長年相棒だった全身鎧の戦士が実は甘えたがりの高身長女子だった話 作:山崎世界
初夜、である。
ウェディングドレス姿のままのワレが、勝手知ったる我が家のベッドで腰掛けている。
アリア特製のドレスなだけあって、割と動きやすいらしい。
『料金? 要らないわよそんなの。あ、もし離婚とかするようなら10割増しで請求するから』
だそうだ。
「……」
「……」
疲れている。けれどこのまま眠るわけがない。
「あにき……」
軽く触れ合うようなキスをする。
「ん、ちゅ……」
ずっと。何度も。たまに頬とかおでこに。愛情を確かめ合うように。
「ふふ……」
指と指を絡めた時に、引っかかる感触。お互いの婚約指輪の存在に、二人して何だかおかしくなって見つめ合って笑いあう。
「ちゅ、れろ……」
やがて舌が絡み合った。
「……ふぅ……」
ワレがベッドに両手を投げ出し、身体を預ける。その瞳は蕩け、熱くこちらを見つめている。
ウェディングドレスの滑らかな生地の上から身体に指を這わせる。
「ぁ、ん……!」
ワレの身体は敏感に反応する。
「ぃ……!」
今度はワレが手を伸ばしてきた。俺の胸元のボタンを外して、胸板に指を這わせる。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
お互いの息遣いだけが木霊する。
「ふやぁ……あに、き……」
「ワレ……」
名前を呼び合いながらキスを交わし、お互いの身体の敏感な個所を触り合う。
「ぁ……」
お互いに相手の感じる箇所は分かり切っている。
下着越しに触るだけで、二人して身体をビクビクさせながら、けれどどちらも止めない。
「イくよ……ワレ、イく、から……」
「ああ、俺も、イく……ッ!」
二人とも同時に。愛液と精液がお互いの身体に掛かる。
「ぁ、ん……!」
ワレの首筋に舌を這わせて、胸を揉みしだく。ウェディングドレスを卑猥に歪ませ、秘部を露出させ、精液を浴びせ、この花嫁は自分のものであるということを示していく。
「……愛してる」
「うん、ワレも……愛してる」
今度は俺がベッドに横たわり、そこにワレが覆いかぶさる。
「ん……ふぅ……はぁ……ん……」
むに、とワレの美巨乳が俺の頭を潰すように押し付けられる。
「あにき、喜んで、くれる?」
「ああ」
「ふふ、よかった……あにき……ワレの、旦那様……」
たぷん、たぷん。
「きゃん! もう……」
俺はワレの胸の硬くなっている先端を捻る。
「イヤか?」
「ん……そんなこと、あるわけないよ……」
捧げられているおっぱいに溺れるように乳首を口に含み、舐めまわし、硬くなった肉棒はワレの太ももあたりに押し付ける。
「ぁ、ダメ、だよ……このまま射精しちゃ、ダメ……」
このまままでも射精してしまいそうになるほど気持ちいいが、ワレは俺の股下まで潜る。
「れぇろ……旦那様のおち〇ちんに、いーっぱい、おっぱいご奉仕するの……」
ワレのおっぱいが肉棒全てを包み込み、唾液をだらしながら奉仕が開始する。
「んふふ、あにき、これ、大好き、だよね? ワレ、あにきに教え込まれちゃったから、ね。あにきの女になってから、ずっと……ふふ……ん……」
ぬる。にちゃ。ずる。
ゆっくりと胸の形が卑猥に歪み、時には激しく、互い違いに。様々な刺激で肉棒が刺激される。
「んふふ……」
「ぁあ……」
手を伸ばして頭を撫でてやると、軽く笑みを浮かべて、胸の谷間の深いところまで、肉棒が、呑み込まれる。
「ぁああ!!」
ビュル! ビク……ビク……。
中で果てる。最後まで肉棒が柔らかな肉に包まれて、絞られる。
「はぁ……はぁ……いっぱい、出た。ね……」
ワレが胸の谷間を広げると、精液が糸を引き、どろりと落ちた。
「ぁ、む……」
そこにワレは指を伸ばして精液を救い取り、舐めまわした。
「あにき……旦那様……ワレ、ご奉仕、上手にできた?」
「ああ」
「んふふ」
頭を撫でてやると、先ほどまでの淫靡さなど感じさせず、無垢に微笑む。
「あにき……来て……」
足を大きく広げ、ドレスの裾を掴んで捲し上げる。すでに濡れている秘所を曝け出し、我慢しきれず自らの指で慰めている。
「はやくぅ……」
ワレは自らの腕で太ももを掴んで固定する。
「ぁ……」
肉棒が膣口と触れ合うだけで軽く喘ぐ。俺も一瞬声が漏れそうになった。我慢汁と先ほど出した精液、愛液と混じり合い、ぬるぬるが触れ合うだけで凄まじい快感を運んでくる。
「ぁ、は、んん……! 焦らさない、でぇ……!」
お互いに息が荒く、照準が定まらない。陰唇と擦れるだけでお互いに絶頂してしまいそうになるからだ。
けれど、本当に求めているのはこれではない、と。一瞬、唾をごくりと飲んで、照準を合わせる。
「っ、ぁああああ!!!」
ぶちゅ。ぬぷぷぷ。
一気に突き入れ、ワレが大きく喘ぎ声を上げる。
「ぁ、はぁ……はぁ……あ、はぁ……んん……! あに、き……先に、イっちゃ、った……」
俺もまだ達していないのが不思議なくらいの快感だった。
あと一呼吸しただけで精液が漏れそうだ。
「ふぅ……」
「はぁ……」
二人で深呼吸する。気持ちが高ぶりすぎて怖いくらいだった。少し。ほんの少しだけ落ち着かせて。腰を動かし始める。
「ぁ、はぁ、はぁ、ん……!」
膣内はぬるぬると脈動して、肉棒は常に射精してるかのようだった。
「ぁ、はぁ、はぁ、あに、きぃ……!」
グイ、グイ、と体重を押し付けるようにしてピストンする。
「ぁ、ああ、はぁ、はぁ……」
頭の中に火花が散っているようだ。
「ワレ、愛してる! アイ、してる……!」
「うん、うん、うん……!」
言葉の応酬は単純に。酸欠に喘いだ口はワレの胸を咥え込む。
「は、あ、らめぇ、イくぅ……! だんなさまぁ、あに、きぃ…… !」
「俺もイく、一緒にイくぞ!」
「うん、いっしょに、イク、イクイクイク、イっくぅうううう!!!」
ドピュ! ビュル! ビュルル!
膣奥に精液を注ぎ込み、俺はワレの身体に倒れ伏す。
「ん……ふぅ……」
「ふぅ……ふぅ……」
ワレのおっぱいにまた包まれながら、繋がったまま、また少し休む。
「おつかれさま……あむ……」
肉棒を抜くと、ワレは精液のついたままの肉棒を軽く口に咥える。そのままあくまで優しく、ちゅーっと残った精液を吸い上げる。
「ん……まだ……元気……?」
固くなり始めた肉棒にはぁ……と恍惚とした声を上げる。
「今度は、ワレが動く、ね……」
ワレがまたドレスの裾を持ち上げ、秘所が見えるようにしてゆっくりと挿入していく。
「ぁ、はぁ……はぁ……」
締め上げは緩いわけではないがキツくもない。
「ゆっくり、動くね……」
その言葉通りに、心地よい、といった程の快楽を運んでくる。
「ふぅ……ふぅ……」
両手を伸ばし、ワレと手を繋ぐ。その手には婚約指輪が輝いている。
「ぁ、ちょっと、大きく……きゃん……!」
下から突き上げると、可愛く喘ぎ声を上げるワレ。
「動きたい?」
「ん」
「じゃあ、好きに動いて、ぁ……ッ!」
基本的にワレが腰を動かしているが、俺の方からも腰を動かして膣奥を突く。
「ひゃ、あ……! や、そんなに、いきなり動いたら、イっちゃう!」
「大丈夫だ。俺ももうすぐイく」
「ホントに? じゃあ、いっしょ、だよ」
ゆっくりとしかし段々と早くなっていく腰の動きに従っておっぱいがぶるんぶるんと揺れる様子も間近に見える。
俺たちは手を繋ぎながら、ゆっくりと絶頂へと向かっていく。
「ぁ、らめ、イく、イッくううう!!!」
そしてまた膣奥に射精する。
「はぁ……ん……」
今度はワレの方が俺の方に倒れこんでくる。
「んちゅ、あにきー……」
つながったまま。俺の方にキスをしてきたり。胸を押し付けてきたり。また肉棒が力を取り戻して今度は後ろから突いて……。
※※※
さすがにお互い疲れ果てて、ドレスもとりあえず全部脱ぎ捨てて裸のままベッドに入った。
とはいえもうさすがにエロい気分になったりはしない。仮に俺の後頭部がおっぱいに包まれているとしても、である。
「んんー……幸せ、だね……」
ワレは俺の頭を撫でながら、言う。
「まあ、そうだな」
さっきまで俺の方が腕枕してたりする。
まあどっちだっていいけどな。甘えたり、甘えられたり。俺たちは多分こうして生きていくのだろう。