そんなわけで、年末でも小説を投稿します。今回はモモカです。
ショタおねの要素もありますので、、ご容赦ください。
今作もpixivにて投稿しています。そちらではアンケートも設けていますので、よろしかったらご回答ください。
《 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=26794095 》
仮眠室から仕事場に戻った。向かう先は私の仕事机、のはずだった。
そこには。
書きかけの時刻表。
考えもなしに積まれた土地の利権の証明書。
空っぽになったにも関わらず、床に転がったペットボトル。
皺だらけのミスコピの書類。
――誰の席だったかしら。
えっと、この席は、確か……。
見慣れた明太チップスの袋が入ったゴミ箱がある。
そうだ、ここ、私の席だ。
それにしても、こうも席が荒れているのはどうしてかな……?
あ、そうだった。
今、私、いや、私たちは山積みの仕事をしているんだった。
仕事場の時計は2時33分。あまり働いていない頭、空腹な身体を強引に動かし、椅子に座る。まだまだ眠気が抜けていない。両手で頬をひっぱたく。部屋には他の子の仕事席、懇意にしている会社からもらった鉄道模型や旧モデルの制服を着たマネキン、かび臭いコピー機、大きなゴミ箱がある。それでも部屋には誰もいないこともあって、張り詰めた音が部屋中に響く。独りだ……。
私は山積みの仕事に独りで立ち向かった。
[newpage]
先日、トリニティ、ゲヘナ双方が条約を結ぶ調印式にて、アリウス分校による襲撃事件、それにつられて様々な規模の暴動、そしてシャーレの先生が凶弾で死にかける、と私たちにとって想定外すぎてどうにもならない出来事が立て続けに起こった。幸い、事件はアリウス分校の生徒を率いた先生たちが黒幕を倒したことで事なきを得た、らしい。一連の事件そのものは終わったものの、双方、とても大きな被害が出た。私たち連邦生徒会はというと、被害に遭った関係者への支援金、PTSDを起こした生徒や市民の医療ケアの手続き、疎開に行った学園の生徒、付属の児童生徒の安否確認及び列車の手配と忙しい。
やらなくてはならないことが、あまりにも多すぎる。本当に、本当に。
そう言えば、デリバリーを最後に頼んだのって何日前だっけ?
いつも食べている明太チップスはいつなくなったんだっけ?
まともに寝られたのはいつが最後だったっけ?
独りでオナニーできたのはいつだったっけ?
あれ?
いつものようにさぼろうと思ったのは何日前だったっけ?
いつも過ごしてきたはずの日常は、こうもあっさりと崩れるのか……。
私がダラダラ過ごせた毎日はもう帰ってこないかもしれない、と思うと虚しくなってくる。
机にある時刻表を手に取る。このD.U.自治区、百鬼夜行自治区、アビドス自治区に疎開した児童生徒がトリニティ自治区へ帰るための臨時列車の停車時刻、運行する列車、食事のメニュー、アレルギーや持病などの配慮するべき事項などがまとめられている。専門のスタッフや食材の準備、それに鉄道会社への連絡と、これからやらなくてはならないことがどんどん迫ってくる。これだけでも気が滅入るのに、トリニティ自治区での交通の手配という仕事がまだある。よりにもよってあそこはパテル分派という人の姿をした地雷爆弾が多くいる。余所者の私たちが介入してきたら、あの銃弾で尻尾も小さな角も蜂の巣にされそうだ。
……、こんな夜遅くに何を考えているのよ、私。
幸い、先生はトリニティ自治区で治療をしている。当初は面会すら禁止されていたが、今ではオンラインでの連絡なら取れるようになった。最近ではこの自治区にいる玲央君、黒見セリカ、コタマ、チセちゃんの4人と頻繁に連絡を取っているみたいだ。まぁ、トリニティ自治区の最新の状況を知れる上、仕事に忙殺されている私たちにとって貴重な心の支えにもなっている。その先生を見る度に、私は先生のような人格者には程遠いと実感する。あの人は私よりも幼い頃から、有名な軍人である父親の息子というレッテルを貼られて育ってきたそうだ。確か、その名前は赤染源一郎、だったか。そんな環境の中でも腐ることなく、自分を貫いて生きてきて、誰もが憧れと羨望を向ける先生になったのだ。その点、私は仕事があってもついつい、サボってしまおうと考えてしまう。先生がこの場にいたら拳骨の一発は喰らってしまうな。ハハハ……。
何か、目が覚めるようなとびきり強烈なお話が欲しい。それを見れば、今の暗い気持ちが少しはましになる、気がする。夜の闇に染まったような画面のパソコンに電源を入れる。いつもの見慣れたホーム画面になった。膨大な情報を収めるインターネットの掲示板なら、すぐに見つかるだろうな。……ん?動画サイトで話題を集めているのか、この「アビドス怪文書」は。どれどれ、アビドス、ショタコン、女子生徒……。お、どこかで聞いたことがあるような……。先生がトリニティ自治区へ出発した日に私たちが預かったあの少年のアザのある顔が目に浮かぶ。
明日、彼に訊いてみよう。
[newpage]
翌日、トリニティ自治区にいる先生が中心となるオンライン会議に参加した。先生はキヴォトスの外では公立学校の教員をしていたこともあってか、配慮を必要とする児童生徒への理解がとても深い。列車に乗る際のマナーを写真で示したボードの印刷やイラストのデータ、家族が退屈しないようにするための「ムシクイーン」などのカードゲームの手配、列車が止まる駅の近隣の流通業者へのアレルギーや偏食に関する注意喚起の資料と、とても細かい。
「いやー、すごいねぇ、先生。疎開した人のためにここまで資料をまとめるなんて……」
「そんなに大したことじゃアないさ、この手の知識は大学でかじる位しか学んでいないさ」
大学という場所はこの手の知識を教える場所でもあるらしい。キヴォトスにある学校は高校までしかないから、私たちは大学そのものを知らない。様々な立場の人が同じ学問を学びにやってくる場所でもある、との先生の言葉を聴くと、差別や分断が目立つ私たちには程遠い世界であるようだ。
腕に点滴、腹に包帯、そして患者の服を着ている先生は少しやつれているようで、どこか頼もしさがある。変に虚勢を張っている人にあるような気取った態度もなく、対面して義理堅いなとすぐに分かる振る舞いである。ただ、一方で、義理堅い故に少しでも悪態を働くと付き合いがあっても殴ってきそうな危うさもある。まぁ、顔立ちこそは似ていなくても、父親が有名な軍人だったこともあって、そういうところが親子らしい。
私のタブレットにデータが送られてきた。先程の膨大にして緻密な資料の数々だ。一つ一つを確認しようとすると、ノックの音が響く。時計を見る。そうだ、先生は次にアオイ先輩たちと会議をするんだった。そろそろ荷物をまとめないと。散らかった書類やクリアファイル、それにスマホも一緒くたにまとめて席を立った。
「それじゃ、先生、また今度。次はアオイ先輩だよ」
「分かった。いつも皆に助けてもらってすまない……」
「いいってことよ。先生が心の支えになっている子もいるし。んじゃ」
急いで会議室を出ようとすると、誰かとぶつかりそうになった。一旦後ろに下がると、相手は青みがかったおかっぱ頭。あ、アオイ先輩だ。
「モモカ、先生との会議は終わった?丁度、頼みたいことがあってね」
「頼みたいこと?何々?」
「言うまでもないけどこれから私たちは今後の予算に関する会議をするのよ。その間、玲央君を見ていて欲しいのよ」
あれ?あの子たちはどうしたの?
「え?確か、黒見セリカたちってどうしたの?」
「はぁ……、モモカ。あの子たちはついこの前、学期の始まりが近くなってきたってことでそれぞれの自治区へ帰ったでしょ?」
……あ、そうだった。あのときはハイランダーの子たちと連絡をしていて、それどころではなかったのに。何だか嫌になる。
「はぁ、すみません……。ハイハイ、玲央君と一緒にいればいいんデスヨネ?」
「まぁ、そういうこと。それじゃ、会議室に入るわね」
アオイ先輩は会議室に入ろうとして、後ろを向いた。そこには背の小さい、アザの男の子がいた。久しぶりに見るなぁ。
「いい?玲央君。これから私たちはお父さんと大切な会議があるから、そこにいるお姉さんと一緒に待ってほしいんだ。できる?」
「うん。できる」
……あれ?私が覚えているときよりも、えらく年相応になったような……?
「じゃ、そういうことで。モモカ、よろしく」
先輩は茫然とする私に声を掛けたと思うと、委員の子たちと一緒に会議室に入った。私と玲央君だけがその場に残っていた。子どもの面倒を見る、か……。そんなこと、私ができると何を根拠に考えたんだろう?正直、私なんて仕事をサボれるならサボりたいし、彼のお父さんと違って自分勝手な人間なのよ。できると考える方が難しいでしょ。
「あ、えっと、大丈夫?」
「……ん、な、何でもないよォ、ハハハ。とりあえず、私のお仕事する部屋に行こうか」
とりあえず、玲央君の面倒を見ることを口実として私は仕事をサボれそうだ。私は仕事場へ玲央君を連れて行った。
[newpage]
仕事場へ入った。部屋はとても汚く、書類やファイル、ペットボトルや空き缶、そしてデリバリーのお弁当に歯磨きセットが乱雑に転がっている。昨夜起きたときは寝ぼけていたから気づかなかったが、強烈な異臭が辺りを漂う。
しまった……。とても子どもを入れさせるような場所ではない。
「ご、ごめんね、玲央君……。ここは汚いから他の場所に行こうか?」
意外にも玲央君は思いもよらないことを言った。
「平気だよ。僕もお片付け、手伝うよ。モモカ姉さんもこんな場所じゃ大変でしょ」
「ハゥゥゥ……。君はいい子だねぇ、ウッウゥ……」
こうして、私たちは部屋の掃除をすることになった。
まず、床に転がったペットボトルや空き缶をまとめてビニール袋へ。飲み口の周りがネバネバしていて気持ち悪いが、幸いにもどれも空っぽで水洗いする必要もなかった。
次に、空の弁当箱やお箸、スプーン、包装を分別。玲央君にはお箸などを任せて私は汚い弁当箱を回収した。何日も捨て忘れたこともあってか、酸っぱい臭いを放つものもあればその、あれだ、明言するのも憚られるようなヤツが生えたもの、それはとても酷いものであった。尤も、仕事漬けであることを言い訳にして片付けようとしなかった私のみっともなさが招いたことだ。玲央君本人に嫌な仕事はさせたくない。しかも、尻尾が近くにいる玲央君に当たらないように慎重に動かないといけないから大変だ。
その次は、書類の分別。この作業は機密事項や個人情報が多いこともあって、玲央君には窓を開けたり、鉄道模型や制服を見て貰ったりして待ってもらった。ミスコピの書類は裏紙に使えるように裁断、ホチキスでまとめ、機密事項だらけの書類はシュレッダーに。事前に準備した大きめのビニール袋に全て突っ込む。すべての書類が片付くまでかなりの時間がかかった。
さてと、これで少しは部屋もスッキリしたはず……。
「おーい、玲央くーん。待たせてごめんね。お片付けも終わったよー」
「分かったー、今行くね」
それにしても、目の前の男の子が10歳とは思えない。何せ、身長がとても小さい。ただ小さいのではなく、小柄な私よりもさらに小さいのよ。彼のおでこが丁度私の顎に当たりそうな身長差。仕事で関わったことのある近い年の男の子たちと比べても尚更小さい。そんな彼がせかせかと小走りに走ってこちらにやってくるときのその可愛さ……。背の小ささだけでなく、所作も年相応なところもあって「本当にあの先生の息子なの?」と何度も考えてしまう。玲央君が私の近くに着いた。
「よーし、お疲れ様、玲央君。ご褒美に何が欲しい?」
「そうだな……。じゃ、明太チップスが欲しいな」
やっぱり、明太チップスが食べたいか……。例の3人がサンクトゥムタワーに来るまでの間にも興味津々に見ていたもんね。あのときはただであげられなかったけど、今日はお手伝いしてくれたから特別に……。
「フフフ、よかろう!はい、あーげる」
「ありがとう!いただきます」
袋の開け方からして育ちの良さというか、良くも悪くも先生の息子らしさが滲み出ているねえ。ギザギザに対して縦方向に切るのではなく、上の接着部分を広げて袋の形にして開けて手を突っ込んで食べている。簡単な開け方ではないのに、手慣れた方法で成功させている。パーティー開けとか知らないんだろうなぁ。そう思うと、何だかよくない気持ちが湧きあがってくる。
「あ、そうだ。玲央君さ。ちょっとお願いしてもいい?」
玲央君はチップスのカスで汚れた口を私に見せた。
「どうしたの?何でも聞くよ」
「実はね……、その、これは、君じゃないとできないことなんだ……」
「……?」
「もっと明太チップス、食べたい?」
「……うん、食べたい。お父さんにも食べさせたいな」
思わず視線が開けられた窓に向かう。
「ありがと。今ある明太チップス、あげるからさ、その、私のことをだ」
静寂を破るように、陽気な声が響いた。
「パヒャヒャッ!お約束の時間だよ~~」
「ヒカリとノゾミがいるからには怖いもの、なぁ――し」
そうだった。各会社へのアポイントメントの伝達書類をあげなくちゃならなかったんだ。その渡す相手、CCCのノゾミとヒカリがやってきた。
もぉ、過去の自分が憎たらしく思える。って、後ろに誰かいるのかしら?何だか、白い髪の縮こまった子がいる。誰だろう?
「こーら!アオバ、あそこにいる男の子に挨拶しなさいよ~~」
「わ、私がですか⁈しても、ちょっとで別れるので意味ないかもしれないですけ」
「そんなこと言わなーい。何せ、そこにいる彼はあの先生の息子だよー。今後のシャーレでの活動で私たちをアピールする絶好のチャンスだよ――」
アオバと呼ばれた女の子は強引に玲央君の前に連れてこられた。
「さ、挨拶しよっか、玲央君。このお姉ちゃんが内海アオバ。私たちのお仕事仲間だよ」
「は、はぁ。え、えー、内海アオバ、です……。よろしくお願いします」
「うん、よろしくね。アオバお姉ちゃん」
何とかあっちは恙なく進んでいる。
「気を抜いちゃダメだよ」
背後から声がした。生温い風で疲れた身体が一気に冷える。
「び、ビックリしたぁ……。あ、そっか、あの書類ね」
「もちろーん。あると嬉しいー」
昨夜から寝る時間を惜しんで作った書類やUSBメモリを渡す。
「ハイ、これ。失くしたら承知しないからね」
「大丈夫―。言われなくてもそのつもりーー」
これで一安心だ。
「さて帰ろうか、皆。お、ねーねー、ここのゴミ袋どうするの?」
白い髪の少女の近くにいた子が呼ぶ。
「あーそれね。指定のゴミ捨て場に捨てに行こうとして」
「分かった!それならアオバに任せるから。買えるついでにこれ、捨てておくから」
白い髪の子、アオバが狼狽える。
「は、はぁ、分かりました……」
「ま、私たちもやるからさ。アオバはその書類をおねがーい!」
「私たちは重いものでもだいじょーぶー」
[newpage]
3人はゴミ袋を抱えて外へ出た。ある程度は片付いた部屋に、残暑の風が吹く。先週の生温い風が嘘のように心地いい。
「はぁ。やっと2人きりになれたね」
「う、うん」
さてと、さっき言えなかったことを言おうか。
「実はさ、その……、玲央君が頑張っている姿を見たいんだ」
「僕の、頑張る姿?」
まぁ、そんな反応するよね。
「私さ、こうして連邦生徒会の仕事も色々重なっていて、すごく疲れちゃったの。でもさ、さっきの玲央君が懸命に手伝いをしてくれる様子を見て、私も頑張らなきゃと思ったワケ」
ここまでは事実だ。嘘は言っていない。
「それで、この女っ気のある職場で玲央君が男の子らしく必死に頑張る姿を見たい、て言ったワケ」
「何をすればいいの?これ?」
――突然、玲央君はズボンを脱ぎ出した。
何が起きたのか、すぐに理解できなかった。何せ、何の迷いもなく異性の前で服を脱いだのよ。混乱しない方がおかしいでしょ。……と思ってしまったが、これで私は確信した。やはり、アビドス怪文書は玲央君の身に起きたことなんだと。
昨日の夜、大人のお店で「アレ」を買ってきたかいがあったねぇ。
「もぉ玲央君♡ダメでしょ?女の子にそうやって迂闊に裸を見せるなんて、私のように鬱憤の溜まっている子に襲われちゃうよ」
目の前の少年は着崩したまま返す。
「襲われる?どういうこと?」
「こういうこと!」
左手で右の二の腕をつかみ、右手で後頭部をつかみ、そして尻尾を胴体に巻き付け、……私は玲央君の口にベロを突っ込んだ。唐突な出来事に彼も驚いていたが、口の中で私のベロを抑え込んでいる。しかも、自身のベロで私の上顎にもベロを絡ませてくる。昔、おませな年頃に見た触手モノのエロ漫画にあった、口の中を責める触手はこんな感じかしら。
玲央君はというと、ズボンの中がこんもりと盛り上がっている。それが私の腹にツンと当たる度に腰をフルフル震わせる。動物みたいで可愛い。
かくいう私も、パンツの中の秘部が少し湿ってきた気がする。今にも玲央君のその太ももでゴシゴシ擦って気持ちよくなりたい。
「ほぉーーら、こうして悪いお姉さんに襲われる、てワケ」
彼は耳たぶも頬も真っ赤にして力もなくその場に座る。
「ねぇ、お願い。もっと、もっと、シたい……」
そして私の尻尾にすがりつく。
あーあ、可哀想な子。10歳でエッチをしすぎて心が壊れちゃったのかな?
ま、それはそれでゾクゾクするけど。
私はバッグの中から「アレ」を取り出した。白いボディに緑のロゴ。キヴォトス医科連盟の公認マークがついたパッケージ。
「それ、何?」
私は尻尾で彼を止める。
「これはねぇ、大人の人がよく使うオナホールっておもちゃ。使ったこと、あるかな?」
「初めて見た……」
これは好都合だ。このオナホールで彼を私一色に染め上げよう。
「安心して。これはお医者さんが研究を重ねたED治療用のオナホールなの。玲央君ってさ、女の子とエッチした?」
「……うん」
「その子の名前は?」
「アヤネお姉ちゃん。……あ」
やはり、か。あのとき、黒見セリカが誤魔化そうとしたのはそういうことだったのか。アビドス怪文書は事実、ってワケか。
休ませることなく、質問をぶつける。
「オナホールは?」
「使ったこともないよ」
「そ、れ、な、ら……、今日、これでオナホ童貞、卒業しちゃおっか♡アヤネちゃんとエッチができたから、今度はこっちの童貞も捨てようよ。あぁ、安心して。このオナホールは刺激がもっとも低いものだから、これでザーメンをびゅっびゅーできたら一人前の男の子だよ~~♡」
恐らく、この前の奥空アヤネが彼の初めてを奪ったはずだ。なら私は、オナホールだけでも彼女よりも優位に立ちたい。目の前の少年の理性のタガが外れてしまったように、私も貴重な休みでおかしくなったのかもしれない。
「ほら、脚を曲げて膝立ちして。ちょっと広げて、そ、そんな感じ。で、上の服も全部脱ごうか」
シャツを脱がせると、そこには裸体があった。
筋肉に満ちた大人の男性の身体と違って玲央君の身体は、程よく浮き出たあばら骨、細いお腹、朱色の乳首と芸術品みたい。指であばらや鳩尾をそーっとなぞると胴体が小刻みに震えている。
「そして……、ハァイ!御開帳!おぉ~~。可愛いショタちんちん、登場!」
彼のお股にぶら下がるちんちんは、年頃の子どもにしては少し色が悪い。多分、色々と無茶をしてきたこともあってか、ヘトヘトみたいだ。でも、被っている皮なんてあっさりと剥けるし、何より、骨が入っているかのように硬い。この硬いちんちんで何人もの女の子が貪られてきたと思うと、言いようのない背徳感が迫ってくる。
「随分、鍛えられたみたいだね。ま、このオナホでイけなかったら意味がないけど」
「どう使うの?これ?」
「あぁ、これはね、ラベルを剥がして、フタを取る。すると、穴が出てくるのよ。入れてみる?」
キャップの中の穴に指を入れさせる。
「わ、ヌメヌメする……。ここに、おちんちんを入れるの?」
「察しがいいねぇ。じゃさ、今、ガッチガチなおちんちんをここに入れて射精しよっか」
実際、このオナホの公式サイトでもよりセックスに近い活用方法がそれだった。使用しない私からすれば、おもちゃ1つに本気で本番行為をするかのように腰を振る男の子が見られるワケだ。ん?私って我ながら天才?
「モモカ姉さんは見るだけなの?」
「そうだよ、玲央君にとって最高のオナホデビューをしてほしいから私は手を出さない。だって、それ、よりよい中出しができるように作られたオナホだから、私が関わったらダメでしょ。あ、そうだ。それで精子さん、いっぱい出せたら、あそこの明太チップス、3袋あげちゃおうかな?」
「わ、分かった、やってみる」
こうして、玲央君の人生初のオナホチャレンジが始まった。子どもらしい細くて小さな身体に大きくて頑丈そうなオナホが酷くアンバランスだ。好きな女の子でもない、ただのおもちゃであるオナホに自分の欲望をぶつける様子は何だか虚しい、と嘲るはずだった。
……あれ?私の股が湿っている?
ま、まさか、あんなおもちゃで必死になっている玲央君に興奮している?
いや、でも、何だろうこの気持ち、あのオナホそのものになりたいというか……。
そう思うと、自然と股に手をかざしていた。
う、嘘だ。子どもで興奮なんてするはずがない。でも、オナホに腰を振る玲央君は、どこか、隠しきれない雄らしさが見えてきて、いや、大人の階段を昇ろうとしている子どもというか……、あぁもう、何が何だか分かんない!
急に玲央君が崩れ落ちた。日焼けしていない肌は真っ赤に染まり、汗があちこちから滲み出ている。しかも、息が上がっている様子が、その、いやらしい。
「さぁて、どうかな?……おぉ、この臭い。かなり出ているねぇ。さては、あのお姉ちゃんたちと別れてからずっと1人エッチしていなかったでしょ?」
玲央君は私の胸に身体を預ける。
「……うん。自分で考えてオナニーしても全然気持ちよくなれなくて……」
え?
これは流石に可哀想に思えてきた。色んな女の子とエッチしてきたであろう玲央君が、まさか、1人だけでオナニーが満足にできないなんて……。
でも待って。
私は自分の股を見た。
あのとき、私だって玲央君のイく姿で興奮していた。この数週間、仕事ばかりで睡眠も食事もオナニーもろくにやっていなかった。積荷を載せすぎた貨物電車は線路を走るどころか、状態の維持すらままならなくなる。あぁ、今の私の中のエッチしたい気持ちはまさにそれだ。私にとっての停車駅は今、目の前にある。
「そっかそっか……。玲央君、私の初めて、持ってって」
目の前の少年の右耳に、私はそっと囁いた。
[newpage]
「あれ?明太チップスはまだなの?」
「それがね、君の頑張るところを見てさ、見ているだけでは何だかもったいなく思えてきてね……。だからさ、経験のない私の処女を持ってってほしいの。明太チップスはその後」
「そっか……。僕たち、悪い子になっちゃうのかな……?」
「なるわけないでしょ。だって、ここを見ている人なんて誰もいないし、アオイ先輩も会議でここにはすぐ来られないし。バレなければ犯罪じゃないもの」
あのアビドス怪文書の少女になったようだ。もっと、もっと、いやらしいことをしたい。
「うん。お手伝いさせて」
私は上の服を脱いだ。私の胸なんてアユム先輩やリン先輩のように人目を引くような大きさには程遠い。むしろ、平凡な中学生にも負けそうな大きさだ。
「……何よ。私のおっぱい、ジロジロ見る程でもないのに」
意外にも、玲央君は私に近づいて胸元に顔を埋めてきた。いや、「埋める」というより、「ぶつけてきた」という方が近いか。
「モモカ姉さん、好き……。心音、感じる……。もっと一緒にいたい」
彼は私の乳首に軽くキスをしたかと思うと、口を開き、ベロの先でそっと撫でてきた。ああばらの内側にまでジンジンと気持ちよさが伝わってくる。いわゆる「貧乳」の私にも興奮するなんて、世界は広いみたいだ。……って、何を考えているのよ、私。
アァ、ダメだ。もう、私はこれがバレたら連邦生徒会を追放される。でも、玲央君のしてくれることを無下にすることなんてできるワケがない。
――今の私、アビドス怪文書の少女に増々近づいてきている……。
[newpage]
「次はさ、こ、こっちもお願い。もうさ、君がオナホに夢中になっているときからずっと我慢できなかった……。その硬いおちんちんで私を大人にしてよぉ♡」
乱暴にパンツを脱ぎ、股を広げて臨戦態勢に。これでいつでも玲央君を迎えられる。
その玲央君も、股からそそり立っているちんちんを私の秘部にあてがおうとする。
「ご、ごめん、モモカ姉さん。痛かったら言ってね」
「痛がるワケないじゃん。もっと乱暴にしても構わないよ」
刹那、肉体に強烈な痛みが迫ってきた。まるで、拷問で異物を差し込まれて身体が傷つけられるような、似つかわしくないものをねじ込まれるような……。
玲央君はというと、驚いていた。何があったのか、身体を持ち上げて見ると、ちんちんに血がついている。彼の視線は私の秘部に向かっている。手をそこに当ててみる。……「月のモノ」と同じ感触。噂に聞く「破瓜」が起きたみたいだ。
血の気が引くどころか、緊張してきた。そして、私は処女ではなくなった、という実感を得た。ティッシュで血を拭きとると、嘘のように綺麗になった。幸い、大した出血ではないみたいだ。
「大丈夫?血が出ちゃって……」
「アハハ、心配しないでよ。ほら、大人のお店で買ってきたこのゼリーを塗って……、ハイ、さっきの続きをしてよ♡」
潤滑ゼリーを塗ってから、再び私たちは合体した。今度はゼリーのおかげか、玲央君のちんちんが奥まで入ってくる。子宮口に当たるところがコツコツと当たって、まるで大人になれとノックしているようだ。
私は尻尾で玲央君の身体を抑え、互いの口を奥深くまで合わせた。強引に行ったさっきのキスとは違い、唾液の生臭さと垂れてくる汗のしょっぱさが互いの口で混ざり合う。
「お願い、玲央君。私の角、グッてつかんでよぉ」
「え?でも、そこはお父さんがつかんじゃダメだって」
「先生にはダメだと言ったけどね、君にならいいよ。だって、私のこともしっかりと面と向かて付き合ってくれるもの。君のお父さん、仕事ばっかりで私のことにも振り向いてくれないし」
玲央君は腰を振りながら私の角をつかんだ。痺れる感覚が頭から全身に伝わってくる。声にならない喘ぎ声が出てしまう。まんこから伝わる乱暴な快感はさらに強くなる。
そして……。
急に快感が消えたかと思うと、ちんちんが中でヒクヒク動き、まんこに生温いものが伝わる。私自身がオナホになったような気分。これが、これがいわゆる「生中出し」ってものか……。
恍惚に浸る私の口に玲央君はベロを差し込んだ。10歳でしかないにも関わらず、デリヘルボーイのような自然な上手さがある。角をつかまれた私も負けじと尻尾で両方の乳首をいじめた。どれがどの臭いなのか、もう今はどうでもよくなった。
[newpage]
汗だくになった私たちは同じ袋で明太チップスを共有しながらつまみあった。あれだけ激しい運動をすると、しょっぱい食べ物が恋しくなる。気づいたら、既に3袋も食べていた。
「いやぁ、玲央君、子どもなのにテクが上手いねぇ。これなら将来はエッチな仕事がいいんじゃない?」
「そうかな……?でも、アヤネお姉ちゃんのような、カッコいいパイロットになりたい!」
「ハハハ……。そんなエッチなパイロットになったら、ヘリの中で女の子とエッチするんでしょ?ダメだよ、そんなことしちゃ。信用失墜ってヤツで追放されるよ」
「信用失墜?どういうこと?」
「あー、その、他人からの信頼を台無しにしちゃうこと。ま、玲央君ならまだ幼いからやり直せるかもね」
「幼い、て……。アヤネお姉ちゃん、大丈夫かな……」
またアヤネか。そんなに心配なんだね。
机の上のスマホに着信音が鳴った。こんな時間に鳴るなんて珍しい。画面を開くと、ニュース速報が出てきた。
「キヴォトスで増加する男子児童の失踪事件。各自治区では集団下校を呼びかける方針」
またこれか。こういう趣味は二次元で抑えればいいのに……。
ん?待てよ?二次元で抑える?
何かの天啓が浮かんだ気がした。
「モモカ姉さん?」
「ありがとね、玲央君。君のおかげでいい案ができそうだよ」
彼の唇にそっと自分の唇を重ねた。ほんのりと、さっきの明太チップスの味がした。
あ、ちゃんと、約束の通り、明太チップス3袋は玲央君にあげたんだからね。嘘はついていないわよ。
[newpage]
後日、私は先日のセックスから発想を得て、増加傾向にある男子児童の失踪事件への対策で、それらをモチーフにした同人即売会「ペドけっと」を提案した。結果として、反対意見もなかったため、採用された。あんな強引なセックスで人生が変わるなんて、何が起きるか分からないね、ありがと、玲央君。
このお話、初期からどうしても書きたかったお話でした。ですので、年内に何とかかけたなと思っています。
ひとまず、この作品で第一部は幕引きとします。次からは同じシリーズで第二部のつもりで続けて書くつもりです。今後とも、愛読をよろしくお願いします。
投稿している作品は、どちらがいいですか。
-
今のままシリーズだけで。
-
作品個別で再投稿してほしい。
-
個別だけにしてほしい。