マクロスΔ オペレーション・スィートプリズナー 作:夜叉五郎
アルテミシア・グランドホテル カナメ専用スィート
ch.108「先行のレイナ、カナメに迫るアナルプラグ」
夕方の定期会合を前に、カナメは回復ポッドからゆっくりと体を起こした。
青白く光る透明カプセルが開き、温かな薬液の香りが部屋に広がる。
全裸の体に残る微かなぬめりが、いつものように肌を滑らかに整えていた。
タオルで体を拭きながら、カナメは鏡の前に立ち、日々豊かさを増す胸をそっと見つめる。
慰安任務の激しさが日増しに増すにつれ、胸はEカップとFカップのちょうど中間まで達していた。
一ヶ月半前はDカップより少し大きめだったのに、オリッシュの執拗な愛撫と絶倫の交わりが、女性ホルモンを急激に活発化させた結果だ。
乳房が重く揺れ、乳首が敏感に尖り、わずかな空気の流れでも甘い痺れを呼び起こす。
胸が以前より一カップ近く大きくなった体に、いつものサイズのユニフォームでは少しきつくなっていた。
ミラージュに頼んでおいたワンサイズ大きめの上着と、合わせて渡された重力制御ブラジャーを、初めて試してみることにする。
シルバーの湾曲したプレートを下乳に貼り付けると、淡い光がほのかに灯り、無重力の感覚が乳房を優しく浮き上がらせる。
重みが一瞬で消え、完璧なロケット形に整う。
「これ、すごいわ……胸が軽いのに、こんなに形が綺麗に……」
カナメは思わず胸を軽く持ち上げ、鏡で全体のシルエットを確かめた。
プレートが肌に吸い付き、微かな温もりが乳腺の奥まで染み渡るような心地よさ。
これまでのきついブラの締めつけとは違い、優しく包まれているのに形が整う……不思議な感覚。
(ミラージュに感謝しないと……これなら彼相手の慰安用の衣装、もっと胸を強調できそう。喜んでくれるかしら)
副作用の検証中という共鳴現象——バイオペニスバンドとの初回登録時の異常快楽——は、ミラージュからあえて伏せられていた。
カナメは知らず、ただの快適アイテムとして受け入れ、ワルキューレのユニフォームに袖を通す。
重力制御されて完璧なロケット型に整った乳房が、ゆったりとした空間にピッタリと収まる。
ファスナーを自然に閉じても息苦しさがなく、動きやすい。
鏡に映る自分の姿——胸のラインが以前より強調され、豊かな曲線がユニフォームの布地を優しく押し上げ、セクシーさが上がってしまっていた。
(少し……目立つわね……でも、快適さと着心地の良さを優先しましょう)
そこは目を瞑り、カナメは満足げに微笑んだ。
乳房の軽やかさと、微かな心地よい痺れが、体全体を優しく包む。
今日の会合——アラド艦長との対面に、覚悟を決めて臨む。
プロポーズを断って、さらに幻滅させるよう仕向けた相手——映像通信で顔を合わせるのは、気まずい。
だが、仕事だ。
乳の軽さに相反して肩に力を入れ、鏡の前で気合いを入れ直してから、映像端末の前に座った。
会合が始まる。
レハーム側はカナメのみ。
クレアはKBモデルのテスト販売まで一週間を切った広報活動に追われ、今回は不参加。
ラグナ側はマキナ、レイナ、美雲の三人。
画面に映るメンバーたち——だが、アラドの姿は前回に続いて見えない。
また肩透かし。
思わず美雲に尋ねてしまうカナメ。
「美雲、今日はアラド艦長から伝言はないの?」
美雲は端的に答える。
「ないわね」
カナメの胸が痛む。
アラド艦長はまだ立ち直れていない。
もしくは避けられてしまったか。
罪悪感とも寂寥感とも言えない負の感情が、静かに胸を蝕む。
しかし、美雲の続く発言にそれどころじゃなくなる。
カナメの反応より、隣のレイナを気をかける美雲。
「それよりレイナ、あなたフラフラね。大丈夫かしら?」
そこでカナメも異変に気付く。
レイナの様子がおかしい。
画面越しのレイナは、無表情のままなのに、体がぷるぷる震えている。
細い太腿が内側で擦れ合い、座った姿勢で腰が微かにくねる。
時折、息を詰まらせ、頰が赤らむ。
「レイナ、何かあったの? 震えてるけど……熱でもあるの?」
カナメが心配げに尋ねる。
レイナはぼそっと、短く答える。
「……新型の、アナル拡張プラグ……今、着けてる……」
レイナの体がびくっと震え、おおふっと低く悶えた声が漏れる。
「え?レイナ、何を言って......」
カナメの表情が凍りつく。
アナル——
ドキリとなる。
その単語が聞こえてきただけで、強い忌避感が胸を刺す。
強い拒絶反応。
「えーーーっ!? レイレイ、さっき届いたあれ、もう着けちゃってるの!?」
隣のマキナがびっくりしてる。
クレアから送り付けられたアナルセックス初心者向けセットが、この通信前に届いていた。
さっそくレイナは拡張を開始し、新型のアナル拡張用プラグを挿入した状態で会合に臨んでいた。
プラグは括約筋の伸縮度を上げる特殊な薬液を染み出しつつ、その薬液を染み渡らせるための特殊な振動が常時発生するもの。
要するにレイナの尻穴は今、熱く震え、甘く刺激され続けている状態だった。
マキナが隣で顔を赤らめ、モジモジと体をよじる。
美雲は困惑した様子で首を傾げる。
性的体験皆無の彼女には、アナル拡張プラグの意味を理解できず、ただレイナの異変に戸惑うだけだった。
映像通信の画面越しに、レイナの震えが止まらない。
ぷるぷると体が小刻みに痙攣し、無表情の瞳がわずかに蕩け、息が熱く乱れる。
カナメは画面を見つめ、言葉を失う。
レイナの様子がおかしいのは一目でわかったが、まさかこんな理由とは。
カナメの胸に、冷たい衝撃が走った。
アナル——その言葉だけで、体が怖気が走る。
レハーム行きのシャトルで教材を見た時から、尻穴を弄られるなど考えただけで強い忌避感が湧き上がる。
それが、レイナの体で今、起きているなんて。
「レイナ……なぜ、そんなものを……?」
思わず、声が漏れた。
心配と拒絶が混じり、嫋やかな口調がわずかに震える。
レイナは尻穴の奥を熱く震わせる振動に、思考が甘く溶けていた。
新型プラグが括約筋を優しく、しかし執拗に広げ、特殊な薬液が尻穴に染み渡り、振動が絶え間なく波を呼び起こす。
秘部まで甘い痺れが伝わり、クリトリスが疼き、蜜がじんわりと溢れる。
無表情のままぼそっと、喘ぎ混じりに熱く続ける。
「……クレアから……テスター依頼で……送られてきて……おおふっ……バイオペニスが……三分の二しか、入らなかったから……んっ……マキナのために……こっちの穴を、拡張中……はあっ……いい……」
低く掠れた声が、画面越しに響く。
レイナの細い腰がびくっと震え、尻穴の奥が熱く収縮する。
想像——マキナの長大な分身がお尻の穴を押し広げ、ずっぽしと奥深くまで沈み、熱い脈動で腸内を掻き回す。
その未来に、レイナの体が勝手に熱くなる。
カナメは、ようやく理解した。
まさかクレアがアナルグッズのテスターまでマキナとレイナの二人に押し付けていたとは。
クレアの暴走がここまで及んでいたなんて。
衝撃が胸を締めつけ、アナルへの忌避感がさらに強まる。
尻穴を拡張するなど、考えただけで体が拒否するのに、後輩たちがそんなものに巻き込まれている。
マキナは慌てて顔を赤らめ、モジモジと体をよじる。
「ええー!? レイレイ、私、別に後ろの方に興味あるわけじゃないよー! ほんとだよー! 今のままでも十分に気持ちいいんだから!」
甘え口調の弁護が慌てふためくように飛び出し、二人の間の秘め事をマキナも自爆して漏らしてしまう。
マキナの豊満な乳房が息遣いにぷるんと揺れ、秘部が昨夜の記憶で疼く。
レイナの狭い奥を突き上げ、三発もの白濁を注ぎ込んだ感覚が蘇る。
カナメは二人のやり取りを聞き、すべてを察した。
マキナの誕生日からここ数日で、二人が肉体関係を持ってしまった。
予想はしていた——クレアの策略、テスターの取引。
だが、実際に現実としてその結果を突きつけられると、気持ちが重くなる。
リーダーとして見守ってきた後輩たち。
純粋だったはずの絆がこんな淫らな形に変わってしまった。
罪悪感とわずかな寂しさがカナメの胸を締めつけた。
カナメは二人がテスターを務めた感想をそれとなく尋ねる。
「それで……その クレアの新商品、どんな感じかしら?役に立ってるの?」
マキナとレイナは対照的な反応を示した。
マキナは流石に羞恥心が勝り、頬を赤らめて誤魔化そうとする。
「えーと、その。あっ、カナカナも今、重力制御ブラジャー、着けてるよね。これすごいよね...... おっぱいが軽くなって、揺れちゃうし……形も綺麗に保てて……もう、手放せないかも……」
カナメが一回り大きなジャケットで、ノーブラっぽく乳揺れを起こしてるのに気付いていたマキナ。
露骨な猥談に成りかねないバイオペニスバンドには触れないように、話題を変えてきた。
カナメはその言葉に、画面のマキナの胸元に視線を落とす。
よく見ればマキナの胸元もまた、いつものGカップ偽装のためのきついブラから解放され、自分と同様に明らかにシルエットが大きくなっている。
ユニフォームの布地が張りつめ、深い谷間が強調され、息遣いにぷるんぷるんと揺れるマキナの胸。
その様子が、HカップとIカップの間まで成長してることを如実に物語っていた。
「マキナ……Hカップ、公表する気になったのね」
カナメの声にわずかな驚きと理解が混じる。
マキナは顔をさらに赤らめ、えへへと照れ笑いする。
「うん、このブラ気持ちよすぎて、もう手放せないから。おっぱいが軽くて、形も綺麗に保てて……もう、最高だよね。なんかもう......グラドルみたいに見られるの、吹っ切れちゃった」
マキナはメカメカきゃわわなセクシー担当ではあるが、あまりにも性的過ぎる体はワルキューレの活動のノイズとなってしまうため、常識的な範囲内(Gカップ)に収めて公表していた。
年明け、ブラがきつそうなのを見かねたカナメが、マキナ本人にどうするか尋ねていたが、その時とは真逆のマキナの答え。
しかし、カナメは微笑み、胸の重さから来る苦労を思い浮かべ、納得する。
自分も今日初めて着けてみたが、確かに快適だ。
(マキナ、胸の重さに悩んでたものね……)
だが、そこにレイナがぶっ込んでくる。
「……バイオペニスは最高……マキナのオッパイもマンコも、熱くて締めつけて……三発出しても止まらない……」
尻穴の振動に体を震わせながらも、声に熱が入る。
「ちょ、ちょっとレイレイ!」
マキナが顔を真っ赤にして遮ろうとするも、バイオペニスとマキナのふわふわボディの絶賛を続けるレイナ。
「……マキナにされるのも……最高……あふっ……バイオペニスは全部入んないけど……マンコ締め付けながら一緒にオッパイ揉むとすぐイッてくれる……」
「このアナルプラグも……奥まで、震えて……はあっ……いい……早く後ろでマキナと繋がりたい……」
バイオペニスの脈動、アナルプラグの拡張——レイナの語る赤裸々な猥談がエスカレートし、画面越しに卑猥な空気が濃厚になる。
カナメはタジタジになり、頰を赤らめて言葉を詰まらせる。
アナルへの忌避感が強く、レイナの絶賛が胸を刺す。
(お尻の穴……レイナ、もうそんなにハマってるなんて。前にミラージュが持ってきたあのアイテムかしら)
ほぼ一ヶ月前、生理に入ったタイミングで、セックス代わりにアナルプレイを提案してきたミラージュ。
すぐに引っ込めてくれたが、その時ミラージュはアナルグッズを携えていた。
ヒヤリとした氷の刃が心に押し付けられる感覚に襲われるカナメ。
そろそろ次の生理である。
またアナルでの奉仕を提案されるのだろうか。
カナメが沈思黙考に入りそうになったタイミングで、レイナの意図しない羞恥攻めに合っていた、マキナが限界を迎える。
マキナがぷりぷりと文句を言う。
「これも全部クレクレのせいだよー! クレクレ今日いないしー! あんなに恥ずかしい思いしながらテスターやってるのに、オペレーション・スィートプリズナーの情報、全然開示してくれないし!何なのよもうっ」
マキナの追求にカナメは言葉を詰まらせる。
オペレーション・スィートプリズナーの情報を自分の口から漏らすわけにはいかない。
クレアの暴走を止められなかったことを今はただ謝るしかない。
「ごめんなさい……私も、クレアのやり方は行き過ぎだと思うわ。でも、作戦の詳細は……まだ、言えないの。信じて待っててくれる?」
懸命にマキナを宥めるカナメ。
ただレイナはもう、そこらへんの情報はどうでもいいらしい。
尻穴の振動に体を震わせながら、おふおふ喘いでいる。
その間、美雲はその浮世離れした瞳を困惑げに見開き、ずっと首を傾げたままだった。
性的体験皆無の彼女には、何の話をしているのか理解できなかった。
ただ、これまでのワルキューレのメンバーたちの関係性では感じたことのない、甘く淫らな雰囲気に、ただただ困惑を深めるばかりだった。
「みんな、一体どうなってしまったのかしら」
(続く)