが、そうは言ってもここまでドキドキするのはいつぶりだろうか。それこそ、初めてこういうことをするようになったとき以来かもしれない。
「……緊張してる?」
「し……してない」
「指、冷たくなってるよ」
「ぅ……」
そう言ってマーリンがなまえの指先を手のひらで包む。なまえの心臓がいっそうドクドクと鼓動を早めた。
緊張なのか、期待なのか分からない震えが止まらず、なまえはますます身を丸める。
「はは、そうしてると本当に処女みたいだね。処女なんだけど」
くすくすと楽しそうに笑いながら、マーリンがなまえの内股へと手を這わせる。その手の動きを邪魔しないように脚の力を緩めるのと対照的に、なまえはマーリンにしがみつく力を強めた。
「まずはちゃんと、中を慣らしておかないとね。……初めてなんだし」
「ん……っ」
つぅ、とマーリンの指が割れ目を這い、なまえの息が上がる。そのままマーリンは、流れるようになまえの内部へと指を進めた。
「あ……っ!」
急速に狭まった箇所にたどり着くと、ゆっくりと指先を沈めていく。痛い思いはさせないようにと、マーリンは慎重に奥へと指を押し進めた。
ずぷ、ずぷと、指が進むたび、内部への圧迫感が強まる。だけど苦しくも痛くもない。
初めて中に感じるマーリンの指の感触は、とろけるような安心感があった。
「うぁ……あ……♡」
ふぅふぅと息を荒げながらも、なまえは満たされたような心地でマーリンの胸板に頬を摺り寄せる。そんななまえの身体を引き寄せ抱え直しながら、マーリンは内部で指をゆっくりと滑らせた。
「ふぅっ、う♡」
「ん……」
「ぁ♡あ……っ♡」
マーリンの指が出ていこうとするのを絡め取るように、なまえの内壁が収縮する。誰の侵入も許したことがないそこは非常に狭く、マーリンの細い指ですら隙間なく喰らいつくすかのように吸い付いて離そうとしない。
マーリンの指先は、そこだけ感覚が鋭くなったかのように、わずかな締め付けも妙にくすぐったく感じて、思わず声を漏らしてしまう。は、と熱い息を吐き出しながら、引き出した指をもう一度ゆっくり奥へと進める。
「ここに、なまえの処女膜があるんだけど」
ゆっくりと指で入口近くの内壁をなぞりながら、円を描くように奥へと滑らせる。
「ちゃんと慣らして、痛くないようにしてあげる。……それとも、これを思いっきり貫いて、ぐちゃぐちゃにする方がお望みだったりするのかな」
「う、ぅっ♡やっ、い、痛そう」
「ふふふ、痛いとも。でも大丈夫。怖いなら、やっぱりきちんと慣らしておこうね」
なまえの額に口づけると、マーリンはなおも指先でくるりと輪を描き、解きほぐすようにやわやわと中を滑らせた。
「ふぅ、う♡は、ぁ……っ♡んぅ……っ♡」
狭く、みっしりと
中は外より鈍感というが、確かにその通りで、じわじわと熱を広げていくような感覚に、なまえはなんだかじれったくなった。気づけばぱっかりと脚を開き、更に奥をねだるように腰を揺らしてしまう。
「物足りなそうだね?」
「ひぁっ♡あ……っ!」
言うとマーリンは指先を更に押し進め、最奥の手前で止めてみせた。内部のほとんどを埋める指の感覚に何とも言えない幸福感がわいて、なまえの膣は嬉しそうにマーリンの指を締め付けた。
「気持ちよさそうにしちゃって……本番はここからだよ?」
「ひぅッ!?」
うずめた指はそのままに、親指で淫核を弾くと、マーリンはそのまま包皮をえぐるように剥いて、くるくると周囲を囲うように今度は円を描く。先ほどの責め苦ですっかり出来上がってしまっているそこはあまりに敏感で、そんなくすぐるような動作にもじんと熱を生んでなまえの身体を苛んだ。
「やぁッ♡あ、あっ♡」
「っ、はは、中すごいよ、うねってる」
「うぁッ!?」
「おっと、奥まで入れすぎちゃったな」
なまえの腰が大きく揺れて、マーリンの指先を最奥へと誘う。先端が奥をかすめた瞬間、電撃のように快感が体内を走って、なまえの身体からぶわりと汗が吹き出した。
「すっかり子宮口も降りて、準備万端だね。なまえの身体、セックスしたいって全身で強請ってるみたいだ」
「はぁ……っは……っ♡」
ちゅぽんと音を立てて指先を引き抜くと、マーリンはゆっくりともたれかかるなまえを抱き起こし、ベッドへと横たえる。その頬を軽く撫でると、ローブの紐を解き、たっぷりとした布の全てを脱ぎ去った。
なまえの脚を割って入り、その姿を見下ろせば、期待に胸を膨らませたなまえが、熱っぽい瞳をマーリンに向ける。
「あっ……、マーリン……」
「なまえ」
名を呼ばれて呼び返すと、ゆっくりと覆い被さり、どちらからともなく口づける。唇を離すと、なまえが震えながら息を吐いた。今更何も怖くなど無いし、数え切れないほど恥ずかしいことも、もっと過激なことだってしてきた筈なのに、今が一番緊張する。だがそれは、喜びからくるものだとなまえにはよく分かっていた。
至近距離でなまえを見つめたまま、マーリンの手がなまえの脚を這う。内股を両手で押し曲げると、なまえは抵抗せずその動きに従った。
「……挿入れるよ?」
「……っ」
マーリンの言葉に、返事の声を発することも出来ず、だがなまえは必死にコクコクと頷いてみせる。その様に微笑み返すと、マーリンは自身を入口にあてがい、ゆっくりとその中へ押し出した。
「ぅ、あ……ッ!」
先ほどとは比べものにならない圧迫感と、入口を押し広げられる感覚に、なまえは呻いた。ちらりと結合部を確認すると、知ってはいたが結構な質量が目に入る。その先端が自身の股に埋まっているのを目にして、なまえの顔が真っ赤に染まった。
「あ、ぁ……っ♡入っ、て、る……っ♡」
「ん……っ、も、っと、奥まで、いくよ?」
「はっ、ぁ、うんっ♡、あ……っ」
ぐぷ、と更に内部へと押し入るマーリンに、なまえは再びぐっと呻いた。痛くはないが、少し苦しい。それでも、苦辛に勝る喜びがあり、押し広げられた先からむずむずとした快感が、胎内を走った。呼吸の合間に、甘い声が漏れる。
その声に紛れて、マーリンは息をついた。分かってはいたが相当狭い。マーリンの質量では、なまえの初めてを苦痛無く終えるのは、丹念に下準備をしてもなお難しい。
ましてや、初めて焦がれに焦がれた相手との、満を持しての本番である。我知らず息が上がり、まだ半分も侵入出来ていない焦れったさにマーリンは歯噛みした。
先ほど、思い切り貫いてぐちゃぐちゃに――などと言ったが、それはほぼ己の願望だったのかもしれない。
この今更な初体験が、なまえにとっての宝物になればいいと、出来る限りの苦痛を取り除くべく臨んだが、そんな気遣いとは裏腹に、好きに蹂躙して全ての欲を満たしてしまいたい思いがもたげる。
厄介なことに、なまえはおそらくマーリンを許す。どころか、積極的に身を差し出しかねない。
あくまでゆっくりと内部を侵しながら、マーリンは内心ひりつく脳に叱咤した。相変わらずなまえの中はマーリンの侵入を歓迎するようにびたびたとまとわりついて、奥へと誘う。押し込んでいるのはマーリンなのだが、吸い込まれているのかと錯覚するほどみちみちと、膣壁がマーリン自身を締め付けていた。
「、く」
小さくマーリンの声が零れる。今まで我慢していたことを許されての行為だからか(自ら行っていた我慢なのだが)、もう我慢しなくていいと思うと、今すぐにでも暴走しそうで、マーリンは密かに焦った。自分の下で身じろぐなまえが、圧迫感に顔を歪めながらも妙に甘い息を吐く。
「は……ッ、ぁ……♡」
「……、……っは」
「ん……っ♡」
再度なまえに口づけると、マーリンはこっそりと己に魔術をかけた。これでなまえの苦痛も和らぐし、もっと楽に奥へと進める筈だ。
一つ息をつくと、マーリンは気を取り直して更に奥へと自身を押し込んだ。
「ぅあッ♡」
「んん……っ、なまえの、中……、すっごく、いいよ……」
「んっ♡」
「早く犯して犯してって、せっついてくる。ふふ、いやらしい」
「やぁっ♡だっ、て♡」
「だって?なに?」
「お、おかして、もらいたい、から……っ♡」
「……やっぱり、いやらしい」
「っ、わ、わたしをいやらしくしたのっ、マーリンだもん!あッ!?」
ぐずぐずにとろけながらも果敢に反抗してみせるなまえに、マーリンは目を細めると乳頭をつまんで軽くひねった。それだけでなまえは甲高い声をあげてみせる。突然の外部からの刺激に、なまえの膣が収縮して、マーリンは一瞬眉を寄せた。
「……人のせいにするのは良くないなぁ。キミが元々いやらしかったから、ついついエッチな関係になっちゃったんだからね?反省して?」
「や、ちが、もんっ♡」
くいくいと乳首を引っ張りながら言うマーリンに、涙目になりながらなまえはそれでも口答えした。確かにエッチなことは大好きだし、興味もあったけど、こんな痴態を見せるようになったのは、ひとえにマーリンがそう教育したからだ。……となまえは思っているが、マーリンに言わせてみれば、なまえは勝手にそうなった。そりゃあ、いちいちリアクションが良かったので、色々とやり過ぎた結果の本番以外全部アリ、みたいな関係ではあったが、そもそもやり過ぎてしまったのは、なまえの反応が良すぎたせいだ。
それを認めないなまえに、マーリンは少し苛立つ。もしかしたらなまえに反抗する余裕があるのが、何だか気に入らなかったのかもしれない。だってマーリンの理性は今にも飛びそうなのだから。夢魔の理性が飛べば、相手はただでは済まないので、必死につなぎ止めているというのに。
「言い訳は良くないな。じゃあキミ自身がいやらしいんだって、ちゃんと証明してあげなきゃね」
「うぁ!?」
なまえの脚をぐっと折り曲げると、先刻より些か強引に中を押し進む。するとなまえが、びくんと身体を大きく揺らした。
「!?っは、ぁ、や、待っ、ぁ」
「っ、こら、どうして逃げるんだい」
「や……なんか、なんか、だめ……っ」
「どうして?キミが望んだことだろう?」
「ひ……っ♡♡」
ようやく半分埋まったソレを、マーリンがまた更に押し進めようとすると、なまえが腰を引く。相も変わらずマーリン自身を奥へ奥へと誘おうとする内部とは裏腹に、なまえ自身は急に怯えたような顔をして、脚をばたつかせ始めた。
「お、おくっ、こわいっ、やだ……っ」
「おや?急にどうしたのかな?」
「わ、わかんないっ、なんか、なんかだめっ……♡」
「……だめ、って言いながら、私のコレ、なまえの中が突いて突いてっておねだりしてくるんだけど?」
「ひぅんッ♡♡」
ぞりゅんと内壁の天井を擦ってみせると、なまえが高く声を上げて鳴く。もう殆ど中はマーリン自身で満たされていて、あと一押しで最奥に届くことが、なまえにも感じられた。
それが分かった瞬間、なまえの身体が燃えるように煮えたぎり、どっと汗が吹き出して、僅かな快感も逃がさないとばかりに波打ち始めた。先ほどはただの予感だったものが、ざわざわと実感を伴って押し寄せてくる。
「うぁ、あ」
「……なまえ、もしかして」
「ひッ♡あ♡らめ、ぇあッ♡」
「イきそうになってるね?」
「うぁあッ♡あ♡♡」
「初めてのセックスで、中イキしちゃうのかい?」
「うぅうっ」
「それも、入れただけで?」
「や、ぁ、あ♡ちがっ♡ぁ♡」
「違わないよね?」
「ちがぁっ♡あっ、やらぁあっ♡♡」
あまりに長い期間、実を伴わず前戯のみで情を交わした結果として、初めて中を満たされた感覚だけで、なまえは達しそうになっていた。
「ははは、これのどこがいやらしくないって?」
「やぁああっ♡ま、りんのせいっ♡♡まぁりんがっ、あッ♡♡」
「まだそんなこと言って、素直じゃないななまえは。いいじゃないか、いやらしいからこそ、こうやって楽しめるんだから。ほら、もう奥当たっちゃうよ?」
「うぁああッ♡♡ほ、ほんとにきちゃっ、やぁあっ♡♡♡」
逃げようとする腰を引き寄せ、なまえの両脚を深く折り曲げると、マーリンは脚ごとなまえを抱きしめる。なまえの中はいよいよそのときを待ち望み、マーリンを急かすように深くうごめき始めた。
「今からなまえの子宮口にちゅーってキスするからね♡」
「ひっ♡♡やだっ、まって、」
「ぐーって先端押しつけて、なまえの奥の奥まで全部犯してあげる」
「あ、ぁっ」
「っぁ、なまえのおまんこ、早く早くって急かしてくる……♡」
「やぁあああッ♡ちがっ、のっ♡おっきいのやぁっ♡♡おっきいのきちゃううぅうッ♡♡♡」
「イっちゃえ♡初めてのセックスで中イキしちゃえ♡初めての中イキで深イキしちゃえッ♡♡♡」
言い終わると同時に、マーリンは強く腰を打ち付けた。
「あーーーーーッ♡♡あ゛ッ♡♡♡うぐうぅううあああああ♡♡♡♡」
凄まじい熱がなまえの中心を迸り、電撃のように快楽が末端まで駆けめぐる。言われた通りに深く絶頂してしまったなまえは、ビクンビクンと痙攣したように身体を震わせて、中に埋まったマーリン自身をこれでもかと締め上げた。
「くっ……♡」
これにはマーリンも震えた。腰が甘く痺れて、もっとその熱を貪りたいと本能が囁く。
「ぁ……なまえ……っ♡」
「ひぁ、あ゛♡」
「も……、動く、よ……っ」
「あぎっ、ぁ!ひっ、ぃああッ!!」
絶頂の余韻が引ききらぬ中、マーリンが徐に動き出す。止める言葉も口に出す余裕のないまま、がむしゃらにマーリンの肩を掴むものの、そんななまえの制止を意にも介さず、マーリンはゆるゆると腰を揺らした。
「ひゃっ♡あぁあッ♡♡」
「っん、く」
「おぐっ♡ぅあッ♡♡しゅごっ♡♡」
「っぁ、」
先端が子宮口を擦るたび、ビリビリと脳髄に電撃を浴びたかのような刺激がなまえを襲う。呼応して収縮する内部に圧迫されて、マーリンも息が上がる。
「あ、ぁっ♡またぁ゛っ♡イぐっう♡」
「っぁ、こら、ほんと、は、なまえは、エッチだな……」
軽く滑らせているだけだというのに、気持ちよさそうにきゅうきゅうと局部を締め付けられて、マーリンは嗤いながら眩暈を感じて顔を歪めた。
この程度の刺激で簡単に絶頂してしまうなんて、流石に弱すぎるだろう。
からかうように最奥をこつんと突くと、なまえが悲鳴を上げてのけぞった。
「ひぎッ♡♡♡あぁああああ゛ッ!!」
「っう……ッ!」
宣言通り、あっさりと達してしまったなまえの膣が、マーリンの陰茎をしごくように脈動する。ぷしゃあと膣から液体が噴き出し、マーリンの腹を濡らした。単なるオーガズムにとどまらず、まさかの潮を噴いたらしい。
唇を噛んで、こみ上げる射精感を堪え切ると、マーリンははぁと大きく息を吐いた。
「……なまえ」
「っは、ぁ、ごめ、なさぃ……っ♡」
「いや、ごめんは僕の方」
「っぇ……?お゛ッ!!??!?」
「はぁ……ッ♡」
「ぃっ♡♡♡あ♡♡♡♡ぐぅ……ッ♡♡」
「っふ、」
「あ゛ッ♡♡あぁああッ♡♡♡ぎッ♡♡いぁあああッ!!」
謝罪を口にしたマーリンが、不思議そうにするなまえを一瞥して先端を最奥へ強く押しつける。ぐりぐりと抉るように押しつけられ、大きく背をしならせて善がるなまえの股が、再度大きく収縮し、再び潮を噴き出した。猶予無く訪れた再度の絶頂が終わらぬままに、マーリンは容赦なく抽送を開始した。
「やぁあああッ!!ちゅよいのやぁあッ♡♡♡」
「っあ、きもちい……っ」
「ま゛ーりんっ♡どめでぇえ゛ッ♡♡」
「っく、狭……っ」
「ひぃいいッ♡♡ま゛だぐりゅ♡♡なんかくるぅうッ♡♡♡」
「っぐ、は」
「いやっ、いやぁああ゛ッ♡♡しぬっ♡♡しぬ゛♡♡♡」
激しく最奥を貫かれ、快楽の波がなまえを襲う。どちゅんと腰が打ちつけられるたびに脳髄で衝撃が弾けて、間断無く絶頂を繰り返させられているように感じられた。実際にどうなのかは、もうよく分からない。あまりにも刺激が強すぎる。
脚は強くマーリンに押さえつけられ、身体も覆い被され動きを封じられていたが、それでも強すぎる快楽から逃れんと、出来る限り暴れてみせた。紋剥がしの責め苦も相当だったが、最奥を穿たれる衝撃は、今までされたどの快楽攻めよりも脳味噌を揺さぶった。
「やらぁああッ♡♡やめっ、やめてぇえ゛♡♡おねがッ、ぁ゛ッ♡♡♡」
「……ちょっと、黙って」
「む、ぐ……っ!!」
「大丈夫、大丈夫だから……ね……」
「んぐぅう……ッ」
なりふり構わず泣きわめいて嫌がるなまえの口を、マーリンが手で覆った。
押しのけようと力を込めて引っ張ってみても、びくともしない。
そんななまえの様子に、大丈夫と声をかけるマーリンだったが、その顔は赤く、潤んだ瞳がぼんやりと赤く光って見えた。
普段、マーリンがなまえに大丈夫だよと声をかけるとき、そこには安心出来る穏やかな響きがあった。けれども今のそれは、どこか上の空で発したように思われた。
「っぁー……っ、きもち、い……♡」
「むぅううッ♡」
うっとりと目を細めながら、マーリンは夢中で腰を振った。口呼吸すらままならない状態にされ、なまえの瞳からはぼろぼろと涙が零れ落ちる。
必死に脚をばたつかせ、何とかマーリンの手から逃れようと暴れていると、不意にマーリンの手が口からずり落ちた。
「っぷぁっ、はッ」
「……っ」
「――――ッ!!ぎ、ぃ、ぐぅううう……ッ!」
「……っぁ」
なまえが解放された隙に息を吐いた瞬間、再び最奥を穿たれる。声も出せずにのけぞるなまえの腰を引き寄せると、マーリンはそのまま強く自身を擦り付けた。
思わず歯を食いしばり身悶えるなまえを見下ろして、マーリンがうっそりと笑ってみせる。
「っふ、つらかったら、噛んでいいよ」
「っぅ、あ゛!!あぐぅうううッ」
「っつ」
ずれた手を、今度は口元に指をかけながらそう言うと、もう一度腰を引き奥へと自身を叩きつける。濁った叫び声をあげたなまえが、次の瞬間思い切り歯を食いしばった。食いちぎらんばかりにマーリンの指を巻き込んで噛みつき、フゥフゥと隙間から息ごと衝撃を逃がそうと必死に呼吸を繰り返す。
「ひッ♡ひッ♡♡」
「うぁ……、そう、いい子……そのまま、堪えて……、っ」
「ぎぃいいッ♡♡あ゛ぁああううぅうッ♡♡♡」
なまえの股からぶしゃっ、ぶしゃっ、と液体が噴き出しては、なまえを絶頂へと押し上げる。陰茎で最奥を突き上げるのに合わせて、面白いようになまえは潮を噴き続けた。
「かわいいっ、なまえ、あぁかわいいっ」
「ぎィッ♡あがぁっ!!♡♡」
「ぁ、あ……っ♡ん……ッ♡出……る……っ」
「ぐぅううううッ♡♡♡」
「――――ぐ……っ!」
泣きじゃくって己の指を噛み締めるなまえを見下ろして、胸の底から溢れてくる衝動のままに口を開き、腰を打ち付ける。譫言のように囁かれる言葉に、なまえもまた熱に浮かされ、涙でぼやけた視界の中、必死にマーリンを見つめた。だがその顔を眺める余裕などはなく、突き上げられるのに連動してばねのように跳ね続けることしか出来ない。
そうしてなまえの身体を蹂躙し尽くしたマーリンは、いよいよもってこみ上げる射精感のまま、乱暴に腰を何度も打ち付けると、なまえをかき抱いてその胎内へと白濁を吐き出した。
「ッフ♡フーッ♡ふっ♡」
「…………はっ……」
「ひぁ……あ…………」
ぴくん、ぴくんと絶頂の余韻に身体を痙攣させるなまえの口から、マーリンはそっと手を離す。そのままゆっくりと身体を持ち上げると、まだ繋がったまま、なまえの頬を撫で微笑んだ。
「……なまえ」
「ひ……っ、は……………っ」
「これがセックスだよ」
「……っ、は……すご、ぃ……っ♡」
「うん、ほんと……凄かった。あんまり気持ちよくて……僕…………」
「ぅ……っ、?」
うっとりと蕩けた瞳でマーリンはなまえに顔を近づけ、その身体を抱き起こす。繋がったまま座って抱き合う格好にされたなまえは、腹の中に残った質量に小さく呻いた。
「ごめんね、まだまだ足りないや」
「…………え?」
「なまえの中すっごく気持ちよくて、気持ちよすぎて……全然、出したりない」
「っえ、ひッ♡♡やっ、ぁ、やめっ、あ゛ッ♡♡」
「ちゃんと回復はしてあげてるから」
「いやっ、やだっ!むりっ、むり!もうむりっ!!」
下から突き上げられ、なまえは逃げようと腰を浮かせた。しかし腰に回された腕が呆気なくなまえの腰を引き戻し、またも最奥を貫かれる。
ビリビリと衝撃が脳を駆け抜け、それと同時に身体中に熱が迸るが、頬に差す赤とは裏腹に、なまえの額は青ざめていた。
「大丈夫、大丈夫だから、ね」
「何にも大丈夫じゃな……ッ♡お゛ッ♡♡」
「しんどかったら寝てもいいし、何もしなくてもいいから……」
「…………!!」
熱に浮かされ、色に染まった瞳がなまえを穿つ。どこか浮ついたその言葉は、なまえを気遣っているのではなく、限界を迎えても終わらないという宣言に違いなかった。
「お゛ッ♡♡あ゛ッ♡♡♡がっ、ぁ♡♡♡♡」
「なまえっ♡なまえ♡♡♡♡」
結局その後、対面座位で脚を持ち上げられ、逃げ場の無いまま全体重で奥まで挿され、
「へっ♡へッ♡♡」
「ぁはっ♡犬みたいだね♡かわいいよ♡ほぅら、ご褒美の餌、いくらでも食べていいんだよ♡♡」
「ぉほッ♡あ゛ッ♡♡ぁあ゛♡♡♡」
四つん這いにされ後背位で何度も何度も餌と称してピストンを繰り返され、
「ははっ、感度高まりすぎてシャワーでイってる♡かわいいなぁ♡」
「ぃああああッ♡♡同時らめっ♡♡らめぇええッ♡♡♡」
やっと終わるのかと思いきや、浴室で挿入したまま淫核にシャワーを当てられ、
「…………」
「なまえっ、なまえっ♡はぁっ♡」
「ぁ……や……」
「ふふっ、寝言言っちゃって、そんなところもかわいいね♡」
流石に力尽きて意識を失った後も、夢の中と現実、双方で犯され続けた。
――翌日。
なまえは昼過ぎに起きると、だるさを訴える身体にむち打ち、引きずるように歩き出すと、無言で部屋を出た。
そしてマーリンには謹慎と、なまえへの接触禁止令が発令されることとなる。
二人の恋路は、まだまだ前途多難なようだ。
というわけでおめでとうございます!元気な初体験です!
マスターは大変な目に遭いました。
オマケの謹慎中マーリン↓
【挿絵表示】
部屋でずっとマスターのこと見てます。
(本当は1ページ目と2ページ目があるんですが夢主出てるので割愛)