好きなアヤネでどうしても書きたかったおねショタをなんとか書いてみました。冗長に感じられるかもしれませんが、ご容赦ください。こちらはpixivでも投稿しています。
ブルーアーカイブのおねショタ、もっと満ちてくれ(本音)。
pixivのURL《 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=26100007 》
最初に記します。
ホシノ先輩。
シロコ先輩。
ノノミ先輩。
セリカちゃん。
そして、先生。
本当に迷惑をかけました、ごめんなさい。
いや、ここに謝罪を記しても意味をなさないでしょう。皆さんが減刑を伝える活動をしてくれたおかげで私と○○君は共に自由の身になれました。ですが、私の心の中でアビドスの皆を裏切った自分を許せないのです。なので、これを読んでいる頃には、私はここから離れたどこかにいると思ってください。
先生の息子である○○君の方からも私のことを心から愛していて、私ととても同じ気持ちでした。アビドスのみんなが心配だという気持ちよりも、○○君が寂しくないのか、辛くないのか心配する気持ちの方が僅かに勝っています。誠意がない、期待を裏切ったと思っていますか?おかしいかもしれませんが、私は悔いがありません。何事にも代えがたい、幸せな時間を○○君と共に過ごせた以上は、迫害も、侮蔑も、憎悪も、無視も、同情も平気で過ごせそうな気持ちです。
……録音テープで事に至るまでをまとめればよい、とセリカちゃんは思っていますか?今の私には、とてもそれができそうにありません。私の姿が映った場合、○○君に辛い思いをさせてしまうからこそ、手記の形で残したのです。これを読むのはどれくらい後になるのか、私は分かりません。ですが、あのときの私の気持ちをこうして形に残すことで、せめてもの誠意を伝えて、○○君を守りたいとの思いを形にしたかったのです。ホシノ先輩、シロコ先輩、ノノミ先輩、何度も言いますが本当にごめんなさい。先輩方が青春を捧げて学校を復興させようと必死になっているときにも関わらず、その時間、努力、思いを踏みにじるような行為をしてすみませんでした。もう、私はアビドスの地を踏む資格すらありません。
先生。先輩方やセリカちゃんを傍で支えていた貴方からの信頼を踏みにじる行為をしてごめんなさい。貴方の息子さんは何も悪くありません。私が邪な誘いをして彼を惑わせただけです。憎むなら、どうか、私をそうしてください。
最後に、○○君。今の君にはまだまだ未来があります。私よりも素敵で優しい、立派な女の子と恋愛をし、好きな勉強やスポーツをしてたくさん友達を作ることだってできます。だからこそ、私と別れている今が辛いとしても、どうか、どうか、乗り越えてください。君自身の明るい未来は、君自身で作ってください。今の君には分からないところや目を背けたいところも、この手記に全て書き尽くすつもりです。幻滅したらそれで構いません。私の本心に触れてくれてくれればそれでいいのです。
私がいわゆる「ショタコン」に目覚めた理由は、思い返せば中学校の図書室にあったように思います。
公立学校の図書室は場所によってですが、自分が生まれるよりもはるか昔の図書が本棚に置かれていることも珍しくありません。私の通っていたアビドス第一中学校では、昔に刊行された童話の本、古びた文庫本や図鑑、虫食いの激しいマンガも図書室の隅に置かれていて、利用する生徒もあまりいませんでした。一昔前にあるような、図書室で男女が秘密の恋愛をする、なんて妄想すら頭に浮かぶことも叶わなそうな図書室に当時の私はよく通っていました。当時の私は、慣れない中学校の環境で悩むことが多く、いつも暗い心持ちでした。セリカちゃんは「そんなことはない」と思っていますか?私はあのとき、当時の友達を心配させたくなくて、わざと気丈に振る舞っていたのです。加えて、体育では常にドベ、勉強も思い通りに伸びず、友達も中々作れず、不満ばかりでした。そんな不満を抱えていたある日、放課後の図書室を物色していたときにその本を見つけました。
その図書には、その、なんといえばよいのか……、知識のない子どもたちが読むことを想定したエッチなことの説明がされていました。内容は今日の性教育に当てはまるような内容で、身体の発達、部位の説明、交合の仕方、赤ちゃんが生まれるまで、病気の種類やその対策ととても豊富でしたが、問題なのはその挿絵だったのです。昔に発売された本ということもあって、……服で隠れるアソコを指す名前も説明も赤裸々なのです。当時、まだ若く、「性」にも無知であった私には、エナジードリンクやカフェインよりも強烈な刺激でした。慣れない学校生活の鬱憤、彼氏を自慢したり運動や勉強ができたりと恵まれた同級生への嫉妬、思い通りにならない自分の身体への不満があった私にとって、貴重な「救い」だったのです。家に持ち帰れば家族にからかわれ、誰かに見られればセリカちゃん含む友達から蔑まれるかもしれない、そういった不安と板挟みになりながら、朝早く登校しては朝の会の前の予鈴が鳴るまで、図書室の隅に座ってその図書を食い入るように読んだのです。
ときには、私自身も少しませたようなつもりで、「普通」なクラスの女子たちが夢中になっていた、ネットサーフィンで出てくる美男美女の秘め事の動画や美しい肉体を魅せる男の人のいやらしい雑誌を見ても、興奮しませんでした。あれもあれでいやらしいと思うのですが、私自身の中に深く刺さるような衝撃が来ることはなかったのです。「普通」に当てはまりそうな、そういったエッチなものでは解消されない、上手く形にできないある感情をその本が満たしてくれました。
――修正もなく、さらけ出された男の子の秘部。
――古臭いノリで紹介される、エッチの数々。
当時の私の知らない知識が、その本にはつらつらと記されていて、思わず惹きつけられました。
ある日、埃臭いその図書室で本を読んでいると、常に身体が、特に太ももの間がかっかかっかと熱くなるように感じました。前まではそれと似た感覚になっても何とか我慢できたものの、今日はとても耐えられそうにありません。自分の手で抑えないとまずい、そのときの私はそう思いました。手で抑えると、全身が震えるような気持ちよさに襲われました。抑えるだけでなく、指を曲げて、当ててみました。先程の気持ちよさがさらに強くなり、指を止められなくなったのです。こうなってしまってはもう限界です。スカートも脱ぎ、スカートの中に履いた体操服のズボンも乱雑に脱ぎ、秘部を隠すパンツもその辺に捨て、あられもない秘部を指でいじりました。周りの目なんて気にしていられません。腹の底から汚らしい声と息が勝手に出てきてしまいます。正しく、自分の世界に完全に入っていました。思えば、「普通」の人々が体験するであろう、「オカズ」を見ての「自慰」をこのときの私は初めてしたようです。身体の水分、体液、意識全てが太ももの内側、付け根、そして、月に一度、私を悩ませる「アソコ」に集まった気分でした。
堤防が決壊するように、私の気持ちよさは爆発しました。「アソコ」からドクドクと液体が出てくるのがよく分かりました。匂いは甘酸っぱく、それでいて、粘っこい液体でした。口に入れると、その不味さに思わず嗚咽と咳が出てしまいました。身体の紐全てが切られた操り人形になったような気分です。汗をかいていることに気づいたのはその後でした。周りには、相変わらず雑に積まれた古い図書、埃をかぶった机、いつの間にか閉じていた例の本、そして雑に捨てられた私のスカート、ズボン、パンツ、そしてみっともない姿でいる私だけ。……あのときの姿はとても他人には見せられません。
おかしなことに、疲労から覚めた私は、一体、あの本の何に興奮しているのだろうとふと、考えました。当時、学校の授業で「自分のアイデンティティを見つけよう」という取り組みが積極的にされていて、それに引っ張られて純粋に自分がどうしてこの本に惹きつけられたのだろうと気になったからです。汗が滴る顔が本に被らないようにしつつ、古びたページをめくりました。あるページを目にしたとき、僅かながらさっきの興奮が蘇りました。
――男の子の身体や秘部についての解説する章。
これでした。異性の身体に興味、性的欲求を持つことはさしておかしいことではありません。そういう意味では私は「普通」に入れるかもしれません。ですが、私にとっての「普通」は多数派の「普通」と違っていたようです。どうやら、私は異性の中でも、男の子を好む、「ショタコン」に当てはまるみたいでした。欠けていたパズルのピースがしっかりとはまり、私自身が完成された気分です。
思い返せば、心当たりのある出来事はいくつかあります。プールでついつい男の子の身体を目で追いかけてしまうこと。ボランティアで、同年代の男女よりも年下の幼い男の子たちの方が話しやすいこと。セリカちゃんが勧めてくれたマンガの、男の子が半裸になる場面で見とれていたこと。この体験は衝撃でした。その後の私は、朝の会5分前の予鈴がなるまで私は学校にいることさえも忘れていました。
この経験をしてしまった私は、男の子についての様々な画像をパソコンやケータイで調べることが多くなりました。ネットで検索をすると、不用心なブロガーの息子の成長の記録、自宅での遊び、アトラクションへのお出かけ、撮影者に抱きつくときの顔と意識が一点に集中しそうな画像ばかりが見つかります。特に、成長の記録を記した比較写真やタイムラプス動画は、見れば見るほど気持ちを高ぶらせるのです。いつか、素敵な男の子の、心、身体、愛、全てを自分の手で愛で、そして、二人で合わさって一つの存在へと変化したいと何度も何度も意識しました。
その日から、「自慰」を週に何度もするようになりました。かつてはただの行為でしかなかったのですが、あの図書室で見つけた「オカズ」に遇ってからはそれも変わりました。健全、不健全問わず、ネットで見つけた男の子の画像を見つけては、抑えられない気持ちを「自慰」で発散し、事後の生臭い匂いで現実に戻る、その繰り返しの中で段々と、どこを触れば気持ちよくなれるのか、興奮するとどのように固くなるのか、例の体液はどこから出てくるのか、色々と学びました。自分の身体でありながら、どこか、実感が湧かない気持ちに支配されていた気分から、すっかり、それに抗えない性格になってしまいました。
この性癖が社会では健全とはいえないことも承知していました。それを克服するために、脱毛した男性、童顔の男の人のエッチな動画で「自慰」をしようとしましたが、ダメでした。どんなに自分を慰めても、あのときの衝撃に勝らないのです。全く気持ちよくならないのです。他の性癖の動画を見ても、やはり、「いやらしい」と思えても、感動はしませんでした。皮肉にも、あの日から、私も体育こそは上手くいかなかったものの、勉強、友達作りが上手になり、ついにはヘリコプターやドローンの免許も、お金を貯めてコモンセンスを手に入れて、と、私は今までが嘘のように充実した日々を送れました。誰にも言えない秘密を抱えながらの学校生活は存外怖いことはなく、いつの間にかクラスでも人気者の地位に立っていました。それでも、家族にも相談できないこの欲望は、高校に入学するまで私の中で燻り続けたのでした。
その気持ちがとうとう露わになったのは、アビドス高等学校入学後、そう、先生は驚くのも無理はありません。息子の○○君が私たち生徒と初めて対面したあの日から、全てが始まったのです。
私が○○君に劣情を抱いたのは、○○君がアビドス高校にやってきた日からでした。先生、覚えていますか。あの日は確か、家にいるのは辛いだろう、とのことで高校に連れてきてくださいましたよね。あのときは、教室を隅まで掃除して、装飾をつけて、黒板に絵や文字を書いて、まだ知らない○○君を迎えるためにみんな和気藹々として準備に取り掛かっていたことをよく覚えています。私は現実味のないことをやろうとして暴走するシロコ先輩やカッコつけようとして滑ってしまうセリカちゃんをなだめていて、とても疲れました。ですが、その疲れも○○君が教室に来たときには一欠片もなくなったのです。
○○君が先生の後ろに隠れながら、知らない人である私たちに怯えながら教室に入ってきたとき、私は驚きました。無理もありません。彼の顔の左側に赤のアザがあったのです。「先生の後ろに隠れながら」教室に入ってきたのは、きっとそのアザを嘲笑されてのことなのでしょう。
先輩方もセリカちゃんも、そのアザを気にせずに挨拶をして歓迎会が始まりましたが、○○君は満面の笑みを見せることはなく、ずっと、オドオドして、緊張していたままでした。席では反対側にいた私は、心の奥底にしまった「秘密」をこらえながら、彼に思わず手を差し伸べそうになりました。ですが、歓迎会が終わってレクリエーションをやろうとしたとき、彼は逃げるように教室を出てしまったのです。私の内心では、「秘密」と純粋な心の2つが一緒に動きました。私は迷わず、先生に○○君を探しに行くと伝えました。セリカちゃんも先輩方も一緒に手伝ってくれることになり、そこからは先生も含めた私たちで学校中を捜索しました。
私はというと、2つの心が渦を巻き、正気ではいられませんでした。探すときは教室や部屋の陰や隅までしっかりと探しました。すると、何の因果か、図書室の近くに人がうずくまっていました。よく見ると、僅かに見える左の顔にはアザがあります。周りにみんながいないことを確認してから、私は彼に近づいたのです。
「○○君?さっきはどうしちゃったの?」
私が声をかけると、彼はやっと顔を上げました。左側にアザのある顔には、未知の相手への怯えや恐れが感じられました。私は、例の「秘密」の気持ちを彼に向けたことを後悔しました。きっと、この顔のアザで悪い子からいじめられ、辛い思いをしていたのかもしれません。にも関わらず、私は自分の中に眠る犬畜生のようなみっともない劣情を向けていたのです。反省しました。彼は何も喋りません。
「こ、怖がらせちゃってごめんね。私は奥空アヤネ。君のことを悪いとは思っていないよ。だから、一緒にお父さんのところへ戻ろ」
さっきまでは負けていた純粋な心だけが胸の中に満ちました。すると、○○君は口を開けました。
「ご、ごめんなさい。僕、その、怖かったんだ。……この顔を知らない人に、見られて、こ、こ、怖い思い、な、なっちゃう、か、から……」
私は怖がらせないようにしたつもりでしたが、それでも彼には怖かったのかもしれません。その場から逃げようとしたのです。
「待って!怖いかもしれないけど、みんなが怖がるとは限らないわ。ほら見て。私の耳、こんなにも尖ってるんだ。この耳、触ってみる?」
○○君は恐る恐る近づきました。彼にとっては家族以外でアザを奇異に思わない人は、私が初めてだったのかもしれません。彼は私の耳にそっと手を当てて、その手で尖った耳を触りました。
「ホントだ……。僕の、み、耳と一緒で、柔らかい……。ホントに、こ、こ、こんな僕の顔を、き、嫌うひとは、い、いないの?」
私は迷わず返しました。
「嫌うなんて、そんなことしないよ。怖がらないで」
私は知らずの内に背中に手を回して、彼を抱きしめていました。あのときの行動は、今でも驚いています。抱きしめてみると、このときの○○君の身体は小学生とは思えない小柄な身体がさらに小さくなったように思え、背丈のそんなに大きくない私でもすっぽりと包めてしまえるのです。最初は戸惑いを隠せていなかった○○君も、しばらくして安堵したのか、頭を私の右肩に乗せました。右手は勝手に動き、2、3度彼の頭を撫でていました。この小さい身体で、私の想像もできない苦しみを目にしてきたのでしょう。抱き抱えられている○○君は、「救い」に出会う前の中学生の私に重なって見えたのです。
「大丈夫。怖くない怖くない。辛くなったときは、いつだって、お姉ちゃんが支えてあげるね。だから心配しないで」
○○君はコクリと頷きました。そして、私たちはノノミ先輩の呼び声に気づき、二人で手をつないで声のする方向に向かいました。その手は小さくても、信じられる人を見つけたときの心強さを知っている気持ちを感じられます。
みんなが教室に集結して、レクリエーションも行い、名残惜しくも帰る時間になりました。○○君はとても名残惜しそうな顔をしています。私たちは付き添いをしつつ、先生と一緒に学校の外へ出ることになりました。校門の前には車が停まっています。車に乗ろうとしたとき、私は思わず彼の傍に駆け寄りました。
「このストラップ、あげるね。もし、私に逢えなくなって寂しくなったときは、このストラップで私を思い出してね」
私はバッグにつけていたストラップを○○君にあげました。実際、私自身もとても名残惜しかったのです。とにかく、彼が寂しい思いをしないように、との思いで動いていました。
「あ、ありがと、お、お姉ちゃん……」
彼はとても顔も耳たぶも赤らめて、照れくさそうに声を出しました。車に乗った彼は、私に手を振りながら遠くへと去っていきました。
最初は劣情ばかりを向けていた自分を蔑みました。あの子も、昔の私のように、どうにもならないことにずっと苦しんでいたのです。彼のためなら、どんなことでも力になりたい、私はそう思いました。
自宅に帰ってパソコンで委員会の書類の分類や添削をしていたとき、スマホから音が鳴りました。開くと、モモトークで先生から連絡が来ていました。
「今日は迷惑をかけてしまってごめんね。息子は生まれた頃から顔にアザがあって、それで同級生からいじめられて不登校になってしまった。いつか、自分で学校に登校できるようになってほしいと思って保健室登校、フリースクールと工夫をしても、改善しない。歓迎会を開いたのも、学校への恐怖を少しでも和らげるつもりで行ったんだ。教室を出てしまったとき、アヤネが声をかけてくれたでしょ?あのとき、本人はすごく喜んでいたみたい。『アヤネお姉ちゃんにまた逢いたい。僕、怖くても学校頑張る!』と、貰ったストラップを見せてはとても喜んでいるよ。」
私が声をかけ、優しくしたことが本人にとって、大きな希望であったようです。嬉しい気持ちが湧きあがりました。
頭の中で○○君を思い浮かべたとき、突然、心の中であの「秘密」の心が勝手に湧きあがりました。身体も高揚し、汗も流れてきます。蜜壺をいじらずにはいられなくなったのです。彼の身体に触れたい、抱きしめたい、嗅ぎたい、全てを愛撫したい、彼と一つの存在になりたい、とめどない劣情が心の奥底から湧きあがってきました。すぐにベッドに向かい、タオルをそこに敷きました。そうして、口にするのも恥ずかしいことをそこでしたのです。
いつの間にか、私は眠ってしまったようでした。目が覚めると、部屋の中が生臭い匂いに満ちていて、タオルも汗の匂い、「アソコ」の匂いに染まり、時間がかなり進んでいることに気づきました。ぐったりとした私は、○○君に劣情を向ける自分に嫌悪しました。彼にその気持ちを向けてはいけない、と常々意識を向ける決意をする必要があるようです。
――その日から、私は二律背反の人となりました。
ある初夏の日、私は○○君と再会しました。夕方になっても歩くだけで肌が汗ばむような暑さになりつつあるこの日、私はアビドス地区にある保育所のお手伝いで使う模造紙や厚紙、マジックペンを買いに外出していました。その買い物を終え、高校へ帰ろうと道を歩く最中に○○君とばったり出くわしたのです。
○○君は私を見るやすぐに笑顔になり、私の近くへ走ってきて、私に抱きついてきました。背中のバッグパックには、あのとき私があげたストラップが下がっています。この時間に何をしているのか、と彼に問いかけました。○○君は、この前まで通えていなかったフリースクールから帰っていた途中で、この近くに家があるのだそうです。視線が無意識に動き、じっとりとした脂汗が背中を伝いました。抑えなくてはならない劣情、対する理性の2つがまたうずいたのです。ストラップを照らす夕暮れの日差しがいつもより暑く感じられ、日陰へすぐにかくれたくなりました。
○○君に少し断りをしてから、私は電話でホシノ先輩に帰りが遅れるとの連絡をしました。今いるところは電車やバスが少ないこともあって、もし遅くなったと言い訳をしても知っている人なら納得できるからです。
裾を引っ張られていることを感じました。振り返ると、そこには○○君がいました。息も荒くなり、目線も下を向き、……腰を屈めています。もしや、と私は思いました。先程から湧き上がる劣情がさらに盛ってくることを実感しました。誤魔化し方が年ごろの男の子らしく、とても愛らしいのです。
どうしたの、と声をかけようと屈んで目線を合わせようとしたとき、○○君はいきなり私に抱きついて頬に口をつけたのです。普段の私なら迷わず嫌がりましたが、あのときは不思議と嫌な気分がしませんでした。しっかりと顔を見ると、アザがあってもハッキリと分かる程に玉のような涙を流して顔が赤らんでいたのです。「普通」の人々が通過する「性の目覚め」が、この場合、彼にも訪れたようです。
「僕、忘れられなかったんっだ、お、お姉ちゃんのこと……。お姉ちゃんのこと、大好きなだけど、お姉ちゃんにも、その、僕よりもかっこいい、好きな人がいるんじゃないかと思うと……、とても悲しくて……。すごく、すごく辛いんだ……」
私は全てを察しました。夕日に照らされている中で、私は彼に接吻しました。まだ、うぶなためか、エッチなマンガにあるような、ジットリと舌を入れあう接吻はしませんでした。
――私のことが好き。
その事実は私の理性を捨てさせました。
「うんうん、一人で辛かったよね……。大丈夫だよ、○○君。気持ちを素直に伝えてくれてとても嬉しいよ。撫でてあげる。よしよし」
もう、買い物の帰りだとかはどうでもよくなっていました。あれだけ臆病だった○○君が自分でフリースクールに通っていることは、本当に喜ばしい出来事です。普段から私たちの傍にいる先生が、家族のプライベートをあまり話さない性格ということもあってその驚きは並々ならぬものでした。
○○君曰く、今日のお父さんは「れんぽーせーとかい」でお仕事を何日もするため、しばらく鍵っ子生活が続くらしいのです。確かに、数日前から先生は連邦生徒会に出張する用事ができたとのことですぐには連絡ができないと聞いていました。状況ができすぎています。判断をするかどうか、今はもう、そんなことを決めていられる余裕はありません。
「実はね、今日はちょっと学校に戻れなくなっちゃってね、それで今日は○○君の家で泊まりたいけれど、い、いいかな?」
嘘つきな自分が浅ましい、と思いました。そして、みっともないと思いました。○○君は迷いもなく、私の手を引き、自宅へ連れていってくれました。手を引かれている間、これから私は彼を私自身の色に染めてしまうのだという背徳、罪悪感が身体中を廻っていました。夕日もだんだんと光を失い、真っ暗な闇がだんだんと空を覆っていきます。
○○君が鍵代わりのカードを差し込み、ドアが開きました。緊張を悟らせないように、私は姑息に振る舞いました。玄関を上がり、リビングルームに入ると、大きなソファやテレビ、本棚、カーペット、お洒落なテーブルがすぐに目に入ります。シャーレの先生ということもあって、とても立派な家であるようです。
ふと、今日の夕ご飯はどうしたのか、気になりました。○○君は、宅配でお弁当が夕方に今日の分と明日の朝の分が届く、と言いました。買いに行かないと、私は空腹で今日の夜を過ごすみたいです。私は近所のコンビニでパスタサラダを買いに行こうと、お財布を確認し、外に出ました。このとき、空腹を耐える選択をすれば、と今でも後悔しています。
パスタサラダを買った私はお弁当を温めた○○君と一緒に2人きりの晩餐を楽しみました。そして、私たちはお互いのことを語り合いました。私はというと、昔から体育が苦手であったこと、中学生のときは努力を重ねて学力を上げたこと、何度も試験を経てヘリコプターの操縦免許を得たこと、と無難な話をしました。彼に向けている劣情なんて見せられるはずがありません。ですが、正直なところ、私はもう限界でした。近くにいる自分に警戒をせずに愛らしい姿を見せる○○君を見ると、先程の支配欲がさらに増してきます。○○君はというと、不登校気味であった状態から私を心の支えにして外出できるようになったこと、現在通っているフリースクールでマンガやアニメで盛り上がる友達がたくさんいること、と健気なお話をしました。それを聴いていると、箸を持つ手が少しながら止まることが何度もありました。
「お姉ちゃん、大丈夫?お顔もお耳も真っ赤っか」
幸せでした。先程から盛っている劣情が、あの日に私がした説得で○○君が元気になったことによる嬉しさと混ざって、汚濁した気持ちが胸の中にうずいていたのです。
完食をし、お弁当もパスタサラダもビニール袋に片付けた後、私たちはテレビをつけました。ニュースでは、○○君のお父さん―シャーレの「先生」―が今日もスケバンたちを説得したとの情報が伝えられていました。
「あ!お父さんだ!!」
あのときの○○君の輝くような笑顔が今でも忘れられません。すぐ隣にいる○○君を抱き寄せました。
ニュースも終わり、別の番組になったとき、私は、夕方のあの場所でどうして私にキスをしたのか、と問いました。テレビに身体を向けていた○○君を動かし、私も動いて、お互いがソファの上で向かい合うようにしました。○○君は顔を赤らめながら、こう、答えました。
「ぼ、僕、お姉ちゃんのことが大好きだったんだ。お姉ちゃんを思い返すと、そ、その、お〇ん〇んが大きくなって痛くなっちゃうんだ……。ねぇ、助けてよ、アヤネお姉ちゃん。僕、病気なのかな……?この気持ち、どうしたらいいの?」
とうとう、私の理性の堤が決壊しました。言葉で伝えるよりも先に身体が動く、ということは本当のようです。
私は○○君の後頭部に左手を回して鷲掴みにし、右手の指を○○君の左手の指と絡ませ、……接吻しました。今回は、夕方にした接吻とは違い、勢い余って舌が○○君の口に入ってしまいました。互いの歯がゴツゴツと当たる感触が顎から伝わります。○○君は、突然入ってきた舌に戸惑いながらもなんとか絡ませようと苦心していました。私たちの顎は、相手の唾液でグッショリと濡れていました。
私が口を離すと、お互いのが混ざった唾液が互いの口をつなぐ橋のようにぬらぬらと光っています。リビングの照明もこんな私たちを照らすとは思いもしなかったでしょう。
「ごめんね、いきなりこんなことをしちゃって……。お姉ちゃんはね、実は、ある「秘密」を昔からずっと抱えていたんだ。私、……年下の男の子がとても大好き、なんだ。可笑しいと思っちゃうよね?○○君のこと、初めて逢ったときから、こうして特別な関係になりたかったんだ……」
私の中では躊躇いの心もありました。私がシャーレの先生の息子とのスキャンダルを起こしたら、アビドスにいる対策委員会のみんなに迷惑をかけてしまうからです。下手すると、目の前にいる○○君の心を傷つけることだってあるかもしれません。
○○君の答えは、想定していない答えを言いました。
「ありがとう、アヤネお姉ちゃん、僕、嬉しい……。もっと、一緒になりたい」
生徒としての立場を守る選択は消えました。消えたどころか、全てを捨ててでも、目の前の禁忌と背徳の色欲に溺れることを私は選びました。
両手をズボンの端にかけ、脱がせました。もちろん、そこにはパンツをはいた下半身が見えます。パンツはテントを張ったかのように、大きく膨らんでいます。私はすぐに顔を埋め、そこの匂いを鼻で吸いました。酸っぱい匂いと汗の匂いが鼻腔に広がります。
私も服が着苦しいので、○○君の前でスカート、ワイシャツ、メガネを捨てて肌着だけになりました。羞恥心なんてありません。私の身体を見た○○君は見惚れています。欲望が止まらぬ私は、そのまま○○君の顔に胸を押し付けました。
「ど、どうかな?女の子のおっぱいを触るなんて、初めてかな?柔らかくていい香りがするでしょ」
中学生の頃から胸の内に隠した思いが、今、現実になっていることに喜びを隠せません。○○君は戸惑いながらも、顔を谷間に埋めてはしっかりと吸っています。
彼がもっと吸いやすくなるように、私はブラジャーを外しました。自分で言うのも難ですが、私の胸は大きいと自負できるような大きさです。○○君は最初こそは吃驚したものの、私の背中に細い腕を回して乳首や乳輪を吸いました。痺れるような気持ちよさです。昔見た、男性配信者の自慰する動画で自分の乳首をいじっているときに喘いでいた理由が分かる気がします。
脂汗でツヤツヤ光る身体を起き上がらせた私は、○○君のシャツ、靴下、そしてパンツを脱がせ、全裸にしました。もちろん、私も履いていたパンツを脱ぎました。これでお互いを隠すものがなくなりました。こうしてみると、○○君は幼い子どもの身体でありながら、立派な肉棒は少しばかり男の人らしくなっているのが見えます。皮をかぶっていたものの、苦しそうな様子は見えません。その○○君は私の裸を興味津々に見つめています。特に、腰回り、それも茂みのあるところをじっと見ています。
「○○君、もしかして、ここに興味ある?」
「う、うん。だって、僕の身体と違うから気になっちゃった。その、学校の授業では学んでいたけど、実物は見たことがなくて……」
説明せずにはいられません。私は○○君の手を取り、お風呂場へと向かいました。
お風呂場のドアを閉めて、裸の私たちはお互いに向かい合いました。顔の左側にアザのある○○君の身体は子どもらしくスッキリとしていながら、下腹部の下、男の人にある肉棒が上に向かって固くなっています。身体は子どもであっても、そこだけが大人のものとはまた違った魅力を見せています。
かくいう私の身体は、だらしない、この一言に尽きます。大した運動もできないにも関わらず、ぶくぶくと膨らんだ胸、シロコ先輩のような体力のない身体と、誇れるものがありません。
○○君はそれを気にせずじっと私の身体を見ます。
「そ、その、おっぱい、触ってもいい?」
言うまでもありません。彼の手を取り、触らせました。最初は力加減が上手くいかず、乱暴でしたが段々と気持ち良い触り方に変わっていく過程に興奮します。そして、頭の後ろに手を回して授乳するかのように顔を胸に押し付けました。欲望のままに乳首に吸い付く○○君は、健気で赤ん坊のようで愛らしいのです。
胸を愛撫してもらった私は、今度は○○君の身体を口淫しました。首筋、鎖骨、乳首、鳩尾、お尻と○○君の身体を舐めると、彼はとても良い反応をします。身体をビクンと震わせ、汚らしい声を腹から出し、本能で腰を振る彼の反応は私の本能をも刺激します。
いよいよ、隆起した肉棒にたどり着きました。
「僕ね、学校で学んだ「セーツー」ってのが全く起きないんだ。これ、病気なのかな……?」
○○君にとって大きな問題のようです。私はこの問題に乗じて、邪な欲望を叶えようとしました。
「してない?病気じゃないよ。精通は、いつかは訪れるものだからね。その「いつか」はもしかしたら今日かもしれないよ。お姉ちゃんが手伝ってあげる♡」
口淫の前に私は皮を剥き、手淫を教えました。強く握らず、優しく根元から先端まで扱く、これを教えればこれからのエッチで悩むことはないでしょう。剥かれた肉棒は固いまま、ツヤツヤと輝き始めています。
○○君はあまりの気持ちよさに喘いでいました。扱いていると、身体がフルフルと震え始めました。
「おおお、お、おね、お姉ちゃん!お股が熱い!何か、何か出りゅううう!」
○○君は、ようやく準備が整ったようです。すぐに私は口に肉棒を咥えました。口に入った肉棒は熱く、彼が今生きているのだと強く実感させます。舌で先端を包んで、歯で甘嚙みして、頬に移していると、とうとう暴発しました。
口の中に不味い味が広がります。粘っこさ、酸っぱさ、臭さ全てに初々しさがあって、不覚にも「美味しい」と思ってしまいました。私は口の中でその味を堪能した後、○○君に見せつけるように、ゆっくりと喉の奥へ押し込みました。
事実、男の人の肉棒からの体液は「不味い」、「臭い」、「汚い」との印象があると、ネットでは言われています。ですが、目の前にいる相手は心から好きな○○君です。彼の美しいところ、清らかなところ、醜いところ、おぞましいところ全てを身体に取り込みたい一心で、体液を飲み込みました。
私の蜜壺も匂いがきつくなっていたみたいです。○○君は、毛の生えた私のお股に夢中です。私は提案しました。
「じゃあ、今度は私のおま〇こ、チュッチュしてみる?お姉ちゃんもしてほしくてワクワクしていたんだ」
私は秘部を舐める○○君の頭を優しくつかんで、どうやって舐めるのかを丁寧に教えました。茂みに埋めさせて、接吻をするように唇をつけ、蜜壺の入り口とその奥部の触れ方を教える内に○○君は段々と上手くなっていきました。あまりの気持ちよさに、さっきの○○君のように私は場所も考えずに腹の底から声を出しました。身体に浴びたシャワーの水はすっかり乾き、お互いに汗だらけになっていました。お風呂場は生臭さに満ちていきます。
「○○君。ここからね、もっと気持ちよくなれる方法を、今から教えるね。緊張しなくていいからね」
さて、ここまで来たとなったら、勘のいい人は察するかもしれません。昂った私たちは、とうとう一つになろうとしました。
先に私が○○君の秘部を自分の蜜壺の入口へ運び、その入口でさらに固まった秘部をこすりつけました。○○君の秘部は脈打っていて、古代から伝わる由緒ある彫像のようでした。この秘部が今から自分の蜜壺を貫くと思うと、急かしたい気持ちとじっくり楽しみたい気持ちが混ざります。
「どうするの、お姉ちゃん?こんなに固くなっちゃったお〇ん〇んで何をするの?こ、怖いよ……」
お風呂場の床に寝そべった○○君を見ると、とうとう私自身の色に彼が染まっていくのだと実感しました。私は○○君をなだめ、これからすることを教えました。
「怖くないよ~、○○君。今からね、この元気いっぱいのお〇ん〇んと私のおま〇こを合体させるの。これをすれば、さっきよりも、もぉっと気持ちよくなれるんだ。それじゃ、私がお手本を見せるね♡」
欲望に素直になり、蜜壺と秘部を貫かせました。私は熟練者のように振る舞っていましたが、これが初めてのセックスなのです。全身が蜜壺になってしまったような気分でもあります。内側の肉が秘部によって押しつぶされるときの痛みが狂いそうな快楽へと変わっていきます。不覚にも、腹どころか、腰の下から汚らしい声が出てしまいました。
あまりの気持ちよさに四肢が上手く動かせません。○○君は全身が真っ赤になって、ジットリと脂汗を流しています。気持ちよいのは私ばかりではないようです。
「ど、どぉかな?痛かったら遠慮せずに言ってね」
「き、気持ちいぃ……。もっと、続けて」
私はゆっくりと腰を上下に振りました。揺らせば揺らす程、気持ちよさが段々と勝ってきます。やがて、私は果てました。とても気持ちよかったので、ぐったりとしました。ですが、○○君の肉棒はあまりの気持ちよさに戸惑ったのか、さっきのように射精できていません。
「無茶、しすぎたかな?それじゃ、今度は○○君が腰を振ってみて、一緒に気持ちよくなろ♡」
私は体勢を変え、○○君に向けて身体の表側、そして蜜壺の入口をさらけ出しました。○○君はさっきよりも興奮しています。
○○君は私に近づき、私の蜜壺に肉棒を差し込みました。さっきよりは快感がましになったものの、今度は○○君の肉棒を蜜壺全体で感じられるようになりました。○○君はというと、差し込んだはいいものの、どうするのか困惑しています。
私は彼の腰を両側からつかみ、ディ〇ドーでの自慰をするように軽くお手本を見せました。すると、それを見てコツをつかんだのか、○○君が自分から腰を振るようになったのです。私はとても嬉しくなりました。あまりの嬉しさに、私は先程のように○○君と深い接吻をしてあげました。○○君は変わらず、欲望のままに腰を振っては蜜壺の奥に肉棒を当て続けます。
ついに、○○君の肉棒から精液が出てきました。舌同士がべっとりとくっついているためか、声を出す際の喉の震えが私の口や喉にも伝わります。あれだけ固くなっていた肉棒でも、射精するときは蜜壺の中でガクガクと震えるのは何だか不思議なものです。蜜壺の中で溜まっていくのを感じると、やっと○○君も本当に気持ちよくなれたのだと知って安堵しました。
「気持ちよかった?よしよし。これで○○君も大人になれたね」
私は○○君の背中を撫でました。セックスを終えた○○君は随分と瘦せたみたいです。息を切らせていて、肩が上下していました。そのとき、○○君との会話は一言一句覚えています。
「ぼ、僕ね、将来の夢、見つかった気がする……」
「どうしたの?聞かせて」
「アヤネお姉ちゃんのように、誰にでも優しい操縦者に、なる……」
「きゅ、急だなァ……。どうしてそう思ったの?」
「あのとき、他人が怖かった僕にも手を差し伸べてくれたから、かな?同じことで悩んでいる人に駆け付けられる人になりたいんだ」
思わず、接吻をしました。
「ありがとう。……こんな私でも誰かの希望になれるなんて……」
階下から扉を蹴破る音。
階段を昇る幾つかの音。
お風呂場の扉が開く音。
こうなることは分かっていました。ヴァルキューレ警察学校の人たちがやって来たみたいです。私と○○君は問答無用で離され、私は連れ去られました。○○君はタオルケットで身体を包まれた姿を見ましたが、すぐに見えなくなってしまいました。
――私と○○君は、無理矢理、別れさせられました。
その後は、非難の嵐です。
スマホにはやアビドスへの誹謗中傷、連日のニュースでは「アビドスの女生徒、先生の息子と姦通」と話題となり、私はしでかしたことの大きさを実感しました。また、警察学校の捜査員から、居場所を突き止めた理由に、夕食を買うための外出が写真や映像で残っていたこと、当時、ホシノ先輩にかけた電話の後にみんながかけた電話に応答しなかったことが居場所特定の根拠になったそうです。
そして、アビドスの皆からの複雑な心境のこもったメールの数々。私の罪悪感が増す一方で、私と○○君の関係に感づいていたセリカちゃん、私のしでかしを少しでも減刑を叶えたいとの思いを伝えてくれたノノミ先輩、息子と私を助けるためなら何でもすると言った先生……。私の口は、意識せずに「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」と言葉が出ていました。
○○君のために、と思っていたことが結局は彼の好意に乗じて自分の浅ましい劣情を叶えたに過ぎないのかもしれません。結果として、皆のおかげで釈放されて自由の身になれたものの、私は常に罪悪感に囚われるようになってしまいました。
こうして文章にすることで、その罪悪感もマシになるかと思いましたがそんなに都合よくいかないみたいです。自分を客観視することで、却って自分の醜さが露わになってしまうのです。正直、文章も滅茶苦茶で誰に当てて読むことを想定して創ったのか、もう分かりません。
○○君、ここまで読みましたか。君を救ったお姉ちゃんは、こんなにも浅ましく醜い女の人なのです。今の私には、操縦者になるという立派な夢を持った君に出会うことなんてできません。せめて、君の幸せな未来を願う他にありません。
初めて書いたR-18小説なので、まだまだ拙いところがあるかもしれません。感想やご意見、いつでもコメント欄でお待ちしています。
【人物紹介】
赤染玲央
シャーレで勤務する「先生」の息子。平均的な男の子より小柄。イメージcvは村瀬歩さん。 顔の左側に大きなアザがあり、このアザでいじめられていた時期があった。そのいじめから不登校気味になり、今ではフリースクールで勉強をしている。
祖父譲りの人たらしであり、他人を惚れこませる愛嬌を持つ。名前の玲央は、かつて祖父が若かった頃、命を捨ててまで助けてくれた上官の名前から取られたが、本人はまだそれを知らない。
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