※この作品はR-18です。

貞操逆転世界のエロゲに転生したけど、ラスボスの女帝(処女)が「開発してくれ」と頼んでくる   作:七草七

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第4話 氷の女帝の融解と「おあずけ」

 その変化は、城の誰もが気づくほど劇的だった。

 

 ここ数日、鉄の女帝と呼ばれたベアトリス陛下の様子が明らかにおかしい。

 謁見の間では、報告を聞きながら上の空で頬を赤らめたり、玉座の肘掛けを爪が白くなるほど握りしめていたりする。

 時折、何もない空中でビクッ! と体を震わせ、訝しむ大臣たちを「な、なんでもない! 続けよ!」と怒鳴りつける姿も目撃されていた。

 宮廷医師団は「原因不明の熱病」を疑っていたが、その病原菌(原因)である俺だけは真実を知っていた。

 

 あれは単なる、極度の「欲求不満」だ。

 

 先日のローターによる開発以降、俺はあえて彼女との接触を断っていた。

 いわゆる「おあずけ」期間である。

 一度強烈な味を覚えさせた後、供給を断つ。そうすることで、彼女の中の渇望感は限界まで膨れ上がっているはずだ。

 

 ◆

 

 そして、三日ぶりの夜。

 俺が重厚な扉を開けて寝室に入ると、そこには既に「準備万端」な女帝陛下の姿があった。

 

 広い寝室には甘い香が焚き込められている。  

 天蓋付きのベッドに腰掛けていたベアトリスは、俺の顔を見るなり、バッと立ち上がった。

 その姿に、俺は息を呑んだ。

 普段の重厚な鎧のようなドレスではない。身に纏っているのは、肌が透けるほど薄い、最高級シルクのネグリジェ一枚。

 豊かな胸の膨らみも、腰のくびれも、薄布越しにありありと見て取れる。

 

「……遅いぞ、アレン」

 

 彼女の声は震えていた。  

 怒りではない。待ちきれないという焦燥と、媚びるような色が混ざっている。

 

「申し訳ありません。残業でして」

「言い訳などよい! 三日だぞ……? 貴様、余を三日も放置したのだぞ! 不敬にも程がある!」

 

 ベアトリスが詰め寄ってくる。

 その瞳は潤み、目元はほんのりと赤い。  

 この三日間、彼女がどんな思いで夜を過ごしていたのか、想像するだけで背筋がゾクゾクする。

 

「それで……持ってきたのだろうな?」

 

 彼女は俺の手元を凝視しながら、期待に満ちた声で尋ねた。

 

「例の、『震える石』を……」

 

 完全に中毒だ。

 最強の女帝が、たかがマッサージ用の魔石にここまで執着するとは。

 だが、今日の俺のプランはもっと残酷で、甘美なものだった。

 

「いいえ、陛下。今日は道具は使いません」

 

 俺は両手を広げて、何も持っていないことを示した。

 

「……は?」

 

 ベアトリスの動きが止まる。

 絶望の色が、その美貌に広がっていく。

 

「な、なぜだ……? あれがないと……余は……指だけではもう……」

「陛下。道具に頼りすぎては、本来の身体のポテンシャルを引き出せません。今日は『復習』です。ご自身の力で感じていただきます」

 

 俺はゆっくりとベッドに近づき、腰掛けるよう促した。

 ベアトリスは呆然としながらも、糸が切れた人形のように素直に従う。  

 俺はその前に跪き、薄いネグリジェの裾を、足首からゆっくりと捲り上げていった。

 

 白く、滑らかなふくらはぎ。引き締まった太もも。

 そして、隠しきれないほどの愛液で濡れそぼった、レースのショーツ。

 

「……随分と、準備がいいですね」

「っ……! み、見るな……!」

 

 俺の指摘に、ベアトリスが顔を覆う。耳まで真っ赤だ。

 

「余だって、なりたくてこうなったわけではない……! 身体が勝手に……貴様が来ると思っただけで、熱くなって……」

「素直でいい身体です」

 

 俺はショーツには触れず、太ももの内側を、指の腹でツー……となぞり上げた。

 

「ひゃうっ!」

 

 たったそれだけで、彼女の身体が大きく跳ねる。

 敏感になりすぎている。これなら、道具なんて必要ない。

 

「アレン……頼む、触ってくれ……そこを……」

「どこですか?」

「わかっているだろう……! 余の……弱いところを……」

「言葉にしてください。陛下が何を望んでいるのか、臣下である私に明確な命令を」

 

 俺は意地悪く手を止めた。

 焦らし。  

 世界最高権力者に対して、一介の下働きが主導権を握る瞬間。

 

 ベアトリスは涙目で俺を睨みつけた。プライドと快楽の天秤が激しく揺れているのがわかる。

 数秒の沈黙の後、彼女はガクリと首を垂れた。

 

「……触って……ほしい……」

「どこを?」

「……クリトリスを……いじめて、ほしい……」

「どうしてほしいんですか?」

「……イき、たい……。貴様の指で……余を、めちゃくちゃにしてほしい……!」

 

 絞り出すような懇願。

 その言葉を聞いた瞬間、俺のリミッターも外れかけた。  

 だが、まだだ。

 

「よくできました」

 

 俺はご褒美として、濡れきったショーツの中に手を滑り込ませた。  

 そして、充血して硬くなっている突起を、親指と人差指で強めに摘んだ。

 

「あギッ!? ぁあぁぁぁ──っ!!」

 

 声にならない絶叫。

 ベアトリスが俺の肩を掴み、爪を立てる。

 痛みにも似た快感が脳髄を駆け抜けたのだろう。彼女の腰が、俺の手から逃れようとするように、あるいは押し付けるように、無茶苦茶に暴れだす。

 

「どうですか、道具がなくても、こんなに感じるじゃないですか」

「あっ、あっ、んぁっ! すごい、指、すごいっ! アレン、アレンっ!」

「陛下、可愛いですよ。……もっとイジめますね」

 

 俺はもう片方の手も使い、胸の先端をネグリジェ越しにコリコリと刺激した。  

 上下からの同時攻撃。

 

「ひぐっ、いやぁっ! 頭、おかしくなるぅっ! 許して、もう許し……ア゛ッ♥」

 

 彼女の思考能力が溶けていくのが手に取るようにわかる。

 俺の肩にしがみつく力が強くなる。  

 そして、彼女は荒い息の下で、本能のままに呟いた。

 

「……アレン……もう、やだ……」

「嫌ですか?」

「指じゃ……足りない……」

 

 ベアトリスが、潤んだ瞳で俺を見上げてくる。

 そこには、女帝の威厳など欠片も残っていなかった。

 

「……欲しい。お前の……アレが、欲しい……ッ!」

「……本気ですか? 入れてしまったら、もう元には戻れませんよ」

「構わん! 余はもう、これ無しでは生きられんのだ……! 早く、早く余の中に……その、熱いのを埋めてくれっ!」

 

 ついに、言った。  

 それは完全なる降伏宣言。

 俺は立ち上がり、ベルトに手をかけた。

 

(続く)

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