※この作品はR-18です。

マクロスΔ オペレーション・スィートプリズナー   作:夜叉五郎

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2068年5月19日(土)
惑星レハーム アルテミシア・グランドホテル


ch.166「銀河最速のABV試遊体験レポート①」

「――試遊機、およびご希望の方にはKBモデルとバイオペニスバンドを、無料でお貸し出しさせていただきます」

 

カナメ・バッカニアによる慈愛に満ちた、しかし悪魔的な響きを持つ救済の宣告。

 

レセプションホールに集まった数千人の記者の脳内回路が軒並み焼き切れ、理性が音を立てて崩壊していく中、テレビ局「SNN(スクランブル・ニュース・ネットワーク)」の若手レポーター、剣崎ヒビキ(27歳)は席を立って会場出口に向けて一人駆け出していた。

 

(……勝った。これで銀河一の特ダネ、いや、銀河一の『体験』は俺のものだ!)

 

ヒビキは震える手でプレス証を握りしめた。

 

他のエリート記者たちが、まだ婚約の余韻やスキャンダルの衝撃に呆然としている隙を突き、一分一秒でも誰よりも早く自室に戻り、「禁断の果実」の味をいち早くレポートする。

 

それがプロの――いや、一人のオスとしての執念だった。

 

ホテルの広大な廊下を全力疾走しながら、彼は自分の幸運を噛み締めていた。

 

今回の出張での彼の宿泊先は、幸運にもこのアルテミシア・グランドホテル。

 

彼が割り当てられたのは、最もグレードの低いG棟の806号室だ。

 

とはいえ、腐っても惑星レハームが誇る最高級ラグジュアリーホテル。

 

一泊の宿泊費だけで若手レポーターの月給が吹き飛ぶような代物だ。

 

(会社が宿泊費を認めてくれて本当に良かった……! デスク、あんたは最高だ! すぐにPVめちゃくちゃ稼げる『実録レポート』を書いて送ってやるからな!)

 

エレベーターを待つ時間すらもどかしく、地団駄を踏む。

 

ようやく到着したG棟のフロアを駆け抜け、806号室のカードキーを荒々しくかざした。

 

部屋に飛び込むなり、ヒビキはラグジュアリーなベッドにダイブし、備え付けのホテルのサービス端末をひったくった。

 

「貸し出し、貸し出し……あった! ケイオス・アダルト支部提供、ABVシステム・宿泊者限定トライアル!」

 

画面を狂ったように連打する。

 

宿泊者認証は一瞬でパスした。

 

「ABVシステム本体、発注! オプション……KBモデル、もちろん買取でセットだ! それから……」

 

ヒビキの指が注文画面の下部で止まる。

 

『※衛生管理のため、消耗品(専用コンドーム、特製ローション)は必要数をご指定ください』

 

「多めに……いや、最大数だ!」

 

ヒビキは迷わず「コンドーム:50個パック」を選択し、送信ボタンを叩きつけた。

 

今夜は一瞬たりとも眠るつもりはない。

 

カナメ・バッカニアが「全人類の欲望を受け止める」と宣言したのなら、その最前線で、彼女のすべてを隅の隅まで味わい尽くしてやる。

 

『ご注文を承りました。ホテル専用配送ロボが現在、G棟806号室へ向かっております。到着まで、約3分ほどお待ちください』

 

「3分……あと3分か!」

 

ヒビキは端末を放り出すと、荒々しくネクタイを解き、シャツのボタンをちぎれんばかりに外した。

 

高級な絨毯の上に、ブランド物のスーツを脱ぎ捨て、パンツまで足元に蹴り飛ばす。

 

一刻も早く、デバイスを装着するための「準備」を整えなければならない。

 

全裸になったヒビキは、窓の外に広がるレハームの美しい夕景を背に、猛り狂う肉棒を晒したまま、仁王立ちでドアを見つめた。

 

股間はすでに、会見でのカナメの淫らな微笑みを思い出しただけで、パンパンに張り詰め、耐えがたいほど脈打っている。

 

「早くしろ……早く来い! 早く俺を、カナメの中へ連れて行け!」

 

全裸待機。

 

恥じらいなど、あのレセプションホールに捨ててきた。

 

鏡に映る自分の、欲望に濁った目。

 

これこそが2068年、銀河が迎えた新しい「正解」の姿なのだ。

 

そして――。

 

ピロリロリン。

 

部屋のインターホンが、無機質な、しかし救済の福音のような音を奏でた。

 

「来たッ!!」

 

ヒビキは全裸のまま、ドアへと突進した。

 

今、このドアの向こうにあるのは、銀河の歌姫の「肉体の模造品」であり、救済の女神の「甘い蜜の領域」へと至る通行証なのだから。

 


 

ガチャン、という硬質な音を立てて、ホテルの自動配送ロボットがアタッシュケースを差し出した。

 

ヒビキはひったくるようにそれを受け取ると、全裸のままベッドへ飛び込み、ロックを解除。

 

シュオオ、と気密が解ける音が響き、ケースが開かれる。

 

そこには、銀河の歴史を塗り替える禁断のデバイスが整然と収められていた。

 

「これが……ABVシステムと、KBモデル……!」

 

黒地に鮮烈なイエローのラインが走る、電動オナホール「KBモデル」。

 

カナメ・バッカニアのステージ衣装『ライデン・シャフト』を彷彿とさせるその警告色は、内部に秘められた官能の危険性を雄弁に物語っている。

 

その脇には、鈍い銀光を放つ7本の「シルバーリング」、そしてマットな質感のサイバーゴーグルが鎮座していた。

 

ヒビキは震える手で、まずシルバーリングを手に取った。

 

それを両手首、両足首、そして両乳首へと手早く装着していく。

 

最後に、猛り狂う自身の根元へ、7本目のリングをシュルンと嵌めた。

 

続いて、彼は「KBモデル」を手に取り、先端のハッチを開けて特製コンドームを素早くセット。

 

あとはこれを自身に接続し、ゴーグルを被るだけだ。

 

その時、ふと脳裏に一人の女性の顔が浮かんだ。

 

金髪で、鼻筋に可愛らしいそばかすを散らした、故郷に待つ恋人のシルヴィアだ。

 

(……すまない、シルヴィア! 許してくれ! これは浮気じゃない、断じて浮気じゃないんだ! すべてはスクープのため、銀河の真実をこの身で確かめるための『取材』なんだ!)

 

自分に言い聞かせるような必死の弁明を心の中で叫びながら、ヒビキは迷うことなくKBモデルを自身のペニスへと力任せに押し込んだ。

 

「――っ! あ、熱い……!?」

 

まだソフトも起動していないというのに、デバイスの内壁から伝わる「人肌」のぬくもりと、粘膜のような吸い付く柔らかさにヒビキは絶句した。

 

カナメの膣データを9割まで再現したというその質感は、挿入しただけで、現実の女を抱いているのと遜色ない実在感を持って彼を締め付ける。

 

特に、一番奥にあるぽってりとした「輪っか」の感触が凄まじい。

 

それが自身のペニスの先端にぴたりと吸い付くように密着し、逃がさないと言わんばかりの圧力をかけてくる。

 

そのあまりの心地よさに、ヒビキの腰は無意識に跳ねた。

 

ヒビキは荒い息を吐きながら、最後にサイバーゴーグルを頭に装着した。

 

視界が暗転し、網膜上にオーオク社のロゴと、ケイオス・アダルト支部の紋章が浮かび上がる。

 

「よし……準備はできた。さあ、見せてくれよ……カナメ・バッカニアの『本性』ってやつを!」

 

ヒビキはベッドに深く身を沈め、セットアップ完了のシグナルを待った。

 


 

網膜に映し出されたメニュー画面の中央に、一枚のパッケージが浮かび上がった。

 

それは、銀河を救った戦術音楽ユニットのリーダー、カナメ・バッカニアが「ワルキューレ・ユニフォーム」に身を包んだ姿だった。

 

赤茶色の髪を軽やかに跳ねさせ、落ち着いた紺と白のジャケットから、健康的な素肌のウエストを覗かせている。

 

その、見慣れたステージ衣装ではなく、おそらく通常業務中の普段の姿が、今から始まる破廉恥な体験の入り口であるという事実に、ヒビキは背徳的な興奮を禁じ得ない。

 

「……これだ。まずは、ここからだ」

 

ヒビキが視線入力でパッケージを選択すると、続いて『感度レベル選択』の項目が虚空に展開される。

 

* 極小:性経験がほぼ無い方向け

* 小:敏感な方向け

* 並:一般的な方向け

* 中:鈍感な方向け

* 大:撮影時のリアルな感覚をほぼお楽しみいただけます(開発者向けテスト用)

 

 

「報道レポーターとして、中途半端な体験で記事は書けねえ……。できるだけ『生』のカナメ・バッカニアに近い感触を知る必要があるからな」

 

ヒビキは迷わず、現在選択可能な最高難度である『中』を凝視した。

 

画面には『中:鈍感な方向け。KBモデルが必須です』と、どこか不穏な補足が表示されていたが、彼は鼻で笑ってそれを無視した。

 

(シルヴィアを抱くとき、いつも激しすぎて『翌朝、腰が痛い』って怒られるくらいなんだ。これくらい、楽勝だろ)

 

ヒビキが『確定』のアイコンを仮想の指で叩く。

 

「……さあ、頼むぜ、カナメ・バッカニアさん」

 

ABVソフトの再生が始まる。

 

目には見えない極薄のフォールドバリアが全身を包み込み、肌の表面がわずかに「滑らか」になるような、独特の違和感が走る。

 

「……すげえ、これがプロトカルチャーの技術かよ」

 

ゴーグル内蔵の擬似分子発生器が微かに駆動音を立て、まだ見ぬ女神の残り香を生成し始める。

 

視界が暗転し、ゆっくりと、アルテミシア・グランドホテルのロイヤルスィートの豪華なベッドルーム――女神が待つ情欲のステージへと、意識が沈み込んでいった。

 


 

視界が切り替わった瞬間、ヒビキはG棟の薄暗い自室から、柔らかな照明が落ちるアルテミシア・グランドホテルの最上級スイートルームへと「転送」された。

 

背中に感じるシーツの高級な弾力、そして漂ってくる甘い香水と体温の混ざり合った匂い。

 

(……レベル『中』……これか、これが『本物』に近い感覚か……っ!)

 

視界はオリッシュ・ハメルマンが見ている画角に固定されているが、ヒビキはその没入感に震えた。

 

ベッドの縁に腰掛けるオリッシュ――ヒビキ――の目の前。

 

再生開始のサインと共に、ワルキューレのユニフォーム姿のカナメ・バッカニアが、しなやかな動作でこちらへ歩み寄ってきた。

 

「……っ!!」

 

ユニフォームのタイトな曲線から溢れんばかりの肉体美。

 

彼女は迷いなくヒビキの体にその柔らかな身をしなだれかけ、ゴーグル越しに瞳を真っ直ぐに見つめてきた。

 

『この度のワクチンABVの利用、ありがとうございます……銀河系全域で猛威を振るっている『ヴァールシンドローム』。その原因は、人体の細胞に寄生する『フォールド細菌』にあります』

 

至近距離で囁かれる、落ち着いた、しかしどこか情熱を秘めた声音。

 

ヒビキは息を呑んだ。いつも抱いている金髪そばかすのシルヴィアも可愛らしいが、目の前の女性が放つ「格」の違いに圧倒される。

 

そしてカナメのキス顔が近づき、自然と唇が重なった。

 

「――っ!? ~~ぅん、ん……っ!」

 

ヒビキの脳内に、雷が落ちたような衝撃が走った。

 

柔らかく、熱く、そして信じられないほど濃厚な唾液の絡み。

 

シルヴィアとのキスは、ただの「触れ合い」だったと思い知らされる。

 

カナメのそれは、唇の吸い方から舌の這わせ方まで、男を骨抜きにするために練り上げられた、まさに魔性の技術。

 

(う、上手すぎる……! なんだこれ、最高じゃないか……っ!)

 

ヒビキは抗うことなく、その甘美な侵略を享受した。

 

感度レベル『中(7割)』の刺激は、彼にとって「強烈だが耐えられないほどではない」という、まさに絶頂をじっくりと煮詰めるための、完璧な調整だった。

 

『……セイズノールを体から排出する仕組みを、私たち人類はこれまで持ち得ませんでした……』

 

唇を離し、キスの合間に潤んだ瞳で解説を続けるカナメ。

 

その間にも、彼女の素肌の手が迷いなくヒビキの股間へと伸びた。

 

KBモデルとリングを通じて、怒張しきった肉棒をカナメの掌が根元から力強く、かつ優しく包み込む。

 

「ふ、ぉ……あああぁっ!!」

 

ヒビキは喉を鳴らした。

 

温かく、吸い付くような女神の手。

 

シルバーリングの発振するフォールドバリアが、彼女の掌の摩擦と体温を、リアルな質量をもってペニスへと還元する。

 

KBモデルが彼女の指の動きと完璧にシンクロし、内壁がうねりながら先端や竿の部分をリズミカルに締め上げた。

 

『でもセイズノールは、私のような特殊な生体フォールド波――『サキュバス波』を発する女性の喘ぎ声を浴びながら、こうやって射精することで、精液と一緒に体外へ排出できることがわかったんです……。さあ、我慢しないで、イッちゃっていいですよっ♡』

 

カナメが手コキのピッチを上げ、自身の柔らかくも弾力抜群のオッパイをオリッシュの胸板に擦り付けながら、甘く、淫らな喘ぎ声を漏らし始める。

 

『ああっ……んんっ……旦那様の、ここ……すごく、熱くて……最高ですっ♡』

 

(……最高……最高だよ、カナメさん……っ!)

 

シルヴィアを抱く時に「激しすぎて怒られる」と言っていたヒビキの体力と情熱が、ここでは正しく「燃料」として燃え上がった。

 

彼女の至高のテクニックに応えるように、腰を微かに動かし、快感の波を全身で味わい尽くす。

 

カナメの与える刺激が、ヒビキの肉体を完璧な「発情状態」へと導いていく。

 

「出る……! 出るぞ、カナメさんッ!!」

 

咆哮と共に、ヒビキは自身のすべてを解き放った。

 

現実のG棟806号室。

 

シングルベッドに寝転んだ全裸のヒビキの肉棒から、一ヶ月分を溜め込んだかのような勢いで、白濁がKBモデルの先端へと噴出する。

 

ABVの世界では。

 

ヒビキの視界の中で、ほとばしった白濁は、カナメのユニフォームから剥き出しになった、淫紋の浮かび上がる腹部へと容赦なくぶち撒けられた。

 

『あんっ……! すごい……貴方の『生命の歓喜』、いっぱい出ましたねっ♡』

 

カナメは、自身の白い肌とユニフォームの生地を汚した精液を、慈しむように見つめて微笑んだ。

 

射精の余韻の中で、ヒビキは魂が抜けたような至福感に包まれていた。

 

(……すげえ……。これがワクチン、これがABV……)

 

シルヴィアへの申し訳なさは、もはや快楽の彼方に消えていた。

 

彼は今、銀河で最も高貴な女性の掌の上で、男としての「最高の承認」を得たのだ。

 

だが、これはまだ一発目。

 

ソフトの再生は、さらなる悦楽の深淵を求めて、止まることなく続いていく。

 


 

「はぁ、はぁ……っ! すげえ、マジで最高だ……っ!」

 

ステージ1「手コキ編」を終えた瞬間、ヒビキはG棟の自室で荒い呼吸を繰り返していた。

 

視界は一時停止中で現実世界に戻っているが、股間のKBモデルからは、先ほどまで握ってくれていたカナメの掌の暖かさと、腹部にぶちまけた白濁の感触が、鮮烈な残響となって脳を焼き続けている。

 

ヒビキは震える手でKBモデルの先端カバーをワンタッチで開き、精液を飲み込んだ使用済みコンドームを素早く抜き取った。

 

新しいコンドームをセットし、再び自身の「怒張」をデバイスの奥、あの吸い付くような輪っかへと先端を押し込む。

 

一発出したばかりだというのに、網膜に焼き付いたカナメの淫らな微笑みを思い出しただけで、ヒビキの肉棒は猛烈な勢いで再起した。

 

(シルヴィア、悪い……! でも、これはもう『仕事』なんだ。この感触を伝えずして、レポーターなんて名乗れねえだろ!)

 

ヒビキは自らを正当化する高揚感と共に、ステージ2の開始アイコンを視線で叩いた。

 

ステージ2のユニフォーム脱衣&パイズリ編。

 

再び視界がアルテミシアのスイートルームへ没入する。

 

目の前で、カナメがゆっくりと立ち上がった。

 

彼女は微笑みながら、先ほどヒビキの白濁で汚れたユニフォームの上着を、ためらいなく脱ぎ捨てた。

 

続いて、白いシャツのボタンが一つ、また一つと外されていく。

 

「……っ、うおお……!」

 

ヒビキは思わず絶句した。

 

露わになったのは、Fカップ近い白くやわらかい乳塊だった。

 

はち切れんばかりの弾力を持った双丘が、シャツの間から溢れ出し、ヒビキの眼前に迫る。

 

(……なんだよ、この大きさ! こんなに細身なのに、信じらんねえ……!)

 

シャツが完全に左右に開かれ、その「本性」が白日の下に晒された瞬間、ヒビキの心臓は跳ね上がった。

 

白く、透き通るような肌の頂点で、ツンと上を向いて屹立する乳首。

 

それは驚くほど鮮やかで、透き通るような綺麗なピンク色をしていた。

 

アイドル時代からの過酷なトレーニングで鍛え上げられたしなやかな体躯と、その中心に鎮座する、あまりにも滑らかで、あまりにも理想的なロケットおっぱい。

 

そのアンバランスなまでのエロティシズムの視覚暴力に、ヒビキの脳は一瞬でマヒした。

 

カナメはベッドに膝をつき、その重い乳房でヒビキの肉棒を左右から優しく、しかし力強く挟み込んだ。

 

『でも、サキュバス波の強さは……あんっ……私の性的興奮の度合いによって決まってしまいます……。だから、こうやって私もいっぱい感じないと、あなたのセイズノールを絞り取れないんです……っ』

 

「あ、あああ……っ! 柔らかい……っ!」

 

レベル『中(7割)』の触覚再現が、ヒビキを悶絶させた。

 

シルクのような肌の滑らかさと、脂肪の重厚な柔らかさ。

 

それが自身のペニスを包み込み、上下にうねるように動く。

 

カナメはビンビンに尖ったピンク色の乳首を、硬い肉棒の筋にわざと擦り付けながら、上目遣いでヒビキ(オリッシュ)の顔を覗き込んできた。

 

『……これまでの私たちの歌声による生体フォールド波は、あくまで一時的に症状を抑えるだけの『対症療法』。んんっ……録音やデータ化されるとその効果が激減するため、んっ……私たちが直接、生の歌声を届ける必要がありました。だから救える数にも限界があった』

 

彼女が理論を語るたびに、擬似分子発生器から「女の情欲の匂い」が一段と濃く放出される。

 

ヒビキは、その圧倒的な「雌」の圧力に翻弄されながら、呻くように声を漏らした。

 

「すごい……シルヴィアの時より、ずっと……包まれてる感じが……っ!」

 

『でもヴァールの原因のセイズノールを断つこのやり方は『根治療法』。ああんっ……殿方のリビドーを刺激するサキュバス波は、デジタルデータ化されてもある程度効果が維持されます。あひっ……そして……貴方が私という存在を強く感じてくれればくれるほど、いっぱいセイズノールを絞り取れちゃう性質があるんですっ♡』

 

恍惚とした表情で顔を見上げてくるカナメ。

 

彼女がおっぱいで肉棒を強く圧迫し、上半身を激しく揺らすたび、快感が脊髄を駆け抜ける。

 

(これだよ……! この生々しさ、この剥き出しの女の部分……! これこそが、『ワルキューレのリーダー』が隠していた本性か!)

 

ヒビキは、かつての清純なイメージを裏切る彼女の淫らな奉仕に、レポーターとしての「スクープを暴いている」という背徳的な快感を覚えていた。

 

この一見理路整然とした解説すら、自らの性欲を正当化するための甘い前戯にしか聞こえない。

 

「あ、あああぁっ! 出る……! 二発目、イクぞっ!!」

 

『あひっ……ああんっ!!』

 

カナメの絶頂を促すような喘ぎ声が耳元で爆発した瞬間。

 

現実世界のヒビキは、ベッドの上でその裸体を弓なりに反らせ、二度目の咆哮を上げた。

 

迸る熱い飛沫。

 

ABVの世界では、それはカナメの美しい顔面へと直撃し、彼女の視界を白く遮った。

 

頬を伝う熱い飛沫に、カナメは愛おしそうに目を細めた。

 

彼女は滴る白濁を指先ですくい、オリッシュ(ヒビキ)の顔を覗き込むようにして、艶めかしくその指を舐めとった。

 

『んむ……♡ 貴方のセイズノール……とっても濃くて、美味しいですよ……♡』

 

(……たまらねえ。この女、本当に銀河中の男どもを一人残らず狂わせる気だわ……)

 

射精の余韻の中で、ヒビキは戦慄に似た興奮に震えていた。

 

これまで数多くの芸能スキャンダルを追ってきたが、これほどまでに強烈で、かつ「公認」された背徳感は初めてだった。

 

銀河の女神を自らの手で汚し、その蜜を舐めとる。

 

その実感を伴う取材は、27歳のレポーターをかつてない悦楽の深みへと引きずり込んでいった。

 

(続く)

 




剣崎ヒビキ(27歳):超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-の主人公、神崎ヒビキ(17歳)がベースのオリキャラ。
恋人のシルヴィアは、シルビー・ジーナ(17歳)がモチーフ。
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