※この作品はR-18です。

貞操逆転世界のエロゲに転生したけど、ラスボスの女帝(処女)が「開発してくれ」と頼んでくる   作:七草七

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第2話 この世界における「セックス」の定義

「では、始めるぞ。……脱げ」

 

 玉座の後ろにある隠し通路を通って案内されたのは、広大で豪華絢爛な女帝の寝室だった。

 天蓋付きのキングサイズベッドの前に立ったベアトリス陛下は、尊大な態度で俺にそう命令した。

 

「……はい?」

「聞こえなかったのか? 服を脱げと言ったのだ。セックスをするのだろう? ならば、男が種を出す準備をせねばならんだろう」

 

 彼女は不思議そうに小首をかしげている。

 なるほど、そういうことか。

 俺はため息をつきたくなるのを堪えた。

 

 この『貞操逆転世界』におけるセックスの定義は、極めて淡白で一方的だ。  

 女性が男性にまたがり、搾り取る。あるいは、ただ挿入してピストン運動をするだけ。  

 そこに「情緒」や「前戯」、そして「女性側の快感」を追求する文化はほとんどない。男はあくまで消耗品だからだ。

 

「陛下。……恐れながら申し上げます」

「なんだ」

「異界の知識において、『セックス』とは、いきなり挿入することではありません」

 

 俺は人差し指を立てて、チッチッ、と振ってみせた。

 不敬罪ギリギリだが、今は俺が「先生」だ。

 

「まずは『前戯(プレリュード)』。……女性の体と心をほぐし、快感を高める工程が不可欠なのです。それを飛ばすなど、料理で言えば生肉をそのまま食らうようなもの」

「な、生肉だと……? 余を野蛮人扱いする気か」

「いいえ。ですが、陛下は『最高の快楽』をお望みなのでしょう? ならば、俺のやり方に従ってください」

 

 俺の言葉に、ベアトリスは少し考え込み、やがて不承不承といった様子で頷いた。

 

「……よかろう。異界の作法、試してやる。それで、余は何をすればいい?」

 

「ベッドに座って、力を抜いてください。……あと、スカートを少しだけ捲っていただければ」

 

 ベアトリスは怪訝な顔をしながらも、ふかふかのベッドに腰掛け、漆黒のドレスの裾を太ももの付け根まで捲り上げた。

 露わになった白磁のような脚。

 俺はゴクリと喉を鳴らし、その前に跪いた。

 

「し、失礼します」

「ふん。手で触るだけか? そんなもので何が……」

 

 彼女の軽口は、俺の指が太ももの内側──きわどい部分に触れた瞬間に止まった。

 

「ひゃうっ!?」

 

 可愛らしい悲鳴。

 ビクン! と身体を跳ねさせ、ベアトリスが俺を睨みつける。

 

「き、貴様っ! どこを触っている! くすぐったいではないか!」

「力を抜いてくださいと言ったはずです。……随分と敏感ですね」

 

 俺はニヤリと笑った。  

 やはりそうだ。この世界の女性は「攻め」には慣れているが、「受け」には圧倒的に慣れていない。  

 ましてや、誰にも触れさせたことのない処女の女帝だ。感度が低いわけがない。

 

「く、っ……ふ、不敬だぞ……!」

「これは治療(レッスン)です。……ここはどうですか?」

 

 俺は指先で、内股の柔らかい肉を這い上がり、ショーツの際をなぞるように撫でた。

 

「んっ……ぁ……!? な、なに、これ……」

 

 ベアトリスの表情が変わる。

 怒りから、困惑へ。そして未知の熱への恐怖へ。

 俺はさらに踏み込み、ショーツの上から、秘所の膨らみを掌で包み込み、ゆっくりと円を描くように圧迫した。

 

「あ、ぅ……んんっ!」

 

 彼女の手がシーツをギュッと握りしめる。  

 呼吸が荒くなり、整った顔が熱っぽく染まっていく。  

 魔力を帯びた瞳がとろんと潤み、俺を見下ろす視線から「支配者」の色が消えていく。

 

(すごい……これがラスボスかよ)

 

 俺の中で、背徳的な征服欲が鎌首をもたげる。

 世界中の男が恐れる女帝が、俺の指一本でこんなに乱れている。  

 

「陛下。気持ちいいですか?」

「だ、黙れ……! こ、こんなの……魔法だ! 貴様、変な魔法を使ったな!?」

「魔法じゃありません。これが、陛下の体が秘めていたポテンシャルですよ」

 

 俺は意地悪く、ショーツのクロッチ部分──湿り気を帯び始めている一点を、中指でコリっと弾いた。

 

「ひギッ!? ぁあぁぁぁ──っ!!」

 

 ベアトリスが背中をのけぞらせ、ベッドに倒れ込んだ。

 ドレスが乱れ、胸が大きく上下している。

 

「はぁ、はぁ……! き、貴様……今の、は……っ!」

「これが『前戯』の入り口です。……まだ、服の上から触っただけですよ?」

 

 俺がそう告げると、女帝陛下は涙目で俺を睨み、そして──悔しそうに、しかし熱を孕んだ声で呟いた。

 

「……つ、次は……直接、やってみろ……」

 

 その命令は、震えていた。

 

 プライドの高い彼女が、自ら「触ってくれ」と懇願に近い命令を下したのだ。これに従わない手はない。

 

「承知いたしました。……では、失礼して」

 

 俺はベアトリスの足元に跪いたまま、彼女が履いている純白のシルクのショーツに手をかけた。  

 最高級の布地を、ゆっくりと太ももから膝、そして足首へと引き下ろしていく。

 

「ん……っ……、見るな……あまり、ジロジロ見るでない……」

 

 ベアトリスが顔を背け、片手で顔を覆う。  

 だが、俺はしっかりと目に焼き付けた。  

 露わになったのは、白磁のように透き通る肌と、薄い金色の体毛に覆われた、手付かずの秘所。  

 世界を統べる女帝の、最も無防備な場所だ。

 

「……すごい。もうこんなに濡れているんですね」

 

 俺の視線の先――閉じた花弁の隙間からは、透明な蜜がじわりと滲み出し、太ももの内側へと垂れようとしていた。  

 服の上からの愛撫だけで、彼女の身体はここまで準備を整えていたのだ。

 

「う、うるさい! 勝手に出てくるのだ、仕方なかろう!」

「ふふ、素直でいい身体です。……では、触りますよ」

 

 俺は人差指と中指を揃え、ぬらりと光る愛液を掬い取るように、秘所の割れ目に触れた。

 

「ひゃうっ!?」

 

 粘膜に直接触れられた瞬間、ベアトリスがビクン!と大きく跳ねた。  

 熱い。指先から伝わる熱気は、風邪の発熱など比ではない。

 

「へ、陛下。力を抜いてください。これじゃ指が動きません」

「だ、だって……っ! 変なのだ! そこを触られると、腰が……ゾワゾワして……!」

「それが気持ちいいってことですよ。……ほら、ここです」

 

 俺は溢れ出る蜜を潤滑油にして、指を滑らせた。  

 そして、まだ包皮に守られている小さな突起――クリトリスを探り当て、優しく、しかし執拗に指の腹で円を描くように擦った。

 

「――――ッ!?!?」

 

 声にならない悲鳴。  

 ベアトリスの目がカッと見開かれ、背中が弓なりに反る。

 

「あ、あ゛っ!? な、なにっ、何をした貴様ッ!?」

「ただ、気持ちいい場所を撫でているだけですよ」

「うそだッ! 雷だ! 身体の中を、雷が走ったぞ今ッ!」

「雷、ですか。……なら、こうするとどうなります?」

 

 俺は意地悪く、ぷっくりと膨れ上がった突起を、指先でコリコリと弾き、さらに爪を立てないように摘み上げた。

 

「ひギッ!? ぁあぁぁぁーーっ!!」

 

 先程とは比較にならない絶叫。  

ベアトリスの両手がシーツを鷲掴みにし、美脚がバタバタと暴れる。

 

「あひぃッ! すごい、ここ、すごいのぉッ! アレン、アレンっ、そこダメぇっ!」

「ダメじゃないでしょう? こんなにビクビク反応して……」

 

 コリッ、クチュッ。  水音と粘膜が擦れる音が、寝室に響く。  

俺が指の動きを速めるたびに、最強の女帝の威厳が剥がれ落ちていく。

 

「んくっ、あぁっ! 頭、おかしくなるぅっ! 溶ける、余が溶けちゃうぅぅッ!」

「まだ指一本ですよ? ……ほら、中も気になりますか?」

 

 俺はクリトリスを責めていた指をずらし、ぬるぬると濡れた入り口へ、第一関節までゆっくりと沈めた。

 

「んんっ――!?」

 

 きつい。処女特有の締まりが、俺の指を拒絶しつつも吸い付いてくる。

 

「っ……異物……入って、きた……っ」

「指だけです。……中で掻き回されるのと、外をイジられるの、どっちが好きですか?」

 

 俺は中指を出し入れしながら、親指で再び突起を擦り上げた。  

 内外からの同時攻撃。

 

「ど、どっちも……っ! どっちも凄いぃッ! あ、ああっ、もう無理、我慢できな……ッ!」

 

 ベアトリスの身体が、ガクガクと痙攣を始める。  

 

 限界だ。

 

「イくっ! イくイくっ! 余、イっちゃうからぁッ!」

 

 ビクンビクンッ!  

 

 彼女の腰が大きく跳ね上がり、秘所から大量の潮が噴き出した。  

 俺の手と、純白のシーツを汚しながら、彼女は白目を剥いて脱力した。

 

 ◆

 

 数分後。  

 

 荒い息を繰り返すベアトリスは、焦点の合わない目で天井を見つめていた。  

 だらしなく開かれた足の間からは、まだ愛液が垂れ続けている。

 

「……はぁ、はぁ……。な、なんだ……今のは……」

「『絶頂』ですよ、陛下。……魔法より、凄かったでしょう?」

 

 俺が指についた銀糸を拭いながら尋ねると、彼女は力なく首を回し、潤んだ瞳で俺を睨んだ。  

 いや、それはもう睨んでいるのではない。  

 完全に「オス」を見る目つきだった。

 

「……アレン。……貴様、とんでもないことを教えおって……」

「ご不満でしたか?」

「…………悪く、ない」

 

 彼女は顔を赤らめ、ボソリと呟いた。

 

「……また、明日も来い。……これは命令だぞ」

 

 その言葉を聞いた瞬間、俺は確信した。  

 最強の女帝陛下は、今この瞬間、俺の指の虜になったのだと。

 

(続く)

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