らんま (女) (水をかぶった乱馬)
シャンプー (水をかぶると猫になる呪いを持つ)
呪いによる共感と屈服
ある夕方、修行中の事故で乱馬は冷水を浴びてらんま(女)に、そしてシャンプーもまた、不運にも猫の姿になる水を浴びて猫になってしまった。乱馬が辛うじて温水を浴びて猫から元の姿に戻したシャンプーを、猫飯店まで送り届けた。
二人は疲れ果て、誰もいない猫飯店の奥の部屋で休憩していた。シャンプーは、乱馬(男)の恋敵であるらんま(女)を前に、疲労と呪いのストレスから、つい弱音を漏らした。
「らんま……アタシ、時々、この呪いが重いアル。猫になったり、男に愛を拒否されたり……女として生きるのも、格闘家として生きるのも、呪いがある限り、完璧にはなれないアルね」
らんま(女)は、シャンプーの苦悩に、深く共感した。自身も男と女の間でアイデンティティが揺れ動き、呪いによって人生を狂わされているからだ。
「シャンプー……お前だけじゃねぇよ。俺だって、男と女、どっちが本当の自分なのか、分からなくなる時がある」
その瞬間、恋敵としての緊張感が消え、呪いを持つ女同士としての孤独な共感が生まれた。シャンプーの瞳に、らんま(女)への愛憎ではない、新しい感情が宿った。
「らんま。おまえは、アタシの恋敵アル。でも、アタシの呪いと孤独を、唯一理解できるのも、おまえだけアル。今夜だけ……呪いを忘れて、女同士で、愛という名の癒やしを求めないアルか?」
らんま(女)は、シャンプーの切実な誘いに、抗うことができなかった。これは、男としてのプライドも格闘家の意地も関係ない、呪いという運命を共有する者同士の、魂の共鳴だった。
「わかったよ、シャンプー。この呪われた身体で、お前の孤独を、俺が受け止めてやる」
薄暗い猫飯店の一室で、らんまとシャンプーは互いを見つめ合っていた。窓から差し込む月明かりだけが、二人の裸身を銀色に照らし出している。
「らんま……本当にいいアルか?」シャンプーが確かめるように問いかける。
「ああ」らんまは短く答え、そっとシャンプーの肩を抱いた。
二人の唇が自然に重なり合う。始めは軽く触れ合う程度だったが、徐々に深くなっていった。
ちゅっ……れろっ……
「んふっ……」シャンプーの喉から甘い吐息が漏れる。
らんまの手がシャンプーの乳房へと伸びていく。柔らかな感触を確かめるようにゆっくりと撫でると、シャンプーの体が小さく震えた。
「んんっ……気持ちいいアル……もっと触って……」シャンプーが懇願する。
「ああ」らんまは優しく応えながら、指先で乳首を探り当てた。
ピンポイントで刺激すると、シャンプーの息が荒くなる。
「はぁん!そこぉ……感じるアルよぉ……」
そのとき、シャンプーが大胆に動いた。らんまの手を取り、自身の下半身へと導く。すでに湿り気を帯びた秘所に触れた瞬間、シャンプーの体が大きく跳ね上がった。
「ひゃうっ!」
そのまま互いの秘部へ指を伸ばし合い始める二人。濡れた音が部屋に響き渡る。
ぴちゃっ……ぬちゃ……
「らんまぁ……すごいぬれてるアルよぉ……」シャンプーがうっとりとした表情で呟く。
「お前こそ……こんなに濡らして……感じてるのか?」らんまも負けじと言い返す。
次の瞬間、互いの手がより激しく動き始めた。親指で陰核を擦り上げながら中指を奥まで挿入する。互いの弱点を探り合うような動きだった。
「ああぁっ!そこダメぇぇぇっ!!」
「くぅっ!そんなに強くしないでぇぇっ!!」
二人の喘ぎ声が混ざり合いながら絶頂へと近づいていく。最後にシャンプーがらんまの指を強く締め付けた瞬間、
「ああぁぁーーーっ!!!」
同時に達した二人は大きく仰け反った。全身から力が抜け落ちるような感覚の中、互いの体に抱きつくようにして崩れ落ちた。
息を整えながら見つめ合う二人。その瞳には先ほどまでの敵愾心は微塵もなく、ただ純粋な愛情だけが宿っていた。
呪いの共有と女の戦い
行為を終えた二人は、互いの身体の温もりを感じながら、疲れたように横たわっていた。シャンプーの表情には、猫の呪いの恐怖や恋敵への憎しみではなく、一時的な心の安寧が訪れていた。
「らんま……おまえ、女としてのアタシの寂しさを、満たしてくれたアルね」
らんま(女)は、シャンプーの頭を優しく撫でた。
「ふん。まあ、呪いを持つ者の気持ちは、呪いを持つ者にしか分からねぇってことだろ」
しかし、すぐにシャンプーの瞳に恋敵の光が戻った。
「だが、それとこれとは話が別アル! おまえは、乱馬の恋敵アル! この夜のことは、女同士の秘密の共感アル。だが、乱馬(男)は、アタシの運命の相手アル! 恋敵としての戦いは、永遠に終わらないアル!」
らんま(女)は、女の身体で深い共感を分かち合った直後に、男の乱馬の所有権を巡る激しい戦いを再開するシャンプーの一途な強さに、改めて圧倒された。
(くそっ、この呪いは、愛憎も友情も、全部引っかき回す厄介なモンだぜ!)
らんま(女)は、再び男の自分に戻るための温水を求めた。この夜の女同士の秘密は、彼女たちの戦いの深みを、一層複雑なものにしたのだった。