超昂大戦SS ダイビート5周年! 君も見よ! 始まりの夜、紅蓮の超昂 作:環 藍河
幾重もの堅牢な物理的・論理的セキュリティに護られた、ダイビート長官・戦部トキサダの寝室。
「綺麗だ…。」
ダイビート旗揚げからの5年を共に戦い抜いた、戦部トキサダとエスカ・ルビーのメモリアルナイトは、まだ始まったばかり。
「っ!! 今日…その言葉、何度目ですか…!?」
「何度だって足りないさ。5年前の初志を貫いて、強さも心も磨き続けた…。
その一途さに応えた戦士たち、みんなが君を誇りに思い、今日も臆さず敵に立ち向かっている。
俺は最高の言葉で、最高の戦士を讃えたい…!」
「長官…」
ぎゅっ…! (えっ?)
握りしめた戦士の両手を、そのまま自分の左胸へ抱き寄せるトキサダ。
「…わかるか。こんなに昂奮しているんだ…。」
どくん、どくん、どくんどくん。
かけがえのない人の胸の鼓動が、命の響きが、グローブ越しにルビーの胸を打つ。
「もっと強くなろうと、もっと俺好みの自分になろうと…ルビーはいつも頑張っていたな。」
(長官を…長官の胸を…
私が、こんなに…!)
…
……
(う…動け…ないっ…!!)
(あるじ殿の寝処を襲う闖入者め。やはりお主か。)
(び…びしょうじょーーーっ!!)
例の「欠片集め&人類ジャッジツアー」の道半ば、ダイビート5周年記念日と聞きつけ帰省。
「プレゼントはイノリちゃん」をサプライズで敢行しようとトキサダのベッド下に潜入を企てた、小さく無邪気な閃忍は…
警備のムツカによってお縛に就いていた。
ずぼぼぼぼぼぼっ!!
(!? うわーーーーーーっっ!!)
さらに、金縛りの術で声と動作を奪われた次の瞬間、イノリは重力を失い、ベッド下の更に下、闇に吸われる。
(むぐうっ!?)
「頭領の先約を破っちゃ、ダメ。」
「オウカ殿、ご協力痛み入る。」
「いえーい。」
(……~~~~!!!)
さながらダストシューターのように、トキサダのベッド下に地中深く掘られた竪穴。
基地壊滅の危機に瀕したときは、こんな風に最高司令官は落ち延びるのだろう。
想破七閃・土のオウカの土遁術が、今夜もトキサダとルビーを救った。
気ままながら底知れぬ実力に溢れる閃忍と、その狼藉を抑え込む技を持つ手練れの閃忍。
都合3名を填めたまま、穴の直上から降り注ぐのは…
【もっと見せてくれ。5年の熟成を重ねた、俺の超昂戦士の勇姿を…】
【長官…!】
「『[!?]』」
ルビーを甘く頭領の誘う声。ADDDを衝き動かし、超昂戦士を心震わせるその声に…
逃げ場を失った3人は、煮えたぎる淫力の坩堝でぐらぐらと蕩かされる。
(ト…トキサダ…頭領…!)
(こ…これは…!)
(みんなでイこう。これもまた楽し。ぶい。)
【ルビー…。】
【ああっ…長官…長官っ…!】
【その声も…その瞳も…今夜は全部、俺のものだ…!】
ルビーに注ぐエナジーが淫力として溢れ、イノリを、ムツカを、オウカを…
水牢で口を割らせる拷問のように、閃忍たちは溺れあえぐ。
殊更、イノリはありつく直前の据え膳を目前で奪われ、お預けを食らった上にその御馳走を目の前で友に寝取られるという、屈辱に等しい拷問。
(あっ…あっあっ、あーーーーーーーっっっ!!!
頭領のっ、えっち…イノリちゃんにじゃ、ないのにっ…!
くやしいっ、のにいっ…!!)
ウツボカズラの房に囚われ、這い上がることもかなわずゆっくりと溶かされ、取って喰らわれる運命を甘受するしかない、哀れな獲物のように…
天の上から止めどなく降り注ぐトキサダの淫力を浴び続け、3人の昂ぶりは最高潮へ。
(当代の、頭領代行は…くふっ…誠に、底無しで、ござるっ、なあ…!!)
(うん。今なら、海底トンネルだって掘れそう…やったね。)
巻き添えとなったムツカも、オウカも…頭領のお情けと呼ぶには甚大すぎる淫力に、五感全てで歓喜する。
どくんっ! びくびくびくううっ!!! ずぐんっずぐんっ!!
『[(~~~~!!!)]』
トキサダがあずかり知らぬところで、上弦衆たっての手練れたる閃忍3人が、火照る体を震わせ、声なき絶頂に至っていた。
……
…
ごろん。(…?)
ルビーへのマウントを解き、トキサダはルビーの左に身体を横たえる。
見やる天井からクルルの監視が続くことなど知る由もなく、そのまま腕枕にルビーを迎えて、ピロートークを紡ぐ体位を取る。
こくん。(…はい。)
促すようにうなずくトキサダ。
呼応してルビーは右に身体を寄せ、トキサダに頬を寄せると…
すっ…ぐいっ。(きゃっ?!)
迎え入れたルビーの身体は、相変わらず大人の男には小さく、表情はあどけない。今なお、空から落ちてきたら迷わず抱き止めて守るだろう。
右の腿を掴むと、トキサダは力強く引き上げ、膝から先を自分の目の前に持ってくる。
ストレッチのように右太腿を胸まで引きつけた、I字開脚の姿勢。
この健脚でフーマンを蹴散らし、コマンダーの謀略を砕き、ディストバーンをも打ち破ってきた。
決死のバトルで幾度も絶望を希望に変えてきた、エスカ・ルビーの一蹴。
激闘のハイライトシーンそのままのポーズが…ベッドの上で、トキサダのためだけに再現されていた。
ブーツに包まれた膝下を掴み直し、しばし見入る。
「うん…」
ブーツに包まれた右脚を両手で愛おしそうに撫で、隅々まで見つめる。
名刀を見定めるように惚れ惚れとした表情で、シューズの爪先まで余すところなく堪能する。
「…ちょっと変態さんみたいですよ…?」
右脚を護るブーツは脛まで伸び、足首には破壊力と跳躍力の源・パルシオンを備える。
伸ばしたままの左脚はハイニーソ調のタイツに、ローカットのランニングシューズ様のブーツ。
右の太もも、絶対領域に左右の対称性を保つ差し色を添えるリングは、超昂戦士を志すきっかけ、憧れのレジェンド譲り。
スーツに護られた健脚は、駆けだしのひよっこ超昂戦士だった頃から変わらない、ルビーだけの最強の武器。
すっ…
(あっ…、!!)
一瞬、目を強くつぶり、顔を曇らせてうつむく。
無意識に両手で右脚をかばうルビー。
脳裏をよぎった、辛く苦しい思い出。
キキキキキーーーーッ!! …ぐしゃっ。
(お…女の子が、轢かれたあーーーーっ!)
(ひゃ、119番だあっ!)(こ…こりゃ、ひどい…!!)
(お姉ちゃん! お姉ちゃーん!!)
うずくまり、今さら戻らない右膝を抱き寄せ、逆の脚をアスファルトに伸ばし…
青ざめる本心をおくびにも出さず、こぼれそうな涙を(止まれ…!)とこらえた。
かばった少女に動揺を与えまいと気丈に笑う、いつかの園崎アカリ。
かつて、潰してしまった右脚。
自分を護れないくせに、身を挺して誰かを護ろうと背伸びした、重すぎる代償。
その後…家族に、ご近所の大人達に、カンナに、よっしーに、友に救われた。
苦しいリハビリに耐えることができた。みんなに護られた。
そのお返しに、みんなを護りたい…その純心が、アカリを衝き動かす原動力となった。
(…。)
変身を解けば、残るのはアスリートレベルには遠く及ばない、頼りない脚。
そんな仮初めの脚を…長官は感無量で見つめ、賛辞を注ぎ続ける。
「この脚で子どもを助けに木に登った、ちょうど5年前のあの日から。
この脚で放つストライク・エスカレーションで、俺たちの未来を変えてきた。
いつも真っ先に現場に駆けつけるこの脚が、俺に勇気をくれる。」
「長官…!」
ありがとう。
この身体に、この心に、力をくれるあなたに。
他の戦士にもエナジーを注ぐトキサダを、独り占めすることはできない。
思わず口にしそうになった言葉を、理性で踏みとどまったルビーは…
強く、深く、熱い口吻で、溢れる思いを返した。
…
……
《…これは、データです…。情報の波形、数式の韻律…!》
科学と接現力が融合する電脳世界は、超昂戦士といえどもおいそれと手が出せない異次元。
未知なる襲撃の予兆をいち早く感知するため、寝ずのサイバーパトロールで接続者と超昂戦士の護衛に勤しむ魔女がいた。
敵は地球外の超技術や堕天使の力、あるいは呪われた生への怨嗟を吸い上げた接現力を操る。
科学の城壁を破り、情報をモニターやスピーカーに乗せ、深層意識を本人も知らぬまま占拠し、操ることや、自死を選ばせることすら、不可能とは言い切れない。
《わかってる…わかってる…のにいっ…!》
ダイビートの科学力を以てしても完全にはぬぐい去れない、その脅威を防ぐ最後の砦にして、ダイビート最強の防火壁…クラリス・メルクーリ。
《…凄いっ…もう…衝動が…!》
トキサダとルビーのDチャージは、ADDDに未曾有のエナジーをほとばしらせ、さらに電脳世界をも共振させる。
これでは、仮にこの階層からダイビート基地へ奇襲をかけようと、並の幻魔ならトキサダ達を討つどころか、1ナノ秒と保たずに電子の海に呑まれて消えるだろう。
だが、さすがは電脳を司る魔女。
《ルビー…さん…! トキサダさあ…ん…!
…凄いっ…こんなの…初めてですうっ…!!》
Dチャージに起因するバイナリの衝撃波を知覚し、自らの接現力に転嫁してしまう。
複合企業体NAUの最高財務責任者にして、情報世界の荒波を乗りこなす歴戦の冒険者でさえ…。
いや、その能力ゆえ、感知してしまう。官能に溺れてしまう。
《ダメっ…こんなの、漏らしたら…》
ルビーのADDDは定格運転をとっくに超えていた。
爆発寸前のエナジーが、エクスタシーが漏洩しないよう、あらゆる手段で抑えるクラリス。
《全部…止めなきゃっ…!!》
回路を塞ぎ、外敵の検知に警戒を続け、そして…
《私が…! 全部…受け止めますっ…!!》
身を挺して、孤独な情報戦とオーガズムに耐える魔女クラリスは…
幾度ものオーバーフローに見舞われる。
《ひんっ…ひぐうっ! ああ〜〜っ!!》
衝撃波をガラテイアの攻撃で打ち消すこともできたはずなのだが、それをせず自らの身体を盾にしたのは…
確実性の高さと、抗い難いトキサダの接現力。
《これが…いちばんっ、確実…!
あんっ! くふうっ! ま…またあっ…!》
まるで、自ら望んで電脳の媚薬に素肌を晒すよう。
エクスタシーを求め、己を慰めようとしている…
その背徳を正当化するように、独りごちるクラリス。
《護るんだ…ダイビートの、中枢を…
トキサダさんを…ルビーさんを…!》
護るべき二人のDチャージは、オーバークロックから熱暴走。
演算はメモリリークし、クラリスのバッファーを圧迫し続ける。
到り、果て、リブートしてはまたイキ…電脳戦士の終わり無き孤軍奮闘は続く。
《ああーーっ! ……うあああ〜〜〜っっ!!》
……
…
ぎゅう…っ。
(長官…長官っ…!)
トキサダを一途に求める思いのあまり、ルビーはI字開脚の姿勢から、両腕両脚でトキサダにしがみつく。
抱きしめる両腕で肩を押さえ、首と頭を保定してキスの初弾を命中させると、唇を重ね続ける。
「んくっ…んぷっ…んふうっ…」
(もっと…もっと欲しいです、長官…)
うなじから放した掌をトキサダの背中で交差させると、両肘を引いて肩を自分の肩に、胸板を自分の双丘にたぐり寄せる。
(あはあっ…んんっ…ふううっ…!)
決して大きくはないルビーの左右の乳房だが、戦闘フォームが引き締める適度な弾力と、強く熱い抱擁で、トキサダの形に合わせて程よく潰れていた。
(長官の胸…大きくて…硬くて…
そして…熱い…!)
もっと…もっと。
胸とキスだけじゃ、足りない。
ブーツに護られた右脚で、引き上げたままトキサダの腰を絡め、腹筋を引き寄せる。
追撃する左脚で右脚を裏から絡め取り、脚までも独り占めする。
(ルビー…こんなに…!)
上下に開いた両脚で、下半身を袈裟固め。
超昂戦士はトキサダを捉え、決して離さない。
そして、両脚の中点はプリーツスカートからこぼれ、ショーツ越しに何往復もトキサダを擦り続ける。
(全部…ください…! あなたの全部…ルビーに…!)
唇に、そして下半身にマーキングを重ね、ルビーは五体全てでトキサダを求め続ける。
(んくっ…んん~っ…! あふっ…。)
しがみつくような不格好なルビーの体位が、逆に彼女の心からの渇望をトキサダに伝える。
(長官…私に…これからも…
隣に居させて…ください…
あなたの未来…護らせて…くださいっ…!)
…ぷはっ。
(はあっ、はあっ、はあっ…。)
時が凍るかのような長いキスが、ようやくほどける。
深く蒼い海底へのダイブから生還したように、二人は酸素を求め合うが…
ふるふるっ…!
我慢比べの水入りのひとときでさえ、エクスタシーに身をよがらせ、打ち震えるルビー。
唇の余韻は滋味溢れる蒸留酒のように、超昂戦士を酔わせ、胸を火照らせる。
「長官…私…まだ…。」
いつまでもこの焚き火に、身を委ねたい…。
ぽお……っ…
…くいっ。(…あっ。)
するするっ…(…えっ?)
だが、昂ぶるトキサダは…
一度ルビーの蹴り足を優しく下ろすと、ショーツを引き伸ばし、右のホールを拡げる。
畳み掛けるように、反対の手で右脚をジャックナイフのように折りたたみ、ルビーの膝を通す。
(えっ…?)
トキサダの鮮やかな手技で、たちまちショーツは右ふとももを離れ、左のハイニーソックスにもたれかかる。
Vゾーンを護る使命を帯びたショーツは、長い長いキスの間にルビーの雫を浴び続け、ぐじゅりと濡れそぼっていた。
もはやトキサダの次なる一撃を遮る防御力など、残されてはいない。
クロッチから伸びる糸は、超昂戦士の秘唇から止めどなく紡がれ、今もなおシーツに蜂蜜のように垂れ落ち続けていた…。
ぴたっ。
(あ…ああっ…!)
盾を喪失した秘穴は、ひくひくと引きつりながら、大切な人を求め、哀願の涙を零す。
トキサダはたちまち怒張を狙い定め、最深部への入口にぴたりと張り付ける。
(……こくっ。)
阿吽の呼吸で、今がその瞬間だと知る。
ルビーが息を呑み、いよいよ鍵が解かれ…
ずぐっ…ぐぐぐぐっ…
「ああっ…あ…はああっ…!」
…ずんっ。「あああ~~~っっっ!!!」
貫く想いと、求める想い。
二人の想いが、ルビーのいちばん奥で繋がった。
…
……
(RRR……RRR……ぴっ。)
《もしもし。私、メリー。今、トキサダの後ろにいるの。》
ぷつん。
(…え?)
先日参戦したばかりの魔女、メリー・コペリウス。
「呪いの人形」の魔力因子を持ち、都市伝説のメリーさん同様、声を聴かせた相手の背後に瞬間移動する能力を持つ。
特に「記念日にトキサダが欲しい」などと思ったわけではない。単に…
「メリーちゅわああぁぁん☆ 今日はダイビート創立記念日だってぇ☆
トキサダはどううううっ、でもいいけどぉ(侮蔑)
あたし達も初心に帰って、幼きあの日の、裸とぉ、裸のぉ、スキンシップをおおお!!」
腐れ縁…もとい、幼馴染みニコールの魔の手から逃れようとスマホを取っただけ。
それだけだったのに。
不幸の電話の相手はルビーに夢中で、メリーの声など届きはせず。
ちょうど体位を変えてルビーを下から衝き上げ始めたタイミングの電話だったことは、メリーの致命的不幸だった。
その背中はベッドに沈み、その後ろに跳んだメリーは…
(…きゃあああっっ!!)
対イノリ・ボッシュートに吸い込まれ、奈落の底へ…
……どすんっ!
「あたた…っ。」
咄嗟に人形に変身し、ケガは免れたが…
「な…何ここ…? 暗いし…匂うし…
…!? 誰っ!?」
「あはあ~~っ…とーりょーの…アホお~~……」
「ま…まだまだ…六根清浄…!」
「えへへえ…掘る…掘った…もっとぉ…掘ってぇ…」
したたか龍輪功を受け続け、淫力に溺れよがる精鋭の閃忍たちだった。
そして。
ずぐん。(うくううーーーっ!?)
接現力の坩堝に、哀れな人形がまた一人。
操り糸が切れるほどの激しさで、夜通し踊り続ける運命が待っていた。
「ト…トキサダっ、ニコールっ!!
助けてっ…助けてええーーーっっ!!!」
……
…
「あっ! ああっ! あふっ!
こ、こんなポーズで、なんてえっ…!!」
ずぐっ! ずんっ! ずぶっ!
ショーツを脱がすために引き上げたルビーの右膝を、さらに持ち上げて抱きかかえる。
ぴんと真っ直ぐ伸ばしたままの左脚で、先のI字開脚が再現されていた。
「超昂戦士の、Dチャージだから…この姿で…
5年前…ルビーは初チャージの時…そう言ったよな…」
「ふ…ふえっ…?」
「初心に還って、戦士らしいルビーに、Dチャージ…したくなった…!」
「そ…そんなあっ…!?」
ガッツと健脚で、数多の敵から市民を庇ってきたエスカ・ルビー。
持ち上げた利き脚はパルシオンを足首に装備した、超昂戦士の誇りの武器。
トキサダはその右脚を取り、勇敢にもインファイトを仕掛け、ルビーの最深部をこれでもかと攻め抜く。
キックを封じられ、倒されてマウントを取られたルビーは防戦一方。
ガードもディフェンスもままならず…
ぐじゅっ! ずちゅっ! ぐりっ!
「あああっ! あんっ! …いいっ!」
そのまま強敵の衝き上げに身を委ね、再びADDDをフル回転させるばかり。
「ふああっ! あっあっ…、長官っ…!」
「熱いな…ルビーは、いつも…奥まで…!」
「…長官のも…私の中、知り尽くしてますよおっ…!」
豊穣の葡萄が醸す、極上のロゼワインのような燃える赤。
頬に差す紅潮は、エスカ・ルビーのシンボル、戦闘スーツのカラーや胸のジュエルに肉薄するほど。
双丘の赤らみは、滲む汗と相まって白のレオタードの裏から透け、その頂は尖って天を衝きながら縦横無尽に揺れ動き、時折柔らかく弾む。
トキサダを受け入れる門は蜜に蕩け、飛沫を上げながら歓喜に震え、さらに深紅に染まる。
「長官…?! んっ…!」
ちゅっ。…くちゅっ、れろっ…!
「んうううっ!! んんっ~~!!」
劣勢を悟る超昂戦士が、さらに追撃のキスを浴びる。
上下のコンビネーション攻撃に、追い詰められたルビーは絶頂寸前だった。
(負けない…私は…
こんなピンチに…負けないっ!)
もっと長官を、気持ちよくするんだ。
一緒に、一緒に…!
脚を責められる一方で、所在なく広げた両腕。
ガッツを取り戻そうと、無意識に拳を握りしめると…!
ぐるんっ…どさっ!(うおっ!?)
「長官ばっかり…上じゃ、ダメですよおっ…!
今度は私が…長官にチャージするんです…!」
貰ったタックルのお返しとばかりに、上下を入れ替えルビーが攻め手になる。
くすっ。
(俺はADDD、装備してないけどな…)
口にしかけた反論をつぐみ、ルビーの思いをありのまま受け入れようと、身を委ねる。
くちゅっ…れろれろっ…
ずにゅう~~っ…ぐりっ。ぐりっ。
「おっ…おおおっ、むうっ…!」
(まだだ…もう少し…!)
ずぶり。
(…今だ。ここを…えいっ!)
ぐちゅっ。
「んんんっ…! くうっ、うあっ…!!」
…ぷはっ。
「どうです、か? ルビーのっ、全部、奥も途中も…
いっぱい感じて、くださいね…。」
唇をほどき、名残惜しそうに煌めく糸をそのままに、反撃の宣戦布告を囁くルビー。
ちゅっ。じゅるるる…(んっ…、んっ…。)
さらにキスの連撃を放ち、トキサダの防御を許さない。
上を攻める間も…
じゅぶっ! ずっ、ずっ、ずぶっ!
ぱんっ! ぱんっ!
じっくりねぶるようなスローアタックから一転、しごき抜いた怒張を再び最奥部に迎え入れると…
前後に、上下に。自らの壁の形を精一杯トキサダに伝えるように。
様々な軌道で抽送を受け入れ、戻るトキサダを追いかける。
「最初は…長官にリードされる、ばかりっ、んくっ、だったから…。
5年間…んっ…勉強して…いっぱいチャージして…!」
「ああ、伝わる…くうっ!
このDチャージは、俺のっ、俺だけのためにっ、ルビーが…おおっ、磨いた…!」
「はいっ! 長官に、長官だけにいっ!」
ルビーの5年間の成長、その集大成のDチャージは…
「どうですかっ、私っ…!
長官を、ちゃんと、気持ちよく、できてっ、ますか…!?」
「ああっ、だからっ、こんなにっ…
勃ってるんだ! 受け止めてくれっ!」
「嬉しいっ…! 嬉しいですっ、長官…!」
高波と高波が、周期をシンクロさせる。
「一緒にっ! 一緒に、長官っ!」
「ルビー! ルビーっ!」
どくんっ。びくびくびくうっ!
「ああああーーーーっっ!!」
「くううううっっ!!」
どぷうっ! ぷしゃあああああっっっ!!!
(凄いよおっ…長官の…いっぱいいいっっ……!)
びくんっ、びくびくっ、…ふるふるっ、どくんっ!
びゅるびゅるっ、びゅうーーーーっっ…!!
「ちょ…長官の、まだ、まだ出てるよおっ…!」
「ああ…ルビーが、俺から搾り取ってる…!」
トキサダは自らの尖端で、爆発するルビーの一番奥を堪能する。
ルビーは心とお腹の奥底で、トキサダのエナジーをスコールのように浴びる。
ルビーはトキサダのボリュームに、トキサダはルビーのパワーに打ち震え、ADDDをレブリミットまで回しきる。
…ちゅぽん。
「あ…抜けちゃった…。」
「…早かったか?」
ふるふるっ。
「いいえ、いっぱい貰えて…嬉しいんです。それでも…」
抜けた瞬間の寂静感は、祭りの後の静けさにも似て。
…どさっ。「ふう……っ…。」
「はあ……っっ。……あ、ああ~~~……っ…。」
激しく、悠久の時を刻むようなDチャージだった。
拍動のアクセルがようやく緩み、滝のような汗と全能感、屹立を緩めてなお残るルビーの挿入感を五体でくゆらせ、トキサダは前のめりにベッドに沈む。
ルビーはその横、遊び疲れた子どものように側に横たわるトキサダを感じながら、夢うつつ。
微かな笑顔を唇の端に浮かべながら、心とお腹の奥に残るトキサダの熱にうかされ、心地よいまどろみに沈んだ。
…
……
「今度は…んっ! 後ろからっ、ですねっ…!
あっ…あうっ…! ああ〜〜っ!」
「ああ、この背中…ルビーが庇ったっ、護った市民みんなに、見せてやりたいよ…!」
「え…っ?」
「あの、凜々しいルビーがっ、この背中で、お尻を振って…
俺を受け止めている、なんて、知ったら…なっ!」
かあああ……っ!!
「…や…やだっ、みんなっ、見ないでえっ!
ああ〜っ! あんっ! あはあっ!
長官にっ、長官にDチャージされるっ、ルビーの背中っ…なんて…!
…見ないで下さいいい~~~っ!!」
…
……
「…ひどいですよ、長官…くすん。」
「そう言うな。ルビーは後ろからも可愛いぞ。」
「ご…ごまかさないでください!
いけない長官の、いけないおちんちんは…」
がばっ! かぷっ☆
「エスカ・ルビーが許しませんっ! あむっ…!」
じゅるっ…じゅぶっ、ちゅっ、ちゅうっ…!
「お…おおおっ!?」
……未来からの異邦人と、現代を生きる少女が、偶然に世界線を重ねたあの日から、ちょうど5年。
今宵、時にいたずらっぽく、時に信じ合い、いつも以上に深く熱く、心と体を重ねていく。
節目の夜は、夜更けを迎え、睦み合う2人のDチャージは止むことを知らなかった。
…
……
「…聴こえる。」「…え?」
「魔王さんと、ルビーさんが紡ぐ、心の触れ合い。」
「…嘘でしょ? ここ、どんだけ上空だと思ってんの?!」
「お父さんの、心の声なのかなあ…?」
「…それ、浮気じゃなくて?」
「マヤエルっ!? ひどいっ!!」
基地上空からの奇襲に備える、レガリアの勇者ユリエルと、マヤエルに。
(…心地良い、二重奏。
5年の刻が奏でる、勇気と、希望と。
欠けた心を補い合う…デュエット。)
不意に聴こえたハーモニーに誘われ、基地のプロムナードに導かれたビートアイドル・ノドカ。
(もっと…聴いていたい。もう1年、もう1年と…
年輪を重ねるごとに、きっともっと深みと艶を増していくから…)
…じゅくっ。じゅんっ。
…じわ…っ!
王笏と王冠、2つのレガリアが魔力を求める。
聴き手の昂奮をエナジー転化するSDDDは、今宵は使い手がオーディエンス。
「け…警戒中に…コレっ…!」
「魔王サマの…お情けだあっ…!」
(すうっ…)”La~,Lululu…”
口ずさむスキャットは、戦士達を讃える子守唄。
そのアカペラがエナジーの伝播をさらに拡げ…
寝静まった者も、夜勤で警戒態勢を敷く者も。
多くの戦士が、閃忍が、神騎が、魔女が、力を漲らせた。
……
…
「ト~、キ~、サ~、ダあああっ!!」
どどどどどどどどどっっ!!「おわっ!?」
ぐわしぐわしぐわしっ!!
「あんたあっ! メリーに何したのよおっ!?
あたしの寝室ご招待に照れちゃって…でゅふっ…!
…もとい、照れ隠しにあんたのトコへ電話してから! 朝まで帰ってこなくて!
今朝メリーのお部屋に早朝バズーカ突撃したら!
糸の切れたマリオネットみたいにぐったりげんなりで!」
「…メリーが? …そう言えば着歴があったが…
俺は会ってないぞ…?」
カチッ(怒)
「しらばっくれるんじゃないわよ! この駄チンコ!
泥のように眠るメリーから! あんたの残り香がぷんっぷん!」
「なっ…濡れ衣だああっ!」
「嘘つけえっ! メリーは念入りにシャワー浴びた跡があったけど…
あの天使ちゅわん☆のフレグランスに混ざった駄チンコの腐臭なんか、ひと嗅ぎで解るわよおおっ!!」
(腐臭って、俺のか…?)
「白状しろおっ! あんた、メリーの蕾を散らして、欲情のままにヤリ潰したのねええっ!?
その毒牙で何百人ロリータとクラウド接続すれば気が済むのよおおおおっっ!!!」
「ま…待てっ! 話を…あっ!
イノリっ! 帰ってたのか! 良かった!
頼む、ちょっとコイツを抑えてくれ…?」
「…頭領の…」(??)
「頭領のどあほーーーっ!! ばかばかばか、変態ろりこん頭ベルト!
淫力ダダ漏れスプリンクラーやろーーーっっ!!!」
ぷいっ。
(…え?)
きびすを返し、部屋に戻るイノリ。
ニコールも毒気を抜かれる憤怒ぶりだが、トキサダのメンタルは砕け、一人たたずむ。
「…長官? 長官!」
「あ…ああ、アカリ…」
「あの…昨晩は、本っ当~に、ありがとうございました!
私にとって、最高の5周年記念日になりました…ずっと忘れません!」
「あ…ああ。うん。」
(…?)
冴えないトキサダの様子に、疲労を残しているのか、満足してもらえなかったのかと不安になるアカリ。
すっ。
「魔王どの。」『《うわあああああっ!?》』
突如割り込んだのは、七大神騎が一柱・ラブディエルの配下、神騎ハダル。
「昨夜の内偵任務に際するレポートを、口頭でお伝えします。」
「内偵…?」「…あっ。」
敵に洗脳された隊員や内通者から、神騎を、トキサダを護るのが彼女の任務。
そのため、ハダルは強力な認識阻害能力・ミエザルモードで、対象者や他の神騎から自らの存在を隠し通す。
「ま…まさか…!」
こくっ。
「21時7分から翌朝4時6分までの、エスカ・ルビー殿とのDチャージ、実に魔王的でした。
初心に還る目的とは言え、戦士の戦闘服を前から後ろから汚し尽くすとは…。」
かあああ~~~っ……
「み…見てたん…です…か…?」 こくり。
「はい。侵入者が私のミエザルモードに匹敵する秘技を使わないとも限りませんので。
ベッドサイドで6時間と59分間、至近距離で一部始終を。」
遠慮も無く監視の事実を粛々と語るハダルに、アカリは呆気に取られ、しばしフリーズ。
そして、その意味を呑み込んだ2秒後…
…ぼふんっ!
「は…はわわっ、ひゃあああ~~~っ…!!」
アカリの赤面が最高潮に達し、のぼせ上がった頭がぐらつく。
「ま…待て待て待てっ! 内偵対象のDチャージはプライバシーだろう、いたずらに口にするんじゃないっ!」
「? …みんな、見てますよ。」『《…ほへっ!?》』
「お二人の昨夜のDチャージですが、直接間接の差こそあれ、超昂戦士の過半数が見て知っています。
もはやプライバシーとは言えない事態です。」
『《なっ…何でええええっっ!?》』
こほん。
咳払いを一つ挟み、ハダルは語る。曰く。
長官とルビーの記念日Dチャージは、厳重な護衛監視下で敢行。
ドローン監視でハイネが。天井裏からクルルが。
隠密行動の末に地中に嵌まった、イノリとムツカとオウカが。
さらに「呪いの人形」の力でワープし、閃忍と共に燃え尽きたメリーも。
電脳世界でトキサダとルビーを受け止め続けたクラリスも。
挙げ句の果てには、二人の嬌声を魔王ダイモンの意識越しに受け止めたユリエルとマヤエル。
とどめにノドカが二人のエクスタシーを知覚し、セッションで拡散。
「なお、私…神騎ハダルも、魔力充填のお相伴に預かりましたので、お含み置きください。」
「…つまり…?」
…
……
(回想)
「あっあっ、長官っ、長官っ…!」「いいぞ、ルビーの中…!」
(…なるほど、これが魔王と人間の導魔…魔王どのは「Dチャージ」と呼んでおられた…)
ミエザルモードでの隠密行動だが、自ら認知を促すような行動は禁忌。
声や気配を放つことは厳に封じ、堪え忍ばねばならない。
当然ハダルは神騎の時間軸で天界神騎を護衛し続けた、百戦錬磨のエージェント。
元々持たない食欲や睡眠欲、必要無い性欲になびいて任務放棄することなど無かった。
…じゅくっ。
だが、この日ばかりは勝手が違いすぎた。
地上任務にあたり、受肉と共に人間の快楽に触れてしまったハダル。
食欲に流されるエリス、可愛いわんこに目が無いメイファールのように…
「ま…魔王どのの、魔力が…」
有り体に言えば、性的行為にはあまりにもうぶなハダル。
その鼻腔を、肺腑を、胃腸を…最上級の媚薬が五臓六腑を余さず染め抜いていく。
「…痺れ、が…!
いけないっ…。…でも…でも…!」
現界の魔王・ダイモンと、平行世界の魔王・央堂継彦。
復活を期する魔王を2人も中に宿すトキサダの魔力は、ただでさえ暴虐的ですらある。
ましてや、知覚したばかりの快楽…導魔がいきなりこれでは、ハダルの精神力を以てしても抗えない。
(み…見張りながら…監視を、怠らずに…
んっ…んふっ、ひっ、……~~~!!)
声を殺す。気配を殺す。
息を吸って吐くのと同じくらい、無意識でも徹底できるはずの行動原理を…
(くうううーーーーーっっ!!)
ぷしゃあああああっっっ!!! がくんがくんがくんっ!!
この日ばかりは禁忌を破ってしまった。
胸を自ら揉みしだき、潤う秘所を指で、机の角で、ボールペンで慰めてしまった。
トキサダが、ルビーが、高みに達するたびに自らも登りつめるハダル。
トキサダとルビーが互いだけを見続けたおかげで、気配も嬌声も放つ臭気も、トキサダたちが感知することは無かった…それだけが、ハダルの唯一の幸運であった。
(今日のような…特別な日にも、この日常が…Dチャージが保たれて…!
ダイビートが、神騎が、孤立せず、狼狽せず…
私の務めは…神騎として…この日々を護ること…)
心の中で独りごちるハダルだが、自慰を止めない。止められない。
(んんん~~~っっ!! んふっ、くひいっ、はふっ…!)
秘所は拭ってもみるみる潤い、眼前のルビーほどではなくとも、喘ぎよがり続けるハダル。
7時間を気絶することなく完走したのは、監視者としての矜持かもしれない。
……
…
「正直、私も疲労の色は隠せません。睡眠欲など無縁の神騎を、ここまで追い込む魔王どの…恐るべし、です。」
「あ…あの、ハダルさん…それじゃあ、私の…
私と長官の、あんなことやこんなこと…全部…?」
こくっ。
「ルビー殿の戦闘フォームの上から、敢えて脱がせずに胸とお腹を愛撫。
その後、右脚を上げさせて接吻をしたまま秘唇をショーツ越しに愛撫。
抱擁の後、魔王どのがショーツを早業で脱がし、そのまま挿入し抽送。
接吻と、指による胸責めを繰り返し、そのまま魔王どの1回目の絶頂。
なお、ここまででルビー様は3回達していますね。
その後、暫時休憩を経て、ルビー殿の背中から魔王どのが…」
「イ…イヤあああーーーーーっっ!!!」
「本当に! 本当にだな! つくづくっ!!
俺の部屋のセキュリティは、一体どうなっているんだーーーーー!?!」
7時間の戦譜を暗唱するハダルは、恐らくルビーがイッた回数とその時間も即座に答えることだろう。
忘れられない記念日は、他の戦士たちには忘れてほしい記念日となってしまった。
【超昂大戦SS ダイビート5周年! 君も見よ! 始まりの夜、紅蓮の超昂】完
筆者の環藍河です。大っっっ変、長らくお待たせしました!
昨年11月から始まりました、超昂大戦5周年記念SS。
2年越しで完結と相成りました。
(まだ完結させてないフェイクルビーシリーズが宿題その2。こちらもなるはやで…ゴメンなさい。)
Xの方で「超昂休暇」と銘打ち、ホテル泊でお部屋を超昂大戦で染める企画を投げたら中ヒット。
実は目的は2つあり、超昂漬けのステキな一夜を送るため、そしてもうひとつが一念発起、このSSを完成させる「超昂合宿」だったりして。
というわけで、普段の2倍・12000字の大ボリュームでお届けします!
これで明日の仕事始めから1週間を乗り切るパワーが出せそうです。
なお、しれっとR18に手を染めました。
土台、原作がR18の健全2次創作って誰得ですものねぇ…それはそれで俺得ですが。
もう毒喰らわば皿まで、ただしHに頼らない中身をモットーに、令和8年も楽しく超昂大戦と関わり、補いたい何かが発生すればSSも綴って参ります。その際、必然性があればR18で、という立ち位置で…!