マクロスΔ オペレーション・スィートプリズナー 作:夜叉五郎
惑星レハーム アルテミシア・グランドホテル ファインダイニング
クレアがロイヤルスィートの厚い扉の向こうで、オリッシュの猛々しい肉棒に貫かれ、催眠と快楽のトランス状態に溶けているちょうどその頃。
カナメ・バッカニアはその時間を利用して、自分たちの結婚式の披露宴のコース料理のチェックに勤しんでいた。
2日後の5月19日に控えた世紀の婚約発表。
すでに発表の秒読み段階に入った今、彼女の周囲には、ミラージュ配下の優秀な女性エージェントたちが至近距離で警護陣形を組み、さらにその外周を男性エージェントたちが遠巻きに展開するという、国家元首級の厳戒態勢が敷かれていた。
今日のカナメの装いは、その立場に相応しい格調高さを求めたものだ。
髪型は手慣れたハーフアップ。
身に纏っているのはチャコールグレーのマニッシュなスリーピース・スーツ。
シャツのボタンを少し開けたメンズライクな装いは、168cmの痩身をスマートに見せるはずだったが、その意図は彼女の内側から溢れる「熱」によって裏切られていた。
そして、そのマニッシュな装いの中で唯一、女性らしい柔らかな光を放っていたのが、彼女の左手薬指に鎮座する『スターリィ・ライン』の婚約指輪アクシア・ステラである。
オリッシュがその全財産を投じて贈ってくれた、永遠の価値を持つ星。
カナメは時折、テーブルの下でその指輪の感触を確かめるように右手の指先でそっとなぞり、これから始まる「正妻」としての人生への決意を新たにする。
腰に刻まれた淫紋が、サキュバス波を介してオリッシュとクレアの睦み合いをダイレクトに伝えてくる。
(んっ……オリッシュさん……そんなに激しく……っ)
下腹部を突き上げるような熱い脈動。
それに耐えるカナメの瞳は絶えず潤み、白い頬は内側から上気したように赤らんでいる。
我慢しようと結んだ唇からは、時折熱い吐息がこぼれ、スーツの奥に隠されたFカップの双丘は、早まる鼓動に合わせて落ち着きなく上下していた。
「バッカニア様、披露宴のメインディッシュ候補……でございます」
営業統括責任者が差し出す一皿を、カナメは潤んだ視線でじっと見つめた。
銀のカトラリーを持つ指先は微かに震え、動くたびに左手のダイヤモンドがダイニングのシャンデリアを反射してキラリと火花を散らす。
一口運ぶたびに、喉の奥が小さく鳴る。
「……これでは、足りないわ」
しどけない、しかし確かな意志を孕んだ声が響く。
「味は素晴らしいわ。でも、これでは……『彼』の精力を養うには、少々淡白すぎるわね。真鯛のポワレには亜鉛を豊富に含む牡蠣のエッセンスを。フィレ肉はさらに厚く、血の滴るようなレアで。……彼を、もっと強く、熱く満たせる内容にしてちょうだい」
「は、はいっ! ただちに……っ」
営業トップは、スーツ姿の彼女から漂う、芳醇な葡萄酒のような濃密な色気に完全に呑まれていた。
食後の確認を終え、カナメは席を立った。
併設のセレクトショップへと続く大廊下。
大股で颯爽と……とはいかない。
淫紋から伝わる甘い痺れが足首を惑わせ、彼女の歩みは自然と腰をゆったりと揺らすような、粘り気のある足取りになる。
168cmの長身とマニッシュなスーツ。
その「硬さ」を内側から溶かすような、一歩ごとに溢れ出る淫靡なオーラに、すれ違うセレブたちが言葉を失って目が釘付けになる。
ショップに入ると、彼女は引き出物候補である特注ボーンチャイナのプレートを手に取った。
「……いいわね。この透き通るような白、そして滑らかな曲線……」
指先で磁器の表面をなぞる。
その感触さえも、今まさに淫紋が伝えてくる「未来の夫の汗ばんだ熱い肌」の記憶へと直結してしまう。
セットにする引き菓子、濃厚なホワイトチョコレートのテリーヌを検分する際も、彼女の思考は一つだった。
「テリーヌの配合も、もっと濃厚に。……口の中でとろりと溶け出し、喉の奥まで熱く満たすような……そんな、抗えないほどの濃密さを、ゲストにも……」
言いかけ、カナメはこみ上げる熱を逃がすように、ふぅ……と深く、甘い吐息を漏らした。
引き出物を吟味しながらも、彼女の脳裏にあるのは招待客の顔ではなく、自分やクレアを白く染め上げるオリッシュの重厚で熱い射精の感触。
店員が、テリーヌの試作サンプルを手に取りながら、「バッカニア様、これほどまでに……白く、重厚で、とろけるような配合は初めてでございます……」と、その濃密さに感嘆を漏らすと、カナメは潤んだ視線を落とし、どこか遠くを見つめるような恍惚とした微笑を浮かべた
「ええ……。あの神々しい御方が世界を救い、私たちを満たしてくださる……その『至福』の断片を、皆様にもお裾分けするの。それが……妻となる私の、最初の務めだから」
事務的な確認を終え、セレクトショップを出た頃には、カナメの身体はさらに危険な熱を帯びていた。
スラックスの奥で、自身の秘部がじっとりと熱い蜜を湛えていくのがわかる。
(んっ……ああっ。まだ……まだ続いているのね……。クレアのあんなに深いところまで……オリッシュさんの、あの重い一撃が……っ)
腰に刻まれた淫紋が、ドクドクと不規則に脈打つ。
ロイヤルスィートで繰り広げられている、オリッシュによるクレアへの執拗なサンプリング採取。
その快感のフィードバックは止まる気配がない。
今戻ったところで、自分もその狂乱の渦に飲み込まれ、必要な仕事を投げ出してしまうのは火を見るよりも明らかだった。
(……少し、時間を潰さないと。このままじゃ、ロビーで声を上げてしまいそうだわ)
カナメは、乱れる呼吸を整えるように胸元に手を当てた。
「……少し、外の風に当たりたいわ。施設の下見を続けましょう。……テニスコートと、ゴルフコースへ案内して」
「かしこまりました。こちらでございます」
護衛のエージェントたちを従え、カナメは重い腰を上げ、屋外エリアへと向かった。
アルテミシア・グランドが誇る広大な敷地内。
手入れの行き届いた芝生が広がるゴルフコースと、全天候型のテニスコート。
5月の爽やかな風が、スーツ姿のカナメの頬を撫でる。
だが、その涼風さえも、内側から噴き出すサキュバスの熱を鎮めるには心許なかった。
「……いいわね、このコート。適度なプライバシーも守られているし」
カナメは、コートを囲む植栽や遮蔽物の高さを鋭い視線でチェックする。
かつてのアイドルとしての「演出」の視点ではない。
「ここなら、オリッシュさんを運動(トレーニング)に誘い出せるかしら」という、妻としての健康管理——ひいては「夜のスタミナ維持」のための視点だ。
(あの人はどうしてもお部屋にこもりがちだわ。……でも、ここなら私と二人きりで、誰の目も気にせずに汗を流せる。……そうすれば、あの逞しい腰の粘りも、さらに磨きがかかるはずだわ……っ)
妄想が淫紋の疼きとリンクする。
ラケットを振るオリッシュ。
その後ろ姿。激しく動くたびに盛り上がる背筋と、スラックス越しにもわかる、あの凶悪なまでの質量。
妄想の中で、オリッシュの「獲物」はテニスボールから、いつしか自分たちの肉体へと置き換わっていく。
(ふぅ……ああっ……)
思わず漏れた吐息。
案内していた営業トップは、マニッシュなスーツ姿のカナメが、ふと立ち止まり、眩しそうに目を細めて潤んだ瞳で虚空を見つめる姿に心臓を鷲掴みにされた。
その表情はスポーツ施設の視察という「硬い」状況にはあまりに不釣り合いな、恋する乙女のような……いや、それ以上に濃厚な、男を求める「女」の顔だった。
「……バ、バッカニア様? 芝の状態など、何か気になる点でも……?」
「……いいえ。素晴らしいわ。……VIP専用のゴルフコースも、見せてちょうだい」
カナメは粘り気のある足取りで、広大なゴルフコースのさらに奥へと移動した。
どこまでも広がる青々としたフェアウェイ。
カナメが案内されたのは、深い森と美しい人工池によって完全に外界から遮断された、特権階級のためだけのプライベート・ホールだった。
彼女は手入れの行き届いたふかふかの天然芝をヒールでそっと踏みしめ、周囲の植生による目隠しの完璧さに神経を尖らせる。
(……ここなら、もし彼が青空の下で我慢できなくなって、私を芝生に押し倒したとしても……誰の目にも触れずに済むわね)
もはや彼女の頭の中では、「健康管理のための施設」は「大自然のど真ん中での青姦の予行演習場」へとすり替わっていた。
淫紋が再び、ひときわ大きく拍動する。
――今、オリッシュが、クレアの奥底に最大級の『命の輝き』をぶちまけた。
その奔流のような快感が、カナメの意識を真っ白に染め上げる。
「っ……ああん……!」
カナメは思わず、コース脇に設えられた豪奢な木造レストハウスの柱に手をついて身体を折った。
マニッシュなジャケットの背中が、大きく波打つ。
営業トップが驚いて駆け寄ろうとするが、至近を固める女性エージェントが、鉄のような無機質な眼光でそれを制した。
「……大丈夫よ。……少し、立ち眩みがしただけ」
カナメは潤んだ瞳をサングラスの奥に隠し、乱れた髪をかき上げた。
頬は薔薇色に染まり、スーツの胸元からは、隠しきれないほど甘く、それでいて攻撃的なまでのフェロモンが漂い出している。
「……次は、プールエリアね。……実際に、水着に着替えて確認させてもらうわ。……温水の設定が、オリッシュさんの肌に合うかどうか……私が確かめないと」
彼女の目的は、もはや「冷却」ではなかった。
夫となるオリッシュが、少しの不快感もなく全裸でくつろげる空間かどうか。
この豪華なホテルの設備を、いかにして最高に快適な「愛欲の舞台」に仕立て上げるか。
正妻としての使命感と、サキュバスとしての本能が、彼女をさらなる「試練」へと突き動かしていた。
ホテルの最上層、天空を切り取ったかのような巨大なガラスドームに包まれた温水プールエリア。
そこは、銀河の富を独占する特権階級とその随伴者たちだけに許された、デカダンな休息の場だった。
カナメは、女性エージェントが差し出すバスタオルを静かに脱ぎ捨てた。
選んだのは、装飾を一切排したシックなネイビーのハイレグワンピース。
淫紋を隠すための選択だったが、オリッシュとの二ヶ月以上に渡る荒淫の日々で磨き上げられた彼女の肉体は、布面積の多さなど関係なく、周囲の空気を発火させるほどの色香を放っていた。
168cmのしなやかな長身。
キュッと引き締まった足首から、限界まで切れ上がったハイレグのラインに沿って伸びる、眩いほどに白い太もも。
マニッシュなスーツの奥に秘められていたFカップ近い重厚な双丘が、水着の薄い生地を内側から猛烈に押し広げ、深い谷間を形成している。
そして水着に着替えてもなお、彼女が外さなかったのは左手薬指の指輪。
肌を露出したことで、その端正な輝きはスーツ姿の時よりも一層鮮烈に、彼女が「誰のものか」を無言で主張している。
「……ふぅっ」
プールサイドに立ち、つま先を温水に浸した瞬間。
ドクン、と下腹部の淫紋が、これまでで最大級の衝撃をカナメの脳髄に叩き込んだ。
(ああっ……! オリッシュさん……っ、クレアの……そんな、キツいアナルにまで、全部……っ!)
ロイヤルスィートでは、オリッシュが採取の最終段階として、クレアの徹底的に開発されたアナルを蹂躙し始めていた。
その、腸壁をえぐり取るような重厚なピストンの振動が、サキュバス波を介してカナメの子宮を直接突き上げる。
「んんっ……あ、ああっ……!」
カナメはたまらず、プールサイドの白い柱に手をつき、身体を弓なりに逸らした。
潤んだ瞳は焦点を失い、上気した肌からは、隠しきれない甘いサキュバスのフェロモンが湿り気を帯びて拡散していく。
その圧倒的な「メス」の輝きを、周囲の「捕食者」たちが見逃すはずもなかった。
「おい、見ろよ……あんな極上がいたのか」
「待て、あれは……ワルキューレのカナメ・バッカニアじゃないか!?」
プールサイドに並ぶプライベートカバナから、男たちが一斉に色めき立ち、磁石に吸い寄せられる鉄屑のようにカナメへと向かって歩き出す。
彼らは金と権力ですべてが許されると信じる傲慢な群れだ。
連れている愛人たちが不機嫌になるのも構わず、獲物を品定めするような下卑た視線をカナメに注ぐ。
だが、男たちがカナメの数メートル以内に近づくことすら、護衛の精鋭たちは許さなかった。
「お嬢さん、いい体をしてるじゃないか。私の……」
「カナメさん! 私の最新型のスポーツ艦に……」
詰め寄ろうとしたヒヒジジイやヤリチンのボンボンたちの前に、黒い水着姿の女性エージェントたちが壁のように立ちはだかる。
「下がれ」
一言。
氷のような声が男たちを突き放す。
さらに、遠巻きに展開していたスーツ姿の男性エージェントたちが、獲物を狙う鷹のような眼光で男たちの行く手を遮り、物理的な圧力をかけて外周へと排除していく。
「なんだ貴様ら! 私を誰だと思っている!」
エージェントに締め上げられ、無様に後ずさりさせられた金持ちの子息らしき若い男の一人が、血走った目でカナメに向かって叫び声を上げた。
「お、オーオクのKBモデルは! 本当にカナメのアソコがモデルのオナホールなのか! 答えろ!」
その下品極まりない叫びに、周囲の空気が凍りつく。
エージェントたちが不敬な男を完全に制圧しようと動いたその時だった。
カナメはプールサイドでふと足を止め、彼の方を振り返った。
完全に無視することも出来た。
だが、彼が口にした「オーオク」の言葉。それは彼がオーオク社の立派な顧客であることを意味している。
画面の向こうや精巧なオモチャで自分を慰めるしかない彼らの存在は、本物の自分を独占し、好き勝手に開発し尽くしている愛するオリッシュに、絶対的な優越感を与えるための素晴らしいスパイスなのだ。
オリッシュのプライドをくすぐる役に立ってくれている一人だと思うと、無下に扱う気にはなれなかった。
カナメは滴る水滴を指先で拭いながら、彼に向けて艶然と極上のサービススマイルを向けて微笑んでみせた。
「……ふふっ」
肯定とも否定ともとれる、ただ圧倒的な「メス」の余裕に満ちたその微笑み。
その際、あえて顔の近くに寄せた左手を、男たちの視界に焼き付けるように止める。
そこにあるのは、彼らがどんなに金を積んでも決して手に入らない、オリッシュ・ハメルマンという男の誠実さだけが勝ち取った「独占」の証明だった。
叫んだ男も、周囲の男たちも完全に魂を抜かれ、呆然と立ち尽くすことしかできなくなった。
カナメは男たちをそれ以上相手にすることなく、ゆっくりとプールの中に身体を沈めた。
温かい水が、火照りきった肌を包み込む。
だが、水面の下で、彼女の指先は自らの下腹部、淫紋が刻まれた場所を、縋るように強く押さえていた。
(……ダメね。こんな場所じゃ……。オリッシュさんのあの熱を、全部……私だけで、受け止めたいのに……っ)
水中に身を委ね、目を閉じるカナメ。
脳裏にあるのは、ただ一つ。
最上階で、自分たちの帰りを待っている、あの至高の肉棒。
プールから上がったカナメは、エージェントが差し出した厚手のバスローブを羽織り、乱れたハーフアップの髪をかき上げた。
周囲の男たちの下卑た騒ぎなど、もはや彼女の耳には届いていない。
(……この共用プールを使うなら、完全に貸切にでもしない限り無理ね。あんな低俗な視線、オリッシュさんに見せるわけにはいかないわ)
独占欲に近い確信を抱いたカナメは、そのまま自身の居室がある最上階――ロイヤルスィートへと戻る。
だが、向かったのはオリッシュとクレアが籠もる寝室ではなく、スィート専用の「インフィニティプール」だった。
これまで、この絶景のプライベートプールを使用していなかったのには三つの理由がある。
一つは5月前半まで夜風がまだ肌寒かったこと。
二つ目は、主であるオリッシュが極度の出不精で、部屋のソファとベッドの間で満足していたこと。
そして三つ目は、剥き出しの空中プールという構造上、外部からの狙撃やドローンによる襲撃に対し、要人警護の観点からミラージュが使用を制限していたためだ。
しかし、5月半ばを過ぎたレハームの風は、今や火照りきったカナメの肌を撫でるのに最適な温度へと変わっていた。
警護も今の彼女一人が入る分には、エージェントたちの死角のない配置で十分にカバーできる。
カナメはバスローブを脱ぎ、再びネイビーのワンピース姿で、静かにインフィニティプールの水面へと身体を滑り込ませた。
「……ふぅ……。こっちの方が、ずっといいわ」
ホテルの端、空と溶け合うような水の縁に腕をかけ、カナメは遠くの地平線を見つめる。
下腹部の淫紋からは、いまだにオリッシュとクレアの濃厚な情事の熱が、寄せては返す波のように伝わってきていた。
19時を回ろうとしている今、サンプリング採取もいよいよ最終盤、オリッシュの情欲が最高潮に達しているのが手に取るようにわかる。
(んっ……ああっ。オリッシュさん、もうすぐ……なのね……っ)
その快感の余韻を一人で受け止めながら、カナメは空の移ろいに目を細めた。
燃えるようなオレンジ色の夕日がレハームの地平に沈み、群青色の夜空へとグラデーションを描きながら星々が瞬き始める。
その荘厳な美しさは、これまでのワルキューレとしての多忙な日々では決して味わえなかった、静謐で、しかし愛欲に満ちた時間だった。
(この景色……次は、彼と一緒に楽しみたいわ)
出不精なオリッシュさんを、この絶景の「聖域」へと誘い出すためのアイディアが、カナメの脳裏に浮かぶ。
彼女はプールサイドに置いた通信端末を手に取り、ケイオスの技術開発部門の担当者へと連絡を入れた。
「……カナメ・バッカニアよ。現在ケイオスで開発中の『広域フォールド・カーテン』のプロトタイプを、至急このロイヤルスィートに導入して欲しいの。ええ、遮光だけでなく、物理・光学的遮蔽を完全なものにする必要があるわ。……ええ、そうよ。ここは、彼と私たちの、誰にも邪魔されない『揺りかご』になる場所なんだから」
視界を完全に遮断し、外部からの干渉をフォールド波で弾き返す「カーテン」があれば、要人警護の問題も、オリッシュの引きこもり癖も解決できる。
太陽の光を浴びながら、あるいはこの星空の下で、あの神々しい肉棒を、誰にも遠慮することなく剥き出しにさせ、心ゆくまで奉仕する――。
そんな、妻としての、そして一人の女としての野望を胸に、カナメは夜の帳が降りたプールの水面を、一筋の光のように優雅に泳ぎ始めた。
(続く)