※この作品はR-18です。

宇宙戦艦ナガト ―TS戦士たち、その勇気と淫欲の冒険記―   作:えぴっくにごつ

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航路1:「抜錨、それは変貌と共に」

 ――繁栄、発展の道を歩んだ未来の地球。

 地球人類は、次なる可能性を求めて大宇宙へと踏み出した。

 

 ある形では国際プロジェクトとして、また同時にある形では各国家の独自形態のプロジェクトとして。

 広大な宇宙への冒険に望む「船」が出発し。

 

 そして此度、日本よりも。

 また遥かな宇宙の彼方の新天地を、新たな母なる大地となりうる「星」を目指すために。

 一つの船が旅立ちの時を迎えた。

 

 

 ―探査艦 BBE-07 ナガト―

 

 日本が組織保有する「防衛隊」の。その内の宇宙防衛隊、宇宙艦隊に所属する艦艇。

 元は宇宙防衛隊の運用する主力宇宙戦艦、「アマギ型」の七番艦として。地球、そして宇宙の護りを担う役目に就くはずであったが。

 その役目は次級の新型艦に譲り、此度のプロジェクトのために抜擢され。

 ナガトは遥か宇宙を目指すための「探査艦」として、就役することとなった。

 

 これはそのナガトと、長い宇宙の旅路を共にすることとなった「彼女」たちの。

 波乱の旅路の記録だ――

 

 

 

「――……」

 

 場所は、ナガトの艦内。艦内に設けられる居住区の一つの居室。

 

 その室内で、鏡を前にして立つ一人の少女の姿がある。

 正しくは、美女になりかけといった外見年齢の美少女。

 微かに黒み掛かった美麗な長い茶髪を、ハーフアップ、いわゆるお嬢様結びで飾り。

 その前髪の元には可憐で愛らしくも、少し気の強そうな凛々しい顔が映える。

 

「うわ……」

 

 その彼女は、しかしその可憐な顔を微かに難しく作りながら。次には何か『色』の混じる声を漏らした。

 

 彼女を悩ませるのは、その身体を包み飾る服装――いや、その姿に体そのものだ。

 

 豊かながらも美麗な形を主張する乳房。程よく括れた腰回り。また健康的な豊満さの尻肉に太腿。

 そんな可憐な顔立ちに、恐ろしいまでに合致する抜群のナイスバディを包むのは――その身体のラインがはっきりと浮き出る、ボディスーツ状の衣服。

 

 彼女の纏うそれはにあっては白色 を基調とし、鮮やかな赤でラインやワンポイントを描き。

 要所に着けられる黒と金色の階級章類が、また飾られ映えている。

 

 それは、宇宙防衛隊の「任務服」。

 詳細には、此度の探査プロジェクトに合わせて、ナガトの乗組員用に専用に新しく用意されたもの。

 

 今にあっては着用し掛けのそれは、フロントジッパーが臍部分ほどまで下げて開けられ。

 その内にある彼女の胸元から腹周りまでの。美麗な素肌に、そして『美味そう』な乳房の谷間や、腹周りの艶めかしい造形が露出していた。

 

「目のやり場に、困る……」

 

 そんな己が身体が、彼女を悩ませる原因。

 そして次には自身の身体をまた鏡に映し見ながら、彼女は頬を赤らめてそんな言葉を零す。

 それは、自分自身の身体だというのに、多分に恥じらいを覚えてしまっているようなそれ。

 

 実の所、それは無理も無かった。

 「彼女」は、本来ならば『異性』のものである女体を、まじまじと見る形となってしまっているのだから。

 

 封堂 カナタ。

 此度の探索プロジェクトに、ナガトの乗組員に選抜された、宇宙防衛隊の若き二等宙尉。

 

 可憐な美少女の姿であるカナタ。

 しかし明かせば――「彼」の本来の性別は、「男性」なのだ――

 

 

 宇宙探査艦ナガトは先日に抜錨し、故郷である地球を出発。長き任務、旅路のスタートを切った。

 

 カナタにあっては、宇宙防衛隊学校を卒業してまださほど年月の経たぬ身の上から。そのナガトの乗組員となる経緯を持った。

 

 カナタが配属部隊にて、期待を寄せられる若き幹部として、忙しくも充実した日々を送っていた所へ。

 飛び込んで来たのが此度の探索プロジェクトへの、ナガトの乗組員への推薦であった。

 

 驚き、そして故郷である地球を長きに渡り離れる旅路へと参加に、カナタはもちろん悩み考えたが。

 しかし人類の先導者として新天地を目指す冒険に、強い興味を引かれ。自身もその推薦に強い興味を示し、そして受諾。

 間もなくナガト運用の基幹幹部クルーに任命され、異動を命じられ。

 長く、容易なものではないであろう旅路に。しかし強い志を持って臨む事となった。

 

 ……なのだが。そこで一つ、思わぬ事柄に直面することとなった。

 

 此度の任務、旅路に置いて。

 参加する乗組員の内の「男性」には、任務期間中の業務及び生活において。ある一つの「規則」が定められ、その遵守が指示された。

 

 それは――「女」の身体へと成ること。

 

 つい数年前から確立から実用化にこじつけ、普及が始まった「性転換」技術による。女性性への性転換であった。

 

 此度のプロジェクトに参加、ナガトへ乗艦する事となった乗組員の男女比率はおよそ半々。

 その内の男性たちはしかし皆、心身の健康面などで必要と判断されない限り。極力女性の身体でいることが指示された。

 

 これにはもちろん理由がある。

 

 新天地と定めた生存可能惑星を目指す今回のプロジェクトにおいて、ナガトはおおげさだが一種、『箱舟』の役割を担っていた。

 男女比が半々である理由は、言ってしまえば将来的に新たな「母性」となる新天地惑星での、『産めや増やせ』を目論んでのもの。

 

 だがそれとして、その新天地たる惑星に到達するまでの旅路の最中では。数多くの困難に、最悪「荒事」に直面することが十分予測された。

 元は宇宙戦艦たるナガトが探査艦の白羽の矢を立てられ、要員に宇宙防衛隊隊員が主として充てられるのも、それが理由の一つ。

 

 そんな「冒険」とも言える容易くはない旅路の最中で。

 欲望から辛抱が利かなくなった男女が、「時期」を待たずして爛れた関係に走ったり。最悪「乱暴」に発展し。

 『授かってしまう』こと、はっきりいえば航海期間中の妊娠してしまうことと。それ以外にも考えうる他各トラブルが起こる事は、大変に望ましく無かった。

 

 それを危惧し、そして考えられた措置こそ。男性乗組員の「性転換」、「女体化」だと言うのであった――

 

 

 ナガトの旅路の始まりに合わせて、此度のプロジェクトのその抱える都合事情から、カナタも例外とはならず。その身体を男性から女性へと変貌させ、生活を送ることとなった。

 

 また細かな経緯を明かすと、カナタにあっては。

 覚悟を決めて冒険の旅へと志願し、ナガトへと参じ着任した矢先に。そこで初めてその決まりを聞かされたため、大変に驚愕することとなったが。

 

 しかし困惑するカナタ当人をよそに。彼は適当な説得説明と、有無を言わさぬまでの流れで、あれよあれよという間に性転換措置のためのポッド装置に放り込まれ。

 

 そして果てに、良く鍛えられていた武骨な男子の身体から、驚きの変貌遂げ。

 今の美少女の身姿へと変わった自分に、また絶句するほど驚くこととなり。

 

 自らの悩ましい身体に、翻弄される日々が始まったのであった。




ヤ〇トのパロだけど設定的には前向きなイ〇モ計画といった感じ。
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