真希真依の二人を嫁にしてから数日が経過した。
俺は伏黒姉弟を引き取る為に二人が住んでいるアパートまで足を運んでいた。
時刻は夕方である。
俺は一人下校する黒髪の少年に声を掛けた。
「伏黒、恵君だよね?」
「アンタ、誰?」
「君のお父さんの知り合いだよ」
なんか怪しくなってしまったが気にしないで説明を続けることにする。
「君のお父さんさ。禪院っていう良いとこの呪術師の家系なんだけど、俺が引くレベルの碌でなしでお家出てって君を作ったって訳。君、見える側だし、持ってる側でしょ。自分の術式にも気付いてるんじゃない?」
恵君はこくりと頷いた。
術式は自覚済みらしい。
「禪院家は才能大好き。術式を自覚するのが大体4〜6歳。売買のタイミングとしてはベターだよね。恵君はさ、君のお父さんが禪院家に対して取っておいた最高のカードだったんだよ。でもさ、君のお父さん俺が─」
「別に。アイツが何処で何してようと興味ない。何年も会ってないから顔を覚えてない。今ので話は大体分かった。津美紀の母親も少し前から帰ってない。もう俺達は用済みで二人で宜しくやってるってことだろ」
「……まあ、そゆこと」
恵君は歳の割にしっかりしているようだ。
まさか小一から宜しくやってるなんて語彙が出て来るとは思わなかった。
「ま、いいや。お父さんのこと知りたくなったらいつでも聞いて。そんじゃ本題。君はどうしたい?禪院家行きたい?」
「津美紀はどうなる?そこに行けば津美紀は幸せになれるのか?それ次第だ」
「ないね。百パーない。それは断言できる」
真希真依の扱いを見ても、津美紀ちゃんがどうなるかは分かり切ってる。
恵君は警戒するように一歩後退した。
俺は安心させる為に無理矢理頭を撫でた。
「後は任せなさい。でも恵君には多少無理して貰うかも。頑張ってね」
「頑張るって……何を?」
「んー。具体的には任務に当たって貰ったり、禪院家との顔合わせがあったりだね。大変だよ」
「津美紀の為なら何だってする」
「そっか。仲良いんだね」
恵君は仏頂面をした。
姉想いの良い子である。
「じゃ、今日は津美紀ちゃんも連れてご飯行こう。美味しいとこ連れてったげる」
「金がねえ」
「俺が出すから。子供はそんなこと考えないの」
再び恵君の頭をわしゃわしゃ撫でる。
そして俺は津美紀ちゃんの待つ、二人の家へと向かって歩き始めたのだった。
◇
あの後、二人を銀座の良く行く寿司屋に連れて行ったらとても感謝された。
二人は満腹になるまで沢山の寿司を食べていた。
子供がご飯を食べる姿は愛らしいものである。
俺は満足気に頷いたのだった。
それからさらに数日後のこと。
俺は歌姫に呼び出されて寮の自室に帰って来ていた。
歌姫は何やらお怒りのようである。
「私がどうして怒ってるか分かる?」
「えーと……俺が無断で嫁を作ったこと?」
「それは別に良いのよ。どうせアンタのことだし、これからもどんどん増えるだろうから。問題はそこじゃないわ」
歌姫はたっぷり数十秒間を置いてから口を開いた。
「アンタ、私を彼女にしてから一度も手を出してないわよね?」
「あ!あー…成程。要は放置されて寂しいと?」
「そうよ!大正解!」
俺は頭に拳骨を受けた。
鈍い痛みが頭を奔る。
「いっつつ…そんな怒んないでよ。割と忙しかったんだよ」
「それは分かってるけど!ここ数日一度も連絡ないのは許せないわ!」
「ごめん」
俺は素直に謝った。
それでも歌姫の怒りは収まらないらしい。
「今からアンタを襲うわ」
「え?逆レ宣言?怖ぁー…」
「うっさい!黙って受け入れろ!」
そう言って歌姫は俺に襲い掛かって来た。
俺は優しく抱き締めて歌姫の怒りが収まるように努める。
「まあまあ。お詫びに俺からさせてよ。ほら、ね?」
俺は服の上から歌姫の胸を揉む。
歌姫は目を瞑って受け入れた。
「私の好きにさせなさいよ」
「俺攻めが好きだから」
言って歌姫の口を塞ぐ。
唇が重なり、柔らかい感触が伝わって来る。
俺は舌で唇を割って口内に侵入した。
舌を絡めて唾液を交換する。
淫靡な水音が部屋に響いた。
そのままの勢いで歌姫をベッドに押し倒す。
服の下に手を入れて直に胸を触る。
乳首が掌と擦れて甘い快楽を歌姫に与えた。
「んっ♡!んむっ…♡!んんっ♡!んーっ♡!」
左手は胸を揉み、右手は下腹部へと這わせる。
凹んだ腹を撫でて秘所へと手を伸ばした。
パンツの中へと手を入れて、直接陰唇に触れる。
甘い声が歌姫から漏れ聞こえる。
「あっ♡!んあっ♡…ん♡!ちゅっ♡…れろぉ♡!」
一度唇を離して距離を取る。
歌姫の服を脱がしていけば、穢れを知らない綺麗な体が露わになった。
「毛の処理とかちゃんとしてんだ」
「当たり前でしょ。アンタに見せるんだから」
歌姫はしっかり陰毛を処理して来たらしい。
それに俺は少しだけ寂しい気持ちになる。
「何、その顔?生えてる方が好きなの?」
「何となく、生えてる方が良いなって…」
「変わってるわね」
「そうかなぁ?意外と好きな人いそうだけど」
そんな会話を交わしながら、俺も服を脱いで陰茎にコンドームを装着した。
「着けるんだ」
「妊娠しちゃ不味いでしょ」
「私は良いわよ」
「俺が良くない」
十七で子持ちは早過ぎる。
そんな盛っていたら死ぬまでに大量の子孫が出来てしまう。
いや、その方が良いのか?
面倒なことは考えないようにしよう。
俺は右手の指を歌姫の膣に挿入する。
そして指を動かして歌姫に快楽を与える。
「んあっ♡!…はあっ♡!あんっ♡!」
「自分で慰めるのとは違うでしょ?」
「うん♡…ずっと気持ち、良い♡!あっ♡!」
歌姫の嬌声を聞きながら徐々に挿れる指の数を増やしていく。
俺のは結構デカいので良く慣らさないと痛いのだ。
そうして充分に解れたのを確認して、俺は膣から指を引き抜いて陰茎を充てがった。
歌姫は期待する眼差しで俺を見た。
「良いわよ♡」
「挿れるぞ」
「あっ…うっ♡!うぁっ♡!あっ♡!んんぅ♡!」
陰茎を奥まで挿入して子宮口にキスをする。
歌姫は慣らしたお陰か痛みを感じることなく、気持ち良さそうに声を上げている。
俺はゆっくりと抽送を開始した。
「ああっ♡!…あんっ♡!…あっっっ♡!んぅぅっ♡♡♡!」
肌が衝突する音が部屋に鳴り響く。
既に膣内は愛液で塗れており、滑りは良い。
膣圧も中々のもので、ぎゅうぎゅうと陰茎を締め付けて来る。
俺は奥を抉るような動きに変えた。
「お゛っっっ♡♡♡!おおっ♡!んおおっ♡!それ、ヤバぃっ♡♡♡!」
歌姫の喘ぎ声を聞きながら俺はどんどん抽送を速めていく。
久しぶりのセックスなので溜まっており、すぐに限界が来そうだ。
歌姫は肩を震わせて身を捩る。
快楽に善がっているらしい。
「あ゛っっっ♡♡♡!イッグッッ♡♡♡!」
歌姫は早速一度絶頂したらしく、ビクビクと震え出した。
俺はそれに構うことなく腰を動かし続ける。
こちらもラストスパートに入った。
「イ゛ッたばっかなのに♡♡♡!奥突かれて、まだイグッ♡♡♡!」
「今度は一緒にイこう」
「うん♡一緒にイクッッッ♡!あ゛ぁっっっ♡♡♡!」
俺は腰を思いっ切り叩き付けて膣奥で射精する。
歌姫も潮を吹いて絶頂した。
吐精が終われば陰茎を引き抜く。
ゴムの中には大量の精液が吐き出されていた。
歌姫はイキすぎて疲れ果て、そのまま眠ってしまったようだ。
俺も久しぶりの射精で疲労が凄い。
ゴムを捨てた俺は歌姫の隣に横になった。
◇
セックスを終えた俺は突然夜蛾先生に呼び出されて二年の教室に来ていた。
「どうしたんです?また緊急の任務?」
「落ち着いて聞け、悟」
夜蛾先生はいつになく真剣な声色で話し始めた。
俺は若干身構えながら話を聞く。
「傑が消息不明になった」
「は?」
・オリ主
陰毛が好き。
伏黒姉弟に美味しい寿司屋を奢った。
子供大好き。
・伏黒恵
津美紀と共に今の家で暮らすことになった。
定期的にオリ主が様子見に来たり、世話を焼く。
・伏黒津美紀
呪いについてある程度聞かされた。
恵が危険な任務に行くのを心配している。
・歌姫
手を出されなくて不満が溜まっていた。
一人の時は良くオナニーしていた。
・傑
三日前、仙台市の任務に行ってから消息不明。
現在、補助監督が捜索に当たっている。