マクロスΔ オペレーション・スィートプリズナー 作:夜叉五郎
アルテミシア・グランドホテル ロイヤルスィート「ルビー・プリズン」
※12/3正午に全編見直してミラージュを投入しました。既読の方はどうか最初から読み直しをお願いします
パシャッ……パシャッ……
フラッシュの瞬きでカナメは覚醒する。
視界がぼやける中、カナメは自分の状況を把握しようとした。
(私、ライブ衣装のまま……犯されて……)
「……っ!」
カナメは慌てて体を起こそうとした。
オリッシュは、ギクリと肩を震わせ、慌てて端末を隠そうとする。
オリッシュは、カナメが気絶している隙に、何枚も何枚もカナメの痴態を撮影していた。
「あ……カナメ……その……起たんだ……ごめん……つい……あまりにエロくて……記念に……撮っちゃって……」
そのもう片方の手には、カナメのショーツが握りしめられていた。
己の体に目をやると、精液まみれのシュトラールのトップは完全に捲れ、乳房が露わになり、ショーツは完全に脱がされている。
呆然とするカナメ。
(この人、私が気絶してる間に写真まで)
怒りが溢れそうになるが、すぐに冷静になる。
ロイヤルスィートの各部屋の監視カメラで、自分の痴態はとっくに録画されている。
通信規制により、オリッシュの端末のデータが外部に漏れることはない。
そもそもオリッシュは望めばカナメ本人をいくらでも好きにできるのだ。
よくよく考えれば、逆にありがたいくらいである。
オリッシュがカナメの画像をおかずにして自慰に励めば、その分だけカナメ自身がオリッシュの性欲を受け止める機会が減る。
カナメは、震える息を吐き、優しく微笑んだ。
「いいわ、オリッシュさん。あなたが喜んでくれるなら……私……全部許すから……」
オリッシュは、その言葉に驚き、挙動不審になる。
「カナメ……本当に……?……怒ってない……?」
カナメは、微笑みながらゆっくりと立ち上がった。
「ねえ、オリッシュさん……そろそろディナーの時間だわ。一緒にシャワーを浴びませんか……?」
オリッシュを許したのを態度で示すため、ディナーに誘うカナメ。
オリッシュは、目を輝かせた。
「うん! 行く!カナメと……また一緒に……シャワー……嬉しいよ……!」
二人は昼間使ったバカみたいな豪勢なバスルームではなく、ロイヤルスィート内の別の、普通サイズながらも十分に豪華なシャワールームへ移動した。
シャワーを浴びながら、オリッシュはカナメの背中に手を回し、ぎゅっと抱きしめた。
「カナメ……今日もいっぱい気持ちよくしてくれて……ありがとう……」
オリッシュの背中を撫でながら阿るカナメ。
「私もあなたと一緒にいられて嬉しいわ……」
完璧にソープ嬢モードに入って乗り切る。
白いガウンを纏って、ダイニングに移動する。
ダイニングはL字型のソファ席で、オリッシュは奥の上座に深く凭れ、カナメはその右90度の角に座っている。
ほぼ横並びで、肩が触れ合い、太腿がぴったりとくっつく距離だ。
自動配膳台が運んできたのは、驚くほど高級なディナーだった。
フォアグラ、キャビア、トリュフのリゾット、そして、カナメの大好物の珍味プレート。
そして、ボトルに貼られたラベルを見て、カナメは息を呑んだ。
「これ……すごく高いワイン……?」
オリッシュは、自分の金で購入したわけでもないのに、得意げに微笑んだ。
「カナメ、お酒大好きなんでしょ。だから頼んだんだ……一緒に飲もう……?」
カナメの口角が一瞬上がってしまう。
(こんな機会じゃないと、一生口にできないワイン……役得ねっ)
「ありがとう、オリッシュさん……私……すごく嬉しい……」
グラスを傾け、深い赤が喉を滑る。
「美味しい……」
慰安任務に鬱屈していたカナメの心が、酒で解きほぐされていく。
オリッシュは、嬉しそうに、カナメにいっぱい注ぐ。
「カナメ……もっと飲んで……俺……カナメのほろ酔い姿……見たいんだ……」
オリッシュの露骨なスキンシップに内心辟易しながら、カナメはグラスを空け、もう一杯、もう一杯と飲み続けた。
ディナーの終盤、カナメはすでに五杯目のワインを空けていた。
オリッシュがあまり酒に強くないこともあり、一人でボトル一本飲み干す勢いである。
ミニライブとその後のセックスによって水分を欲していたこともあり、いつもより酔いの周りの早いカナメ。
頬は真っ赤に染まり、瞳は蕩けるように潤み、白いシルクガウンは肩から滑り落ち、汗ばんだ乳房が半分以上露わになっている。
尖った乳首が布越しにぴんと突き立ち、熱い吐息が谷間を震わせる。
オリッシュも同じ白いガウンを羽織り、胸元が大きく開いて脂ぎった胸板が覗いている。
ガウンの丈は短く、太腿の半ばまでしか届かず、股間が今にも飛び出しそうなほど膨らんでいた。
オリッシュは興奮で息を荒くしながら、さらにボトルを差し出す。
「カナメ……もう一杯……どう?」
カナメはグラスを手に取り、ふわふわとした甘い笑みを浮かべ、少し舌足らずな声で応えた。
「んふふ……オリッシュさん……もう……いっぱい飲んじゃった……でも……いいわ……もっと……飲ませて……♡」
彼女はオリッシュに注がれたグラスを傾け、一気に飲み干す。
これでボトル一本が空になった。
ぷはぁ……と熱い息を吐き、体をくねらせながら、オリッシュの肩に凭れかかる。
同じ白いガウン同士、肌と肌が触れ合い、熱が伝わる。
「……はぁ……なんか……体が……熱い……頭……ふわふわ……オリッシュさん……私……酔っちゃった……♡」
彼女の吐息がオリッシュの耳を甘くくすぐる。
オリッシュは興奮で目を血走らせ、カナメの腰に手を回し、震える声で呟いた。
「カナメの酔った顔……めっちゃ可愛い……俺……もう……我慢できないよ……」
カナメは酔いでタガが外れた瞳でオリッシュを見上げ、甘く、しかしどこか危険な笑みを浮かべた。
「……ふふ……オリッシュさん……私を……酔わせて……また好きにしようって……魂胆……見え見えよ……?」
声は甘ったるく、しかしカナメの生来の強さが完全に復活していた。
オリッシュはびくっと肩を震わせた。
「え、ち、ち、違うよ……!」
カナメはオリッシュのガウンの襟を掴み、ぐいっと引き寄せ、酔った息を吐きながら耳元で囁いた。
「そうね……どうせするなら……今夜は……私が……リードしてあげる……覚悟……しなさいっ……♡」
彼女は酔った勢いで、これまでの鬱憤を一気に晴そうと、自ら夜伽を申し出てしまう。
慰安対象のオリッシュが喜ぶ咽び泣く、酔いどれの逆襲の夜が始まった。
(続く)