五条が通信機の電源を入れ直して間もなく、地下室の冷たい静寂を切り裂くように、短い電子音が鳴り響いた。
五条の予想通り、相手は高専の医務室から、家入硝子からの着信だった。
ユキは全身を強張らせ、五条の腕の中で小さく息を呑んだ。外界との接点。この密室での背徳が、一瞬で露呈するかもしれないという、強烈な緊張感。しかしその緊張は、彼女の呪力を乱すのではなく、むしろ五条の隣で秘密を守るという新たな使命感へと変換された。
「出るぞ」
五条はユキの額にキスを落とし、通信機を手に取った。彼はユキの身体を自分の膝の上に乗せたまま、冷然とした声で応答した。
「ああ、硝子か。何か緊急か?」
通信機のスピーカーから聞こえてきた硝子の声は、常に気だるげで冷静だったが、どこか探るような鋭さを含んでいた。
『緊急ではない。ただの状況確認だ。ユキの状態はどうだ?報告書では「特級相当の呪力暴走の治療」とあったが、長すぎるだろう。場所も秘匿し、連絡も一方的だ。何をしているか、簡単に説明しろ』
五条は、ユキの呪力経路を撫でるように指先を滑らせながら、平然と答えた。
「問題ない。治療は順調だ。君の感知を避けているのは、彼女の精神的な脆弱性が原因だ。外部の呪力探知が少しでも入ると、回路が逆行し暴走する可能性がある。繊細な作業なんだよ」
『……ユキ本人に代われ』
五条の言葉には一片の嘘もないように聞こえたが、硝子は納得しなかった。彼女の要求に、五条は不敵に笑い、ユキを見た。
「ユキ。代わってやれ。君の声で、『真実』を伝えてやれ」
ユキは、五条の太ももの上で、深呼吸をした。肉体の奥底に残る彼の呪力は、彼女に絶対的な安定と、彼への忠誠を命じていた。
彼女は通信機を五条から受け取り、声を震わせないよう、細心の注意を払って口を開いた。
「硝子さん……」
『ユキか。体は大丈夫なのか。五条に何か無理強いされていないか?』
「無理強いなんて、されていません」ユキはきっぱりと言い切った。五条の腕の中で、彼の支配を一身に受けながら。
「先生の指導は、とても……効果的です。私の呪力は、以前とは比べ物にならないほど安定しています。それに、先生は、私の『脆さ』を完全に理解してくれていて……」
ユキは、五条の指が自分の鎖骨を優しく撫でているのを感じながら、言葉を続けた。
「……ここでは、誰にも邪魔されず、安全に治療を受けられています。外に出る方が、今は……怖いです。だから、もう少し、先生と二人で……秘密にしておきたいんです」
ユキの言葉は、完璧な「嘘」だった。しかし、彼女の声には、安定と、五条への強い依存が滲み出ており、それが硝子に「順調な回復」と「指導への感謝」として伝わった。
通信機の向こうで、硝子が長く息を吐く音が聞こえた。
『……そうか。分かった。無理はするなよ』
そう言い残し、通信は切れた。
通信機を置いた瞬間、ユキは全身の緊張が解け、五条の胸に顔を埋めた。自分のついた嘘が、この背徳を外界から守り切ったという、罪悪感と達成感が入り混じった強い陶酔が、彼女を襲った。
五条は、ユキの背中を抱き、満足げに笑った。
「見事だ、ユキ。君は今、僕だけの共犯者になった」
彼はそう断言した。ユキはもう、ただの教え子ではない。五条悟の秘密を知り、それを守るために外界に嘘をついた、彼の支配下にある『愛(いと)しき共犯者』だ。
「さあ、この『成功』を、祝おうか」
五条の瞳には、再び情欲の炎が灯っていた。この秘密の共有は、二人の関係をより深い、背徳の領域へと押し上げたのだ。
地下室の冷たい空気が、二人の熱を際立たせる。通信が切れた直後、ユキは五条の胸板に顔を埋め、小さく震えていた。罪悪感と解放感が混ざり合う奇妙な陶酔感が全身を駆け巡っていた。
「……うまくいきましたね、センセイ」ユキが掠れた声で呟く。「硝子さんは信じてくれたみたいです」
五条はユキの顎を持ち上げた。彼女の瞳には、先程までの怯えはなく、代わりに濃密な情熱と絶対的な従属の光が宿っていた。
「当然だ。君はもう僕の共犯者なのだから」
五条は低く笑うと、唇をユキのそれに強く押し当てた。舌を絡ませながら互いの唾液を交換し合う激しいディープキス。その間に五条の手は素早く彼女の衣服を剥いでいく。布切れが床に散らばる音すらも卑猥なBGMに変わる。
「あぁっ……!」
ユキが身を捩らせると同時に彼女の柔肌があらわになり月光に照らされた白磁のような素肌には五条由来の呪力の脈絡模様がうっすらと青白く光っていた。それはまさに二人が紡いだ“血統”の象徴だった。
「綺麗だ……君の中の僕の印がどんどん色濃くなっていくな」五条の指先がその紋章を丹念になぞっていく。
「はい……センセイの痕跡がどんどん深くなる……それが嬉しいです」
ユキは潤んだ瞳で応えながら五条にしがみついた。
ベッドへ倒れ込む二人。五条の指先が乳嘴をつまみあげるとユキから甲高い嬌声があがった。
「んああぁっ!!」
ビクンと跳ね上がる肢体を押さえ込みながら彼の片方の手は下腹部へと伸びていき濡れそぼった秘裂へ到達する。割れ目に沿ってゆっくりと往復させられればヌチュヌチューっと湿った音色が響き渡る。
「こんなにも濡れているじゃないかユキ?」
揶揄うような口調でありながら彼自身もまた興奮しきっていたようで雄々しく隆起したモノを見せつけるように曝け出す。
「今夜は特別サービスが必要そうだねぇ?」
その巨大な陰茎を見ただけでユキの顔面から赤みが引いてしまいそうだ。しかしそんな畏れ以上に歓喜の方が勝ってしまったらしく彼女の方から自ら股を開き両手を使って花弁を広げて見せた。
「お願いします……センセイのソレで……もっと私を壊してください……」
震える声で懇願する姿を見て思わず生唾飲み込んでしまう五条であったがすぐさま理性を取り戻しゆっくり挿入していく……ズプ……ジュプジュップゥ~!!
圧倒的な質量を持つ亀頭部分さえ収まってしまったところで一旦停止すると次第に馴染んできたところを見計らい更に深く差し込んでいった。
パンッパアンッガシィンダバギーンという乾いた打擲音とともに衝撃波すら感じられるほどのピストンが始まった。
「ぐふぅうっ♡おごほぉおオォ〜ッ///」
あまりにも強烈な抽送に耐えきれず獣じみた呻き声ばかりが漏れるしかない現状だ……しかもその間も容赦なく胸元やら首筋やら全身隈なく攻め立てられて意識が飛びそうになっている真っ只中だった……それでもなんとか自我を取り戻すために必死になって耐え抜いているうちに次第次第に苦痛よりも悦楽の方が大きくなってくるようになって来たらしい。
(ああ……すごい……こんな凄いの初めて……)
今まで幾度となく凌辱されてきたものの今回ほど鮮烈かつ激烈な体験は過去一度たりとも体験したことなどなかったくらいなのだ……
そうこうしているうちに絶頂を迎える寸前まで追い込まれたようだったユキだったが突如として挿入されていたものが引き抜かれてしまった……
突然訪れた喪失感に戸惑いながら視線を落としてみるとそこには相変わらず凶悪なサイズを保っているソレが鎮座していた……
『まだ終わらないよ……』ニヤリとして笑うと再び覆い被さってくるではないか……しかしながら今度は後背位の体制となり尻を高く突き上げられる恰好となってしまうわけである。
「ひゃい♡……センセイ……きてくだしゃい♪」
四つん這いになったことでより一層強調される双丘とくびれからのライン美しさについつい見惚れてしまう五条だったがそれも束の間のことでありすぐに我に返って己の肉棒を押し当てると一息入れずに根元まで突き入れていった。
「うぅ……ッ!!!!!」
あまりのインパクトの大きさゆえに言葉すらまともに出てこなくなってしまったようであり代わりにヨガり狂うこととなるのみである……
ジュボオオオオーーブシュウウウッ!!!ドロォッ……ツユダクリョォ~~ン・パラパラァアアアアーーーン・ボコォッ・ペシャアン!
激しすぎるピストン運動によって大量分泌されているであろう愛液と腸液などが混ざり合って非常にいやらしい水音を立てながら噴出し続けていた……またこれだけ激しく動かれていて尚且つ自分自身もかなり限界を迎えつつあったこともありついには限界を超えてしまいそうな状態になりかけていた頃合を見計らうかのように最後の一撃と言わんばかりのフィニッシュが行われる。
ドビュルルルーーーッ!!ビチャッチャァアッブビュビューーーッビショワァアアアーーーッ!!!
凄まじい勢いで放出される大量精子により内壁を直接叩かれてしまうような感覚に陥るほどであり一瞬にして満タンになるぐらいの量だったのであろうことは容易に想像できるレベルであった……
「……センセイのが……私の中……全部……♡」
ユキは陶然とした表情で、自分の下腹部をそっと撫でる。五条の呪力と精液が混ざり合って注がれた温もりが、彼女の身体の内側で満たされていくのを感じる。
五条はユキの腰を掴んだまま、荒い息を整えた。彼は射精してもなお硬度を失わない楔を、ゆっくりと引き抜く。
「まだ終わりじゃない。この共犯関係を、もっと深く刻み込もう」
彼はユキの体勢を変えさせた。仰向けになった彼女に跨がり、今度は正常位で再び貫く。
「んああぁっ!」
ユキの背中が弓なりにしなる。五条の楔が最奥を抉る度に、彼女の身体には銀色の呪力紋様が濃く浮かび上がり、それが淫猥な輝きを放っていた。
「見えるかいユキ? 君の体に刻まれていく、僕たちの関係の証が」
「はい……! あぁっ! 先生の呪力が、私の中で……!」
五条はユキの両脚を持ち上げ、さらに深く腰を打ち付けた。地下室には、肉と肉がぶつかる鈍い音と、ユキの甘い悲鳴、そして二人の荒い息遣いだけが響く。
「君はもう、僕なしでは生きられない。この背徳的な安定を知ってしまったからね」
五条の言葉は、支配者の宣告でありながら、どこか孤独な告白のようにも聞こえた。彼もまた、ユキとの歪んだ愛によって救われているのかもしれない。
「……愛しています、センセイ……」
ユキは涙を流しながら五条の首に手を回し、自ら唇を求めた。二人は舌を絡め合い、貪り合うようなキスを交わした。
「僕もだ。だから、もっともっと、僕を刻み込んであげる」
五条はそう言うと、ユキの最奥に向けて、熱い奔流を何度も何度も解き放った。
地下室に、甘美な叫びが木霊した。それは二人の罪が完成する音であり、同時に彼らの歪んだ愛が成就する音でもあった。
通信機の冷たい画面が暗転した後、地下室には、静寂が満ちていた。いや、静寂ではない。ユキの荒い息遣いと、五条の低く唸るような笑い声が、その空間に重く淀んでいる。
五条の腕の中で、ユキは小刻みに震えていた。彼女の口からは、意味をなさない喘ぎが途切れることなく漏れている。彼女の身体には、五条由来の呪力の脈絡模様が、青白く、そして淫靡な輝きを放っていた。それは、彼らが共有した背徳と、五条の支配が刻み込まれた証だ。
「ユキ。よく頑張ったね」
五条は優しい声で囁きながら、彼女の汗ばんだ髪を撫でた。ユキは恍惚とした表情で、ぼんやりと五条を見上げる。彼女の瞳には、もはや抵抗の色は一切なく、ただ五条への絶対的な忠誠と、背徳的な快楽への耽溺だけが渦巻いていた。
「はい……センセイ……」
消え入りそうな声で答えたユキに、五条は満足げな笑みを浮かべた。彼はゆっくりと、彼女の鎖骨から始まり、胸の谷間、臍の周り、そして、彼が先ほどまで自身を収めていた部分へと続く呪力紋様を指でなぞっていった。
「見てごらん、ユキ。君の体は、僕の呪力で満たされ、安定している。もう二度と、あの不安定な状態に戻ることはできないだろう」
「あぁ……センセイの力……私の中に……」ユキは五条の指の感触に身をよじらせながら、うっとりと呟いた。「もっと……もっと下さい……センセイが全部教えてくれた、この安定を……」
五条は笑いを深める。彼の目は、獲物を捕らえた猛禽類のように鋭く、そして情欲に燃えていた。
「貪欲だね、ユキ。君は、呪術師としても、一人の人間としても、僕の手の中で生まれ変わるんだ」
五条はそう言うと、ユキの身体を優しく、しかし有無を言わせぬ力で反転させた。ユキは四つん這いの格好になり、五条に向かって白い双臀を突き出す形となる。その中心には、先ほどまで五条を受け入れていたばかりの秘所が、淫靡な光沢を帯びて晒されていた。
五条は、ユキの腰を掴むと、いきり勃った自身を、躊躇なく彼女の中に沈めていく。
「あああっ! センセイっ!」
ユキの身体が大きく跳ね、悲鳴にも似た嬌声が地下室に響き渡る。しかし、その声は苦痛によるものではなく、むしろ待ち望んでいた快感を得た時の歓喜の叫びだった。
五条は容赦なく腰を使い、ユキの内部を蹂躙する。パンッパンッと肉同士がぶつかり合う音と、粘膜が擦れ合う卑猥な水音が、二人の耳朶を犯す。
「感じるかい、ユキ? 僕の呪力が、君の奥深くで弾けて、君の呪力を塗り替えていくのを」
「あぁっ! 感じますっ! 先生の力が……私の呪力と混ざり合って……! あぁっ、ダメ……気持ちいいの止まらない……!」
五条の突き上げに合わせて、ユキの呪力紋様が明滅し、彼女の呪力量がさらに増幅していく。しかし、それは破壊的な暴走ではなく、五条の呪力によって制御された、洗練された力の奔流だった。ユキの呪力は、五条によって調整され、彼の一部として機能するように再構築されていたのだ。
「いい子だ、ユキ。そのまま感じ続けろ。そして覚えろ。君が感じるこの快感は、僕の呪力を受け入れる証。君が生きるための糧。僕と一体化する悦びだ」
五条はユキの背中に覆いかぶさり、彼女の耳元で囁く。その声は甘く、そして支配的だった。
「はいぃ……センセイ……私…センセイと……一つになりたい……ずっと、ずっと一緒にいてください……」
ユキは涙を流しながら訴えた。それは、歪んだ支配関係の中で見つけた、純粋な愛の告白だった。彼女にとって、五条の呪力で満たされること、彼に支配されることこそが、最大の幸福であり、生きる理由となっていた。