※この作品はR-18です。

マクロスΔ オペレーション・スィートプリズナー   作:夜叉五郎

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2068年5月14日(月)
アルテミシア・グランドホテル ロイヤルスィート「ルビー・プリズン」


2068年5月14日
ch.147「お披露目」


週明けの月曜日、オリッシュ・ハメルマンの朝はいつもの贅沢なルーティンで始まる。

 

目覚めと共に、メイド服に身を包んだカナメとクレアが朝の搾精奉仕を執り行う。

 

朝食の後に二人のサポートでジムでトレーニング。

 

その火照った身体をバスルームでの淫らなソーププレイで洗い流す。

 

このロイヤルスィートに軟禁されてから、彼にとって欠かせなくなってしまった日常生活であった。

 


 

午後。

 

リビングに戻ったオリッシュを待っていたのは、一週間前に撮影したワクチンABV の第一弾「ワルキューレユニフォーム編」の最終チェックだ。

 

この時間帯、クレアは医療ポッドに入って休憩中のため、カナメ一人の奉仕となる。

 

手慣れた様子で、オリッシュの体に7本のシルバーリングを装着していくカナメ。

 

さらにオリッシュの長大勃起を手で支えて、ローションたっぷりの『カナメホール』に呑み込ませていく。

 

カナメの手によるABVの準備が終わると、オリッシュはサイバーゴーグルを装着し、一般ユーザー向けのノーマルモードを選択。

 

その視界に広がったのは、ネイビーとホワイトを基調としたジャケットにお腹が覗く、ワルキューレの日常業務用の制服姿のカナメだ。

 

先日、実際にこの姿の彼女を組み敷いた時の、肌の熱や匂いが脳裏をよぎる。

 

「うおっ……。やっぱりモザイクとナーフのせいで、あの時の生々しさには遠く及ばないけど……。でも、ファンが絶対見られないこの制服姿とヤレるっていうのは、やっぱりたまんないよな……。いい出来だよ、これ……ッ」

 

絶倫化しているオリッシュにとって、5割にナーフされた刺激では到底物足りないものの、一週間前に自分が味わったカナメとの愛の交感の再現をじっくりと堪能する。

 

オリッシュがABVの中のカナメのデータに翻弄されている間。

 

カナメはソファーの傍らで、今朝のブリーフィングでクレアから言われた提案をずっと考えていた。

 

『カナメ。婚約発表会見が迫っているわ。今日のラグナとの定期通信で、オリッシュ社長を紹介しておいた方がよくないかしら? マキナたちも、カナメを射止めた『ご主人様』がどんな方か、きっと興味津々なはずよ』

 

前回の通信で婚約を報告した際、美雲からは真っ向から反発されている。

 

歌い手としての、あるいはワルキューレの絆としての純粋さを重んじる彼女にとって、カナメの身勝手な結婚は容易に受け入れられるものではなかったのだろう。

 

美雲に納得してもらうためにも、オリッシュを直接紹介し、彼がどれほどの存在かを知ってもらう必要がある。

 

(マキナやレイナ……それに美雲にも、『生命の歓喜』を見事に体現してるこのチンポの素晴らしさを伝えてあげたい。確かに良い機会かもしれないわ)

 

レディMに許可を求めてみると『作戦に支障なし』との返信だった。

 

カナメは、ゴーグル越しに制服姿の自分を貪るオリッシュを見つめた。

 

その生命の歓喜に満ち溢れた姿を、ワルキューレのリーダーとして、そして婚約者として誇らしく思いながら決意する。

 


 

都合二度の放精で、ワクチンABVの完成度のチェックを終えたオリッシュ。

 

「……ふぅ。最高だったよ。この内容なら、銀河中の男たちが、一瞬でセイズノールを放出しまくるのは間違いないぞ」

 

ゴーグルを外して満足げに息を吐くオリッシュに、カナメは穏やかな、しかし情熱を孕んだ微笑みを浮かべて寄り添った。

 

「お疲れ様、オリッシュさん。……ふふ、凄く頑張ってくれたのね。あなたの熱い鼓動、ここまで伝わってきたわ」

 

カナメは優しく、二度の放精を経てもなお雄々しく屹立している彼の長大勃起に手を添えた。

 

その熱量を愛おしむように見つめ、耳元で嫋やかに切り出す。

 

「ねえ、オリッシュさん。この後、ラグナとの定期通信があります。オリッシュさんも参加してくれませんか?」

 

「えっ、俺が……?」

 

オリッシュが驚いた表情を見せると、カナメは包容力のある眼差しで彼を見つめた。

 

「ええ。ワルキューレのリーダーとして、私の夫になる素敵な人をみんなに紹介したいの。美雲やマキナ、レイナに……私の自慢の旦那様を、ちゃんと見せてあげたいから」

 

最愛の女神からの、凛とした決意の混じった「お願い」。

 

オリッシュは一瞬、かつての醜い容姿への卑屈さが頭をもたげたが、カナメの真っ直ぐな瞳に射抜かれ、拳を握りしめた。

 

「ま、マジかよ……!? 美雲やマキナ、レイナと直接話せるなんて……。……わ、わかった! カナメがそこまで言ってくれるなら、俺、頑張るよ! カナメの婚約者として、ビシッと挨拶させてもらうから!」

 

興奮で顔を赤くしながらも、オリッシュはハッと自分の格好を振り返った。

 

「じゃ、じゃあ、ちゃんとした着るもの用意しないとな! カナメ、俺に似合う服選んでよ!」

 

定期通信の開始まで、あと二時間ばかり。

 

カナメは手際よく、スィートルームのウォークインクローゼットの中から、オリッシュに相応しいコーディネートを選び始めた。

 

「オリッシュさんは肩幅がしっかりしているから、この仕立てのいいネイビーのジャケットが似合うと思うわ。シャツは清潔感のある白にして……。さあ、着替えてみて?」

 

カナメに促され、オリッシュは着替えを済ませて三面鏡の前に立った。

 

そこに映し出された自分の姿に、オリッシュは言葉を失い、愕然とした。

 

「……これ、本当に俺……なのか?」

 

3月10日、トレーニングを始めた当初のオリッシュは、182cm 、119kg、体脂肪率40%超。

 

見るに堪えない不潔な「キモデブ中年」だった。

 

それゆえにオリッシュは、鏡を見るのをいつも無意識に避けていた。

 

だが、今、鏡の中にいる男はどうだ。

 

遺跡のパワーによる代謝向上とカナメの管理により、5月14日現在の彼の体重は94kg、体脂肪率は30%前後にまで、劇的に改善されていた。

 

数値の上ではまだ「がっしりした肥満」の域ではある。

 

しかし、かつての締まりのない贅肉は鳴りを潜め、その下から屈強な骨格と筋肉のラインが力強く浮き出している。

 

肉に埋もれていた顎のラインは鋭さを取り戻し、肌には若々しい張りが蘇っていた。

 

それは「醜いデブ」から、一人の「大柄な働き盛りの男」への、驚くべき脱皮だった。

 

「嘘だろ……。あんなに醜かったはずなのに……。俺、もう……あの頃のキモデブじゃないのか?」

 

震える手で自分の頬や、劇的に引き締まった腹を触るオリッシュ。

 

その背中に、カナメがそっと寄り添い、鏡越しに視線を合わせた。

 

「ええ、そうよ。今のあなたは、私が選んだ誇らしい婚約者。……とっても素敵よ、オリッシュさん」

 

カナメは彼のネイビーのジャケットの襟を整え、仕上げに彼女の衣装と同じブルーのネクタイを優しく締め上げた。

 

「自信を持って。あなたはもう、私と会った頃のあなたじゃない。……さあ、最高のあなたを、みんなに見せてあげましょう?」

 

鏡の中で、女神に磨き上げられた一人の男が、力強く頷いた。

 


 

いつもはカナメの専用ルームから行われていたラグナ支部との定期通信だが、今日は趣向が異なる。

 

オリッシュの居住区である「ルビー・プリズン」の広大なダイニングルームに、フォールド通信用の端末が設置された。

 

オリッシュは、カナメが選んだネイビーのジャケットと、彼女の衣装に合わせたブルーのネクタイでパリッと着飾っている。

 

その姿を見て、回復ポッドでの休憩を終えて合流したクレアが、微かに唇を尖らせた。

 

「……あら、随分と小綺麗にまとめたわね。私は、以前のような……あの溢れんばかりの肉感があるオリッシュ社長の方が、その、好みなんだけど……」

 

催眠スイッチの影響で「キモデブ」こそを至上の美と認識させられている彼女にとって、劇的に改善された今のオリッシュの姿は、少しばかり物足りないようだった。

 

やがて、通信が接続され、ダイニングルームの巨大スクリーンにラグナの様子が出力された。

 

画面の向こう側に並ぶのは、ワルキューレのメンバー——美雲・ギンヌメール、マキナ・中島、レイナ・プラウナーの三人だ。

 

「……準備はいい? オリッシュさん」

 

カナメが隣に立つオリッシュの手を優しく握り、通信画面に向き直る。

 

「ラグナのみんな、お疲れ様。……今日は、改めてみんなに紹介したい人がいるの。私の婚約者の、オリッシュ・ハメルマンさんよ」

 

その瞬間、ラグナ側のメンバーに激しい動揺が走った。

 

「嘘でしょー!? カナカナの男の趣味って、こっち系だったんだー!」

 

真っ先に声を上げたのはマキナだった。

 

ピンク色の髪を揺らし、豊満な胸を強調するように身を乗り出して、目を丸くしている。

 

一方のレイナは、無表情ながらも興味深げにオリッシュを観察し、ポツリと呟いた。

 

「……アラド艦長が振られたのも納得。……まさかのポッチャリ専」

 

だが、センターに立つ美雲だけは、氷のように冷ややかな視線をオリッシュに投げかけていた。

 

「……醜いわね。その肉体、あさましい欲望の塊……。女を鳴かすためだけに作られた、ただの装置だわ。カナメ、貴女が選んだのは、これほどまでに『生』の濁りに満ちた存在なの?」

 

凛とした、しかし容赦のない罵倒。

 

だが、オリッシュは萎縮するどころか、その言葉を全身で浴びるようにして頬を上気させた。

 

原因は、美雲そのものにあった。

 

「ミステリアス・ヴィーナス」と称される彼女は、あまりにも完成された美貌を持ち、その高慢な態度が恐ろしいほどに似合いすぎている。

 

男なら誰もが一度は「彼女になじられたい」と願ってしまうような、抗いがたい支配的な魅力がそこにはあった。

 

(う、うおお……! あの美雲・ギンヌメールになじられてる……! ゾクゾクする、たまんないぞ……ッ!)

 

蔑まれることさえ至上の法悦に変えてしまう美雲の魅力に、オリッシュの興奮は高まっていく。

 

その様子を見た美雲は、心底幻滅したように目を伏せた。

 

「……救いようがないわ。私は認めない。そんな男に、歌を捧げる価値などないもの」

 

美雲は言い捨てると、翻る髪を背にそのまま通信の枠外へと去ってしまった。

 

「美雲、待って!」

 

カナメが呼び止めようとするも、美雲が戻ってくる気配はない。

 

すかさずマキナがフォローに回った。

 

「ちょっと意外過ぎて、クモクモも戸惑っただけだよー」

 

「……でも、不釣り合いなのは確か」

 

レイナも美雲を擁護しつつ、冷静にオリッシュを値踏みする。

 

その言葉に乗っかるように、マキナが身を乗り出した。

 

「そうそう。カナカナ、彼のどんなところが気に入ったのー?」

 

マキナの問いかけに対し、カナメは一切の躊躇なく、どこか誇らしげに答えた。

 

「そうね。オリッシュさんは素晴らしいチンポの持ち主なの。それだけでもう、尊敬に値するわ」

 

「……えっ?」

 

予想だにしない直接的な単語に、マキナが絶句する。

 


 

カナメの独白は止まらない。

 

彼女はうっとりとした表情を浮かべ、普段の冷静なリーダーからは想像もできない狂信的な熱情を語りだした。

 

「このズボンの中に、生命の歓喜そのものの神々しく反り繰り返った御立派なチンポが眠っているのよ。この尊い逸物をいかに気持ちよく、完璧に射精させて差し上げられるか……今の私にはそれが全てなの」

 

「え、カナカナ、何を言ってるの……?」

 

「……理解不能」

 

唐突に現れた、あまりに生々しく、対象の「チンポの射精」にのみ己の全存在を投げ出すカナメの姿に、マキナとレイナは顔を引きつらせた。

 

そこへ、クレアがニヤリと不敵な笑みを浮かべて口を挟む。

 

「あら、貴女たちもカナメと同じはずよ? だって貴女たちが毎日欠かさず愛用している『バイオペニスバンド』。あれってオリッシュ社長の一物を、寸分違わず模したものだもの」

 

「ええっ!?」「まじか」

 

マキナとレイナの叫びが重なった。

 

「うん?どういうことだ……?」

 

話についていけてないオリッシュに、クレアが手元の端末を操作しながら説明する。

 

「オリッシュ社長、覚えてらっしゃいますか? オーオク社への入社面接の際、試作バイオペニスをテスターに配る許可を頂きましたよね。……ええ、実は彼女たちにそのテスターをお願いしていたんです。……ほら、これが彼女たちの淫らなテスト結果のデータになります♡」

 

画面に表示された生々しい数値やグラフを見て、オリッシュは衝撃を受けた。

 

「嘘だろっ。二人とも、俺の分身で処女喪失……ええ!? アナルバージンまで奪っちまったのか!?」

 

自分の長大肉棒と同じ形状で、憧れのアイドルたちの膣や尻穴がすでに開発されており、フェラテクまで身につけてしまってる。

 

その圧倒的な事実に、オリッシュの股間はネイビーのズボンを突き破らんばかりに猛烈に膨らんだ。

 

その瞬間、世界が切り替わる。

 

目に見えぬ変容が起きた。

 

マキナとレイナの白い肌——その下腹部にうっすらと、禍々しくも美しい淫紋が浮かび上がる。

 

「…………っ!」

 

「……ぁ…………」

 

通信画面の向こう側、マキナとレイナは言葉を失い、顔を真っ赤に染めて立ち尽くしており、その事実に気付いてない。

 

自分たちが毎晩愛用し、二人で悦楽を貪っていたバイオペニスのモデルとなった逸物を持つ男が、今、目の前で自分たちを凝視し、猛烈に勃起しているのだ。

 

羞恥と屈辱、そして説明のつかない熱情が混ざり合い、ほぼパニック状態であった。

 

だが、すでに淫紋を刻まれ、主への絶対的な忠誠を誓っているカナメとクレアは違った。

 

己の下腹部に宿る紋章が、共鳴するかのように熱く脈打つのを感じ、新たな「同胞」の出現を確信させていた。

 

昨日のクレアの言葉を思い出すカナメ。

 

『私以外にも、サキュバス波を喘ぎ声に宿せるABV嬢を新たに増やす策はもう練ってあるの』

 

(……これが、あなたの策だったのね、クレア)

 

確信を持って目配せするカナメに対し、クレアは微笑みを浮かべてウィンクで応えた。

 

羞恥と混乱に震えるマキナとレイナの二人は、まだ知らない。

 

オリッシュが発情すれば、宇宙のどこにいてもその熱を無意識に感じ取ってしまう身体になってしまったことを。

 

これまで以上に夜ごとに寄り添い、深く激しく身体を慰め合う悦びへと堕ちていくことを。

 

クレアの策によるマキナとレイナのサキュバス化は、カナメとレディM以外の誰にも知られることなく密かに進行していた。

 

(続く)

 

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