マクロスΔ オペレーション・スィートプリズナー 作:夜叉五郎
マクロス・オーオク
艦長であるアーシェリー・ラサールのしなやかな足取りに導かれ、オリッシュ一行はマクロス・オーオクの最深部――主(あるじ)の専用居住区画へと足を踏み入れた。
重厚な扉の先、広大な空間の中央を占拠していたものを見て、オリッシュは思わず呆然と立ち尽くした。
「……なんだこれ。ベッド……なのか?」
「ええ。アルテミシアのエンペラーサイズを遥かに凌ぐ、特注の『ゴッデスサイズ』ですわ」
アーシェスが艶然と微笑む。
それは畳に換算して約十一帖分、百人が同時に乗っても問題なく機能する、常軌を逸した広さの巨大な交配用プラットフォームであった。
「ひ、広すぎだろ……!」と能天気に驚くオリッシュは知る由もなかったが、この広大なベッドの直下には、ある巨大なシステムが内蔵されていた。
「フォールドアンプ」――本来は戦場ライブにおいてワルキューレの生体フォールド波を増幅させるための装置を、サキュバス波の増幅のみに特化させた専用のカスタム機である。
カナメがオリッシュと交わり、極上の快楽を引き出す際に放たれるサキュバス波。
ベッドに仕込まれたアンプはそれを桁違いの出力へと増幅し、マクロス・オーオクの右腕部に備えられた新兵器「サキュバス砲」の巨大フォールドクォーツへと直接注ぎ込む仕組みになっていた。
充填されたサキュバス波が臨界に達した瞬間、サキュバス砲は発射可能となる。
照射座標にいる雄の生体に対し、強引かつ連続的な射精を強制し、極度の絶頂によって戦闘不能に追い込むという恐るべき生体兵器であった。
同時に細胞内のセイズノールも強制排出させるため、相手がヴァール症候群を発症した暴走兵士であれば一瞬で無力化できる。
物理的な破壊を一切もたらさない、環境に優しい兵器となるため、都市部で暴れる兵士の制圧に特に有用である。
さらに言えば、現在宇宙の脅威となっている「はぐれゼントラーディ艦隊」に対しても絶大な威力を発揮する。
彼らは全員が闘争本能のみで生きる男であり、歌による文化的ショックで動揺を誘うかつての「ミンメイ・アタック」よりも、直接的かつ生物学的に雄の生殖機能を暴走させるこの砲撃の方が、はるかにストレートで確実な制圧手段となるはずだった。
「……では、私はこれで」
アーシェリーと無言の目配せを交わしたミラージュが、小さく一礼して退室する。
彼女はこれから直ちに退艦し、迫り来るアラド・メルダースを迎撃するための、地上防衛網の構築作業に入らなければならない。
扉が閉まり、室内にはオリッシュ、カナメ、クレア、そしてアーシェリーの四人だけが残された。
「これから一旦、このマクロス・オーオクは離陸し、惑星レハームの衛星軌道をクルージングいたします」
アーシェリーはしなやかな指先でゴッデスサイズのシーツを撫でながら、オリッシュに向けて妖艶な視線を送った。
「オリッシュ社長は、カナメさんたちとこちらの部屋で、ゆっくりとくつろいでくださいね」
上品で知的な、年上の美しい艦長。
そんな彼女から、暗に「ここでたっぷりと交尾に励んでください」と誘導されている。
その事実がオリッシュの雄としての本能を強烈に刺激し、彼の股間は分かりやすく熱を孕んで、急激な膨張を始めていた。
衛星軌道でのクルージングに入ったマクロス・オーオク艦内で、オリッシュは久方ぶりの自由を満喫していた。
広大な展望デッキのクリアウィンドウ越しに、惑星レハームの丸い地平線へと沈んでいく恒星の光が、空間を鮮やかなオレンジ色に染め上げている。
オリッシュはその美しい夕景を、カナメとクレアを左右の腕に抱き寄せながら眺めていた。
「……すげえな。宇宙から見る夕陽って、こんなに綺麗なんだな」
アルテミシア・グランドホテルのロイヤルスイートは、生体管理と防衛の面では完璧に機能していたが、どうしても閉鎖環境特有の息苦しさがあった。ここにはそれがない。
竣工したばかりの軍用戦艦を超特急で改造したため、オリッシュの専用区画以外はまだ金属的な無機質さが目立ち、ラグジュアリー感という点ではホテルに劣る。
だが、この圧倒的な空間の広がりと「移動の自由」は、何物にも代えがたい解放感を彼の精神にもたらしていた。
「結婚式が終わったら、いずれこっちに居を移すってのもアリかもしれないな」
オリッシュが上機嫌でそんな未来の展望を口にした、まさにそのタイミングだった。
カナメの左手首にはめられたバングルと、クレアの持つ端末へ、外部には一切の音を立てない暗号化された生体パルスが送信された。
(――作戦時間、到達)
二人の女は視線を交わし、一瞬だけ鋭い管理者の顔つきに戻ったが、すぐに極上の快楽を提供する雌の顔へと切り替えた。
「ふふ、そうね。……でもその前に、オリッシュさん」
カナメがオリッシュの胸板に指先を這わせ、甘い吐息を耳元に吹きかける。
「あの『ゴッデスサイズ』のベッドの寝心地、そろそろ試してみませんか?」
「ええ。私たちの身体で、あの広すぎるベッドの端から端まで……堪能しましょう」
クレアも剥き出しの受精欲と情欲をブレンドした視線で、彼の下腹部へとすり寄る。
「っ……ああ、そうだな! 早速試してみようぜ!」
美しい二人の女から露骨な交尾の誘いを受け、オリッシュは分かりやすく鼻の下を伸ばした。
彼は両脇のキュっとくびれた腰に力強く腕を回し、るんるん気分で最深部の寝室へと歩き出す。
自分がこれから、恐るべき兵器の「トリガー」として利用されることなど微塵も疑わずに。
彼らが寝室の重厚な扉を開けたのと同時刻。
マクロス・オーオクが周回するレハーム衛星軌道上の同座標に、強烈なフォールド波の閃光と共に一隻の輸送戦艦が実体化した。
それは通常の貨物船ではない。
オーオク社が裏ルートで手配した、サキュバス砲の「標的艦」である。
艦のコンテナ区画に積載されているのは物資ではない。
ブリージンガル球状星団の各星系の刑務所から極秘裏に買い取られ、集められた数百名に及ぶ凶悪な強姦魔(レイプ犯)の受刑者たちであった。
女性の尊厳を蹂躙した救いようのないクズの雄たちが、高密度の檻の中に押し込められているのだ。
マクロス・オーオクの艦橋。
メインモニターに標的艦の座標と生体反応が映し出された瞬間、艦長席に座るアーシェリー・ラサールの纏う空気が劇的に一変した。
先ほどまでオリッシュに向けていた上品で柔らかな微笑みは完全に消え失せ、底知れない憎悪と冷徹な殺意がその瞳を支配する。
むっちりとした美しい脚を組み替え、彼女はモニターの中の「標的」を睨みつけた。
「……来たわね、女の敵どもが!」
吐き捨てるようなその声には、圧倒的な嫌悪感が込められていた。
艦橋に詰める女性クルーたちもまた、一様に冷たい目をして計器の操作を進めている。
光学センサーが標的艦の側面ハッチが開くのを捉える。
艦の生体維持システムと航行コントロールを完全な自動制御に切り替えた後、移送任務に就いていた刑務官や一般乗員たちが、小型ランチに乗って対象宙域からの退避を開始したのだ。
後には、コンテナ区画の高密度な檻に物理的に拘束された強姦魔たちだけが、来るべき生体実験のモルモットとして無力に置き去りにされている。
防衛や抑止という大義名分の裏側で、オリッシュと交わるカナメやクレアの喘ぎ声に乗る「サキュバス波」を増幅し、標的の雄たちを快楽による強制射精で廃人へと追いやる――新統合軍の条約を根底から覆すような、非人道的なサキュバス砲の試射実験が幕を開けようとしていた。
だがその時、索敵を担当するブリッジオペレーターの一人が緊迫した報告を上げた。透き通るような肌に流れるような金色のロングヘアを揺らし、意志の強さを感じさせる鋭い眼差しをモニターに向ける、理知的で大人の余裕を感じさせる豊満な長身美女だ。
「艦長! レハーム地表より、未確認の機体が本艦へ急接近中! 識別信号……SNNの報道用バルキリーです!」
「報道機関ですって……? 嗅ぎつけるのが早すぎるわ」
アーシェリーは不快げに細い眉を寄せた。この特異な生体兵器の試射実験を、外部の光学センサーに捉えられるわけにはいかない。
「左腕部空母、艦載機部隊スクランブル! 接近する報道機を威嚇・捕捉し、本艦の絶対空域から排除しなさい。サキュバス砲の発射シーケンスは予定通り続行よ!」
「了解(コピー)! セイレーン小隊、出撃(ランチ)します!」
通信網に、闘争本能を剥き出しにした女たちの声が響く。
出撃するのは、威圧的な巨乳を誇る銀髪の軍人、肉感的な曲線美を持つ赤髪の少女、引き締まった肢体のショートヘア、そして嗜虐性を秘めた豊満な紫髪の女侍の四名だ。
彼女たちは瞬時に機体との生体リンクを最高潮に高めると、待機していた最新鋭機――VF-31カイロスを駆り、マクロス・オーオクの左腕部から漆黒の宇宙空間へと次々に射出された。
四機のカイロスは、それぞれ二機ずつの無人戦闘機(ゴースト)を随伴させ、計十二機という圧倒的な戦術フォーメーションを展開する。
彼女たちは瞬く間にSNNの機体(ヒビキの乗るバルキリー)を高度な機動力で包囲し、強引なマニューバで牽制しながら、カメラの射線を物理的に封鎖していく。
広すぎる『ゴッデスサイズ』のベッドの上で、オリッシュは二人の美しい雌――カナメとクレアと激しく交わっていた。
剥き出しの肉体から放たれる熱と粘液の匂いが、広大な寝室を濃密に満たしていく。
その生々しい交尾の映像とバイタルデータは、艦橋のメインモニターへと克明に中継されていた。
艦長席のアーシェリー・ラサールと、マクロス艦伝統の『ブリッジバニー』と呼ばれる三名の通信オペレーターたち。
オペレーターは全員が透き通るような金髪を持つ若い美女軍団であったが、職務とはいえ、主の強烈な3Pライブ映像を大画面で見せられるのは全員が初めての経験だ。
彼女たちの頬は朱に染まり、制服のスカートの下で無意識に太腿を擦り合わせて動揺を隠せずにいた。
その空気を切り裂くように、年長のアーシェリーが自らの情動を抑え込んで鋭く叱咤する。
「……システム作動! フォールドアンプ起動!」
「は、はいっ! フォールドアンプ、起動します!」
快活で気品がありながらナイスバディの金髪のオペレーターが、震える指でコンソールを叩く。
その瞬間、オリッシュの楔を受け入れるカナメとクレアの子宮から放たれた強烈な『サキュバス波』が、アンプによって増幅され、右腕部のサキュバス砲に装填された巨大フォールドクォーツへと奔流となって注ぎ込まれていく。
だが次の瞬間、アーシェリーたちも予期せぬ事態が発生した。
「……えっ? う、嘘……指輪が……っ!?」
兵器の心臓部である巨大クォーツが、艦内の全女性スタッフの左手薬指に嵌められた『社員証』――小型フォールドクォーツと完全共振を起こしたのだ。
マクロス・オーオクそのものが、妖艶なピンク色のサキュバスフィールドに包み込まれる。
フィールドの内部に取り込まれた女たちは、指輪の共鳴を通じて瞬く間に深い催眠状態へと突き落とされた。
彼女たちの脳内に、現実の視覚情報を上書きする強烈な生体パルスが直接流れ込む。
(ああ……っ! 社長の、大きくて熱いモノが……私の中にも……っ!)
艦橋のオペレーターも、機関室でアンドロイドを指揮する整備員も、そして宇宙空間でSNNの報道機を牽制していた四名のパイロットたちも、全員が『自分もカナメたちと一緒に、オリッシュの逞しい肉体に犯され、絶頂を貪っている』という極彩色の幻想(トリップ)に浸水させられていく。
上位サキュバスであるカナメとクレアが抱く、オリッシュのチンポに対する絶対的な服従と思慕の情。
それが無意識の深淵へと染み渡り、女たちの細胞レベルにオリッシュへの隷属が不可逆的に刻み込まれていく。
「――あ、あああぁぁぁっ!」
モニターの向こうで、カナメがオリッシュの精液を子宮に叩き込まれ、最高潮の絶頂を迎えた。
その瞬間。
艦長のアーシェリーを筆頭に、艦内に散る百十七名の女性クルー全員が一斉に背を反らせ、現実の椅子の上で凄まじい絶頂の波に呑み込まれた。
ビチャビチャと卑猥な水音を立てて制服の下のショーツを汚す女たち。
さらには漆黒の宙域で機体を操るパイロットたちも、操縦桿を握りしめたままタイトな耐Gスーツの中で激しく背を反らせ、コックピットに甘い悲鳴を響かせながら絶頂に打ち震えていた。
だが、サキュバス砲の臨界を告げる無機質なアラート音が、アーシェリーの意識を強制的に現実へと引き戻した。
「はぁっ、はぁっ……! サ、サキュバス砲、発射……ッ! 目標、前方のターゲット艦!」
絶頂の余韻で全身をガクガクと震わせ、瞳を潤ませながらも、アーシェリーは混乱する頭を叩き起こして艦長としての号令を叫ぶ。
「り、了解……っ! サ、サキュバス砲、発射しますっ……♡」
操舵と砲手を兼任する、茶髪でナイスバディの女性クルーも、腰の痙攣を堪えながら復唱し、トリガーを押し込んだ。
直後、マクロス・オーオクの右腕部から、圧倒的な生殖エネルギーを凝縮したピンク色の極太のビームが、漆黒の宇宙空間を切り裂き、標的艦へと向かってほとばしった。
サキュバス砲の直撃を受けたターゲット艦の内部は、物理的な損傷こそ皆無であったが、生物学的な地獄絵図と化していた。
装甲を透過して艦内を駆け巡ったピンク色のエネルギー流は、コンテナ区画に押し込められていた受刑者たちの神経系へ直接作用した。
彼らの脳内に、カナメ、クレア、そしてマクロス・オーオクの乗員百十七名の美女たちによる極彩色の幻影と、鼓膜を突き破るような濃密な喘ぎ声が強制的に再生される。
「ひ、ひぃぃぃッ! で、出るぅッ……!」
「やめろ……もう、もう空っぽだ……! ぐああぁッ!」
かつて女の尊厳を蹂躙したレイプ犯たちは、自らの意思とは無関係に生殖機能を暴走させられ、床に転がって強制的な連続射精に追い込まれていた。
枯渇してもなお止まらない絶頂の連鎖によって神経回路は焼き切れ、彼らは二度と通常の生体的刺激では勃起できない廃人へと変貌した。
それだけでなく、彼らの本能の最も深い部分には、「女性」という圧倒的な上位存在に対する根源的な恐怖が、消えないトラウマとして刻み込まれてしまった。
「……ターゲット艦内部の生体反応、急速に低下。対象の雄個体群、全機能の無力化を確認しました」
オペレーターの一人が監視カメラの映像とバイタルデータを照合し、震える声で報告する。
その凄惨な結果を聞き、艦長のアーシェリーは冷徹な満足感を浮かべてゆっくりと頷いた。
「作戦完了ね。これで宇宙のゴミがまた一つ浄化されたわ」
だがその直後、索敵コンソールを担当する理知的で長身な金髪オペレーターが、乱れた呼吸を整えながら鋭い声を上げた。
絶頂の余韻に頬を染め、太腿を擦り合わせながらも、その眼差しには知的で涼やかな余裕が戻りつつある。
「……っ、ハァ、艦長! 報告……本艦至近距離に、SNNの報道用バルキリーが張り付いています。サキュバス砲の射撃シークエンスを……確実に記録されました!」
彼女は即座に通信回線を開き、漆黒の宙域を漂う護衛部隊へ厳しい叱咤を飛ばした。
「セイレーン小隊、何をやっているの……っ!? 哨戒網に穴が開いているわ。恥を知りなさい! 直ちに当該機を捕捉、拘束……ッ!」
彼女が命令を完遂しようとしたその時、別の金髪オペレーター――整いすぎた容姿に小悪魔的な雰囲気を纏う娘が、メインモニターの片隅に表示されている主の寝室のバイタル数値を指差し、緊迫した、それでいてどこか熱に浮かされたような声で口を開いた。
「艦長。……いけないわ、社長。今度はクレア嬢との交配(セックス)フェーズに入っちゃいました……!」
その報告に、艦橋の空気が再び熱を帯びる。
アーシェリーは一瞬、SNNの機体へ視線を向けたが、すぐに冷徹な優先順位を脳内で弾き出した。
「……SNNの件はレディMに注進して、ケイオス本社の政治力で握り潰させるわ。今は何よりもデータの収集よ」
アーシェリーは紅潮した頬を引き締め直して宣言した。
「セイレーン小隊には、事後処理が終わるまで当該機を本艦に近づけさせないよう、威嚇を継続させなさい。……これより、サキュバス波の『貯蔵試験』に入ります。フォールドアンプ……起動!」
「艦長! それは……危険ですっ!」
操舵兼砲手である茶髪の女性クルーが、先ほどの激しい腰の痙攣を思い出したのか、顔を真っ赤にして慌てて止めに入る。
「また、さっきの共振が起きたら……私たちの身体が、もちませんっ……!」
だが、アーシェリーはその制止を強い視線で振り切った。
「これも、男どもの暴力を完全に抑止するための兵器開発に必要なことなのっ……! いいから、艦長命令よっ……起動なさいっ!」
「り、了解です……。フォールドアンプ、起動します!」
金髪オペレーターの一人が泣きそうな声で復唱し、再びコンソールを叩いた。
瞬間、モニターの向こうでクレアの豊かな肉体を蹂躙するオリッシュの激しいピストン運動に呼応し、増幅されたサキュバス波が怒涛の勢いで巨大フォールドクォーツへと注ぎ込まれていく。
そして、予想通り、巨大フォールドクォーツは乗員たちの左手薬指に嵌められた社員証(小型クォーツ)と再び完全共振を起こした。
マクロス・オーオクそのものが、先ほどよりもさらに濃密なピンク色のサキュバスフィールドに包み込まれる。
「ああっ……! ま、また……社長の……奥まで……ッ!」
艦橋でも、機関室でも、コックピットでも。
アーシェリーを始めとする百十七名の女たちは再び不可避の催眠状態に陥り、オリッシュの巨大な質量に犯され続ける極彩色の幻想へと突き落とされた。
理性を溶かす生体パルスが、彼女たちの無意識に『オリッシュへの絶対的な服従と情欲』をさらに深く、分厚く上書きしていく。
やがて、映像の中でクレアが受精願望を剥き出しにして主の白濁を受け入れ、絶頂のよがり声を上げた。
それにリンクする形で、艦内の全女性クルーが同時に背を反らせ、シートの上で甘い啼き声を上げながら凄まじい絶頂に呑み込まれた。
巨大フォールドクォーツは臨界状態に達し、危険な輝きを放っていた。
だが、今回はサキュバス砲のトリガーは引かれない。
アーシェリーは激しい息継ぎを繰り返しながら、システムをその臨界状態のままキープさせ、兵器としてのエネルギー維持能力の評価試験へと移行する。
それは、乗員たちにとって甘く残酷な終わりの始まりだった。
この日を境に、限界まで充填された巨大フォールドクォーツから絶えず漏れ出るサキュバス波が、指輪のネットワークを通じて艦内の全女性の神経系へと常時注がれ続けることになったのだ。
彼女たちは眠りにつくたび、オリッシュの逞しい肉体に激しく犯され、子宮の奥深くまで精液を注ぎ込まれるという、逃れようのない淫夢に毎夜苛まれることになるのである。
(続く)