※この作品はR-18です。

マクロスΔ オペレーション・スィートプリズナー   作:夜叉五郎

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2068年5月22日(火)
マクロス・オーオク


ch.174「入社式」

マクロス・オーオクの巨大なハッチを抜け、エントランスホールを兼ねた広大なウェルデッキに足を踏み入れたオリッシュは、思わず息を呑んで立ち尽くした。

 

ミラージュの先導のもと、カナメとクレアを引き連れて現れた「船の主人」を待ち受けていたのは、完璧に整列した百十七名の乗組員たちだった。

 

驚くべきことに、その全員がボディラインを強調したタイトな制服に身を包んだ、目を見張るような美女ばかりである。

 

整然と隊列を組む彼女たちは、その役割ごとに明確に区分されていた。

 

艦長を筆頭に、操舵手と三名のブリッジオペレーター、護衛を担う四名の艦載機パイロット。

 

その後方には、九つの専門セクターを担う各十二名、計百八名のスペシャリストたちが控えている。

 

特に目を引くのは、機関や電子機器、兵装を管理するメカニック群や、艦内パトロールとオリッシュの身辺警護を担う警備担当の女たちだ。

 

彼女たちは強かさと艶やかさを兼ね備えた、ライダースーツ風の極薄の防護服を纏っており、豊かな胸の谷間や、吸い付くような尻と脚のラインを惜しげもなく晒している。

 

また、オリッシュの生体データと精力を管理するメディカル担当や、性欲と体力を最適化するための栄養管理を担う司厨担当の女たちは、清潔感と官能性が同居した特殊なタイトウェアを身につけていた。

 

この場に集められた百十七名の美女たちは、操艦や各セクターにおける専門スキルは勿論のこと、レディMの周到な基準によって「容姿」と「生体的な相性」を最重要視して集められたライトスタッフだ。

 

百名を超える女性たちの視線が一斉に突き刺さり、オリッシュは喉を鳴らして極度の緊張に身を強張らせる。

 

並のオスであれば、選び抜かれた雌たちが放つ集団的なフェロモンの圧力だけで自我を崩壊させかねないほどのプレッシャーだ。

 

だが、彼がこの圧倒的な重圧に耐えられているのは、両翼にピタリと寄り添い、確かな体温を伝えてくるカナメとクレアの存在があったからに他ならない。

 

二人の淫紋の放つ甘く濃厚な生体波動がオリッシュのチンポに注がれることによって、オリッシュの男としての自信を奮い立たせ、結果としてオリッシュの理性をしっかりと繋ぎ止めていた。

 

「オリッシュ社長。これより、彼女たちのオーオク社への入社式を執り行います」

 

ミラージュが合図を送ると、彼女の背後に控えていた部下の女性エージェントたちが進み出て、手にした重厚なアタッシュケースを開いた。

 

中には、赤い宝玉が嵌め込まれた白いリングが、ずらりと百十七個並べられている。

 

「入社式……? なんで指輪なんだ?」

 

「これがオーオク社の『社員証』となります。出向中、不要な雄の接近を物理的・社会的に防ぐための男避けとして、左手の薬指に常時装着する契約です」

 

淡々と説明するミラージュから、本日の式次第を聞かされたオリッシュは、ぎょっとして目を丸くした。

 

「一人ずつ俺の前に立たせて、俺の手で直接、左の薬指に指輪をはめていくって……!? それじゃまるで結婚式だろ」

 

「ご心配なく。ここにいるスタッフは全員特定のパートナーを持たないフリーの女性です。出向期間中、外部の男関係を一切断つことも契約条項に含め、全員が指輪の件も納得した上で、各企業ではあり得ないほどの高額な報酬で契約していますから」

 

戸惑うオリッシュに対し、ミラージュは一切の妥協を許さない冷徹な声で言い切った。

 

「就職先を選ぶ。それはある意味、結婚相手を探すのと同じくらい人生にとって重要です。ましてやこの方々は、オーオク社のこの社屋(マクロス)に住み込みで生活を共にすることになる。皆さんにはオーオク社を人生のパートナーと見立て、オーオク社と結婚するのと同じくらいの覚悟を固めて頂きたい。……そのための、リング型社員証です」

 

有無を言わさぬミラージュの理詰めに、オリッシュは完全に押し切られてしまった。

 

「わ、わかったよ……。やればいいんだろ、やれば」

 

かくして、前代未聞の美女だらけの、オーオク社の新入社員たちの入社式が始まる。

 


 

「お待ちしておりましたわ。オリッシュ・ハメルマン社長」

 

最初に列から進み出たのは、この艦を預かる艦長、アーシェリー・ラサール中佐だった。

 

二十代後半、艶やかな黒髪とアーモンド型の切れ長な目が印象的なグラマラスな美女だ。

 

ラサールという姓。

 

それはかつて、2009年に勃発した第一次星間大戦において、SDF-1マクロスのブリッジでその有能さを示した伝説の士官、クローディア・ラサールの血脈であることを証明していた。

 

当時24歳だったクローディアは、恋人であったエースパイロットのロイ・フォッカー少佐と死別した後、同じく戦火を生き抜いたアジア系の男性を新たなパートナーとして選択した。

 

その遺伝子交配の結果、祖母であるクローディアの強力なアフリカ系遺伝形質は、適度に中和されている。

 

彼女の孫であるアーシェリーには、かつてのクローディアを象徴した強い天然パーマの形質は継承されておらず、その黒髪は滑らかで艶やかに整えられていた。

 

肌の色もまた、純然たるアフリカ系ほどの濃さはなくなっている。

 

東洋的な血が混ざり合うことで絶妙なハニー・ブラウンへと変化し、洗練された雌の色彩を放つ。

 

ただし、祖母のクローディアのスタイルの良さ(身長182 cm. 体重59 kg. スリーサイズB90-W58-H92)はしっかり引き継がれており、タイトスカートから伸びるむっちりとした脚のラインは、女としての豊穣さを雄弁に物語っている。

 

(めちゃくちゃ綺麗な人だ……!)

 

予想外に若く、上品な色気を放つ艦長の姿に、オリッシュの下腹部がわかりやすく熱を帯びる。

 

隣に立つカナメもまた、彼女のプロフィールデータをタブレットでチェックして値踏み。

 

(このレベルなら、オリッシュさんの逞しいペニスに仕えるのに十分相応しいわね)

 

後宮のトップとして密かに評価を下す。

 

「私、アーシェリー・ラサールは本艦の艦長として、向こう一年間、外部の異性との一切の交際を断ち、自身の全能力と時間をオーオク社、ならびにオリッシュ社長へ捧げることを誓約いたします」

 

アーシェリーが、自らの心身をオリッシュに独占させる契約を受け入れるかのように、凛とした声で代表宣誓を行う。

 

オリッシュは一つ深呼吸をして、鷹揚に頷きを返した。

 

そして、傍らのクレアがうやうやしく捧げ持つタブレット端末に目を落とし、画面に表示されたアーシェリーの出向受け入れ『承認』ボタンをタップする。

 

続いてミラージュからリングを受け取り、オリッシュはアーシェリーの左手を取った。

 

滑らかで温かい雌の肌の感触に僅かに指先を震わせながら、彼女の薬指へとゆっくりとリングを滑り込ませる。

 

「……歓迎するよ、アーシェリー艦長」

 

「ふふっ、光栄です。社長」

 

アーシェリーは艶やかに微笑み、一礼して列へと戻っていった。

 

これを皮切りに、残る百十六名の美女たちが次々とオリッシュの前に進み出る。

 

彼女たちは艦長に続き、それぞれの立場からの従属を宣言していく。

 

「出向期間中、特定のパートナーを持たず、自身の心身すべてをオーオク社での職務に専従させることを誓約いたします」

 

次々と発せられる、貞操と労働を差し出す宣誓。

 

オリッシュはその言葉を受けるたびにタブレットの承認ボタンを押し、彼女たちの左手薬指にリングをはめていく。

 

一人あたり約三十秒の接触ルーチン。

 

その手続きの間、オリッシュは女たちの極上の見た目とスペックに、内心で舌を巻くことになる。

 


 

まずはブリッジスタッフ。

 

艦長に続いて進み出た操舵手は、茶褐色の髪を揺らす、どこかの大企業のOLっぽい落ち着きと茶目っけのある色気を漂わせる女で、タイトな制服越しにもわかる柔らかな曲線美は、成熟した雌特有のフェロモンを放っている。

 

続く三名のブリッジオペレーターは、いずれも目を引く見事な金髪の女性たちだった。

 

一人は透き通るような肌に流れるような金色のロングヘアが美しく、意志の強さを示す鋭い眼差しが印象的な、理知的で涼やかな大人の余裕を感じさせる豊満な長身美女。

 

もう一人は、幼さを残す端正な顔立ちと繊細かつしなやかな肢体で、輝くようなブロンドの長髪と澄んだ碧眼が目を引く、神秘的な透明感と危うい魔性を同居させた絶世の美少女。

 

そして最後の一人は、華やかな金髪のセミロングと包容力を感じさせる優美な瞳が印象的な、快活で気品がありながら、制服の胸元が弾け飛びそうなほどの圧倒的なバストボリュームを誇る女だ。

 


 

護衛を担う四名の艦載機パイロットたちは、闘争本能と結びついた攻撃的な色香を放っていた。

 

透き通るような赤い瞳と流麗な銀髪が映える冷徹な美貌を持ち、軍服に包まれた威圧的なほどの巨乳と長身を誇る、静謐な威厳を纏った軍人然とした女。

 

燃えるような紅蓮の髪と鋭くも澄んだ眼差しに不屈の闘志を宿し、タイトなパイロットスーツに包まれたしなやかで肉感的な曲線美を誇る、気高くも官能的な魅力に満ちた少女。

 

意志の強さを宿した鋭い瞳と赤茶のショートヘアが凛々しく、しなやかで引き締まった肉体美を誇る、男言葉が似合いそうな姉御肌の美貌のエースパイロット。

 

濡羽色にも似た紫の長髪を持つ古風な美貌の女だが、その細められた瞳の奥には、嗜虐的な本能と冷徹な暴力性が艶やかに混在するナイスバディな女侍。

 


 

さらに、九つのセクターを束ねる長たちもまた、それぞれが特異な魅力を放ち、オリッシュの視線を釘付けにした。

 

機関長は、背中まで届く鮮やかな緑色の長髪を持ち、琥珀色の瞳が知性を湛え、どこか人間離れした超然的な生体反応を示す華奢ながら尻の形は最高な女だった。

 

艦載機メカニック長は、鮮烈な赤髪と額に輝く蒼い宝石が映える端正な顔立ちに、豊潤でしなやかな肉体美が見る者の生殖本能を刺激する、官能的な魅力を放つ美女。

 

電子機器を担う長は、流麗な銀髪と澄んだ碧眼が映える冷徹な美貌に、生物学的機能美を極めた豊潤な曲線美と気高い軍人の風格を宿した、女神のごとき美女。

 

兵装メカニック長は、腰まで届く長い黒髪に右目の泣きぼくろが特徴で、身長171cm・バスト97cmのGカップという肉体美と、包容力のある母性溢れる雰囲気を持ったクールな女性。

 

警備担当の長は、長身に黒髪を束ね、豊満な胸元とアシンメトリーに切り裂かれたような制服から見事な脚線美を覗かせる、鋭利な刃物のような女である。

 

砲雷手とレーダー技士の長を務める二人は、どちらもまだ幼さの残る無垢な顔立ちでありながら、その首から下は不釣り合いなほど暴力的なまでに成熟した雌の肉体を誇っている美人たち。

 

メディカル担当の長は、ゆるく編み込まれた豊かな栗毛と深い翠の瞳を持つ女で、白衣風のタイトウェアから覗く華奢で可憐な肢体の奥に、触れるだけでオスの自律神経を甘く融解させるような、底知れぬ母性と原始的な生命の躍動を秘めていた。

 

そして司厨担当の長は、艶やかな黒の長髪に、スポーティなタンクトップ風の制服を身につけた女で、健康的な躍動感と、思わず目を奪われるほどの巨大な胸のふくらみを揺らしている。

 


 

(これだけの極上揃い……一体どうやってこんな美人ばかりをかき集めてきたんだ?)

 

オリッシュが彼女たちの肉体的な価値に圧倒されている一方で、女たちの視線もまた、興味津々とオリッシュの全身を舐め回し続けていた。

 

彼女たち自身、自分たちが「オリッシュとカナメの交配区画(愛の巣)を維持するための女官」として集められたことを、契約上しっかりと理解していた。

 

この二ヶ月間の厳しいトレーニングと過度な射精の連続により、オリッシュは急激な肉体改造を果たしている。

 

身長183センチ、体重90キロ。

 

少しぽっちゃり気味のシルエットではあるものの、三十代半ばという年相応の逞しいオスの肉体を獲得していた。

 

彼自身が卑下するほどの悪印象を与える容姿ではない。

 

とはいえ、純粋な生物的魅力だけで女たちを惹きつけられるレベルでもない。

 

だが、目の前で自分たちに指輪をはめていく男が、銀河の経済を揺るがす「超成金」であることは事実だ。

 

玉の輿を狙い、発情のサインを微かに滲ませる女豹の目線もちらほらと混ざっている。

 

しかし、大多数の女たちは、あくまで法外な報酬とレディMの巧妙なリクルーティングに乗ってこの場にいるだけであり、極めてビジネスライクな視線を送っていた。

 

(この男が、あのカナメ・バッカニアの伴侶……)

 

(一見すると普通に見えるけど……なんだろう、この肌が粟立つような得体の知れない圧力は。ただの成金じゃないわね)

 

(隣の『正妻』は確かに圧倒的だけど、若さと女としての感度なら私だって負けないわ)

 

(この男を上手くその気にさせれば一生安泰よ。隙を見て、私から仕掛けてみようかしら)

 

(百十七人の女に次々と指輪をはめるなんて、本当に滑稽な結婚式ごっこね)

 

表向きは整然と並びながらも、彼女たちの脳内では、嘲笑、嫉妬、そして打算に満ちた生々しい思惑が渦巻いていた。

 

そんな女たちの値踏みするような視線と生体的な熱気を受け続け、オリッシュは額に汗を滲ませながらも、一時間近くかけて百十七名全員の受け入れ手続きを完遂する。

 

だが、彼女たちは致命的な事実を知らない。

 

いま、オリッシュの手によって彼女たちの左手薬指にはめられた白い指輪。

 

そこで妖しく輝く赤い宝玉の正体が、生体フォールド波に干渉する「フォールドクォーツ」であるということを。

 

マクロス・オーオクに集められた百十七名のスタッフたちは、艦長のアーシェリーも含め、実のところレディMがオリッシュの生命力(リビドー)を増幅させるために用意した、完全なる「生体ユニットの献上品」であった。

 

彼女たちの理性もビジネス契約も、この先、ピンク色の艦内で巻き起こる圧倒的な快楽の檻(サキュバスフィールド)の前には、無力な飾りでしかなかったのだ。

 

(続く)

 




<マクロス・オーオクの主要スタッフ>
艦長のアーシェリー・ラサール(クローディアの子孫設定のオリキャラ)
・『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』のアーシェス・ネイっぽい女

操舵手の茶髪のOLっぽい女
・『機動戦艦ナデシコ』のハルカ・ミナトっぽい女

ブリッジオペレーターの金髪三人娘
・『サイレントメビウス』のレビア・マーベリックっぽい女
・『閃光のハサウェイ』のギギ・アンダルシアっぽい女
・『コードギアス』のミレイ・アシュフォードっぽい女

バルキリーのパイロット4名
・『戦場のヴァルキュリア』のセルベリア・ブレスっぽい女
・『コードギアス』の紅月カレンっぽい女
・『デトネイターオーガン』の美剣陽子っぽい女
・『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』の毒島冴子っぽい女

各セクションのリーダー9名
・機関長:『コードギアス』のC.C.っぽい女
・艦載機メカニック長:『リヨン伝説フレア』のネリスっぽい女
・電子機器メカニック長:『銀竜の黎明』のセレス・メタリアスっぽい女
・兵装メカニック長:『魔都精兵のスレイブ』の東風舞希っぽい女
・艦内警備長:『とある魔術の禁書目録』の神裂火織っぽい女
・砲雷長:『絶対純白魔法少女』の鈴原美沙っぽい女
・レーダー:『絶対純白魔法少女』の倉本エリカっぽい女
・メディカル長:『ファイナルファンタジー7』のエアリス・ゲインズプールっぽい女
・司厨長:『ファイナルファンタジー7』のティファ・ロックハートっぽい女
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