長年相棒だった全身鎧の戦士が実は甘えたがりの高身長女子だった話 作:山崎世界
「んふふふー……あにきー」
さて、帰宅した俺はとっとと着替えてしまいたかったのだがそれも許されずワレにひざの上に座らされ、そのまま頭を撫で繰り回されていた。
こっちとしては多少なりとも負い目があるので甘んじて受け入れている。
「……可愛い。あにきの子供って、こんな感じ、なのかな……」
服装が変わっただけだけどな。
「あにき……あにき……」
何度か呼んだかと思えば、よし、と息を呑んで、
「……リンくん」
耳元で小さく呟いた。ぞくりとした。俺の方が年上だというのに、その常識がまるで溶かされたかのように包み込まれる感覚を覚えた。
「……お姉ちゃんって、言ってみて」
マズいな。それは本当にマズいな。何かというと俺のなけなしのプライドというか尊厳というやつが失ってはならない領域に。
「……お姉ちゃん、寂しいな……」
よし。切り替えである。
これはただのごっこ遊びだ。いいな? ここから何が起ころうと実在の俺たちには一切関係のないこと。
「お、お姉ちゃん……」
「!!」
声にならない声を上げ、ワレは俺を力強く抱きしめる。ちょっと苦しいくらいである。
そのままほっぺたにキスを浴びせて来て、頬ずりをしてくる。
「リンくん、リンくん、お姉さんに思いっきり甘えていいからね」
こやつめ人の気も知らずに。
「……わーいお姉ちゃん!」
ワレをベッドに押し倒しながら、その胸に顔を埋める。本気で押し返そうとすれば出来るだろうに、まるで微笑ましいものを見るように。
そういうことなら、と俺はまるでエロガキのように乱暴に胸を揉みしだく。それだけではなく、散々知り尽くしたワレの身体の弱いところを突く。
「ぁ……ん……!」
思わず甘い吐息がワレから漏れる。
「ふふ……上手、だね。いい子いい子」
頭を撫でられる。顔が赤くなっているのを誤魔化すように、胸への愛撫を繰り返し、その度に確かにワレは感じている。
「ひゃ、ぁ……ん、上手、だよ……」
にもかかわらず余裕のあるような態度を見せ、俺のズボン越しに手を当てる。
「ぁ……」
「ふふ、リンくんも、ここ、苦しいのかな?」
俺も思わず声を漏らしたところで、ワレはゆっくりと舌なめずりをしながら攻め立てる。
そのままズボン越しに手玉に取るように擦られる。
負けるものかと俺はワレの身体に伸ばした手をさらに激しくして、ぐにゃりと曲がるおっぱいを堪能する。
「……っ! っ!!!」
達したのは同時だった。
「うんうん、頑張ったね……んちゅ、れろ……」
ワレは俺のズボンを下ろして、性液まみれの肉棒に舌を伸ばして精液を舐めとる。
「今度は、こっちに、ね」
そしてそのままベッドに体を横たえて、服を乱して足を大きく開き、濡れた秘部をこちらに見せつけてくる。
「ん、ふぁああああ!!!」
一突き入れると喘ぎ、息を荒くする。けれどどこか手玉に取られているような感覚は残っている。
「はぁ、はぁ……うん、上手、でも、これは、どう、かな?」
腰を動かし、膣内が複雑に脈動する。思わず射精しそうになったのをグッと堪え、腰を突き入れる。
「……はぁ、はぁ……」
「ぁん! はぁ、いいよぉ……!」
いつの間にか荒い息を吐いていたのは俺だった。
(……いつか、手元を離れる日が来るかもしれない……けど、それは今じゃないはずだろ)
「リンくん、リンくん……!」
ワレの足が俺を逃すまいと腰まで絡みついてくる。
「…………あにきぃ……!」
「っ!!」
ふ、と我慢が切れて、俺はワレの膣内に射精する。
「……ふぅ……」
「……その……あにき……」
ワレはバツが悪そうに。
「……あの、何か変な気分になっちゃって……その……失礼な……」
ああ何だ。まだコイツは俺の手元にいるじゃないか。
「……気にすんなっての」
頭をポンポン叩いて。それで終わりだ。
軽い仕事だったとはいえちょっと疲れた……。俺はワレに抱きしめられたまま、意識を手放した。