シティハンター - 冴羽獠と禁断の依頼(もっこり) 作:坂本太郎
野上唯香(のがみ ゆか): 野上冴子の末の妹。高校生。獠への無邪気な好奇心と、隠れた憧れを抱いている。
冴羽獠: 新宿の凄腕スイーパー。唯香の無邪気な誘惑に揺れながらも、理性のリミッターと大人の責任の間で葛藤する。
秘密の共有
ある午後の事務所。唯香は姉たちに内緒で訪れ、ソファに座る獠に、大人びた表情で「依頼」を申し出た。それは、「自分の魅力がどれだけ通用するか、試してほしい」という、危険で純粋な好奇心に満ちたものだった。
唯香の目には、からかいではなく、「特別な男」に触れたいという強い憧れが宿っていた。
「獠さん、私じゃ、ダメ? お姉ちゃんたちみたいに、強くて綺麗じゃないけど、獠さんの特別なところを知りたいの」
(獠の葛藤) 獠は、いつもの軽薄な笑いを消し、真剣な眼差しを向けた。唯香の純粋な好奇心は、このまま放置すれば、いつか悪意のある男に利用されかねない。この「遊び」を、彼女の「大人の世界の厳しさ」として教え、同時に「優しい愛」で包み込むことが、自分の責任だと、獠は悟った。
「唯香……これは、お前の姉さんたちにも、誰にも言えない、秘密の遊びになるぞ」
唯香は強く頷き、顔を赤らめた。彼女は、禁断の扉を開けることに、期待と少しの恐怖を覚えていた。
獠は、事務所のベッドルームへと唯香を導いた。部屋に入ると、唯香は緊張と高揚で震えていた。
「私、これで、大人の女性になれるのかな……」
獠は優しく彼女を抱き寄せ、その緊張を解きほぐすように囁いた。
「唯香。大人になるってのは、誰にも言えない秘密を持つってことじゃねぇ。お前の全部を、俺が受け止めてやる」
獠は、唯香の制服にそっと手をかけ、ゆっくりと脱がせた。露わになった白い肌に、唯香は恥ずかしさで目を閉じた。
「んっ……」唯香の口から漏れたのは、彼の指が肌に触れるだけで感じる、予期せぬ快感だった。
裸身の唯香はベッドに横たわり、シーツを握りしめていた。彼女の胸は激しく上下し、額には汗が浮かんでいる。
「怖いか?」獠の低い声が耳元で響く。指先が彼女の柔らかな髪を梳く感触が心地よかった。
「……怖くはないです」嘘ではない。むしろ胸を打つ鼓動の早さが、期待で全身が熱くなっていることを物語っていた。「でも……初めてだから……どうすればいいのか分からなくて」
獠は唯香の額に口づけを落とした。それは誓いのような、優しいキスだった。
「大丈夫だ」彼の声はいつもより柔らかかった。「俺が教えてやる。痛いかもしれないが……それ以上に、大切なものを得られる」
そう言うと、獠はゆっくりと彼女の両脚の間に身体を沈めていった。唯香は思わず息を呑んだ。視界に入ってきた彼の肉体は、想像よりもずっと大きく、そして「男」の匂いがした。
「目を開けていろ」獠は言った。「これがお前と俺の『秘密』の始まりだ」
唯香がこわごわと目を開くと、そこには真剣な表情の獠がいた。彼の瞳には、普段の飄々とした色はなく、まるで獲物を捕らえた猛獣のように鋭い光があった。
「行くぞ……力を抜いていろ」
次の瞬間、圧倒的な質量が彼女の最も深い場所を目指して押し入ってきた。
「ひっ!」
痛みで喉の奥から悲鳴が漏れた。想像していたよりもずっと鋭く、熱く、そして痛烈な感覚だった。身体が裂けるような錯覚さえ覚えた。しかし同時に、彼の硬く熱いものが自分の中に存在しているという事実に、背筋がゾクゾクとするような興奮を覚えた。
「はぁっ……んっ……あっ……!」
痛みに耐えきれず、唯香は獠の肩に爪を立てた。涙が勝手に溢れて頬を伝った。だが、獠は動かなかった。唯香の苦悶を読み取ったかのように、彼女の腰を抱きしめ、頭を撫でた。
「唯香……深呼吸しろ。力を抜け……そうすれば、もっと楽になる」
獠の声に従って、唯香は何度も深呼吸を繰り返した。少しずつ痛みの波が引いていく。代わりに感じるのは、彼の存在を強く意識させる、異質で生々しい感触だった。
「んんっ……はぁ……」
再び獠が動き始めた。今度はより滑らかに、そして少しずつ深くまで。唯香の身体は驚くほど素直に彼を受け入れていた。内側が擦れる度に、痛みに混じって未知の甘い痺れが生まれた。
「気持ちいい……の?」思わず口をついて出た言葉に、自分でも戸惑った。
獠は微笑みを浮かべてうなずいた。「そうだ……それが大人の味だ」
彼の動きが速くなるにつれ、唯香の中の甘美な痺れは確信に変わった。最初は異物として認識していたものが、今や自分自身の一部のように溶け合い、一体となって疼いている。内壁を突き上げられる度に、下腹部から腰へ、そして脳天へと電流が走った。
「あっ……ああっ!……獠さ……んっ……!」
声が抑えられなくなった。羞恥心が遠のき、快感だけが現実となる。
「もっと声を出してもいい」
獠の吐息が熱かった。彼もまた息を荒げている。
「うっ……ああっ!……もう……ダメぇっ……!」
絶頂の予感が全身を支配した。唯香は無意識のうちに両足を獠の腰に絡め、より強く彼を引き寄せていた。奥底で何かが爆発しそうになる。熱い塊が下腹の奥から込み上げてきて──。
「唯香……俺も……!」
獠の動きがさらに激しくなり、唯香の中で膨張した。そして──。
ドピュードピュービュビュビュッ!ビュルッジュポッ!
「ああっ……!!」
雷に打たれたような衝撃と共に、唯香は果てた。全身が弓なりに反り返り、視界が真っ白に染まった。同時に、身体の奥底で、熱い奔流が注ぎ込まれるのを感じた。それは痛み以上の喜びであり、何物にも変え難い満足感だった。
二人は抱き合ったまま、しばらくの間、荒い呼吸を整えていた。ベッドに広がる唯香の血痕が、彼女の「特別な遊び」の終わりと、新たな始まりを象徴していた。
「……終わりました?」唯香は潤んだ瞳で獠を見上げた。
「ああ」獠は彼女の乱れた髪をかき上げながら答えた。「お前は立派にやり遂げた。もう、秘密の世界の一員だ」
唯香は小さく笑った。その笑顔は少女のものではなく、確かに女としての輝きを帯びていた。
「獠さん……ありがとう」
窓から差し込む夕日が、ベッドルームをオレンジ色に染めていた。二人の影は一つになり、秘密の誓いのように壁に映っていた。
これが、野上唯香の「禁断の遊び」の記憶。姉たちにも言えない、大人への第一歩だった。
行為を終えた唯香は、緊張から解放され、獠の腕の中で眠っていた。その寝顔は、高校生としての無垢さと、女性としての満足感が混じり合っていた。
獠は、唯香の柔らかな髪を撫でながら、静かに煙草に火をつけた。
(獠の心情) 「これで良かったはずだ。彼女の純粋な好奇心は、俺が優しさで満たした。この秘密は、お前が大人になるまでの、二人だけの秘密だぜ、唯香」
唯香は目覚めると、恥ずかしそうに顔を隠したが、その瞳には、好奇心を満たした後の、深い満足と感謝が宿っていた。
「獠さん……私、特別な依頼、しちゃったね。このことは、秘密だよ」
「ああ、もちろんさ。これは、お前と俺の、新宿一の秘密だ」
獠は、彼女の無邪気な好奇心に、大人の愛という形で応え、彼女をそっと送り出した。
第二話予告
第二話:名取かずえ - 旧知の再会
次は、元免疫学者で教授の助手をしている、獠の旧知の女性、名取かずえ。過去を知る女性との再会は、大人の切ない癒しをもたらす。科学と理性で生きる彼女の、感情の解放を描く。