目に付く魚人島に住む島民らの記憶からしらほしの記憶を消しながら歩いていると、目の前に巨大な工場のような建物が現れる。
そしてその外壁には海賊帽を被ったカラフルなドクロのマークが付いている。
太陽や風の絵が描かれたそのマークは四皇の1人、『ビッグマム』シャーロット・リンリンのシンボルだ。
「ここに来るまでビッグマムのシンボルを見なかったが、やはりナワバリとなった噂は本当だったようだな」
「白ひげが死んですぐに魚人島に手を伸ばした判断の早さからしてずっと狙ってたんだろうな。魚人島のお菓子めっちゃ美味いし」
民家から頂戴した小さいお菓子を食べながらオーガーと話す。
「それで…我らは魚人島、ビッグマムのナワバリにて好き勝手している訳だが…いきなり『四皇』の1人とやり合うのは時期尚早ではないか?」
当然の疑問だ。
「ビッグマムが魚人島を守るのは毎月10トンのお菓子を対価として献上させているからだ」
「10トンとは。確かに工場はデカいが…」
「略奪や脅迫では美味いお菓子は手に入らないからこそ守護の対価として貰っている訳だけども、逆に言えば魚人島がお菓子を報酬として渡せなくなればビッグマムは義理を果たす筋が無い」
原作を読んでても分かることだが、カイドウやビッグマムは変なところで真面目というか意地や海賊の仁義を重く見ている気がする。
「それでも怒りの矛先が我らに向くことはあり得ると思うが」
「その時はその時。ただ今分かるのは『渡せるお菓子は無いけど助けてくれ』なんて魚人島の奴らはビッグマムには言えないってこと」
言ったところで意味ないしと続け、俺は適当に拾った小石をお菓子工場に投げつけ、モアモアの能力で100倍の大きさにした。
轟音を立てて工場が破壊されていき、お菓子工場で働いていた魚人達が悲鳴を上げて逃げ惑う。俺は『
「うお」
実体化させたピストルで工場を撃とうしたが、その前に工場内の機材が次々と撃ち抜かれて壊れていく。
「ふむ。狙いがズレる。まだまだ練習が必要だ」
「すげェな。いつの間に悪魔の実を食ってたんだ?」
撃ったのはオーガーだ。空中を瞬間移動しながら、長い狙撃銃を器用に使って工場を破壊していく。
「『ワプワプの実』である。良い巡り合わせを得た」
原作でオーガーが食ってた実だな。テレポート能力とか羨ましい。
運命力というか、俺が変に介入しない限りはこの世界は原作と同じ道を辿っているのだろうか。いや、今回は俺がいることによって能力者狩りが早まった影響かな?
「まぁ、好きに暴れようぜ。ティーチからも許可は貰ってるし、どうせやり合うんだったら『四皇』の機嫌なんて伺う必要無いだろってさ」
もしブチギレビッグマムが飛んできたなら俺を囮にして逃げるって笑いながら言ってたけど。
「船長の意思ならば、言うことは何も無い」
俺とオーガーはお菓子工場を徹底的に破壊して、船を停めてある魚人街付近へと戻った。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
工場を破壊し、目に付いた島民の記憶からしらほしという存在を消し去った後は人魚狩りをすることにした。
全ての魚人島の奴らの記憶を改竄した訳では無いが、ワンピース世界の人民は基本流されやすい
今はそれよりもしらほし以外にも人魚のコレクションを手に入れることで頭がいっぱいだ。
オーガーと別れた後は単独で行動し、原作でも見たような外見の良いモブ人魚も何匹か捕まえることができた。ケイミーは居なかったが、マーメイドカフェという人魚達の働く店を狙ったので軒並み美人ばかりだ。
柔らかい黒髪にソバカスとタレ目が特徴的なイシダイの人魚、イシリー。
頭に大きな花飾りをつけた青髪の長髪をしたキスの人魚、メロ。
桃色の髪をボリュームのあるツインテールにした緩い雰囲気のヒラメの人魚、ヒラメラ。
帽子を被った金髪ウェーブのイエローコリスの人魚、ソラ。
こんなところか。全員抜群のプロポーションで胸に貝殻を付けただけというどエロい格好をしている。
カフェの店員であり、マーメイドカフェダンサーズという踊り子でもある彼女達はこれからは是非とも俺の為に踊ってもらおう。
そして、別に狙った訳ではないが偶然襲ったマーメイドカフェはどうやら原作で登場していた場所と同じだったらしい。
俺は拘束して目の前に倒れる1人の人魚を見下ろした。
「くっ…こんなことになるなら、例えどんな未来を見ることになっても…占いを止めるべきじゃなかったわ…」
そう言って苦しげな表情を浮かべるのは全長では俺の2倍ほどの大きさはある上半身にローブを纏った片目の隠れる艶やかな黒髪に鋭い目した人魚、マダム・シャーリーだ。
年齢は27歳であり、3年が経てば魚の下半身が二股に割れて人間と同じような形状になる年頃の美女である。
「しらほしを見た後だと少し霞むけど、やっぱり大きいな」
「しらほし…?…っ!…貴方、人魚姫に何をしたの…!?」
「さぁ…占ってみればいいんじゃないか?」
原作ではマダム・シャーリーは魚人島で最も信用のある占い師だ。他に占い師がどれだけいるのか知らないが、彼女の一言で軍や民衆が動くことを考えればその知名度の高さが窺える。
「…何が目的なの?お金ならお店にあるのを全部持って行っても良いわ…私の占いが目的なら…お願い、その娘たちは見逃してあげて…」
「マダム…!」
「自分の立場が分かってないね。選択権があるのは常に強い方だ。アンタは暴力でも権力でも俺より下。やるべきことが分からないなら教えてあげるよ」
パチンッ、と指を鳴らせば俺のヌマヌマの身体から女達が這い出てきて、マダム・シャーリー以外の人魚を全員拘束し、手に持ったナイフやピストルを首元へ近づける。
「ひっ…!?」
「っ!!!…なんでも言う通りにするわ…!だから、お願い…!」
マダム・シャーリーは顔を青ざめて、その大きな体躯を縮めて俺に懇願する。
俺はズボンを脱ぎ、半勃起状態の肉棒をマダム・シャーリーの眼前へと露出させた。
「!?」
「しゃぶれ」
「う…あ…」
「…咥えて口で奉仕しろって言ってるんだけど…あと10秒以内にしなかったらカフェの店員が1人減ることになっちゃうな〜」
チラリと人質になっている人魚を見れば、マダム・シャーリーは震えながら俺の肉棒へと顔を近づけて、亀頭を咥え込んだ。
「うっ…!…うぅ…!」
「咥えるだけ?もっと舌と顔を動かして気持ち良くさせてよ」
そう言ってマダム・シャーリーの頭を掴み、彼女の記憶を覗き見る。
「あれ?随分初心な反応だと思ったら処女なんだ。マダムなんて言われてるのに…アーロンのせいかな」
「ううっ!?」
マダム・シャーリーはナミの故郷を支配していた魚人、アーロンの妹だ。暴れん坊の兄貴のせいで幼少期は孤立していたっぽいし、占いの才能が開花してからは大人たちの手伝いや同じ境遇の人魚たちを助けることに注力していたようだ。そりゃあ普通の恋愛なんかする時間は無かっただろう。
「歯は立てないでよ。ちょっとでも噛んだら…分かるよね?」
「う…!…ヂュル……ジュポ…!」
「おお〜ぎこちないしヘッタクソだけど、逆に興奮するかも」
涙目になりながら口淫を続けるシャーリー。テクニックの無いヘタクソなフェラだったが不規則な刺激に肉棒はしっかりと勃起する。
「クリムゾン…成長ホルモン」
俺は自身の下半身へと爪を刺し、ホルホルの能力で造り出した成長ホルモンを体内に注入する。
「う"っ…!?…ぉ"…ぼぇ…っ…!!?」
体内を巡ったホルモンは俺の肉棒を活性化させ、その大きさを2倍ほどにまで巨大化させた。
いきなり大きくなった肉棒に喉を突かれたシャーリーは目を見開き、嗚咽するが、俺は逃げようとするシャーリーの後頭部を掴み、再び喉の奥まで肉棒を突っ込んだ。
ゴリュゥゥ…♡!
「お"ごぉ"っっっ……!!!…ぉ"っ…ぉ"ぇ"…!…ぼぉ"…!…っ…!」
俺の肉棒が2倍の大きさになったことで完全に余裕の無くなったシャーリーは苦悶の声を溢しながらパンパンと俺の身体をタップする。
「頑張れ頑張れ…あと少しだから…我慢しろよ」
「ぉ"ぼろ"…!!…ぉ"ぇ"っ…!!…ごぉ"っ"っ…!!」
グボッ♡グボッ♡グボッ♡グボッ♡
シャーリーの口穴を何度も挿抜する鈍く粘質な音が響き、ピストンの度に喉をボコリと膨らませるシャーリーは涙と涎に塗れた顔で白目を剥く。
「あ〜イクぞ…喉もっと締めろ…全部しっかりと飲み干せよ…!」
人魚という種族故かねっとりとした体内の感触と、喉の強い締め付けにゾクゾクとした射精感が背筋を登る。
「うっ…
ドポッッッ♡!!ドビュルルルルルルッッッ♡♡!!!
「ん"ん"う"う"う"ぅ"っっっ!!??」
シャーリーの顔面を股間に押さえつけたまま喉奥へと放精する。ボッコリと喉を肉棒の形で浮かび上がらせたシャーリーはタップしていた両手を俺の腰に掴み、痙攣しながら息をする為にゴキュッ♡ゴキュッ♡と精液を飲み下していく。
たっぷり時間をかけて最後の一滴まで胃の中へと注ぎ込んでやった。
「う"ぅ"…!!…お"え"え"ぇ"ぇ"ぇ"っっっ…!!!」
口から肉棒を抜いてやると、四つん這いになったシャーリーが激しい嗚咽と共に思いっきり吐き戻す。大半が俺の精液の吐瀉物を撒き散らし、ゲホゲホと咳き込んだ。
「ゲホォッ…!…ぉ"…ぅ"え…!…ゲホ…ケホ…ッ…!」
「あーあー。せっかく出してあげたのに、吐いちゃうなんて酷いなぁ…だったら別の人魚の娘に代わってもらおうかな〜」
「ひっ…」
「ぅ"…っ…!?…ご、ごめんなさいっ…ごめんなさいっ!」
「キャハハ。もっと丁寧に心を込めて謝りなさいよ。やり方教えてあげよっか?」
ミキータがシャーリーの耳にコソコソと何かを伝え、シャーリーは顔を蒼白にして震えながらもゆっくりとその巨体を縮こませて頭を下げた。
足は無いが、折り畳まれた下半身に両手を前に出して跪く土下座の様な体勢でシャーリーは惨めに謝罪の言葉を紡ぐ。
「あ、貴方様の貴重な子種を無駄にしてしまい…ま、誠に申し訳ございません…。何でもいたしますので、どうか…お許し下さい…!」
「いーよ。許してあげる」
適当に言葉を返し、シャーリーの衣服を剥ぎ取り、しらほしと同じように下腹部の穴へと狙いを定める。
「ひぃ…」
「んー…ピンクじゃなくて青色なんだ…」
マダム・シャーリーの下腹部に隠された女性器を広げ、彼女と髪と同じく深い青色の中身を確認する。モデルとなった魚の種類によっては性器の位置なんかも多少変わりそうだが、膣内の粘膜色は人外感の強い異色であるようだ。
「しらほしは真っピンクだったけど、こういうのも興奮するな」
青色の性器だが、使い込んでいる訳では無くとても綺麗な状態だ。膜もしっかりとある。
「じゃあ…いただきま〜す」
「い、いやっ…」
俺は倍の大きさに成長している肉棒をシャーリーの膣に合わせ、そのまま彼女の純潔を貫いた。
ブチッ!ブリュゥゥ…♡♡!
「ひぎぃぃぃ…!!」
シャーリーが破瓜の痛みに悲鳴を上げるが、俺は構わずに痛みから暴れようとするシャーリーの両手首を抑えつけ、魚の下半身へと腰を打ちつける。
「ははっ…釣り上げられた魚みたいだな」
「い"…痛い"っ…おねがいっ…もっ…ゆっくり…!」
「ゆっくりね…そら、ノロノロビ〜〜〜ム!」
「ぁ…かっ………」
俺はシャーリーの首から上だけにノロノロビームを当ててノロくさせ、胸を鷲掴みながらピストンの速度をモアモアの能力で10倍に早めた。
「そして…ちょっとカチカチ硬化…」
パンパンパンパン!と高速ピストンの音が響く中、俺は自身の肉棒をカチカチの能力でほんの少しだけ硬化させ、さらにカチカチの能力に付随する高熱化を発動させる。
ホルホルによる2倍の大きさ、モアモアによる10倍速度のピストン、カチカチによる硬化とギリギリ火傷しない程度の高熱化。
「ぁ"っ……ぁ"…!…っ…〜〜〜…!!…」
能力を掛け合わせた強烈な刺激にシャーリーはノロノロの能力で首から上だけをスローに歪ませながら、身体は鮮魚のようにビチビチと暴れる。
「っ"…!…う"…!……!…」
バチュン!♡バチュン!♡バチュン!♡
強く腰を打ちつけるピストンで2発目のボルテージも上がっていく。
「そろそろ30秒だ…!…この刺激…しっかりと脳ミソに刻みつけろよ…!」
バチュン!♡バチュン!♡バチュン!!♡♡
「っ"……ぁ"………ぁ"ぁ"…!!」
バッヂュンッッ!!!♡♡♡
「あ"ぎい"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"っっっ!!???」
頭部のノロノロの効果が解除され、脊髄を伝って脳に30秒分の刺激が到達したシャーリーは絶叫する。
魚の尾をビタンビタンと地面に叩きつけ、両腕で俺の背を掻きむしるが、鍛えた俺の身体はピクリとも動かせない。
「イクぞ…シャーリー…!
「あ"あ"ぁ"ぁ"……!!…や"っ…!…や"べて…!!」
「ああ…!…
ビュグッッ!!ビュルルルルルッッッ!!!
「アアッ!アアアァァッッッ…!!」
シャーリーを真正面から抱きしめ、そのまま膣内へと射精する。尻を鷲掴み、巨乳へと顔を埋めてピンと勃つ乳首を啜り上げる。
乳首の色は真っ黒では無いが、かなり濃い目の茶色だった。
「ヂュズズ…ぷはぁ…あ〜〜気持ちイイ〜♡…」
ヌ"ヂュゥゥ…♡…ヌポンッ♡
態度とは裏腹にチュウチュウと吸い付いてくる膣から肉棒を抜き、意識を薄れさせるシャーリーの半開きの口へと肉棒を突っ込む。
シャーリーの膣穴からは俺の精液がドポリと溢れ出ていた。
「ぉ…ぶぇ……!」
鋭い目つきは鳴りを潜め、涙を流す瞳は開いてはいるが朧げだ。抵抗無く口の中に肉棒を挿入した後は、ゆっくりと頭を掴んでオナホのように掃除をさせる。
チュポ♡チュポ♡チュポ♡チュポ♡
「ふぅ〜〜〜口も大きいから全体を包み込めてイイな…ギザッ歯も噛まれさえしなけりゃイイ刺激だし」
「
ウタが大きな口を開けてアピールし、レロレロと舌を動かしながら嫉妬と期待の混ざった眼差しを向けてくる。可愛い奴だ。後でシテもらおう。
「そいつの記憶はどうするの?全部消す?」
「いや、コイツの占いは役に立つ。記憶を弄れば占いが上手くいかなくなる可能性があるから記憶はそのままペットにする」
ヌッポ♡ヌッポ♡ヌッポ♡
マリアンヌにシャーリーの処遇を聞かれ、俺はシャーリーの頭を前後に動かしながら答える。
唇を無理矢理窄ませ俺とシャーリーの体液を掃除させ、このままもう一度射精してやろうかとも思ったが流石に死んでしまいそうなので一度解放してやる。
俺の肉棒にはシャーリーの唾液と共に彼女のリップの赤色がキスマークのように付いていた。
俺はぐったりと失神しているシャーリーをヌマヌマの身体に収納し、背後を振り返る。俺はさらにヌマの身体を広げ、震えながら捕まっている人魚達を押し潰すように覆い被さった。人魚達の甲高い悲鳴が一瞬だけ響き、その後すぐに静寂へと戻った。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「ドクロマークら…チビ人間共も海賊団なんら?」
「…そういえばこんな奴もいたなぁ」
好き勝手に暴れ、魚人島を出発して海中に出ようとした俺たちの目の前に黒ひげ海賊団の中でも最もデカいサンファン・ウルフすら比にならない程の巨大な魚人、原作に登場していた巨大海坊主のワダツミがいた。
「キャプテン・バンらー・れっケン船長は何処行っちまったんら〜?お前ら知らないか?」
毛むくじゃらで半裸。間抜けな表情と舌っ足らずな口調は人気の無いゆるキャラのようだ。
「ウルフよりもデケェな。何だこいつは?」
「ワダツミっていう大入道とか呼ばれてるオオトラフグの魚人だ。俺が魚人島でぶっ殺したバンダー・デッケンっていう海賊の手下だな」
記憶を読まずとも元から知っている原作知識から答える。
こんな所で船長であるデッケンを探してるってことは竜宮城の騒ぎを聞きつけて飛んでいったデッケンに置いて行かれたんだろうな。
「魚人だから海中でも動けるし、巨人族よりもデカいこの巨体なら何かの役に立つんじゃねェか?」
「新世界の海上まで引っ張らせりゃ楽そうだな」
「ウルフのせいで船もイカれそうだしな」
「ゼハハ!おう!デカ海坊主!…おめェの船長だが、どうやらおれの仲間が消しちまったらしくてな!どうだ…行くとこねェならおれの部下にならねェか!?」
俺がそう問いかけるとティーチは笑ってワダツミを勧誘する。
「れ、れっケン船長を消したらって〜〜〜!?」
ガビーンと効果音がつきそうなアホっぽい反応をしたワダツミが一転して怒りの表情を浮かべる。
間抜けな顔の通り単純そうな奴だ。きっとバンダー・デッケンにも適当に言いくるめられて良いように使われてただけなんだろうな。
「ぬぬぬ〜!許さん〜〜!れっケン船長の仇ら〜!潰れろチビ共〜〜〜!!」
ワダツミが腕を大きく振りかぶって殴りかかってくる。拳一つでも俺たち全員を纏めて潰せるほどに大きいが、俺たちは誰1人として慌ててはいなかった。
「ゼハハ…ちょいと躾けてやるか…!」
ブゥゥゥン…!!
ティーチが右手にグラグラの能力を発動させ、そのまま空中を殴りつける。
「
ドゴォ!!
「ぶごぁ"ぁ〜〜〜〜〜!!?」
ビキビキと大気がヒビ割れ、地震の衝撃波がワダツミを吹き飛ばす。
「ゼハハハ…何度使っても痛快だ…!だが、力加減はまだ難しいな…」
「別に手加減の練習なんざいらねェだろ」
「ムルンフッフ…!アタシらの背中にだけは撃たないでね…!」
グラグラの能力は破壊力は抜群だが、味方も巻き込む危険性があるのも事実だな。
「新世界に出ればどうせ練習相手は幾らでも湧いてくるさ…白ひげ海賊団の残党とかな…マルコ達を潰せば空いた四皇の席はお前のモンだな」
「おれが四皇か…!…ま、名乗り始める気ではいたが、海軍や政府どもの反応を見ねェとな」
「いや、白ひげの残党を潰せば黒ひげは必ず四皇と呼ばれるようになる。それはもう決まっていることだ」
「…妙な言い方するじゃねェか。なんか理由があるのか?」
「理由というか…知識かなぁ?…あとで話すよ。信じるか信じないかは任せるけど、俺の記憶ごと渡してあげる」
轟音を立てて倒れるワダツミを背景に会話を交わす。
「ふごぉぉ〜〜〜!イ、イデェのら〜〜〜〜!」
巨体も相まって地震の衝撃を受けても死んではいないようだが、力の差は分かっただろう。ワダツミは腹を抑えてビビっている。
「…
「ふがぁ!?」
ワダツミの頭に向けて『侵食』を発動し、ワダツミの記憶を操作する。
巨大すぎて魚人島にも住めず、深海を彷徨っていた所をデッケンに拾われた過去が読み取れたので、デッケンの存在を消去して俺たち黒ひげ海賊団に拾われた過去にすり替える。
「ついでにメシと寝床を与えてやった記憶も付けてやるか…意外と恩はしっかりと返すタイプみたいだしな」
こんな巨体でもあっさりと記憶操作は完了した。
そういえばワダツミは原作でも本人からすれば米粒よりも小さい
「おう。終わったか?」
「ああ…俺たちに拾われて世話されてる記憶に変えてやった。俺たちの命令なら多分何でも聞くぜ」
「んん、ふがぁ〜?おいら何してらんだっけ…?」
「ゼハハ…ワダツミィ!何ボサっとしてやがる!さっさと船を引きやがれェ!!」
「んがっ!?そ、そうだったら!すぐに引くらティーチ船長〜!!」
コーティングされた俺たちの船にロープを引っ掛けたワダツミはそのままティーチの命令通り船を引っ張って海中を泳ぎ始める。
デカくて邪魔だが物理的に良い労働力になりそうな部下を手に入れ、ワダツミをぶっ飛ばしたグラグラの能力を見た傘下の海賊達から情景の歓声を受けてご満悦のティーチは高らかに笑った。
「さぁて…いよいよ新世界だな」
「ああ…ラフィット、海上に出たら幹部を集めておけ」
「ホッホッホ…作戦会議でもしますか?」
「ゼハハ、まァな。だが…その前に…」
ティーチがチラリと俺を見た後、船長室へと入っていく。
俺も後を追って部屋へと入った。ま、男同士で仲良く語り合いでもするとしようか。