「んっ♡ ぬっふぅ……っお゛♡」
ここはフロアを丸ごとくり抜いた巨大排泄施設。
奇妙な高層ビルの一角に、年若い乙女の嬌声が響く。
続いて──ぱんぱんぱんと、リズミカルな音が追走する。太鼓のように瑞々しい肌が震える。
「はーっ♡ はーぅ……イグっ♡」
トイレの便女、ミキ。
セックスで達し、腰を大きく逸らす。未成熟な肉体が、大人顔向けの深イキで跳ねる。
「おっ……♡ おち、んぽっ♡ ぎもちいっ……♡」
息も絶え絶えに、ゆっくりと身を起こした。
ミキの背は十二歳相応に小さく、幼さはむさい大人たちに囲まれれて更に際立つ。
「ああ……っ♡ お疲れ様です、おじさん♡」
「ふーっ。めっちゃでた」
「あは♡ 私も、おまんこのなか……ぐずぐずに熱くて、ぴゅってしたの感じた♡」
今日は、何十人という男たちの性処理をこなしたようだ。体は汗と唾液に塗れ、恥蜜は結合部をぐしょぐしょに濡らす。
その痕跡は外見にも表れていた。きっちり整っていたマイクロビキニは、今やかろうじて薄い乳房の上には乗っているものの、乳首も幼壺も隠せていないほど乱れている。
メイド服風のレースも粘液で歪み、撚れている。精液を封じた
汗と潮に濡れた髪は、頬やら肩やら、彼女のあちこちに張り付いていた。
男を絶頂に導く仕事を終え、
「はぁ……はぁ……。────
一、十、百……。
自分の数えに間違いがなかったことを確認し、大きく感嘆する。
千年も風が通わぬ洞窟にようやく一筋の空気が流れてきたような、万感の想いが籠ったひといきだった。
ついに、便女の役目が
「おわりました……
わぁ、と拍手が巻き起こった。
便女の痴態を眺め続けた紳士たちは清々しい表情で彼女を讃えている。ミキとの性行為後もトイレから去らなかった彼らは、みな憑き物が落ちた
「おう、お疲れ様ミキちゃん!」
「キレイだったぞー」
「いやー、長かったなぁ。時間を忘れて腰を振り、見物してた」
「ふぅ……ふう……♡ みなさま、そんな。私なんかに労いの言葉を……ありがとうございますっ!」
「いやホント、気持ちよかったよ! ありがとう!」
「プレイ・ショーのロリマドンナ、ブラボー!!」
「ああ……えへ……♡ どうも……♡」
さっきまでミキを犯していた青年も喝采の彩りに加わる。
彼女はなんだか、褒められるのが照れ臭かった。顎に指を当ててはにかむと、本物のショーの演者のようにお辞儀をした。
「ありがとうございます!あなたも、ありがとう!ありがとうございます!」
よう──ではなく、正真正銘彼女が主演と言えるかもしれない。
この地獄のような異世界で、確かな主人公として──彼らの慰み者なのだ。
「すっごく気持ちよかったよ」
「またヤらせてくれよ」
「ありがとうございます、ありがとうございます! 皆様ご利用ありがとうございました! ですが、私にはまだ皆さんにすることが──
「ほお?」
ミキがまっすぐ男たちを見据える。
「ぁーん……」
全ての演目が終わり、帰ろうとする彼らを引き留めたミキ。
彼女の丸く開かれた口を見て、男たちは次々と納得顔を浮かべる。
「──ああ。そういやそうだったな」
「そうだそうだ。まだ残ってる」
「
示し合わせた様に男たちは円陣を組む。
その中央に便女を閉じ込めるために、何層にも重なった人垣が出来上がった。
「ふふ……皆さまはもう、
少女はダンスのステップを刻むように踵を捻り、ずらりと自分を取り囲む男たちを──搾んた陰茎たちを眺める。
幾度も幾度も繰り返し搾精し、何度も何度も肌を重ね、睾丸の中身はすっからかんだった。
「そもそも
ミキは一人の男の前に跪き、口を大きく開いた。ミキの口腔から覗く喉奥は、空腹を満たされることを待ちわびている。
「んあぁー。
彼女の舌先が、むき出しの亀頭に触れる。
男性器には生殖器として精子を放つ以外に、生物として重要な機能が
「じゃ、遠慮なく」
「んぐっ……」
鮮やかな赤い舌に向けて、濃黄の体液が放たれた。
「んぐっ♡ こくっ、こくっ…………」
「ふーっ…………」
「ふー……♡ んく、ん、んっ」
立ちこめる尿臭。
二人とも、心地よさげにため息を漏らす。男は開放感から。
「ん゛っ♡ こぷっ……んぐ、ごっ、んごっ、んぐっ!」
便女は……。
味だろうか。使命感だろうか。それとも喉の渇きでも潤っているのだろうか。
そして一人目の放尿が終わる。
「ぷばっ♡ はーっ……♡ はーっ……♡ けぷっ」
「ふう、すっきりした。満足したぜ、じゃあまたな!」
「はい……♡ またのご利用、お待ちしております♡」
男の尿を胃袋に溜め込んだ少女は、にこやかに微笑み、輪から離れていく男を見送った。
そして、ミキは隣の男に体の向きを変えた。
柔らかくなった陰茎を差し向けられ、自らその先端を咥える。
「どぉーぞっ♡ ……あむっ♡」
「おお。ナマフェラでまた勃ちそう……」
「んー♡ ではお早く、
二分勃ちの陰棒は鈴口を狭め、放たれる尿液は流速が強い。
喉奥を叩くようなそれにそっと舌先を添えた。
「んく、んく、んく、ん。っ……。くんっ……んぐっ……!」
勢いよく流れる尿は、舌根を伝い、喉門に蔓延り、食道へなだれ込む。
それらに刺激によってミキの思考は熱を帯びていく。
そのすべてを口に含んで、一滴も漏らすことなくミキは尿を飲み干していく。
「んぐ、んぐ。ん…………!」
口径を絞った分だけ長く続いた放尿も、やがてまばらになる。
最後に数度、潮吹きのように浴びせられる水飛沫も、しっかり喉奥で受け止めた。
「……っはっ♡ はーっ、ふーっ♡ けほっ、ちゅっ♡」
少女は余裕そうに笑う。
一滴の尿を垂らした亀頭に、そのくちびるをそっと重ねた。
「ご利用、ありがとうございます♡」
口の端からは僅かに汁気が滴る。
尿を飲み込むことは、性別や年齢に関わらず相当な屈辱や不快感を味わう行為だ。
それも一度のみならず、連続して二度。幼い彼女には耐えられるはずもない。
だがむしろ、ミキの瞳は生き生きとしている。
歯をカチカチと鳴らし、次を催促する。膝の間には新たな愛液が伝い、床を湿らせる。
つまり、彼女は飲尿によって
なぜなら、
「どうぞっ♡」
そしてまた、さらなる男に対し、萎えた逸物を咥えた。
乱交パーティーを楽しんだ男たちも。
「んー、んーっ♡ はふはふ、こくん、こくんっ……」
今日一番の逸物でミキをイかせまくった青年も。
「ぷはーっ♡ ぷひゃーっ、おげっ……げぇええっぷ♡ はーっ、アゴはずれる……っ♡ おにいさん、やっぱでかすぎ……♡」
ハジメテを奪ったおじさんも。
「じゅるるっ♡ んっ♡ はーっ♡ おじさんのおしっこ、すっごく熱かったです……♡」
誰も彼も────。
「ん。んふふ…………♡ おあじ? おいひい、おいひいれすよお♡ れろれろ、くぷ、んくっ」
「……咥えずに、ですか? はい! お任せください♡ んぁ……──」
「──じょぼぼぼっ、おごごっ! ──んご、ごぐっ──ごぼぼっ……」
「ふーっ! んぐ、んぐ。……っは、ぷはっ♡ ……つぎっ♡」
それは不合理な光景だった。
彼女が経口摂取した排泄物は、体積的にあり得ない量に達している。
「んんんん゛っ♡♡ ごくっ、ごくっ! ……ぅゔゔうっ、ふうう゛っ!!」
十二歳、一年女子中学生の平均体重は45kg前後。胃袋の大きさもそれ相応。
1リットル程度の容量でも、ゆっくり食物やガスで拡張していけば3リットルほどになるだろうか。
だがもはや胃袋が受けたのは尋常ならざる拷問といえる。
その薄い腹は、まるで妊婦のようにぽっこりと膨れて、なおも膨らみ続けている。
「ふーっ、ふーっ! ごく、ごぶっ、くぅ──ごく、ごくごくっ♡♡ ちゅるるっ……」
健全な少女であったならまず経験することのないハードな飲尿。このインモラルで不合理な行為は、性行為に及んだのと同じ人数だけ続くということ。
少女に休む間はなく、男たちは尿を注ぎ、胃袋を満たしていく。
「うぐっ……!? ……っは、っは…………。うっ!? んぐ、んぐっ、んぐっ…………────」
ミキの顔はもはや苦痛に歪み、瞼からは涙が溢れ、さらりとした鼻水が垂れる。
「んぐっ♡ んぐっ♡ ……ごくんっ♡」
それでもミキは積極的に尿を取り込む。飲み、胃へ収める。
生まれ持った本能が拒絶しようと、肉体が限界を迎えていようと、彼女は
このように
「ふぐっ……! んくっ、んくっ。ごくっ、ごくっ…………」
そうして、ミキは変わるがわる飲尿を繰り返す。
「ふーっ♡ うっ…………っは、はっ、はっ」
男一人につき、おおよそ300ミリリットルの尿液。それがかけることの人数分────飲尿はすでに、10Lでは利かない量に達している。
たとえそのすべてを胃から通り抜け、小腸が取り込み、体内に吸収できたとしたら。
容積的にも、体細胞の電解質バランス的にも、精神的にも、とっくに破綻が訪れているはずだ。
「こぷ、うぷ。…………っ、…………っは……!! あうない、あうない」
だが。
「はひ、あーむ♡ ……んぐ、んぐ、んぐぐっ! ごくっ……ごくっ」
彼女の腹、薄皮一枚下に収まった胃袋は。
「……ごっ、く……! んっ♡」
なだらかだった腹部は袋状、彼女本人の体積の
「────ぷはっ♡」
現在の彼女の
────身動きのとれぬ
「──げぇええっぷ、うぷっ♡ フーッ、フーッ」
彼女はミキ。十二歳の少女、便女。
ほっそりとした腕。折れそうな脚では体重を支えられず、ぺたんと座り込んでいる。
銀色の頭髪は二つにくくられ、衣服は水着とメイド服の折衷、身体中にぶらさがるコンドーム。
紫の瞳は幼女の興奮に応じて輝きを増し、尿を無理やり押し込んだ口で必死に空気を取り込もうとする。
膨張した胃は皮膚を千切れそうなほど引き延ばし、薄皮の下で血管の筋が浮き上がる。
可愛らしいタテ臍も裏側までひっくり返り、青白い内側を晒している。
「ふーっ。ふぅうぅううぅ……っ♡ おなか、ぱん、ぱん。ていうかこれ、うごけないかも……♡」
この
身に纏ったヒモの隙間から風船のように歪に膨張した腹部が突き出し、水袋そのものの
「はーっ♡ はーっ♡ ごりよう、ありがとう、ございました」
苦痛に顔を歪ませた少女、ミキ。
彼女は何よりもその内臓を一つ、悍ましく変形させていた。
少女は男の尿を飲み干し、立ち去る背に手を振って見送る。
最後の一人を相手にするころには他の利用者はおらず、便女はぽつんとトイレに取り残される。
「はあ……はぁ……」
ミキの体は床にだらしなく広がっていて──少女が肥満に見えるのではなく、異常量の水分を蓄えた腹部のみが膨らんでいる──、張り出した水風船の質量をべったりと預けている。
身動きのとれぬ体で一人、バケモノを宿したように大きく膨れ上がった腹の皮をそっとさすりながら、息を整える。
肩を揺らすたび、ツインテールの銀色が、カラフルな避妊具が揺れていた。
「うご……ぐお、うごけない」
「では動けるようになりましょうか」
「あれ、マスター!? まだ、呼んでないのに」
突如現れた
それを一瞥すると、彼は何処からともなく金属の棒をとりだした。
「はあ、はあ……」
「労いの言葉を掛ける前に、一先ずその体を元にもどしましょう」
「はあ、はい……。その、鉄棒みたいなのはなんですか?」
マスターは金属棒をてきぱきと継ぎ合わせ、床に固定していく──いつの間にかタイルの一部にポールを差し込む床面金具が出現している。
がしゃんと音を立て、握りが前後にくねった、歪な鉄棒のように組みあがった。
「ええ。この補助具に
「え……えええっ!? まさか、
「
「え……ええ~~!? こんな便器もない、壁もないところで!? やだ──!」
ミキは頭を抱える。
胃の苦痛とは異なるそれは、マスターの有無を言わさぬ態度から、どうも避けようがない。
「う、うへ……恥ずかしいんですケド……」
「人の視線もありませんから壁は無くていいでしょう。便器については、今貴方の足元に
「お、あれ? 確かになんか、お腹の下に空洞がある!」
ミキの体の下には、金隠しの無い和式便器のような簡単な排尿施設があった。
おそらく、時間を停止してマスターが作ったのだろう。出来上がったことにすら気づけない早業だった。
「う、うーん……それなら……ってマスターがいるじゃん!」
「私はヒトではないので」
「はぁ……。まあいいや、もうこれで。マスター、目はつぶってよ?」
ミキは意を決して手を伸ばし、目の前の手すりに手を掛ける。
腰を浮かせると、マスターの手が後ろから支えに回った。
彼の手のひらが、粘液に塗れたミキの臀部をしっかりと保持する。
「お手伝いします」
「ありがとうございます、よい、しょっ……!」
少女自身の体重を超える
今や百キロを超えるミキを、腰を掴んだマスターがひょいと持ち上げた。
「くっ、ぐぐぬっ……いてて、おなか、おなかもれそう」
「大丈夫ですよ、今のあなたは消化も嘔吐も破裂もしませんから」
「わかってますよぉ~、ふーっ、ふーっ」
マスターの触れ方は優しいが、膨らんだ胃が地面を擦る。
重みに逆らえず姿勢は前傾し、腹に押されて両脚が後ろにつんのめり、靴のソールがカツカツとタイルで滑る。
ミキの肉体は既に限度を超えて伸びきっている。
「よっ……♡ こい……しょっ……!」
ミキは補助具にしがみつき、なんとか『しゃがんだ』。
肩から両腕までを鉄棒に預け、腰から後ろはマスターに支えさせる。
後ろ足をどうにか左右に開き、これを補助具の足もとに引っかけた。
「ふーっ♡ ふーっ♡ これ、なんか産むみたいっ、うんだことないけどっ」
ミキのほっそりとした太ももの間に、でっぷりと膨れ上がった腹部がぶら下がる。水腹と太ももの間に挟まったコンドームは表面の
かぱかぱと、緊張と疲労で膝が揺れる。
「ふーっ♡ こしつかれる、う゛ぅー♡」
「この姿勢が限度の様ですね」
丸出しの股間の真下には、便女放尿専用の白い便器が大口を開けて構えている。
周囲に衝立は無く、彼女の痴態を隠すものは何一つとしてない。
ミキは歯を食いしばった。深く瞑られた睚にじわりと涙がにじむ。
マスターの視線が性器に向けられる。
開いた陰唇の中で、尿道が痙攣していた。
「それでは準備が出来ましたね。
「うっ……!?」
「ああ、嘔吐については心配ありませんよ。噴門だけそのまま閉鎖してありますから」
「ぐぅっ、うううぐ?!!?」
ぞくり。
あるいは、ごぽり────。
少女の白い背筋がウネウネとよがる。
ツインテールを揺らし、震える肩、腕、手の平を補助具にぐっと押し付ける。
いや、苦しんでいる、が正しいか。
今、過剰な水分と不必要な尿成分が、彼女の胃袋以外めがけて巡り始めた。
「さらに。
「ほぎぅ!? あつ、あつぃ、しんぞうが、がぁああ──────!」
マスターの淡々とした声に合わせ、ミキの体内で目まぐるしく超常現象が巻き起こる。
いま、彼女の身体機能のひとつひとつの制御は、脳信号でも化学反応でも物理法則でもなく、
「体内の代謝はすべて尿を排泄するために機能。手足がむくんだりはしませんので、そのつもりで」
「それ、って、おしっこに、しゅうちゅう、ざぜっ!? おなかっ!? ごわれるぅ!?」
ミキの
胃に呑み貯めた尿は、奥、上下、手前へ────小腸に沿い縦横無尽に駆け回る。
皮膚も膨らみにそってタテ、ヨコ、まるで沸騰したように凹凸が変わる。
「おおお、うううぅ!!」
勢いを増した濁流から小腸によって水分が吸い取られ、腎臓へと溜まっていく──溢れるようなスピードで、彼女自身の尿として。
彼女の臓器が破裂するように肥大化し、その躍動の代償が神経を伝う。
「ぎっ!? いだ、いだだだっ!? おながいだいっ、いだっ!?ひぐっ」
尿管から膀胱、尿道へと駆け巡る排泄液。
少女は顔を青ざめさせ、その穴という穴から汁を垂れ流す。
激痛に彩られた滂沱が、ぼたぼたと床のシミに加わっていく。
ミキはたまらず足を痙攣させ、いきなり放尿した。
「おおおっ♡ あづ♡ おしっこあっづ!」
だだだだ────と、マシンガンのような水の礫が便器をうつ。
激流というべきそれが、尿道に掛ける水圧によって苛烈に責めたてる。
「ほおおおっ♡ ながっ♡ いつまでっ♡ これっ♡」
急速に腹はしぼんでいくが、まだまだ赤子一人は収まりそうな
放尿の解放感を味わうのはまだまだ先である。
「ぎーっ♡ やばいこれっ♡ おかしくなるっ♡ あたまも♡ おまたも♡」
おしっこしても、おしっこしても、とまらない。
ミキの腰がカクカクと前後に震える。すぐ後ろのマスターの顔面は悲惨な状態だった。
軽くなってきた腹袋をだるんだるんと引きずり回してでも、彼女はケツを振ってしまう。
それは、
「ほぎぅいゅううう♡ おしっこでいきますっ♡♡♡」
ぶしゃぶしゃと、滝のような放尿の合間に半透明の体液が散る。
彼女が腰を振ってしまったことも相まって、便器の周囲は惨状と化していた。
「ほおへ……っ♡ まだおしっこでるぅ……♡」
とはいえ、これまでの苛烈かつ延々な
ミキの放尿はまだ続く。表情はとっくに苦痛から快楽の色に塗りつぶされていた。
口はだらしなく開き、瞼は蕩け、鼻はヒクヒクと自分の尿臭に反応している。
「おしっ……こ、きもちい……♡ はぁ、くるしいっ……♡ はぁ、ふーっ」
あれだけ破滅的だった体型も、今や『すこしぽっちゃり』程度の収まりだ。
ミキが便器で鳴らす水音も徐々に穏やかになり、跳ね返る飛沫が便器の内側に吸い込まれていく。
「ふー♡」
やがて、ミキの股から吹く細長い滝はまとまりを失い、勢いは衰え、落流は不安定に飛び散る。
まばらに広がるスプレーのような尿を最後に一度噴き出し、ついにミキは解放された。
「あーっ……」
「お疲れさまでした、ミキさん」
「どわっひゃあっ!? ち、ちかっ」
ミキの顔の正に真正面にマスターの顔がある。
汚れ一つなく、実に清潔な佇まいだった。
ミキはむすっとして、マスターの冷ややかな表情を睨む。
「う、もしかして。、みてたでしょ……!」
「はい。当然後ろで支えていましたので」
「……いや、見ないでくださいよ~!」
「特に目線を逸らす意味もないですからね」
「恥ずかしいっていったじゃーん!」
少女の頬はそれこそ水腹のようにむくれる。
とはいえマスターが自分の喜怒哀楽に一切反応しないことは解っているのだ。大人しく気持ちをすっこめる。
「……お腹、ちょっとたるんでる?」
「
「ふーん。へんなの……」
視線を下げると、あれほど怪物的な変形をしていた腹部も、多少抓める程度のたるみと、腹側部からへそを覆う皺を残すのみ。
あれだけ無茶のある変化の割には、まるで軽い後遺症だった。
「だるんだるん。……ちょっと恥ずかしいから、治りそうでよかった」
肉体の変化がこれだけ早く
ミキにはそれ以上思考することはできなかった。
はっとしたミキは、頬を二、三度叩く。
「まっ! これで私の仕事はおわり! さ、お部屋に戻っておやす──」
「お待ちください」
「みぇ?」
マスターが立ち上がる。常に真剣な表情をしているが、どうやら真面目な話らしい。
ミキもよろよろと起き上がり、姿勢を正す。
「まだお一人、このトイレの利用者がいらっしゃるのです。ご覧ください、右手、一番奥の個室を」
「あ、ほんどだ。扉しまってるじゃん」
いつからだろうか。広々とした空間に並ぶ個室トイレの扉は、一つだけ開いていなかった。
空室ではない。
ミキがカツカツと歩く。
こんこんこん。
「もしもーし?」
「!」
「大丈夫ですか? 紙がないとか……?」
「いや。大丈夫だ……です」
そう言い、扉から出てきたのは。
「こんにちは、おじさん!」
「……っ。……」
このトイレでは一般的な男だった。
明らかに成人と解る、中年風の容貌。
肌は浅黒く、背は低く、小太りで、手足は短い。
顔はつぶれたパンのようにアンバランスで、輪郭のボヤけた眼、唇は大きく、頭髪は禿げ散らかしている。
彼はミキを見た瞬間、はっと目を見開いた。
ミキはしまった、と思った。そういえばおしっこの後に拭いていない。股間はもちろん、あの姿勢では脚から腹、スカートまで汚したかもしれない。便女として身だしなみを怠っていることに気づかれたのだろう。
ちょっと恥ずかしくなり、姿勢をこっそり内股に。
ミキのそうした
「ミキ
「あ♡ もちろん!」
「──する前に!」
男は、ミキの手をとった。
唐突な行動に、紫の瞳を白黒させる。
「自分の……この胸の想いを聴いてください! ミキさん!」
「……んへ?」
「────貴方のことが、好きです!!」
「……──どういうこと────。……???────」
一拍の沈黙。
「──ええええええっ♡♡♡!!?!?」
ミキの顔面は、真っ赤な太陽のように染め上がった。
男のまっすぐな瞳は、やや照れながらも真正面から彼女の瞳を射抜いていたのだった。
★メスガキ便女! ミキちゃんのひみつ★
★プロフィールを大公開★
器具名 性処理用便女
概要
個体名称;ミキ
用途;性処理、小便器
器具タイプ;雌型
製造年数;12年
運用年数;■■年
開発済み;膣、肛門、脇、腕、背中、脚、手、口、耳、目、鼻、髪、臍、胸、腎臓、心臓、肺────そのほか全身の部位や臓器が延々と羅列している──
「ミキです。ちゅーがくいちねんせーで便女、やっちゃってます。──セックス、いかがですか♡」