ある日、なびきは乱馬の弱みを握り、脅迫めいた態度で彼を呼び出した。手には、乱馬とあかねの「お宝写真」のネガが握られている。
「乱馬。あんた、あたしに借りがあるわよね? そのネガ、いくらで買い戻すつもり?」
乱馬は、いつものように怒鳴り返そうとしたが、なびきの瞳の奥に、金銭欲だけではない、どこか冷たい好奇心が潜んでいるのを感じた。
「ふん、どうせ大した額じゃねぇんだろ?」
なびきは薄く笑った。
「ネガ代だけじゃないわ。あんたの『価値』を最大限に引き出すための『使用料』よ。今夜、あんたは、あたしの『最高の商品』として、あたしの望む通りになるの」
なびきの要求は、金銭でも写真でもなく、乱馬の身体そのものだった。彼女は、「手に入れたいもの」として乱馬を値踏みしていた。乱馬は、その守銭奴の目線と、どこか支配的な誘惑に、反発しながらも、抗えないスリルを感じた。
「わかったよ、なびき……。ただし、このことは、誰にも言うんじゃねぇぞ」
「ふふ、もちろんよ。これは『高額取引』。契約は、秘密の厳守が基本でしょ?」
なびきは、冷たい笑みを浮かべ、乱馬を自分の部屋へと導いた。部屋の中には、契約を証明するかのように、カメラが一台、三脚に固定されていた。
なびきの部屋は、カーテンが閉められ、間接照明のみが淡いオレンジ色の光を投げかけていた。ベッドサイドテーブルには小さな瓶が置かれている。
「準備万端みたいだな……」乱馬はベッドの縁に腰かけながら皮肉っぽく言った。
なびきはクローゼットから高級そうなボトルを取り出し、「ローションよ。契約には完璧なサービスが必要だから」と言い放ちながらキャップを開ける。液体が零れ落ちる湿った音が響いた。
「さぁ始めましょう」なびきは躊躇なくシャツの裾をたくし上げる。「まずは……あんたの価値を見せつけて」
乱馬は歯を食いしばって立ち上がり、無言でベルトに手をかける。金属製バックルの擦れる音が静かな部屋に響く。ズボンが床に落ちると、薄暗い照明の中でも分かるほど硬くなった下半身が現れた。
「ふふ……予想以上ね」なびきは喉をごくりと鳴らし、指先でそっと触れ始める。「こんなに元気だと契約以上の報酬を請求しようかしら」
「うっ……!」冷たい指が触れただけで乱馬の身体が震えた。
なびきの指使いは巧みで容赦がない。ローションを塗り込めながら螺旋状に動きを加え、時折爪の先でカリ首を刺激する。「もっといい声出しなさいよ……これが私の投資分なんだから」
「ひゃ……うぅん!」普段の強気な乱馬からは想像できない甘い吐息が漏れる。なびきは満足げに微笑むと、「そうそう、これが聴きたかったの」と耳元で囁きながら舌を這わせる。
ぴちゃり……ずぶりゅ……
粘液の絡む音と肉同士が擦れる卑猥な音が重なり合う。乱馬の呼吸は荒くなり、肩が上下する度にシャツの下の筋肉が動く。「やべぇ……もう……」
「早いわね」なびきはペースを落とさないまま腰に跨り、「全部搾り取るまで終わらせないわよ」と宣言する。そしてゆっくり腰を沈めていく……ずぷずぷという水音と共に熱い肉壁が包み込んでくる感触に乱馬は頭を仰け反らせる。
「ぐっ……!きもち……いい……」
なびきの内部は狭く熱く潤っていた。初めて経験する強烈な圧迫感に乱馬は呻く。しかし痛みではなく快感の方が勝っている。「ほら感じてるじゃない……正直になりなさい」
ぱんっぱんっという乾いた打撃音と結合部分から湧き上がるジュポジュポとした空気混じりの水音が激しさを増す。なびきはリズムを変えながら上下運動を続ける。「ああっ……すごぃ……乱馬のおっきくて固い……!」
「なびきっ!……やばい出そう!」乱馬も我慢できずに突き上げ始める。二人の動きが完全に同期すると結合部からは白濁した泡立った愛液が溢れ出す。
「きてぇ……全部注いでぇ!!」絶頂寸前の叫びと同時に乱馬の背中に爪痕が刻まれる。次の瞬間—
どびゅーーー!!ぶびゅぶびゅっ!!!
凄まじい量の精液が子宮口へ叩きつけられる衝撃でなびきの背中が反り返る。「いっちゃっ……あぁん!!!」
ビクンビクンと痙攣しながら崩れ落ちる乱馬に覆いかぶさったまま、「契約完了ね」と呟く声だけが聞こえる。その後も数回に渡って脈動する男根を感じ取るように膣内を締め付け続けた……
部屋には余韻だけが残されている。
清算された貸し借り
行為を終えた後、乱馬は疲労困憊で横たわっていた。なびきは、乱馬の隣で淡々と写真をチェックしていた。
「最高の商品だったわ、乱馬。あんた、『商品価値』が高いことを自覚しなさい」
なびきは、乱馬のネガを無造作に燃やし、その灰を乱馬に見せた。
「これで、ネガの貸し借りはチャラよ。ただし、『身体の使用料』は、まだ半分だけね。残りの『ツケ』は、あたしが欲しいと思った時に、いつでも払ってもらうわ」
なびきの言葉は、乱馬に新たな契約を突きつけていた。乱馬は、怒るよりも先に、なびきの冷徹な支配欲に、一種の敗北感を感じていた。
「くそっ、お前って奴は……! 覚えてろよ!」
乱馬は悪態をつきながらも、なびきが自分の身体の奥底に、「彼女専用のツケ」を植え付けたことを自覚していた。なびきの瞳は、再びビジネスの光を宿し、すでに次の獲物か、次の取引を考えているようだった。
第二話予告
第二話:九能小太刀 - 独占欲と熱狂
次は、乱馬(男)に熱烈に恋する格闘新体操の達人、九能小太刀。彼女は、乱馬の弱点である黒バラの匂いを利用した秘薬で、乱馬を「愛の檻」に閉じ込める。
独占欲と破壊的な熱狂に満ちた小太刀の愛は、乱馬の男のプライドを刺激する。果たして乱馬は、小太刀の狂信的な愛の支配から逃れられるのか?