拉致犯は取引場所を沖縄に指定した。
なので俺達は飛行機で沖縄まで向かい黒井さんの救出を行うこととなった。
飛行機内の乗客は全て俺が観察して怪しい者がいないかチェックした。
結果紛れ込んだ呪詛師や盤星教信者と思われる人物はいなかった。
フライト中は傑が呪霊で飛行機を覆って防衛。
下手な陸路より安全だった、とは傑の言だ。
そうして俺達は沖縄に到着して早速指定されたビルに向かった。
そこは廃墟であり、身を隠すのにも死体を隠すのにも都合の良い場所だ。
俺はビルを軽く見回して傑と視線を交わし、スタスタとビルの中へと入って行く。
それに慌てたのは天内だ。
「ちょ、そんなあっさり…!」
「言ったろ天内。主導権はこっちにある。相手は下手に手出しできないんだよ」
天内を殺す為に罠を張ってるだろうがビル内に仕掛けられた物は全て見えているし、何より想定済みだ。
そもそも手っ取り早くやるなら、黒井さんをビルの屋上にでも放置してビルごと爆破すれば良い。
そうしないのは俺というカードがあるから。
俺の周囲にいる限り爆風も瓦礫も落下も意味を成さない。
だから取引になる。
「と相手は思い込む」
「取引じゃないのか?」
「これから行うのは蹂躙だよ。傑」
「既に呪霊で拘束済みだ」
「さっすがー!」
「え?どいうこと?」
俺はパチパチと傑の手の早さに拍手する。
一人状況について行けていない天内に対して説明する為に口を開く。
「相手が爆弾とか用意してる時点で呪詛師である可能性は限りなく低い。呪詛師は基本的に呪術を使うからな。つまり今回の相手は盤星教信者、非術師の集団だ。となると?」
「…呪霊が見えないから夏油の術式を感知できない!」
「百点満点!大正解!」
俺は天内に花丸をあげる。
相手が非術師と分かれば話は早い。
傑の呪霊で屋上から侵入して奇襲を掛ければ良い。
最初に視線を交わしたのはそういう意図だ。
既に制圧は完了している。
「という訳で話を聞かせてもらおうか」
俺達は最上階まで上がって呪霊に拘束されている信者達に言葉を掛ける。
信者達は怯えた瞳で俺達を見た。
怯えるくらいなら初めから人の命なんて狙わなければ良いのに。
そうして俺達は黒井さんの救出と信者達の尋問を終えた。
◇
「「めんそーれー!!!!」」
俺と天内の声が重なる。
尋問を終えた俺達は海水浴に来ていた。
折角沖縄に来たんだから楽しもう、という考えである。
みんなで水着に着替える。
天内も黒井さんも美人さんだから目の保養になるな。
素晴らしい景色が目の前に広がっている。
「よしビーチバレーやろうぜ!」
「やる!!」
俺の提案に天内が乗っかる。
それに黒井さんは微笑を浮かべ、傑は楽しげにしつつ剣呑に笑った。
「悟は遊びでもゲームなら手は抜かないだろう?私も本気でやらせてもらうよ」
「良いね。どうせなら賞金を付けよう。勝ったチームには俺が何でもしてやる、でどうだ?」
「それ悟には何の利益もなくないか?」
「勝利という満足感を得る!!」
「ほんとゲームとなると目の色変えるよね」
傑は呆れるように首を振った。
何とでも言うが良い。
俺は死ぬ程負けず嫌いなのだ。
遊びで負けてやるほど広い心はしていない。
そうして俺と天内VS傑と黒井さんという形になった。
コートは砂浜に線を引いて作った。
二点先取で勝利となる。
「じゃあ行くよ。せーい!」
俺は軽くサーブを打った。
それに対して対面の黒井さんが素早く返す。
返ってきたボールを天内が打ち返し、更に傑が速度を乗せる。
少しずつ、だが確実に速度が上がり天内と黒井さんはついて行くのもやっとの状態になる。
そこで俺は止めを刺しに掛かる。
傑が返した豪速球に対して何とか天内がレシーブをしてそこに俺がジャンプして勢い良く相手の方へと打ち返した。
ボールは地面に叩き付けられ砂を撒き散らす。
「先ずは一点、だな」
「次は負けないよ」
俺と傑は視線を交差させてバチバチと火花を散らす。
その様相に天内との黒井さんが疑問を顔に浮かべた。
「お二人っていつもこうなんですか?」
「ゲームとなればいつもですね。お互い負けず嫌いなもので」
「まぁ今んとこ僕の全勝ですけど」
俺の言葉に傑が明確に怒りを顔に表した。
そして再度視線を合わせてバチバチする。
「この二人って仲が良いのか悪いのか分かり難いのじゃ」
「全くですね。普段の連携は凄いのに…」
◇
ビーチバレーの結果は俺と天内の勝利で終わった。
傑に出し抜かれて一点取られかけたものの、結果は全勝。
俺は傑を盛大に煽って殴られるという事件があったりした。
賞金は天内に送られることになり、俺へのお願いは保留ということになった。
そんなこんなで楽しい時間は過ぎて行き、そろそろ帰る時間となって来た。
俺が天内と海鼠で遊んでいると声が掛かる。
「悟!!時間だよ」
「もうそんな時間か」
俺達の会話に天内がしゅんと萎れてしまった。
何となくそれが可哀想で俺は傑に提案する。
「傑。戻るのは明日の朝にしよう」
「……だが」
「天気も安定してるし、沖縄の方が呪詛師も少ない。更に言えばフライト中に賞金期限が切れた方が良いでしょ?何より…天内を楽しませてやりたい」
「っ…!」
俺の言葉に何を感じたのか天内が上着の裾をぎゅっと掴む。
傑はそれに気付かず俺に気遣いを掛ける。
「悟、昨日から術式を解いてないな。睡眠もだ。今夜も寝るつもりないだろ。本当に高専に戻らなくて大丈夫か?」
「気にすんな。桃鉄九十九年やった時の方がしんどかったわ。それに傑もいるからな」
傑は笑みを浮かべて息を吐いた。
それ以上の言葉は不要だ。
俺達は二人で最強。
二人揃っていれば何だってできる。
例え呪術界を相手することになっても勝てると確信を持って言える。
だからきっと大丈夫だ。
それから俺達は夕食にうどんを食べて、水族館にやって来た。
数多の魚達が群れを成して悠々と水槽を泳ぐ姿は壮観だ。
見惚れる天内の隣に立って俺も魚達を眺める。
自然の、命の輝きとはこうまでも美しい。
「綺麗だよな」
「うん」
短い言葉のやり取りだが、十二分に想いは伝わっただろう。
これで天内がどう選択するか。
生きたいと願うなら、俺は全力でそれを叶えよう。
◇
深夜のホテル。
傑とは別室で俺は怪しい気配が来れば即座に対応できるように待機している。
位置関係は俺、天内と黒井さん、傑、という部屋順だ。
椅子に座ってPSPを開き時間を潰す。
既に極めたゲームで退屈ではあるが、それ以外にやることもなく。
暇を持て余した俺は遂に裸縛りで正面突破でクリアを目指し始めた。
裸一貫で突き破るのは男の浪漫である。
そうしていると不意に部屋に来客があった。
見知った呪力、天内だ。
俺は扉を開けて天内を出迎えた。
「こんな深夜に抜け出して悪い子だね」
「うっ…ごめん」
「まあそれは置いておいて、どうしたの?」
「ええと…その…」
俺が部屋に招き入れて座らせて率直に聞くと天内は言い淀んだ。
まだ決心がついていないらしい。
それでも一生懸命言葉を紡いで用件を口にした。
「お願い、まだしてないでしょ?だから…そのぉ…抱いて、欲しくて」
「はい?」
俺は思わず素っ頓狂な声を上げた。
抱いて欲しいと来たか。
てっきり同化について話に来たのかと思っていた。
俺が沈黙していると天内が不安げに俯いた。
「い、嫌なら…嫌って言って」
「そんなことはないよ。天内は可愛いから」
「可愛い…」
天内は顔を上げて嬉しそうに笑みを浮かべた。
その顔には期待と興味が渦巻いている。
ふむ。もしかすると同化前に一発ヤっておきたい、ということなのかもしれないな。
処女っぼいし、経験をしておきたくなる気持ちは分からんでもない。
しかしそんな軽い気持ちでして良いことではないと思う。
「天内。適当な男を選ぶのは感心しないぞ。もっとちゃんと選べ。じゃないと気持ち良くないぞ?」
「選んでるよ。だから来たの」
意外な答えが返ってきた。
真剣に考えて俺を選んだのか?
まだ出会って二日だぞ?
俺は念の為最終確認を取る。
「本当に俺で良いんだな?」
「うん。しっかり考えて来たよ」
そんなに好感度稼ぐようなことしたか?
まあ据え膳食わぬは男の恥だ。
同化に向けて決意を固めようとしている少女の気持ちを汲んでやらなければな。
俺は天内の手を引いて抱き、ベッドに降ろす。
「じゃあ遠慮なく始めるぞ?」
「準備はできてるよ」
天内は頰を赤らめてそう口にした。
ならばと俺は天内の制服を脱がしていく。
そうして純白の下着が露わになる。
俺は軽く胸を揉んで反応を見る。
「ぁっ…♡はぁっ…ぁ♡」
喘ぎ声が小さく漏れ聞こえる。
ブラジャーを外して直接肌に触れて揉めば尚のこと反応は良くなった。
桜色の突起を口に含んで舌の上で転がす。
嬌声が天内から聞こえた。
「あっ♡!ふぅっ…♡ぅっ♡!」
パンツに手を伸ばせば既に濡れており、染みができていた。
パンツの上からすりすりと陰唇を刺激する。
「あん♡!あっ…うっ♡あぁ♡」
パンツも脱がして完全に全裸にする。
既に生え揃った陰毛が目に入る。
俺は乳首から口を離して秘所に場所を移した。
そして舌でクリトリスを剥いて直接刺激を与える。
「はぁぁっ♡♡!それ好きぃ♡!」
舌でチロチロと舐めてやれば可愛らしく喘ぐ。
どうすれば善がるのか手に取るように分かる。
俺は指を膣に入れてぐちぐちと愛撫する。
「ぅあ♡!んぃぃ♡♡!ああっっ…♡」
「そろそろ良いか」
俺は愛撫するのをやめて離れる。
そして服を脱いで逸物を晒す。
成長期で更に大きさを増した陰茎を天内の膣に宛てがう。
「挿れるぞ」
「うん♡来て♡」
可愛らしく強請る天内に応えて膣に少しずつ陰茎を挿入する。
天内の膣内は襞が非常に多く、更に入り口がぎゅうぎゅうと締め付けてくる。
確かミミズ千匹とかいう名器だったか。
そのままの勢いで膜を突き破り奥へと到達する。
破れた瞬間は天内は痛そうにしていたが軈て慣れたのか、膣から伝わる快楽に瞳を蕩けさせた。
俺はそれを見て思わず唇を重ねた。
そして腰を動かして陰茎の抽送を始める。
「んむっ♡!んんっっ♡♡!!んむぅ♡!ぷはっ…♡気持ち、良い?」
「気持ち良いよ。天内」
「理子って呼んで♡」
「分かった。理子。中に出して良い?」
「中が良い♡」
俺は思った以上の名器に早くも我慢の限界が来る。
それに合わせて天内も早速イキそうなのか俺の背に腕を回してガッチリと掴んでいる。
俺は後先考えず中に出すことを選択して腰の動きを早めた。
「ああっ♡…はっぁ♡!あああっっっ♡♡!!」
「出すぞ!」
「私もイク♡!イクイクイク♡♡♡!!お゛ぉっっ♡!!」
ビュルルルルル!!!
腰を叩き付けて子宮へと射精する。
久しぶりの射精に大量の精液が吐き出されて子宮を埋め尽くす。
陰茎を引き抜けば理子が若干寂しそうな瞳を向けた。
それに頭を撫でて俺は甘く囁く。
「生きたいなら、そう願っても良いんだよ」
「……え?」
「迷いを振り切る為に抱かれに来たんだろ?んで、もっと迷っちまった」
髪を撫でて整えて、綺麗な理子の瞳と目を合わせる。
その瞳には混乱が浮かんでいる。
本当に自分は生きても良いのか、そんな葛藤が垣間見える。
「生きたいって、そう言えば良い。そしたら俺らが全力で守ってやる」
「本当に…?」
「勿論。嘘なんか吐かないよ」
俺が笑って答えると理子は涙を流して声を上げて泣いた。
落ち着くまで俺は只管理子の頭を撫で続けた。
◇
「ってことで同化はしません」
翌日の早朝。
傑と黒井さんにセックス以外の事情を説明した後に俺は夜蛾先生に連絡を取っていた。
電話の向こうでは恐らく頭を抱えているであろう夜蛾先生が言葉を絞り出した。
「……高専と敵対することになるかもしれんぞ?」
「その時は正面から叩き伏せるまでですよ。寧ろ俺ら相手にして勝つつもりで?」
幾ら生徒と言えど、俺と傑の等級は一級。
その中でも更に上澄みだと客観的に認識している。
例えば冥さんとか日下部さんが揃って出て来たとして、負ける気はしない。
「意志が固いことはよく分かった。取り敢えず高専に帰って来い。その間に上に話を通しておく」
「分かりました。では」
高専に戻るのはリスクが伴うが仕方がないか。
いつまでも沖縄にいる訳にはいかない。
最低限の確認を取った俺は三人に向き直る。
「一旦高専まで戻る。んでそっから話し合いだけど、こっちは同化はしないってことで良いな?」
「うん」
理子はしっかりと頷いた。
一応の確認だったが相違ないようだ。
黒井さんは嬉しそうに、同時に不安げにしている。
それを安心させる為に俺は胸を張って宣言した。
「安心して下さい。俺らは最強なんで」
「…ええ。そうですね」
黒井さんは漸く不安を拭い去って笑顔を見せる。
実際、問題は山積みだが気にすることはないだろう。
傑と一緒なら何だってできる気がする。
これだけはきっと思い上がりではない。
・オリ主
中出ししたのを後から後悔してる。
自制心を鍛えることを心に誓った。
・傑
オリ主と二人なら何者も敵ではないと考えている。
・理子
オリ主への好感度がカンストしている。
中出ししてもらって満足している。
・黒井美里
直に餌食になる人。
理子を生かすと決めたオリ主への好感度が高い。