マクロスΔ オペレーション・スィートプリズナー 作:夜叉五郎
アルテミシア・グランドホテル ロイヤルスィート「ルビー・プリズン」
王様待遇の遅い朝食を終えた後、オリッシュはソファに深く沈み込み、顔を真っ赤にしながら震える声で呟いた。
「カナメ……あのさ……一緒にお風呂……入ってくれない……?俺……カナメと裸で一緒に……したいんだ……」
メイド衣装のままのカナメは一瞬息を呑むが、すぐに嫋やかな微笑みを取り戻す。
「かしこまりました、ご主人様。ただいま、ソーププレイの準備をいたします」
ロイヤルスィートルームから一旦退室。
廊下に出た途端、カナメの笑みは消える。
(男と一緒にお風呂。しかもソープ。学習ビデオで一度見ただけなのに、本当にできるのかしら?)
カナメは厳しい表情のまま、待機していた黒スーツのミラージュ・ファリーナ・ジーナスに告げる。
「ソーププレイ用の衣装と道具一式を大至急お願い」
数分後、ミラージュが差し出したのは純白のフリルビキニだった。
トップは白いレースとフリルがふわふわと重なり、胸の谷間を強調しながらも花嫁のような無垢さを演出するデザイン。
ボトムはサイドが紐で結ぶタイプで、腰骨のラインがくっきり浮き、後ろは大胆にTバック気味に食い込む形。
カナメは顔を赤くしながら受け取る。
「これが、ソーププレイ用の?」
ミラージュは頬を染めながらも、感情を殺した真面目な口調で選定理由を説明した。
「慰安対象の嗜好を徹底解析した結果です。 『清楚で無垢、でも恥じらいながら見せてしまう花嫁姿』が最強の興奮ポイントと判断しました。白は処女を連想させ、フリルは幼さと可憐さを、紐式は『自分でほどかれるのを待っている』という被虐感を、後ろの食い込みは『見せたくないのに見えてしまう』という羞恥心を最大限に刺激します。汚れるほど征服欲を満たす素材です」
カナメは言葉を失い、ただ頷くしかなかった。
(あの人の趣味趣向に合わせて、そこまで。徹底してるのね。当然か)
ミラージュに三度武運を祈られてロイヤルスィートに戻ったカナメは、そのままバスルームに向かう。
カナメは扉を開け、思わず足を止めた。
「すごい……」
更衣室となるチェンジングルームは壁一面鏡、大理石カウンターにタオルとアメニティが整然。
奥の自動ドアが開くと、バスルームが現れる。
壁と天井全体が巨大なLEDパネルで覆われていた。
カナメの入室とともに南国のビーチの夕暮れが映し出され、波の音と潮風の香りまで再現される。
中央には12人用サイズの円形ジャグジー、黄金の蛇口が湯を吐き、水面はパネルの光を受けて虹色に揺れる。
暖房完備の床、防曇鏡、すでに設置されたスケベ椅子とエアマット。
資料では目にしていたが、実際に見ると圧巻だ。
「壁まで映像。まるで本当に海辺にいるみたい」
カナメは白いビキニを抱えたまま、小さく息を吐いた。
エアマットを広げ、スケベ椅子を設置し、ローションやボディソープを並べるカナメ。
チェンジングルームに戻り、メイド服を脱ぎ始める。
エプロンを外し、スカートを下ろし、白いフリルビキニに袖を通す。
鏡に映る自分を見て、カナメは小さくため息を吐いた。
「はぁ、昨日は高級娼婦で、今朝はメイド。そして今はソープ嬢。どんどん堕ちていくわね。まあ処女まで捧げてしまった以上、毒食わば皿まで、よね……」
でも、すぐに瞳に力を込め直す。
(これも任務。世界を守るための私の戦い。どんな姿になっても、最後までやり遂げる)
学習ビデオで一度だけ見たAV女優ミランダ・メリン直伝のソーププレイの要諦を、頭の中で列挙しながら気合いを入れ直す。
・お客様は常に「世界で一番大事な人」だと心から思え
・泡立ては3回以上。泡は「雪のように白く、雲のようにふわふわ」に
・スケベ椅子では背中から腕を回し、胸を密着させながら洗うと効果的
・ローションは体温より2℃低い温度で使うとヌル付きが長続き
・マットプレイでは「の」の字を描く腰使いが最も快感を長引かせる
・精液は「ご褒美」として美味しそうに味わえ。表情が全てを決める
・ジャグジーでは水面下でゆっくり挿入し、波に合わせて腰を揺らすと連続絶頂を誘発
(一度しか見てないけど、全部覚えてる。完璧にできる)
準備を終えたカナメは、端末で「準備が整いました」と連絡。
そしてチェンジングルームの大理石の床に、白いフリルビキニ姿のまま、ゆっくりと正座し、オリッシュを待つ。
数分後、扉が開く音。
着衣のまま、Tシャツとジャージ姿のオリッシュが入ってきた。
「……うわ……カナメ……白い水着で正座して、俺のために待っててくれたのか?なんか……すごくエロいな……」
両手を前に揃えて三つ指を付き、カナメは額を床につけるように、深く、深く土下座した。
「いらっしゃいませ、お客様。本日は私、カナメをご指名頂きありがとうございます。心からご奉仕させていただきます」
白いレースのトップが胸を押し上げ、ふわふわのフリルが床に広がり、紐で結んだボトムが腰骨を浮き立たせ、後ろの布が尻の割れ目に食い込む。
(これがソープ嬢の最初の挨拶。土下座でお客様をお迎えするっ)
オリッシュは頬を赤くしながら、恥ずかしそうに呟いた。
「……三つ指ついて頭下げてくれるなんて……俺……こんなことしてもらえるなんて……まだ信じられないっていうか……」
ゆっくりと顔を上げ、潤んだ瞳でオリッシュを見上げる。
カナメは恥じらいながら立ち上がり、近づいて頬に指を添え、甘く唇を重ねる。
柔らかく、甘く、研修ビデオで学んだ通りに、舌先を少しだけ絡めて。
チュ……チュル……
オリッシュは緊張で体を強張らせながらも、小さく震える声で応えた。
「……カナメが……また自分からキスしてくれて……俺……すごく嬉しいんだけど……心臓バクバクで……どうしよう……」
カナメは微笑みながら、震える手でTシャツに指をかける。
「それでは、お着替えをお手伝いいたしますね♡」
ゆっくりと脱がせ、ジャージの紐を解き、ズボンを下ろす。
現れたガチガチの肉棒を見て、オリッシュは顔を真っ赤にして俯いた。
「……ほら……もう……こんなになっちゃって……カナメのせいだからな……?」
カナメは研修通りに微笑み、手を差し伸べる。
「さあ、お客様。どうぞお風呂へ♡」
オリッシュは恥ずかしそうにカナメの手を取り、 小さな声で呟いた。
「……カナメ……俺……今日も……いっぱい気持ちよくしてくれる……?楽しみすぎてドキドキだわ……」
白い水着のソープ嬢に手を引かれ、バスルームへと進む。
(続く)
カナメの衣装
歌マクロスの『フローラルサマー 』