宇宙戦艦ナガト ―TS戦士たち、その勇気と淫欲の冒険記― 作:えぴっくにごつ
「はぁっ……急な状況変化の中でも、対応の順序立てを意識しないと」
カナタは勤務を終えての疲労感を覚えながらも。しかしやはり真面目な性格から、艦内通路を歩み居住区を目指しながらも、訓練の自己反省会を続けていた。
だが程なく居住区の自分の居室へと到着し、ようやく自己反省会に区切りを付け。一息を着くべく、居室のドアの開けてくぐった。
「……え?」
しかしドアを潜り、帰り着いたことから微かにホっとしたのも束の間。
次に目の前の足元に見えた光景に、カナタは思わずの変な声を上げてしまった。
居室は、詳細には長期航海においての負担軽減の配慮から、気休め程度のものであるがカプセルベッド型式が導入され。
広くはない一つの居室内には四つの、一般規格よりも少しだけ大きめのカプセルベッドが設置され、その一つ一つをささやかなプライベート空間とするのだが。
その一つ。下段を割り当てられた自分の、カナタのカプセルベッドの出入り口から。
人の下半身が、尻が覗いていた。
上半身を突っ込み、何かしらをしているのだろうそれは。
もぞもぞと動き、その豊満な尻肉太腿を携える下半身を主張している。
そして、その纏う黄色の基調とする航宙科の任務服から。その正体には容易に見当がついた。
「何をやってるんだ……?」
「っと」
呆れた色で、その下半身に問いかける声を降ろすカナタ。
それに気づいたように、のそっとカプセルベッドに突っ込んでいた上半身を引き抜き、正体を露わにしたのは他ならぬサクだ。
今先に艦橋にて、彼女は先に交代要員が来て。カナタにウィンクなどを寄越して先に上がって行ったはずであったが。
「あはは、ごっめん。今朝来てちょっとふざけた時に、メモ帳落としちゃったみたいでさ」
そのサクは、上半身を起こして見せたその顔に、困った笑みを作って。今の怪しい行動の理由を説明してみせた。
「ちょーど見つかったトコでね、ゴメンよ勝手にお邪魔しちゃって」
「まったく、あんなおふざけをするからだ……」
また本気で悪く思っていない様子で、そう解決した旨と弁明を併せて寄越すサクに。
カナタは隠さぬ呆れの言葉を向ける。
「ほら、見つかったんならどいてくれるか?」
「はいはいっ」
そしてカナタはそう促し要求し、カプセルベッド前から退いたサクと入れ替わり。
別にすぐにベッド内に籠る気ではないが、一旦中に用があるためにベッド内へと入り込む。
「――ゴメンよっ」
「わっ!」
だが直後――ドン、と。
カナタはカプセルベッドに入り込んだ無防備な所を、唐突にその背を押され。
踏ん張り留まることは間に合わず、ポフっとマットレスに倒れ落ちてしまった。
「っ……な、なんだよ……っ」
「ごめんね、無くし物――というのは、ウソっ」
事態に驚きつつ、他に考えられないその仕業の犯人に、抗議の声を漏らしつつ振り向き視線を上げたカナタは
しかし、次にはカナタを追うようにベッド内に入り込んで来て。言葉に反して謝罪の色のまるで見られない、怪しい笑みを浮かべたその犯人たるサクが。
カプセルベッドの扉を後ろ手に閉める様子を見た。
「な……何を――ぅぁ……っ?」
そんな動きに様子を見せるサクに、妙なものを覚えて戸惑いを漏らすカナタだが。
さらに驚く事に、サクは次にはなんと、無防備を晒すカナタに這い寄りって覆い被さり。
そしてマットレスにまさに「押し倒し」、カナタの腕を捕まえて拘束してしまったのだ。
「ちょ……なに……っ?」
「んー、ひょっとしてまだ気づいてくれない?ニブちんもそこまでだと罪だよ?」
引き続き戸惑いを見せるカナタに。
対するサクは次には、そんなことを宣いながら。妖しい声色で自身の顔を、カナタの眼前に近づける。
「キミのこと――狙ってたんだよねっ♡正直、一目惚れだったんだ♡」
そしてカナタの顔を、眼を。サクはその艶やかな眼でまっすぐ見つめ捕まえ。
また少し艶やかな笑みと声色で、そんな暴露の、告白の言葉を紡いで見せた。
「惚れ……ホントか……っ」
「そっ。着任した時の、男の子の時のイケメンぷりも見てたけど――そっからの美少女化のギャップ萌えにやられちゃってねっ♡」
カナタからすれば思わぬその告白に、カナタがまずなんとか漏らせたのはそんな言葉。
それにサクは、カナタに惚れた経緯をまた暴露して見せる。
「こ……こういうの……色事にかまけるのは禁止なんだろ……っ?」
そして困惑狼狽しながら、次にはそれしか思い浮かんでこなかった、そんな旨を訴えるカナタ。
「『異性同士』ではね?『同性同士』では、別に禁じられてないんだよ?」
しかし引き続きカナタを押し倒して捕まえながら、サクからはそんなことが明かし伝えられる。
「色事を全面的に禁止したいなら、性転換措置だけじゃ意味ないって。女同士なら『そういうコト』が起きないかって、そんな訳ないじゃん」
「ひぁ……っ♡」
続けサクは、そんなことを宣い説明しながら。
まるで『女同士だからといって起きないわけではない』事を証明するように。サワサワとカナタの尻腰を撫でて甚振り始める。
「むしろ、ナガト・プロジェクトは一種の『箱舟』計画。色艶に興味が無くなられちゃっても困るからね。任務に支障無い範囲で、色恋に興じることは想定の範囲内なんだよ?」
「そん……あぅっ♡」
サクは早くも辛抱たまらないというように、カナタの身体を揉んで撫でて堪能し始めながら。
さらに続けてそんな説明の言葉を降ろす。
「そ……そんな事、聞いてないぞ……?」
「あたしはダイレクトではないけど、さりげなく教えてもらったけど――あっ。君の時は着任者が一番集中しててゴチャゴチャしてたから、教えるのが漏れちゃったのかも」
明かされ、しかしカナタは知らぬそれに、だがサクはまたそんな推察される事情を答えて見せる。
「……」
伝え明かされた、そのおそらくの事実に、また呆れたものを覚えてしまうカナタ。
しかしこの煽情的な任務服など、各々の事由にも悔しくも納得がいってしまった。
「で、どうする~?」
「ひぁ……♡」
そんな説明から、「さて」というように。
カナタの身体を撫で繰り回して、また甘い悲鳴を上げさせながら、サクはそんな尋ねる言葉を向けて来る。
「『そういうの』が嫌なら、しっかり抵抗しないとこのままレズレイプされちゃうよ~?♡」
そしてカナタを嬲る妖しい手付きは止めないまま。サクはニヤニヤと妖しい笑みで、そんな警告、宣告の言葉を降ろして来た。
「っ……」
それに、難しい顔を作るその顔を、しかし同時に一層赤らめるカナタ。
大分恥ずかしいが、しかし中身男としては。下心のそれではあるが、自分に好意を抱いてくれる美少女を相手に、暴れ逆らうのは気が引けた。
「……犬に噛まれたと思って諦める……っ」
そしてぶっきらぼうに。赤らめた顔の視線を逸らして、そんな言葉をカナタは返して見せた。
「わっ、ひぁっ!?♡」
しかしそんなカナタは、次にはグリンっと。
サクの手でマットレス上で乱暴に転がされ。尻を突き上げる形の、恥ずかしい俯せ姿勢に変えられてしまう。
「むー、優しくしてあげようと思ってたけど――なんかムカついたから、乱暴にオモチャにしてやるっ♡」
そして直後にまた背後から覆い被さり直し、カナタの身を捕まえ直したサクから寄越されたのは、そんな宣告の言葉。
どうやらカナタのぶっきらぼうなその態度が、サクに不服を覚えさせ。しかし同時に加虐心にスイッチを入れてしまったようだ。
同時にサクは、カナタを捕まえながらも器用に、カナタのその任務服をはだけさせてゆく。
「ひぁ……きゃぅぁ……!♡」
そして、カナタのその魅惑の身体を嬲る手付きが再開され。カナタからは甘い悲鳴が上がり始めた。