マクロスΔ オペレーション・スィートプリズナー 作:夜叉五郎
アルテミシア・グランドホテル ロイヤルスィート「ルビー・プリズン」
正常位での二度目の中出しによる激しい痙攣がおさまり、豪奢な寝室に重苦しい静寂と甘い薫香が満ちる。
カナメはベッドに横たわったまま、汗と体液にまみれた顔で荒い呼吸を繰り返していた。
ドレスも下着も完全に脱ぎ捨てられ、身にまとうものは何一つない。
ただ手首の通信用リストバンドだけが、異常な高数値を記録したまま淡く点滅を繰り返している。
(……二度も……完全に快感に呑まれてしまったわ……)
胸の奥を突き刺す、冷たい焦燥感。
世界を救うための慰安任務のはずが、相手の規格外の熱量と快感の前に理性を失い、ただ目の前の男に翻弄されるだけのメスになりかけていた。
(しっかりしなさい、カナメ・バッカニア。私はワルキューレのリーダーよ……! 困難にぶち当たった時、イップスに陥った時にやるべきことは――いつだって『基本』に戻ることよ)
どんな過酷なステージや逆境でも、基礎に立ち返ることで乗り越えてきた。
カナメは朦朧とする意識を叱咤し、冷静に戦況を分析する。
(騎乗位も正常位もダメだったわ。主導権を握るどころか相手の熱に流されて、快感に蕩けきった無防備な顔まで筒抜けに晒してしまった……。なら――『後背位』はどうかしら……?)
オリッシュがまだ経験していない未知の体位。
その思考に行き当たった瞬間、カナメの脳裏にミランダ・メリンの研修ビデオの教えが鮮やかに蘇った。
『カナメさん、あなたの最大の武器は“声”。普段ライブで披露している美しい声で喘げば、貴女のファンなら即落ちよ♡』
『バックは一番奥まで届く体位。四つん這いになって、自分から腰を振って……「子宮に当たってる……! もっと激しく……!」って絶叫して……乳房が激しく揺れるのを男に見せつけて……尖った乳首が空気を切るたびに感じて……「おっぱい揺れてるの見て……! もっと突いてぇっ……!」って叫ぶの』
(そうよ……! 背後からのアプローチなら、だらしなく歪む私の顔を隠せる。そしてミランダの言う通り、私の最大の武器である“声”と身体の動きを使えば、こちらから主導権を握り直せるはず……!)
一方、二度目の大量放出を終えたオリッシュは、カナメの秘部からゆっくりと剛直を引き抜いた。
ジュプッ……と淫らな水音が響き、固く結ばれていた結合が解かれる。
その瞬間、オリッシュの脳髄に強烈な視覚の衝撃が突き刺さった。
カナメが自らゆっくりと身を起こし、ベッドの上で四つん這いの体勢を取ったからだ。
168cmの長身と、鍛え上げられた長い美脚。そのため、自然と腰の位置がめりりと高く掲げられ、完璧な曲線を描く丸い尻が照明の下で惜しげもなく突き出される。
そして――その豊満な両尻の真下、戦場ライブ後の肌ケアによって淡い桜色を保ったパイパンの秘唇から、先ほど自分が子宮深くに注ぎ込んだばかりの濃厚な白濁が、ドロリ……と糸を引きながらとめどなく溢れ出し、白い内腿とシーツを汚していた。
(う、うそだろ……! カナメの……あの綺麗なピンクの割れ目から……俺のザーメンが、ドロドロ零れ落ちてる……!!)
画面の向こうで崇めていた絶対の歌姫を、自らの体液で完全に汚し尽くしたという生々しい証拠。
これに興奮しない男がいるはずもなかった。
抜いたばかりの剛直が、視覚からの凄まじい刺激によって再びドクドクと脈打ち、凶悪な硬度を取り戻して跳ね上がる。
二度の中出しを経て、オリッシュの心には奇跡的な「精神的余裕」が生まれていた。
これまでは希少価値とステータスに酔って我武者羅に腰を振るだけだったが、今度は男としての新たな欲望が芽生えていたのだ。
(カナメは俺を受け入れてくれた。……なら今度は、俺の腰で、俺のテクニックで、カナメをもっと啼かせてやりたい……!)
オリッシュは掠れた声で、だが確かな熱量を込めて告げた。
「カナメ……まだしたいんだ。……今度は後ろから、カナメをもっと気持ちよくさせてやりたい……いいよね?」
その提案に、カナメは内心で小さく息を呑んだ。
(……後ろから。こちらの思惑と完全に一致したわね。いいわ、望むところよ)
「ええ……好きにして、オリッシュさん♡」
カナメは顔を見られないようシーツへと伏せながら、甘く応じた。
しかし、互いに後背位という体位をとるのはこれが生まれて初めてのこと。
互いの顔を合わせず、獣のように背後から交わる姿勢に、二人の間に一瞬だけ微かな気恥ずかしさと緊張が走る。
オリッシュは神々しいまでの尻肉に太い指先を滑らせ、どこか品定めするように撫で回した。
「……すげえ綺麗だ……でも、カナメ、足が長すぎて……このままだと俺の腰が届かないよ。もう少し、腰を低くしてくれないか?」
そう言いながら、オリッシュはパチンッ!と小気味のいい音を立ててカナメの右の尻肉を叩いた。
「あっ……♡」
「叩いたら……すげえ波打つな。カナメの身体、ちゃんと俺を待ってくれてる……」
スパンキングの刺激に腰を跳ねさせながら、カナメはミランダの教え通りにポジショニングを整えた。
(膝の間隔は肩幅より広め。肘をシーツについて上体を低く落とし、背中を反らせて骨盤を後傾させる……。これで最奥までまっすぐ導く角度が完成するわ。これなら顔も見られない……!)
「こう……かしらっ?」
カナメが胸をシーツに押し付け、尻を突き出したまま低く構えると、白濁に濡れた秘部が後ろへ向かってぱっくりと無防備に開帳した。
オリッシュの目の奥が、獲物を狙う獣のようにギラリと光った。
細い腰を両手でしっかりとホールドし、熱く滾る剛直の先端を秘裂へとあてがう。
「いくぞ……カナメ……!」
ズブズブズブッ……!
「あぁぁっ……!!」
後背位特有の、腹の底を直接抉られるような深さ。
一気に最奥へと突き刺さる圧倒的な質量に、カナメの口から悲鳴のような喘ぎがほとばしる。
だが、カナメはそこで思考を手放さなかった。ミランダの教えを胸に、自身の最大の武器である“歌姫の声”を解放する。
「あぁっ……! 子宮に……当たってる……! オリッシュさんの……一番奥まで届いてるわ……っ! もっと……もっと激しく突いてぇっ……!」
澄み渡るような美しい美声で放たれる、狂おしいほどのアピール。
オリッシュの背筋を、鳥肌が立つほどの激しい熱狂と歓喜が突き抜けた。
「――っ!? カナメの……あの歌声で……俺の名前を呼んで……もっと突けって……!?」
カナメはさらに自ら腰を前後に振り、インナーマッスルで男根をぎゅうぎゅうと締め上げながら、激しく揺れる自らの胸をオリッシュの視線へと晒した。
「見て……っ! オリッシュさんのせいで……私のおっぱい、こんなに激しく揺れてるの……! 尖った乳首が擦れて……狂っちゃいそう……! お願い……もっと奥を抉ってぇっ……♡」
「うおおおおっ……! カナメ……! カナメぇっ……!」
憧れの歌姫が、自分の下で豊満な胸を激しく揺らし、乳首を尖らせ、美声で肉欲を求めて絶叫している。
オリッシュの理性は完全に吹き飛び、オスとしての本能が限界突破した。
単調に突くだけではない。腰をわずかに捻り、膣内の最奥――最も敏感なGスポットを狙ってグリグリと擦り上げるような角度で激しく突き入れ始めた。
「これでもか……! カナメ……! 俺の腰で……もっと啼けぇっ!!」
「ひぁっ……あぁんっ!? そ、そこ……っ♡ 奥が……擦れて……っ! だめぇっ……!」
計算外の角度からの鋭い刺激に、カナメの立てた防壁が一瞬でグラつく。
男の能動的なテクニックに対し、女が技術と声と肉体の締めつけで応酬する。
互いのベクトルが完全に噛み合い、摩擦熱と快感の波は、これまでの比ではない速度で跳ね上がっていく。
パンッ! パンッ! パンッ!
肉と肉が激しく衝突する乾いた音が、部屋中に響き渡る。
カナメの豊かな乳房がシーツを擦り、背後からの激しい衝撃の連続によって、アップスタイルに結い上げられていた髪のピンが弾け飛んだ。
ハラリ……と解け落ちた艶やかな茶髪は、肩より少し下までの長さでパラリと鎖骨や首筋へと散らばる。
背中を隠すことなく、白く引き締まった美しい背筋のラインを露わにしたまま、汗と体液で濡れた素肌に張り付いていく。
ボビー・マルゴが仕立てた「娼婦」という任務上の仮面が完全に剥ぎ取られ、一人の生身の女としての素の姿がそこに晒された。
背後から完全に覆い被さり、カナメの腰を掴んで激しく打ち付けるオリッシュの胸中を、抗いがたい「絶対的な支配感」が満たしていく。
銀河の歌姫を自分の腕の中で四つん這いにさせ、己の腰一つで啼かせているという全能感。
そしてカナメの胸の奥にもまた、背後から無防備な肉体を蹂躙され、奥深くまで抉られることに対する、抗いようのない「甘美な隷属感」が濁流のように押し寄せていた。
顔を伏せて耐えているはずなのに、喉からは理性をかなぐり捨てた極上の嬌声がとめどなく溢れ出す。
「んっ、あっ、あぁっ……! オリッシュさん……っ、奥が……擦れて……っ、頭が……弾けちゃいそう……っ!」
「カナメ……! カナメぇっ! 俺の腰で……もっと啼いてくれ……! 俺が……カナメを世界で一番気持ちよくしてやる……!!」
オリッシュはカナメの露わになった背中に覆い被さり、垂れ下がった乳房を下から鷲掴みに揉みしだきながら、狂ったように最奥を抉り続けた。
もはやコントロールも任務の計算も、すべてが灼熱のセッションの中に溶けて消えていた。
カナメは手首のリストバンドが赤く点滅しているのを視界の端に捉えながらも、自ら尻を激しく打ちつけ、男のすべてを貪り食うように腰を躍らせる。
「……だめ……! イク……! オリッシュさん、私……もう我慢できない……っ! 一緒に……中で、出してぇぇぇっ♡」
「カナメぇぇぇっ!! 全部……受け止めてくれぇぇぇっ!!」
ドクンッ! ドクンッ! ドクドクドクドクッ――!!
三度目となる、圧倒的な量の体内射精。
子宮口に隙間なく密着した肉棒から、濃厚な熱い奔流が容赦なく撃ち込まれる。
すでに二度の射精で満たされていたカナメの最奥は完全に飽和し、逃げ場を失った白濁が結合部の隙間からボタボタと溢れ出し、シーツを濡らしていく。
「あぁぁぁぁっ……!! 熱い……奥がもう……いっぱいで……っ! イク、いっちゃう……オリッシュさん、イクぅぅぅッ!!」
カナメは全身の筋肉を硬直させ、弓なりに反り返りながら絶叫した。
子宮が、膣内が、脳髄が、オリッシュの熱によって完全に焼き尽くされる。
激しい絶頂の痙攣が収まった後、カナメはシーツに顔を埋めたまま、力尽きて倒れ込んだ。
オリッシュに背中にのし掛かられ、体内では三度目の熱い証が脈打っている。
互いにすべてをぶつけ合い、技術と本能を交差させた果ての、完全な燃焼。
ルビー・プリズンの長い夜は、二人の魂をこれ以上ないほど強固に結びつけて、静かに更けていった。
(続く)