※この作品はR-18です。

絶対服従の海賊団、褒賞は船長の全て   作:最高司祭アドミニストレータ

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無人島での『褒賞争奪戦』

 どこまでも続く紺碧の海原に、ぽつりと浮かぶエメラルドの宝石。それが桜花海賊団が偶然発見した、地図にない島の第一印象だった。

 

 何ヶ月もの間、潮と血と鉄の匂いしか知らなかった男たちにとって、その島は楽園そのものに見えた。

 

 乳白色の砂浜は、まるで乙女の柔肌のようにきめ細かく、ヤシの木々の緑は目に鮮やかで、森の奥からは甘い花の香りと、名も知らぬ鳥たちの陽気な歌声が風に乗って運ばれてくる。

 

 

「錨を下ろせぇ! 今日はここで骨休めだ!」

 

 

 船長のメリアがその許可を下ろした瞬間、それまで張り詰めていた「桜色の災厄号」の甲板の空気が、ふっと緩んだ。

 

 男たちは長い航海と数日前の激しい戦闘の疲れから解放され、子供のようにはしゃぎながら、次々と小舟を降ろして楽園へと上陸していく。

 

 

 ある者は、大の字になって白い砂の感触を確かめ。

 ある者は服を脱ぎ捨てて透き通る海へと飛び込み。

 またある者は、木陰で早速いびきをかき始めた。

 

 

 誰もが、この束の間の平和を謳歌していた。

 

 メリアもまた、小舟で島に降り立つと、眩しそうに空を見上げた。強い日差しが彼女の桜色の髪をきらきらと輝かせ、その白い肌を真珠のように照らし出す。彼女は気持ちよさそうにぐっと伸びをすると、クルーたちに向かって楽しげに声を張り上げた。

 

 

「ねぇあんたたち! ただ寝てるだけじゃ、身体がなまっちゃうでしょ? どうせなら、もっと楽しいことをしましょ!」

 

 

 その声にごろ寝していた男たちが、面倒くさそうに片目を開ける。

 

 

「へいへい、船長の気まぐれがまた始まったぜ」

「今度は何ですかい」

 

 

 そんな気の抜けた声があちこちから上がる。彼らは知っているのだ。自分たちの船長が戦闘指揮においては天才的な冴えを見せる一方で、平時においては退屈を何よりも嫌う好奇心旺盛な子供そのものであることを。

 

 

「今日はこの島で『探検ごっこ』をするわよ!」

 

 

 メリアは最高の遊びを思いついた子供のように、目を輝かせながら宣言した。その無邪気な提案にクルーたちの間から苦笑と、ほんの少しのため息が漏れた。

 

 だが、誰もその提案に否とは言わない。この船において、メリアの「楽しい」は絶対的なのである。

 

 

「決まりね! これから、あんたたちを3つのチームに分けるわ!」

 

 

 彼女は満足げに頷くと、悪戯っぽい笑みを浮かべて決定的な一言を放った。

 

 

「そして、この島で一番珍しいものを見つけて、私を喜ばせたチームに──」

 

 

 メリアはそこでわざとらしく言葉を切り、男たちの顔を一人一人見回した。その桜色の唇でゆっくりと、はっきりと全ての男たちの運命を決める言葉を紡いだ。

 

 

「──今夜、私からの特別な『褒賞』をあげるわ!」

 

 

 ゴクリ、と。

 

 誰かの生唾を飲み込む音が、やけに大きく響いた。

 

 その瞬間、島の和やかだった空気がさながら真冬の海のように一瞬で凍りついた。男たちの顔から気の抜けた表情が消え失せる。

 

 それまで弛緩していた筋肉が鋼のように硬直し、その瞳にはギラリとした、獲物を前にした瞳の光が宿った。

 

 もはや、そこに気のいい船乗りたちの姿はなかった。己の欲望の全てをかけて、たった一つの獲物を奪い合う飢えた獣の群れ。

 

 これは「ごっこ」ではない。メリア・アストレアというこの世で最も価値のある『宝』を、今夜合法的に独占的にその腕に抱く権利を賭けた、男たちのプライドと本能を賭けた『戦争』開戦の合図だった。

 

 メリアは、クルーたちを適当に三つのチームに分けた。その分け方に、戦略もバランスも配慮もない。ただ彼女が目についた者たちを、指さして決めていっただけだ。

 

 そのあまりにも理不尽な采配に、誰一人として文句は言わなかった。船長の気まぐれこそが、この船の絶対的な法なのだ。そして、その気まぐれを制する者こそが真の勝者となるのだから。

 

 チーム分けが完了するやいなや、各チームは蜘蛛の子を散らすように距離を取り、それぞれの作戦会議を開始した。その様相は三者三様、彼らの本質を如実に表していた。

 

 筋骨隆々とした、頭よりも先に身体が動くタイプの男たちで構成されたAチーム。その中心にいるのは小山のような巨躯を誇る、船の古参バルガスだった。

 

 

「いいか、てめえら! 船長が喜ぶもんなんて、決まってんだろ! とにかく、デカい! 強い! すごい! この三つだ!」

 

 

 バルガスの単純明快な言葉に、チームの男たちがうおおと雄叫びを上げる。

 

 

「この島のどこかに、とんでもねえ化け物がいるはずだ! そいつをブチ殺して一番デカい骨でも頭蓋骨でも持ち帰って、船長の度肝を抜いてやる! それが一番だ!」

 

 

 彼らの思考は筋肉でできていた。が、その単純さ故の熱量は他のどのチームにも負けてはいなかった。

 

 対して少しひょろりとした、頭脳労働を得意とする者たちが集められたBチーム。そのリーダー格である常に冷静で抜け目のない男クロードは、他のチームの熱気をせせら笑った。

 

 

「やれやれ、筋肉馬鹿どもは相変わらずですね。船長の心を、まるで理解していない」

 

 

 クロードは知的な光を宿した瞳で、仲間たちに語りかける。

 

 

「いいですか、皆さん。船長は、確かに豪快な方を好まれます。ですがその本質は、我々が知るどんな貴婦人よりも審美眼に優れている。力や大きさだけの野蛮な代物で、あの方の心が動くとお思いですか?」

 

 

 彼の言葉に、チームの男たちがなるほどと頷く。

 

 

「我々が狙うのは、『美』です。この島のどこかにあるはずの、虹色に輝く水晶あるいは夜光る珍しい花。あの方の美しさにこそ相応しい、『芸術品』を探し出すのです。それこそが、我々、知性ある者の戦い方ですよ」

 

 

 彼らの目には、他のチームに対する明確な侮蔑の色が浮かんでいた。

 

 残るCチームは船の中でも特に夢見がちで、ロマンチストな男たちの集まりだった。

 

 その中心にいるのは、自称・吟遊詩人のジュリアン。彼は長い前髪をかき上げ、うっとりとした表情で仲間たちに熱く語りかけた。

 

 

「聞きたまえ、我が同志たちよ! Aチームは力を、Bチームは物を追い求めている。だが、なんと浅はかなことか! 我らが愛するメリア船長の心を真に動かすのは、そんな物質的なものではない!」

 

 

 ジュリアンは芝居がかった仕草で、自らの胸を叩いた。

 

 

「愛だ! 情熱だ! 我々の、船長に対する、この燃えるような想いそのものこそが、最高の宝なのだ! 我々はこの島の最も高い頂を目指す。そしてそこから見える世界で最も美しい夕景を、我々の熱い想いと共に即興の詩に乗せて船長に捧げるのだ! これに勝るロマンスがあろうか? いや、ない!」

 

 

 その暑苦しいほどの情熱に、チームの男たちは、感動に目を潤ませていた。

 

 三者三様の欲望が今、解き放たれた。彼らはそれぞれの信じる「正解」を求め、島の奥深くへと散っていく。

 

 Aチームは巨大な獣の足跡を探し、Bチームは洞窟や川底を調べ、Cチームは険しい崖を登り始めた。

 

 互いの動向を探り合い牽制し時には、「あっちにデカい蛇がいたぞ!」などとバレバレの嘘の情報を流し合う。

 

 そしてその全てをメリアは高台の涼しい木陰ハンモックに揺られながら、面白そうに眺めていた。手には先ほどクルーが見つけてきた、甘い香りのする南国の果実。

 

 

「ふふっ、みんな必死になっちゃって。本当に、可愛いんだから」

 

 

 彼女はくすくすと鈴が鳴るような笑い声を漏らした。彼らのあの剥き出しの欲望のその視線の先にいるのが、自分であるという絶対的な事実。その抗いがたい優越感を、彼女はこの甘い果実よりもずっと美味しく味わっていた。

 

 やがて太陽が西の空を茜色に染め上げ、島の森が長い影を引き始める頃。男たちがそれぞれの「宝物」を手に、審判の時を待つメリアの元へと三々五々集結し始めた。

 

 その顔には一日の探索で付いた泥や傷と、それ以上に自らが持ち帰った宝への自信と今夜の褒賞への期待が、ありありと浮かんでいた。

 

 審判の舞台は、夕日に照らされて黄金色に輝く白い砂浜。

 

 最初にプレゼンを行ったのは、バルガス率いるAチームだった。

 

 

「船長! 見てくだせえ! このとんでもねえデカさの顎の骨を!」

 

 

 バルガスはその巨体に担いだ、小舟ほどもある巨大な獣の顎の骨を、ドシンという轟音と共にメリアの前に突き出した。鋭い牙がずらりと並んだ、凶悪な顎。

 

 

「こいつを仕留めるのに、俺たちも肝を冷やしやした! この強さの象徴こそ、船長にふさわしい宝かと!」

 

 

 その圧倒的な迫力に、他のチームからどよめきが上がる。

 

 次に進み出たのは、クロード率いるBチーム。

 

 

「船長。我々が見つけましたのは、このような『野蛮』なものではございません」

 

 

 クロードはAチームの獲物を一瞥すると、恭しく黒いビロードの布に包まれた何かをメリアの前に差し出した。布が開かれる。

 

 その中から現れたのは、拳ほどの大きさの透明な水晶だった。夕日の光を受け、その内部で虹のかけらを閉じ込めたかのように、七色の光が美しく乱反射している。

 

 

「この輝きこそ、あまたの宝石をも凌ぐ船長の美しさにふさわしい一品かと」

 

 

 その神秘的な美しさに、今度は感嘆のため息が漏れた。

 

 最後に、ジュリアン率いるCチームが、意気揚々と進み出た。

 

 

「船長! 我々が捧げるは物ではございません! 我々の魂の叫び! どうか、お聞きください!」

 

 

 ジュリアンは胸に手を当て、朗々と自作の情熱的な愛の詩を詠み上げ始めた。夕日や海やメリアの美しさを、ありったけの美辞麗句で飾り立てた壮大な詩だった。

 

 全力のプレゼン。砂浜は奇妙な緊張感に包まれた。誰もが固唾を飲んで、メリアの裁定を待っている。

 

 メリアはそれぞれの「宝物」を楽しそうに興味深そうに眺めると、ゆっくりと立ち上がった。

 

 何の迷いも見せず、クロードが差し出すBチームの水晶へとその白い指を伸ばした。

 

 

「うーん、これに決めた!」

 

 

 彼女はその水晶を手に取ると夕日にかざし、その輝きにうっとりと目を細めた。

 

 

「ほら見て。すごくキラキラしてて、私の髪飾りにしたら絶対に可愛いじゃない?」

 

 

 バルガスとジュリアンは雷にでも打たれたかのように、その場に膝から崩れ落ちた。砂浜に、「ガーン…」という幻の効果音が響いた気がした。

 

 彼らは誰一人として、その裁定に文句は言わなかった。そうだ、忘れていた。この船の絶対的なルールはいつだって、この気まぐれな支配者の「好き」か「嫌い」か、ただそれだけなのだ。

 

 その絶対的な事実を改めてその身に刻み込み、彼らは勝者であるBチームに血の涙を流さんばかりの嫉妬と羨望の眼差しを向けるのだった。

 

 夜になった。

 

 砂浜の中央に、大きなキャンプファイヤーが焚かれ、パチパチと音を立てて、闇を焦がしていた。

 

 その炎のすぐそばメリアが座る絹織物の玉座の周りだけが、この世界の中心であるかのように明るく照らし出されている。そこにいることを許されるのは、今夜の勝者Bチームのメンバーだけだった。

 

 彼らは勝ち誇った顔で酒を飲み、時折メリアに賞賛の言葉を囁きかけてはその優越感に浸っている。

 

 その光の輪から少し離れた、届かぬ場所。敗者であるAチームとCチームのクルーたちは、暗がりの中でやけ酒を煽っていた。彼らの口からは勝者たちへの嫉妬と羨望が入り混じった愛のある野次が、絶え間なく飛ばされている。

 

 

「おい、クロード! 船長の柔肌に、傷の一つでも付けてみやがれ! 明日の朝、てめえを海に沈めてやるからな!」

「そうだそうだ! ちゃんと船長を、俺たちの分まで満足させろよ、この幸運野郎どもがぁ!」

 

 

 敗者の遠吠えであり今夜行われるであろう『褒賞』の、最高のスパイスでもあった。炎の向こう側、光の中で、これから始まるであろう甘美な時間を想像し、彼らは奥歯をギリリと噛み締める。

 

 勝者たちはその野次を最高の賛辞として受け止めながら、ただその時が来るのを、今か今かと待ちわびていた。

 

 その視線の先でメリア最後の一杯を飲み干し、妖艶な笑みを浮かべるのを、彼らは見逃さなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 ■

 

 

 

 

 

 

 

 夜の闇が、島を完全に支配していた。

 

 砂浜に焚かれた大きなキャンプファイヤーが、パチパチと音を立て、周囲に集う男たちの欲望に満ちた顔を、赤々と照らし出している。

 

 炎の熱気と、勝利の酒の匂い、そしてこれから始まるであろう甘美な時間を予感させる、むせ返るような官能の気配が、湿った夜気と混じり合っていた。

 

 光の輪の中心。戦利品の絹織物をうず高く積んだ即席の玉座に腰を下ろすメリアが、持っていた椰子の実のカップを、ことりと砂の上に置いた。

 

 そのほんの些細な物音が、それまで騒がしかった男たちの全ての会話をぴたりと止めさせた。さながら、指揮者がタクトを振り下ろした瞬間の、オーケストラのように。

 

 全ての視線が一点に集中する。

 

 メリアはその期待に満ちた視線を全身に浴びながら、ゆっくりと立ち上がった。

 

 

「約束通り、あんたたちに特別な褒美をあげるわ」

 

 

 彼女の声は、夜の静寂に媚薬のように染み渡った。

 

 

「…さあ、欲しいんでしょう? 私の全部」

 

 

 その言葉が引き金だった。Bチームのリーダー格であるクロードが、それまでの知的な仮面をかなぐり捨て、飢えた獣のような目でメリアに歩み寄った。

 

 

「──船長。そのお言葉、謹んで、お受けいたします」

 

 

 彼はメリアを砂浜の上へと優しく、しかし有無を言わさぬ力で押し倒した。

 

 メリアの背中に、ひやりとした夜の冷たい砂の感触が走った。次の瞬間にはクロードの欲望で熱くなった胸板が、彼女の身体を上から覆い尽くす。

 

 冷たさと熱さ。その二つの相反する感覚が彼女の肌の上で混じり合い、背筋を駆け上る甘い痺れへと変わった。

 

 寄せては返す規則正しい波の音が、これから始まる交合のリズムを刻む巨大な心臓の鼓動のように響いていた。

 

 クロードが口火を切ったことで、他のBチームの男たちも、堰を切ったようにメリアの身体に群がった。彼らの手は、メリアの薄い衣服の中に、我先にと滑り込んでいく。一人が、その豊満な双丘を服の上から鷲掴みにする。

 

 

「んふっ…♡ あんた、手が震えてるじゃない。もっと、大胆にしていいのよ?」

 

 

 その挑発に、男は顔を真っ赤にしながらも指に力を込める。布越しに伝わる、圧倒的なまでの柔らかさと弾力。

 

 別の男はメリアの脚の間に割り込み、その滑らかな太ももの内側を、まるで自分の所有物であることを主張するかのように、何度も何度も、手のひらで撫で上げた。

 

 

「船長の肌は、本当に最高だ…この感触だけで、酒が何杯でも飲めるぜ…」

「当たり前でしょ? 私の肌は、あんたたちのものなんだから。好きなだけ、味わいなさいよ…♡」

 

 

 メリアの全てを許すかのような蕩けきった媚声が、男たちの理性をさらに麻痺させていく。

 

 一人の男が既に熱く鉄のように硬くなった自身の陰部を、その存在を確かめさせるかのようにメリアの頬に優しくすり寄せた。

 

 

「ああ…♡ もう、こんなに熱くしちゃって…。しょうがないんだから」

 

 

 メリアはその硬質な熱の感触に、うっとりと目を細めたその時だった。

 

 彼女はまるで飽きてしまったかのように、するりと抜け出した。

 

 男たちが呆気に取られている間に自ら四つん這いの姿勢になると、豊かな臀部をこれ見よがしに彼らの方へと突き出した。

 

 

「いつまで前戯をさせてるのよ。早くあんたたちの『本体』を、私の中に入れてくれないと…私、寂しくて死んじゃうわ…♡」

 

 

 そのあまりにも扇情的で、無防備な姿。甘えるような、しかし命令にも似た媚声。敗者たちのいる暗がりから、「うおお…」という声にならない嫉妬と興奮が入り混じった呻き声がはっきりと聞こえてきた。

 

 その挑発に最初に我を取り戻したのは、やはりクロードだった。彼は仲間たちを押し退けるようにして、メリアの背後へと回り込むと一切の躊躇なく、自身の巨大な肉棒を、無防備に開かれた彼女の蜜壺へと、一気に突き入れた。

 

 

「んああああっ…♡♡♡」

 

 

 メリアのこれまでとは比べ物にならないほど甲高く、そして甘い絶叫が夜の砂浜に響き渡った。背後から貫かれ、彼女の身体の最も敏感な場所を的確に深く抉った。

 

 

「んっ、はぁっ…♡ さ、すがね、クロード。あんたのが、一番、奥まで来るわ…♡」

「光栄です、船長。ですが、まだ始まったばかりですよ」

 

 

 クロードは冷静さを装いながらも、その声は欲望に震えていた。彼はメリアの桜色の髪を優しくかき分け、その白い項に刻印を押すかのように、深く唇を埋めた。

 

 だが、他の男たちが、それで黙っているはずがなかった。

 

 

「おい、クロード! てめえだけ、いい思いしやがって!」

 

 

 一人がメリアの前に回り込み、その豊満な巨乳の谷間に自身の陰部を埋めると、上下に激しく腰を動かし始めた。メリアの柔らかく弾力のある胸が男の硬い肉竿を挟み込み、その動きに合わせて官能的に形を変える。

 

 

「ああっ、んっ…♡ 前も、後ろも…あんたたちの、おっきいので、いっぱい…♡ 気持ち、いい…♡」

 

 

 メリアの身体は、完全に男たちの欲望の祭壇と化していた。背後からはクロードの律動的な突き上げが、彼女の身体の芯を震わせ。前方では別の男の肉竿が彼女の豊かな胸を、これでもかと味わい尽くしている。

 

 残る男たちも、その狂乱の宴に参加しないわけにはいかなかった。一人は、メリアの口元に自身の肉竿を突きつけ、ファラチオを求めた。メリアは喘ぎながらも、その要求に喜んで応えた。

 

 

「んむっ、んちゅっ…♡ あんたのも、すごく硬くなってる…。嬉しいわ…♡」

 

 

 彼女の巧みな舌の動きに、男はすぐに限界を迎えそうになるのを必死で堪えた。

 

 宴は混沌と官能の極みに達していた。

 

 男たちは示し合わせたかのように、メリアの身体のありとあらゆる場所に自分たちが今夜の勝者であるという、絶対的な証として熱く濃厚な精液を次々と刻みつけていく。

 

 クロードは、メリアの子宮に注ぎ。

 前の男は彼女の谷間で。

 そして他の男たちも彼女の口内に、あるいはその美しい肌の上に自らの欲望の全てをぶちまけていった。

 

 

「んっ、ああっ…! ああああんっ…♡♡♡」

 

 

 メリアのどこまでも甘い嬌声が、クライマックスの到来を告げる。彼女の身体が快感のあまり、大きくそして何度も弓なりにしなった。

 

 全ての『褒賞』が終わり、男たちが名残惜しそうにする。が、満足げな表情で彼女の身体から離れていく。

 

 メリアは男たちの濃厚な精液で身体のあちこちを白く汚されたものの、恍惚とした表情で砂の上に横たわっていた。その瞳は潤み、焦点が合っていない。

 

 彼女はゆっくりと星が輝く夜空を見上げ、満足げな吐息を漏らした。

 

 

「ふふ。最高の、夜だったわね…♡」

 

 

 それは、新たな戦いの始まりを告げるゴングの音だった。

 

 暗がりで敗者としてこの光景の全てを見せつけられていた男たちが、一斉に立ち上がった。彼らの手は、固く拳を握りしめている。

 

 その瞳に宿るのは、もはや嫉妬の色ではなかった。

 より強くより激しい、闘志の炎だった。

 

 

「──次は、必ず、俺たちが!!」

 

 

 メリアの気まぐれが生んだ、一夜の独占。

 

 それは桜花海桜花海賊団の結束をより強く、そしてより歪に固めるための、彼らだけの特別な掟なのであった。

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