マクロスΔ オペレーション・スィートプリズナー 作:夜叉五郎
アルテミシア・グランドホテル ロイヤルスィート「ルビー・プリズン」
朝食のテーブルが片付けられ、食後の余韻が漂うロイヤルスイート。
このタイミングで、オリッシュにその日のプレイの趣向を尋ねるのが、カナメの慰安任務のルーティンとなっている。
「オリッシュさん、今日の夕方の遊戯と夜伽……どのようなシチュエーション私たちを愛してくださいますか?」
ヴィクトリアンメイド服の裾を淑やかに整えながら、オリッシュに問いかけるカナメ。
その瞳には、婚約者としての深い慈しみと、一人のメスとして彼の長大な肉棒を待ちわびる熱が同居していた。
「……うーん。そうだなぁ」
オリッシュは、だいぶ引き締まった顎に手を当てて考え込んだ。
その視線はどこか遠く、現実には存在しない「異形のイメージ」を追い求めているようだった。
「……ねぇ、カナメ。最近、ふと思ったんだ。……『触手』って、いいと思わないかい?」
「……えっ?」
カナメの動きが止まり、背後で控えていたクレアも思わず目を見開いた。
「あのさ、こう……無数にうねる触手がカナメたちの手足や、その……柔らかいところを執拗に絡めとって、おっぱいの先端をチュウチュウ吸いながら、逃げられないようにして犯すんだ。自分の意志とは関係なく、全身の動悸を触手に委ねるしかない……そんなプレイが今夜はどうしてもしてみたいんだよ。どうにかして、できないかな?」
オリッシュが思い詰めたように、ねっとりとした視線で空想を語る。
その瞬間、監視ルームでホログラム越しに見ていたミラージュ・ファリーナ・ジーナスの背筋に、凍り付くような戦慄が走った。
(まずい……! 慰安対象のあの『思い込み』は危険すぎる!)
ミラージュは端末の数値を凝視した。
オリッシュが強く何かを望み、そのイメージが限界まで膨れ上がれば、彼と無意識にリンクしている宇宙再構築システムが、彼の肉体を、あるいはこの空間そのものを変質させかねない。
もし彼が本気で「自分のチンポを触手にしたい」と願い、システムが物理的な再構成を開始すれば、このスイートルームは文字通り、制御不能な触手の化け物がのたうち回る地獄絵図と化すだろう。
(システムを暴走させる前に、彼の欲望を『既存の枠組み』の中で発散させなければ……!)
ミラージュは、軍人としての冷静さと、この数ヶ月で培われた「演出家」としての発想力をフル回転させた。
震える指先で、彼女は即座に一つの「脚本」をしたため、カナメとクレアの腕端末に緊急通信を送る。
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【緊急オペレーション:即興劇・触手なき略奪者】
●配役:
・オリッシュ:王国を占領した、残虐な宇宙人のボス。
・クレア:陥落した王国の、気高きお姫様。
・カナメ:姫を守るため、最後まで反抗した女戦士。
●シチュエーション:
婚礼の日に宇宙軍が襲来。城は占領され、姫(クレア)がボス(オリッシュ)に犯されようとする。
そこに女戦士(カナメ)が立ち向かうが、返り討ちに遭い、鎧を剥がされる。
ボスの操る『触手(最新の特殊ロープ)』によって両手を緊縛され、自由を奪われた状態で、ボスの『触手(本体)』によって無慈悲に貫かれる――という展開。
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腕端末の振動に気づいたカナメとクレアは、さりげなく内容を確認した。
二人は一瞬だけ顔を見合わせた後、微かに頷き合う。
これなら、物理的な変質を伴わずとも、オリッシュの歪んだ欲望を「緊縛コスチュームプレイ」という形で安全に昇華できる。
「……ふふ、オリッシュさん。素敵なご提案だわ。じゃあ、その『触手プレイ』、夜のお楽しみとして準備しておきますね♡」
カナメが、オリッシュの膝にそっと手を置き、蕩けるような微笑みを向けた。
「えっ、本当に出来るの? どうやってやるのか気になるよ……!」
「ダメですよ、ご主人様♡」
クレアがいたずらっぽく指を立て、オリッシュの鼻先をちょんと突いた。
「夜の帳が下りるまで、内容はお・あ・ず・け。ご主人様は想像を膨らませて、期待でその長大な『触手』をパンパンに硬くして待っていてください」
「う、うわぁ……焦らすねぇ。分かったよ、楽しみにしてる!」
子供のように期待に胸を膨らませるオリッシュ。
カナメとクレアは通常のルーティンを進めつつ、裏ではミラージュと連携して準備を開始。
緊縛用の特殊ロープ、それぞれの配役に合う衣装、そして宇宙人のボスとしてのオリッシュを引き立てるための小道具……。
今夜、多くの男たちが夢見てきたシチュエーションが、オリッシュの妄想によって現実となる。
夜の帳が下りたロイヤルスイートの寝室は、ミラージュの巧みな照明操作によって、陥落した王国の重苦しい静寂を再現していた。
期待に胸を膨らませて寝室の扉を開けたオリッシュは、目の前に広がる光景に、思わず喉を鳴らした。
広いベッドの上。
そこには、エロい白絹のプランジ・バックレスのアンダーウェアを纏ったカナメがいた。
彼女の両手首にはロープ付きの枷が嵌められ、左右に強く引き絞られて拘束されている。
大の字に広げられたその姿は、まさに強大な力に屈した敗北者のそれだ。
その傍らでは、水色とクリーム色のドレスを纏ったクレアが、お姫様役としてベッドの端でガタガタと恐怖に震えていた。
「……姫様には、手を触れさせぬぞ!」
カナメが、乱れた赤茶色の髪の間から、鋭く気丈な瞳でオリッシュを射抜いた。
その必死に抗う「女戦士」の美貌を前に、オリッシュは宇宙人のボスになりきり、ねっとりと舌舐めずりをした。
「フフフ……。お前ならワシが満足するまで生命はもちそうだな」
オリッシュがガウンを脱ぎ捨て、遺跡の影響でさらに禍々しく、凶悪に脈打つ「触手(肉棒)」を露わにすると、カナメの身体が緊張で微かに震えた。
「……私が、最後まで生きていれば、姫様を助けてくれるか!?」
「フフフ……。最後まで持てばな……」
「や、約束だぞ!」
オリッシュは荒々しく手を伸ばすと、カナメの股間を覆う白絹の布地に指をかけ、容赦なく引き裂いた。
生々しい文字通り絹を引き裂く音と共に、女戦士の最も柔らかな秘部が無防備に晒される。
左右に強く腕を引かれ、逃げ場を失った彼女の腰を強引に引き寄せると、背後から一気に灼熱の硬塊をその奥深くへと突き立てた。
「う……ああっ……!」
カナメは唇を噛み締め、気丈にその異形なる攻めを背後から受け止め続けた。
身体を貫く強烈な衝撃と、無理やり広げられた両腕にかかる負荷が、彼女の脳に「征服されている」という強烈な信号を送る。
オリッシュの荒々しいピストンが繰り返されるたび、裂けた白絹の端が肌を擦り、逃げ場のない快感が子宮を突き上げる。
激しく揺さぶられる拍子に、白絹のプランジ部分がさらに大きくずれた。
そこから、ほぼFカップまで実った柔肉がこぼれ、まろび出る。
オリッシュは背後から手を伸ばしてその片方を強引に掴み上げると、ピンと立ったピンク色の乳首を親指と人差し指でねっとりと愛撫し、潰すように弄んだ。
「ひ、あぁあ……っ! ううっ……!」
乳首への刺激に、カナメの呻きが一段と高くなる。
オリッシュはさらに彼女の顔を無理やり横へと向けさせると、腰の動きを止めることなく、強引に唇を奪った。
女戦士の気丈な抵抗を切り裂くような、深く、蹂躙するようなキス。
「んむ……っ、ふ……あ、ああー……っ! ううっ……!」
快感を堪えようと全身に力を込めるが、サキュバス化した身体はその「触手」の動きに忠実に反応してしまう。
溢れ出す蜜がベッドを濡らし、堪えきれない呻きが喉の奥から漏れ出した。
ベッドの端では、お姫様役のクレアが顔を覆い、ただひたすらに震え続けている。
目の前でカナメが無慈悲に犯されていく光景に、声も出せないほどの恐怖を演じきっていた。
「う、ああっ……あ……ああああーっ!」
緊縛による圧迫と、逃げられない絶望感。
ミラージュが用意したシチュエーションは、オリッシュのリビドーを完璧に満たしていた。
彼は本物の宇宙人のボスになったかのような万能感に浸り、愛するカナメの奥深くまで、何度も何度も凶悪な触手を叩き込み続けた。
女戦士陵辱シーンは、ついに凄惨なクライマックスへと向かう。
オリッシュは、カナメの自由を奪っていた左右の触手(ロープ)を荒々しく解いた。
だが、既に限界まで責め立てられた彼女の腕には力が入らず、シーツの上へと無力に投げ出される。
オリッシュは、既にボロボロになっていた白絹のアンダーウェアを完全に剥ぎ取ると、カナメの身体を強引にうつ伏せへと転がした。
剥き出しになった白く滑らかな背中から、キュッと引き締まった細い腰、そしてスラリと白く長い脚に支えられた桃尻が、夜の照明に妖しく浮かび上がる。
オリッシュはその細い腰を大きな両手でガッシリと掴み、再び背後から楔を打ち込んだ。
「あ、ああああーーっ……!」
カナメは、自身の重みとオリッシュの推力に押し潰されながら、必死に四つん這いの体勢を保とうとする。
だが、ボスの股関が彼女の桃尻に何度も、重く、鈍い音を立てて打ちつけられるたび、意識が白濁していく。
気丈だった女戦士の瞳は潤み、シーツを掴む指先が虚しく泳いだ。
そして、女戦士の膣内で、ボスの凶悪な触手が限界を迎え、強烈な粘液をこれでもかと吐き出した。
「ああああーーーーーーっ!」
カナメの身体が弓なりに反り返り、絶頂の衝撃に激しく震える。
女戦士としての誇りも、耐えていた理屈も、すべてがオリッシュの圧倒的な生命の歓喜の中に溶けて消えていった。
オリッシュは、満足げな吐息と共に、粘膜に張り付いた触手をずるりと引き出した。
カナメは力なくシーツに沈み込み、荒い呼吸を繰り返す。
だが、オリッシュの欲望はまだ止まらない。
彼は獲物を変えるかのように、ベッドの端で震え続けている姫、クレアの方へと這い寄った。
「ま……待て! ……っ、姫様には、手出しを……しないとの……約束、だぞ……」
カナメは意識が朦朧とする中で、なおも倒れたまま、震える手を伸ばしてボスの脚を掴もうとした。
自分さえ犠牲になれば姫は助かる――その健気な女戦士の誓いを、オリッシュは冷酷な笑みで踏みにじる。
「フフフ……。ワシがいつ、一度きりと言ったかな?」
オリッシュは再びカナメを組み伏せ、抵抗する気力さえ奪うような強烈な一撃を叩き込んだ。
「あ……が、はぁっ……あぁ……っ!」
二度目の猛攻に、カナメは白目を剥き、ついに力尽きて失神した。
邪魔者がいなくなったベッドの上。オリッシュは、恐怖に顔を引き攣らせる姫――クレアへと襲いかかった。
「いやっ……! ああ、カナメ……! 来ないで、この化け物……っ!」
クレアの悲鳴も虚しく、その水色とクリーム色のドレスは無慈悲な力によって、一瞬で端切れへと変えられた。
あらわになったお姫様の柔らかな肌を、オリッシュの触手が執拗に攻め立てる。
王国は滅び、女戦士は堕ち、姫もまた侵略者の毒に染まっていく。
オリッシュはこの「バッドエンド」という最高の背徳感に、これ以上ない満足感を覚えながら、夜が更けるまで略奪の限りを尽くした。
レハームのロイヤルスイートで、オリッシュが「宇宙人のボス」として二人の女神を蹂躙し、至高のバッドエンドを謳歌していたちょうどその頃。
本来であれば彼女たちを救うはずの勇者は、遥か彼方の惑星ラグナのケイオス支部で、底なしの屈辱の沼で一人のたうち回っていた。
「……クソッ! なんでだ……! なんでクリアできないッ!!」
アラド・メルダースの絶叫が、無機質な自室に虚しく響く。
デスクの上には、最新式デバイス「KBモデル」が転がり、その内部からはつい先ほど強制排出させられたばかりの、情けないほど薄い精液の匂いが漂っていた。
アラドはこの数時間、幾度となくレベル「中(7割)」の壁に挑んでいた。
だが、結果はすべて同じだ。
画面内のカナメが、あの赤いロンググローブの手で彼の肉棒に触れた瞬間、脳内を焼き尽くすような過剰な快感に襲われ、一分と持たずに搾り取られてしまう。
「並」ではギリギリ通用したはずの精神統一も、艦長としての自尊心も、「中」の圧倒的な実在感を前にすれば、ただの薄っぺらな紙屑に過ぎなかった。
「アラド、俺が……この俺が、中レベルくらい簡単にクリアできない男だっていうのか……! 嘘だろ、カナメさん! あんた、こんなバケモノみたいな快感の中で、毎日あの男と交わってるっていうのかよッ!」
アラドは、ゴーグルを叩きつけるように剥ぎ取り、ABVの残像がこびりついた虚空に向かって当たり散らした。
脳裏をよぎるのは、昨日の会見を笑いながら見ていたであろう、あの男の影だ。
自分を一瞥もせず、ただカナメを「所有物」として扱うあの男。
オリッシュ・ハメルマン。
アラドにとって、その名はもはや憎悪の対象を超え、越えられない壁としての絶望そのものだった。
雄としての生存本能、生殖能力、そして愛する女を満足させる熱量。
そのすべてにおいて、自分はあの三等兵に完敗している。
それが、この「中レベル」の試練によって、これ以上ないほど残酷に、骨身に染みてわからされていた。
「……いや、違う。あんな男に、そんな力があるはずがない……」
アラドは荒い呼吸を繰り返しながら、狂ったように独り言を漏らし始めた。
脂汗で濡れた顔を上げ、焦点の定まらない瞳で壁の座標データを睨みつける。
「そうだ……。あいつが凄いんじゃない。すべては、あの遺跡……エムシー・ハラメのシステムの力だ。カナメさんを狂わせ、俺を無様に見せているのは、プロトカルチャーの呪われた技術のせいなんだ……!」
アラドの思考は、防衛本能ゆえに極端な飛躍を遂げていた。
自分が弱いのではない。
世界が、遺跡の力によって歪められているだけだ。
なら、答えは一つしかない。
「そうだ……遺跡をどうにかすればいい。システムをぶち壊して、その『力の源泉』を枯らしてやれば……あの男はただの無力な人間に戻り……カナメさんも正気に戻る」
床に転がったデバイスを、まるで汚物を見るような、あるいは宝物を守るような歪んだ目付きで拾い上げるアラド。
「待っててくれ、カナメさん。俺が……俺がその『力』から、あんたを救い出してやるからな……」
独白するアラドの口角が、不自然に吊り上がる。
その充血した瞳に宿っていたのは、かつての冷静な指揮官の光ではない。
それは、失った自尊心と女を取り戻すために、全てを敵に回しても突き進もうとする、抜き差しならない「狂気」の輝きだった。
(続く)