シティハンター - 冴羽獠と禁断の依頼(もっこり) 作:坂本太郎
マリィー: 通称「ブラッディ・マリィー」を名乗る凄腕の女殺し屋。かつて獠の相棒であったが、過酷な運命から袂を分かった。殺し屋の「業」と「孤独」に囚われている。
冴羽獠: かつての戦友であり、相棒。マリィーの殺し屋としての苦悩を誰よりも理解しており、彼女の運命に、愛という形で最終的な決着(浄化)をつけようとする。
相棒との最期の依頼
マリィーが獠の事務所に現れたのは、彼女自身の命を賭けた二段階の依頼を持ってきたときだった。彼女は、自身を追う巨大な組織から逃れられないことを悟り、最期の瞬間を前に、獠に協力を求めた。
「獠、私はもう疲れたわ。この血塗られた運命から逃げられない。だから、全てをあなたに終わらせてほしい。私の依頼は二つ。一つは、私を追っている組織の壊滅よ」
マリィーは、殺し屋としての冷たさの裏に、女性としての安らぎを求める切実な願いを隠していた。
「そして、二つ目の依頼。それが、運命の精算。組織を壊滅させた後、私は殺し屋の業から解放されなければならない。その報酬は、私という存在の全てよ。相棒としてではなく、女として、私を最期に愛してほしい」
(獠の心情)
マリィーは、獠にとって香とは異なる意味で、最も大切な存在の一人だ。彼女の孤独と業は、愛という形でしか浄化できない。
彼女の運命を終わらせる最高の手段は、殺し屋としての業を、男の愛で浄化することだ。この依頼は、過去の精算であり、相棒への愛の証でなければならない。
獠は、タバコを深く吸い込み、決意の滲んだ目で見つめた。
「マリィー。分かった。一つ目の依頼は、俺のスイーパーとしての誇りにかけて引き受ける。二つ目の運命の精算は、相棒としての愛を込めて、最高の形で終わらせてやる。これは、俺たち二人の、最後の契約だぜ」
組織の壊滅と再会
数日後、獠はマリィーを追う組織を一晩で壊滅させた。激しい銃撃戦と、プロのスイーパーとしての完璧な手際で、マリィーを縛っていた運命の鎖を断ち切った。
組織が消滅したのを確認した後、マリィーは獠の前に、殺し屋の仮面を脱ぎ捨てた姿で現れた。彼女の目には、もはや逃走への恐怖も、復讐の炎もなく、ただの女としての安堵と、最後の願いを求める切実な情念だけが宿っていた。
「獠……ありがとう。これで、私は自由になったわ」
「ああ、マリィー。お前の血塗られた運命は、これで終わった。だが、まだ、最後の依頼が残っているぜ」
マリィーは強く頷いた。
「ええ。そのために来たの。さあ、相棒。私を、あなたの愛で**殺して(浄化して)**ちょうだい。殺し屋の業を、ここで精算するのよ」
ベッドルーム。マリィーは、殺し屋の鎧を脱ぎ捨てた。その身体には、戦いの日々の傷跡と、過去の悲しみが刻み込まれていた。
獠は、マリィーの殺し屋としての冷たさを打ち破るように、激しく、そして情熱的に彼女を抱いた。この行為は、戦友としての信頼と、男と女の愛が混ざり合った、過去の全てを精算するための儀式だった。
「……んっ!」
マリィーの息遣いが荒くなった。彼女の冷たい仮面が崩れ落ち、女の顔が露わになる。汗ばむ肌からは、銃弾の匂いではなく、女特有の甘い香りが立ち昇る。
「ふぅ……っ、あぁ……!」
獠の指先が彼女の敏感な部分を刺激するたびに、マリィーの口から抑えきれない吐息が漏れる。これまで殺し屋としての本能で抑え込んできた感情が、一気に解き放たれていく。
「あんっ!あんっ!……ふっ……くぅ……」
次第に彼女の声は大きくなり、喘ぎ声が部屋中に響き渡る。マリィーは恥じらいながらも、自分の体が反応してしまうのを止められない。長年閉ざしてきた女の部分が、獠の手によって目覚めていくのだ。
「あ……!ダメ……そんなに激しくしたら……!」
彼女は思わず爪を立て、シーツを握りしめる。これまでの冷静沈着な姿とは打って変わり、完全に快感に支配された表情を見せていた。
「ひゃっ!……んぐ……っ!……あ…あぁ……!」
ついに我慢できなくなったマリィーは、大きく体を震わせた。快感の波に飲み込まれ、絶頂を迎える。彼女の全身から力が抜け、ベッドにぐったりと横たわる。
「はぁ……はぁ……」
荒い呼吸を繰り返すマリィーを見下ろしながら、獠もまた限界を迎えつつあった。彼は彼女の細い腰を掴み、一気に突き上げた。
「ぐぁっ!」
マリィーの口から短い悲鳴が上がる。その声を聞きながら、獠はさらに激しく腰を振り続けた。
「んぁ!……あんっ!……んんっ!」
再びマリィーの体が反応し始める。先ほどよりも激しい動きに合わせて、彼女の声も大きくなる。二人の体がぶつかり合う音が部屋中に響き渡り、お互いの高まりを物語っていた。
「あぁ!……ダメ……また……くる……!」
マリィーの体が小刻みに痙攣し始める。彼女の内側から湧き上がる快感がピークに達しようとしていた。
「んっ!……あっ!……ああぁぁぁぁ!!!」
ついにマリィーは大きな声を上げて絶頂に達した。同時に、彼女の中から熱いものが流れ出し、獠を包み込んだ。
「くっ……出るぞ……!永遠の自由を、受け取れ!」
次の瞬間、獠は彼女の中で激しく脈打ち、運命の精算を意味する大量の精液を放出した。二人はしばらくの間、そのまま動かずに余韻に浸っていた。
過去との決別
行為を終えたマリィーは、殺し屋の業から解放され、安らかに眠っていた。彼女の顔には、穏やかな安堵が満ちていた。それは、過去の全てに決着をつけた者の表情だった。
獠は、静かにマリィーの傍らに横たわり、夜明け前の空を見上げた。
(獠の心情) 「マリィー。お前は完全に自由だ。殺し屋じゃなく、一人の女として、愛の中で眠りにつけ。お前の血塗られた運命は、俺がもっこりで決着をつけたぜ」
マリィーは、目覚めると静かに立ち上がり、獠にキスをした。彼女の瞳は、もはや冷たい殺し屋の目ではなかった。
「獠……ありがとう。これは、相棒としての、そして女としての、最高の終わりだったわ」
そして、マリィーは、殺し屋ではない、新しい人生を歩むため、獠の事務所を去っていった。彼女の足取りは、過去の重荷から解放され、軽やかだった。
第十一話予告
第十一話:野上冴子 - 永遠のツケ
ついに、永遠のツケが回ってくる。次は、警視庁の刑事、野上冴子。腐れ縁の協力関係と、長年の駆け引きの果てにある、二人の真実。獠と冴子の「もっこり」による最終決算が描かれる。