マクロスΔ オペレーション・スィートプリズナー 作:夜叉五郎
アルテミシア・グランドホテル カナメ専用スィートルーム
アイシャ・ブランシェット博士の姿が、ダイニングの大きなスクリーンに鮮明に映し出されている。
赤い短髪が軽やかに揺れ、青い瞳が知性と妖艶な光を湛えるゼントラーディ人の美女。
胸元の大きく開いた赤いシャツが豊満な乳房の谷間を深く刻み、妊娠八ヶ月目の大きなお腹が堂々と画面を占める。
ホットパンツが肉厚な尻と太ももを包み、母となる身体の熟れた魅力が溢れていた。
ミラージュが後ろに控える中、カナメは白いガウンを纏ったままテーブルに座り、画面を凝視する。
アイシャは悪戯っぽく微笑み、大きな腹を優しく撫でながら、さらりと口を開いた。
『まず、結論から言うわね。カナメ・バッカニアさん、貴女はもう人間ではありません』
カナメの息が止まる。
「え……???」
自覚など、ない。
しかし、心の奥がざわつく。
アイシャはデータを共有し、映像を映し出す。
医療ポッド内のカナメの裸体。
薬液に包まれた白い肌の下、下腹部に浮かぶピンクの淫紋。
子宮を思わせる卑猥な曲線が、熱く脈打つ様子。
「な、何これ……?」
声が震える。
カナメは慌ててガウンの前を開き、自分の下腹部に手を当てる。
滑らかな腹肌——何の痕跡もない。
指で触れても、ただ温かいだけ。
アイシャはさらに映像を重ねる。
オリッシュの朝立ち処理の映像——逸物を扱き、射精する瞬間。
オリッシュの射精と同時に、ポッド内の淫紋が強く輝く。
映像の中の眠ったままのカナメの身体が痙攣し、仰け反ってつま先までピンッと体を伸ばす。
カナメの頰が熱く染まり、ガウンを慌てて閉じる。
下腹部が甘く疼き、太ももを擦り合わせる。
アイシャの声が冷静に響く。
『これも見て。彼、オリッシュ・ハメルマンは遺跡エムシー・ハラメのコアとリンクしてる。そして貴女の子宮はそのオリッシュ・ハメルマンの男根とパスを繋いでしまった。この淫紋はエムシー・ハラメがサブ・ユニバースから吸い上げたエネルギーを、オリッシュ・ハメルマンを通して貴女の体に注いでいる証。もう、そんな存在は人間とは呼べないわね』
カナメの息が乱れる。
下腹部の熱が広がり、昨夜の記憶——オリッシュの長大勃起を尻穴に受け入れ、精液を注がれる悦びが鮮やかに蘇る。
アイシャの講義は続く。
『オリッシュ・ハメルマンという男は、女の口と膣と尻の三穴を自分のチンコで犯せばその女を完全征服した気になる、前時代的な男尊女卑を夢見る、本当に愚かな男よ』
アイシャの声に軽い嘲りが混じる。
『実際に女が三穴を捧げた男に隷属する、かどうかはどうでもいいの。問題は彼がそれを信じ切ってるってところ。結果、三穴の処女を全部彼に捧げてしまった貴女は、遺跡の力で彼の隷属化に置かれてしまった。彼の使徒とも言える存在になっちゃったの』
実際のところアイシャ自身、ミーナとともに三穴を捧げるほどリオン榊に深く溺れているが、そのことは微塵も示さない。
博士らしい客観性で言葉を紡ぐ。
『何か、精神的に昨日までの自分と変わったなーって思う部分ってある?』
カナメは困惑し、視線を伏せる。
「いえ、特には……」
変わった——そんな自覚はない。
だが、オリッシュの名を思うだけで秘裂が熱くなり、身体が甘く反応する感覚。
それが自然に思えてしまう自分に、かすかな違和感。
アイシャは肩をすくめ、悪戯っぽく笑う。
『そっかー、まあそうよねー。自分の在り方自体変わっちゃうと、自覚も出来るわけないか。まあいいわ、そこはおいおい見定めていきましょう。じゃあ次の話をするわね』
博士魂に火がついたアイシャの話は止まる気配を見せなかった。
カナメの自室のダイニングで、アイシャ・ブランシェット博士との映像通信は続く。
大きなスクリーンに映るアイシャは、妊娠の豊かな曲線を強調しながら、悪戯っぽく微笑む。
データを操作し、次の映像を共有するアイシャ。
『今度はこっちね』
画面に映しされたのは、ヤミクローズを纏ったカナメ。
闇カナメのような妖しい魅力を放つ姿。
ベッドの上でオリッシュにうつ伏せに押し倒され、尻を高く突き出している。
ラバーパンツは引き下ろされ、生の太ももが露わに輝き、尻肉が汗で光る。
オリッシュの長大勃起が、拡張された窄まりを深く抉り、激しく律動する。
ズンッ、ズンッと根元まで沈められるたび、カナメの尻肉が波打ち、窄まりが逸物を貪るように締め上げる。
甘い喘ぎが部屋に響き、身体がプルプルと震え、胸の膨らみがベッドに押しつけられて形を変える。
カナメは悲鳴を上げ、思わず指で目を覆った。
「あっ……いや……!」
画面に映る自分の痴態——尻穴を激しく犯され、悦びに啼き狂う姿。
ガウンの下、秘裂と尻穴が熱く反応し、蜜が太ももを伝うのを感じて、膝を擦り合わせる。
昨夜の熱を再現するように身体が蕩ける。
後ろに立つミラージュも顔を真っ赤に染め、お尻をモジモジとさせ、視線を逸らす。
『ずいぶん激しいわね。でも気持ちよさそう……って違う違う。こっちのレイヤーも表示っと』
アイシャは画面を操作し、映像の上に波形表示を重ねる。
バックで犯され、甘く啼き狂うカナメの姿の上に、生体フォールド波の波形が重ねられる。
鮮やかなピンク色の未知の波形が、爆発的に出力される。
『見て、この波形。これまで見たことのないピンク色。未知の波形よ。それにこの出力。貴女たちワルキューレの戦場ライブ時に発する生体フォールド波に匹敵してるわ』
その衝撃的な事実に、カナメは思わず手を下ろし、画面をマジマジと見てしまう。
「これは……普通の生体フォールド波ではないの……?」
困惑の声が震える。
アイシャの声が興奮を帯びて続ける。
『淫紋を通して流れ込んだ遺跡のパワーが、貴女のエッチな生体フォールド波を増幅してる、と考えるべきね』
さらに凄い事実があるの、とアイシャは言葉を継ぐ。
アイシャは画面を操作し、映像の音量を上げた。
映像から、カナメの甘く蕩けた喘ぎ声が大きく響き渡る。
『あぁんっ♡……オリッシュさん、もっと深く……私のアナル、壊してぇ♡……んあぁっ♡……熱い精液、注いで……いっぱい穢してぇ♡……はぁんっ♡……そこ、いいわ……もっと、もっと奥まで抉って♡』
自分の破廉恥な啼き声が部屋に満ち、カナメの頰が真っ赤に染まる。
昨夜の闇に染まった自分が、こんなに淫らに媚び、悦びに震える声。
恥ずかしさで身体が熱くなり、ガウンの下で乳首が硬く尖り、秘裂から蜜がさらに溢れ、尻穴が熱く疼く。
それでも、画面から目を離せない。
『フォールド波計測装着を画面に向けて見て』
まさか、とカナメは左手首のシルバーリングを画面に向ける。
自分の喘ぎ声に耳を塞ぎたくなる中、赤面しながら装置を起動。
データが表示され、カナメは呆然とする。
「嘘……」
「まさか、そんな!?」
ミラージュも驚愕の声を上げる。
アイシャの声が確信に満ちて響く。
『そう、歌声に含まれる生体フォールド波は、録音やデータ化すると効果が激減する。でも貴女の喘ぎ声に乗ったこのピンク色の生体フォールド波は違う。減衰率が低い特徴はあるみたい。ユルヴァ・アーガは過去と未来を操る力があった。エムシー・ハラメにもそれと同系統の力があるとしたら——カナメさん、貴女は時空を越えて喘ぎ声を響かす力を得たことになる』
それは、人類がヴァール・シンドロームの根治を成し得るための、ブレイクスルー足り得る力であった。
映像通信の画面で、アイシャ・ブランシェット博士の声が静かに、しかし確信に満ちて響いていた。
ミラージュを後ろに従え、息を潜めて画面を見つめるカナメ。
風の王国ウィンダミアとの和平が成り、遺跡の力と歌声でヴァールをコントロールする道が開けた今、星団全体のヴァール脅威は低下していた。
しかし、人体に寄生するフォールド細菌が引き起こすヴァール・シンドローム自体は、根治したわけではない。
録音データでは生体フォールド波がほぼ減衰するため、カナメたちワルキューレは星団各地を駆け巡り、ワクチンライブで生の歌声を響かせ、パラボラ型の変調装置で都市全域のヴァール発生率を低下させてきた。
命懸けの戦場ライブで、暴れる患者を鎮静化する活動も続いていた。
それが、データ化しても減衰しない生体フォールド波で代用可能となれば——すべてが変わる。
ワルキューレが、危険を冒して星団を飛び回る必要はなくなる。
アイシャの目が輝く。
『このピンク色の生体フォールド波は、歌よりも、もっと人の根源的なリビドーを刺激しそう。あら?』
アイシャが言葉を継ごうとした瞬間、レディMからの指令のメッセージが着信する。
ミラージュとカナメの端末にも、同時にメッセージが届く。
『アイシャ・ブランシェット博士は、新たな生体フォールド波の解析を続け、ヴァールへのワクチン効果を調査すること』
『ミラージュ・ファリーナ・ジーナスは、カナメの喘ぎ声のサンプリングデータを採取するとともに、アイシャ博士と連携して、録音データの生体フォールド波の変調装置として最適なツールの選定を行うこと』
『カナメ・バッカニアは、生体データ上は生理が終わっているためセックスを解禁。喘ぎ声のパターンで生体フォールド波がどのように変化するか確認するため、慰安任務のバリエーションを増やして対応すること』
ミラージュは息を飲み、震える声で呟いた。
「もしかして……レディMは、ここまで読んでオペレーション・スィートプリズナーを計画したのでしょうか……」
畏怖の念が込められた言葉。
アイシャは画面で肩をすくめ、悪戯っぽく笑う。
「かもしれないわね。レディMなら、やりかねないわ」
カナメは呆然と端末を見つめ、言葉を失う。
彼女へのメッセージにだけ、レディMからの期待の言葉が添えられていた。
『貴女は新時代の女神となり得る存在。人類救済への協力を、心より期待する』
自分の喘ぎ声が——昨夜の尻穴を犯され、悦びに啼き狂った声が、ヴァールの根治に繋がるかもしれない。
急展開に、頭が真っ白になる。
流しっぱなしだった昨日のアナルセックスの映像が、絶頂のシーンに到達した。
オリッシュの長大勃起がカナメの窄まりを深く抉り、熱い精液を注ぎ込む瞬間。
映像の中のカナメの身体は弓なりに反り、窄まりが逸物を締め上げ、理性が飛ぶほどの絶頂に陥る。
『あああぁぁんっ♡♡♡』
言葉を失った、ただの甘い鳴き声だけが部屋に響く。
一際強烈なピンク色の生体フォールド波が、波形として重ねられ、爆発的に輝く。
カナメの頰が熱く染まり、ガウンの下で秘裂が蜜を溢れさせる。
昨夜の悦びが蘇り、身体が甘く震える。
人類の救済に、自分の喘ぎ声が——そんな可能性に、カナメはただ息を詰め、画面を見つめた。
(続く)