2人は、橘の服を購入して、上機嫌にレディースフロアへと移動した。
「こ、ここは!?」
橘は驚いたような声をあげる。
「はい!水着売り場です!!」
七咲は頬を赤く染めながら、冷静を装っていた。
「夏休みに海行く時の水着が欲しかったので、先輩に選ばせてあげます」
「い、いいの!?」
橘は興奮気味に七咲の顔を確認する。
(これは凄いチャンスだぞ!!!マイクロビキニやハイレグを七咲に着て貰うチャンス!!!水泳で鍛え上げられた身体をあんな布切れ一枚で……!)
ゴクリッ!!!
橘の顔はわかりやすくニヤつき、七咲は思わずため息が出た。
「もちろん常識の範囲内の物ですよ?」
呆れた声で橘を牽制する。
「わ、わかってるよ!! 常識の範囲内! そうだよな!」
橘は動揺を隠すように、水着を物色し始めた。
初めて見る水着売り場に、彼の興奮と下心は抑えきれず、派手なデザインばかりに目が行く。
「七咲!!これなんてどうかな???」
橘一が手に取ったのは、紐が細く、肌の露出がかなり多い、攻めたデザインのビキニだった。
七咲は、冷静にそれを受け取ると、すぐにハンガーに戻した。
「却下です!!もう少し落ち着いた物にしてください!!あと、先輩!!顔がニヤけすぎです……」
「うぐっ……ご、ごめん!」
(さて、そろそろ真面目に考えないとな)
橘は七咲がギリギリ着てくれるラインを考えながら、改めて水着を選び始めた。
(これだ!!!)
橘はまるでお宝を見つけたかのように目を輝かせて七崎に近寄る。
「これなんてどうかな?」
純一が選んだのは、布面積でいうとやはり攻めてはいるが、胸元と腰の部分にフリルがついて、可愛らしいデザインのビキニだった。
「これは……」
少し躊躇いはあったが、橘の期待に満ちた目に負けた。
「はぁ……とりあえず試着してみますね!」
「うん!!!楽しみにしてるよ!!!!」
七咲は橘の期待に満ちた瞳に後押しされて、試着室の中に入って行った。
まず、服とスカートを脱ぎ下着姿になる。
脱いだ服を畳み、ブラを外す、ここで普段なら水着の上を着るが、今日は違う。そのままショーツも脱ぎ、服の上に置いた。
鏡に映る自分は、完全に裸だった。
(すぐそこに、先輩がいる……)
普段ならありえない行為だが、七咲は薄いカーテン一枚隔てた向こうに、橘が立っていることを強く意識し羞恥心と、背徳的なスリルが全身を駆け巡る。
「先輩ちゃんと待ってますか?」
「もちろん待ってるよ!!」
「もう少しまっててくださいね」
「うん!!」
(ふふっ♪先輩はまさか今私が裸なんて思って無いんだろうな)
ほんの少しだけ口元を緩め、七咲はそのまま水着を着けて確認する。
橘が選んだ水着に、水泳で鍛えた身体、頑張って寄せて作った谷間。
(先輩喜んでくれるかな?)
橘が喜ぶ顔を想像しながら、カーテンをゆっくり開けた。
!?
七咲の瞳に、衝撃的な光景が飛び込んできた。
隣の試着室に居る、巨乳の大学生らしき女性グループの胸元を嫌らしい瞳で凝視し、だらしなく口を開けていた。
あまりにもショックな光景に七咲は感情を飲み込み、無理やり言葉を絞り出した。
「せ、先輩…に、似合ってますか?」。
「ウンスゴクニアッテルヨ」
橘は、七咲が試着室から出てきたことすら認識する事無く、一度も七咲を見ずに女性グループの巨乳を凝視したまま、棒読みで答えた。
(これは凄い巨乳だ!!!目が離せない!!!)
橘は日頃見る事のない大きな胸に夢中で釘付けになっていた。
その姿に七咲の何かが壊れた。
ガシャーーー
橘の意識が戻ったのは、七咲が水着から私服に着替えて試着室を出て走り出した時だった。
「えっ……七咲!?」
橘の必死な呼びかけを背中に受けながら、七咲は、涙で前が見えないまま、ただひたすらに人混みの中へ消えていった。
普段だったらここからレイプですが、今回は純愛なのでレイプ出来ないのがもどかしいです。
読むならどっちがいい?
-
純愛
-
凌辱