貞操逆転世界にTS転生した元男の娘配信者、放送事故で「規格外のふたなり巨根」を全世界に晒してしまい、S級美女たちに特定・監禁・わからせ搾精される件 作:七草七
「ミナトちゃああああああん!!」
「くんかくんか……いい匂い、精液の匂い……!」
部屋の中央で、俺は三人の美女に追い詰められていた。
瞳孔が開いたカノンさん。
よだれを垂らすリアさん。
そして、顔を紅潮させて荒い息を吐く西園寺紅葉。
終わった。
ここで彼女たちに襲われ、骨の髄まで搾り取られて死ぬんだ。
――ガシャンッ!!
その時、破壊された掃き出し窓から、さらなる絶望が雪崩れ込んできた。
「いたぞおおおおおおおお!!」
「種馬だ! 伝説のふたなり種馬だあああああ!!」
特殊部隊の装備を身に着けた女兵士たち。
そして、ベランダをよじ登ってきた野次馬の女たち。
理性を失った数十人の「ゾンビ」が、俺を目がけて殺到する。
「ひぃッ!?」
俺は頭を抱えてうずくまった。
だが、予想された痛みは来なかった。
ドゴォッ!!!
鈍い打撃音とともに、先頭の兵士が吹き飛び、壁に激突したのだ。
「……あ?」
顔を上げると、俺の目の前に早乙女カノンが立ちふさがっていた。
その拳からは、湯気が立っているように見えた。
「……触るな」
カノンさんの目は、まだ虚ろだ。フェロモンの影響下にあるのは間違いない。
けれど、彼女の中で何かが――「性欲」を上回る、ドス黒い感情が弾けたようだった。
「私のミナトちゃんに……その汚い手で触るなぁぁぁぁぁぁッ!!!」
ブンッ!
カノンさんが近くにあったダイニングテーブルを片手で軽々と持ち上げ、群衆に向かって投げ飛ばした。
人間離れした怪力。これが、愛(ヤンデレ)の力か。
「ちょ、ちょっと! お姉さん邪魔! 私の画角に入らないでよ!」
続いて動いたのは、猫宮リアだった。
彼女はスマホを構えながら、群がってくるゾンビたちの顔面に、容赦なく催涙スプレーを噴射し始めた。
「ギャアアアアアッ!?」
「目が、目がぁぁぁぁ!」
「ふん。ミナトちゃんを『食べて』いいのは、コラボ相手の私だけなんだよ! モブはすっこんでろ!」
リアさんは笑いながら、怯んだ兵士の股間を的確に蹴り上げている。
えげつない。
「……不愉快ですわね」
最後に、西園寺紅葉が扇子を開いて前に出た。
彼女はまだ頬を紅潮させ、俺のフェロモンに酔っている様子だったが、それ以上に「所有権」を侵害されたことへの不快感が勝ったようだ。
「あなたたち。わたくしが『買う』と決めた商品に、許可なく群がるとはどういう了見ですの?」
「あ、あぅ……種、種ぇ……」
「黙りなさい。……総員、配置につきなさい!」
パチン! と指が鳴らされる。
すると不思議なことに、紅葉が連れてきた特殊部隊の一部が、ビクッと反応した。
彼女たちはフェロモンで発情しながらも、長年の訓練による条件反射で、主人の命令に従ってしまったのだ。
「侵入者を排除なさい! その種馬を守りきった者には、ボーナスとして……わたくしが搾り取った『残り汁』を舐める権利を与えますわ!」
「「「ウオオオオオオオオオオッ!!!」」」
単純すぎる。
だが、効果は絶大だった。
味方の兵士たちが、外から入ってくる野次馬たちに銃床を叩きつけ、バリケードを築き始めた。
「す、すげぇ……」
俺は呆然とその光景を見ていた。
カノンさんが殴り飛ばし、リアさんが目潰しをし、紅葉が指揮を執る。
さっきまで俺を襲おうとしていた三人が、今や鉄壁の「防衛ライン」となって、俺を守っている。
彼女たちは正気に戻ったわけではない。
ただ、「独占したい」というエゴが、ゾンビ化による本能をねじ伏せたのだ。
「ミナトちゃんは下がってて! ここは通さないから!」
「あとでいっぱいナカ出ししてもらうんだから、体力温存しておきなよ!」
「ええ、一滴たりとも他には渡しませんわ!」
頼もしい。
頼もしいけれど、言っていることは全員、俺を監禁して搾り取る気満々だ。
――数十分後。
マンションの廊下は、気絶した女たちの山で埋め尽くされていた。
なんとか撃退に成功したのだ。
部屋の中はめちゃくちゃだが、とりあえずの平穏が戻った。
「はぁ、はぁ……。やったわね」
「疲れた~。指のネイル割れちゃったし」
「ふん、雑巾掃除ご苦労様でしたわ」
三人の美女は、荒い息を吐きながら、互いの顔を見合わせた。
そして、獲物を狙う目つきで、一斉に俺の方を振り返った。
「「「……で?」」」
「ひっ」
俺は壁際まで後ずさる。
「守ってあげたわよ、ミナトちゃん。……お礼、してくれるわよね?」
「私、お腹ペコペコなんだよね~。ミナトちゃんの『プロテイン』飲みたい」
「わたくしも、無駄な運動をして喉が渇きましたわ」
彼女たちの瞳孔は、まだ開いたままだ。
フェロモンの効果は切れていない。むしろ、戦闘による興奮(アドレナリン)が加わって、性欲が増幅しているように見える。
「ちょ、ちょっと待ってください! 俺の中身、まだ空っぽで……!」
「あら、そうですわね。先ほどの不発が原因でしたわ」
紅葉が扇子で口元を隠し、冷徹に告げた。
「ここ(マンション)はもう限界ですわ。窓も割れましたし、フェロモンの匂いを嗅ぎつけて、もっと遠くからゾンビが集まってきます」
「じゃ、じゃあどうすれば……」
「移動しますわよ。わたくしの別邸へ」
紅葉がスマホを取り出し、新たな部隊(ヘリ)を要請する。
「そこなら、地下に核シェルター級の防音室がありますわ。……そこで時間をかけて、あなたのタンクが満タンになるまで『回復魔法(という名の愛撫)』をかけ続けます」
「え?」
「そして満タンになったら……今度こそ、三人で仲良く空になるまで搾り尽くしますわよ♡」
カノンさんとリアさんが、同意するように頷く。
「賛成。ミナトちゃん、覚悟してね?」
「監禁生活・第二章の始まりだねっ!」
迎えのヘリのローター音が近づいてくる。
俺は抵抗する気力もなく、三人の捕食者に抱え上げられ、空へと連れ去られた。
こうして、アパートでの小規模な監禁生活は幕を閉じ――。
舞台は、逃げ場のない完全密室、「西園寺家・地下シェルター」へと移るのだった。
(第1章 完)