マクロスΔ オペレーション・スィートプリズナー 作:夜叉五郎
アルテミシア・グランドホテル ロイヤルスィート「ルビー・プリズン」
夜。
医療ポッドから出たカナメは、部屋の中に飾られていたドレスを見て眉を顰める。
深紅の生地が柔らかく光り、脇腹まで大胆に入ったスリット、胸元がエグく開いたデザイン。
今となっては懐かしい、慰安任務の最初の夜に着た赤いドレスだ。
(ミラージュ……誕生日だからって、記念にこのドレスを用意したのね)
初めて着た時は、鏡の前で何度も躊躇したものだ。
露出の多さに顔を赤らめ、任務とはいえ恥ずかしさが勝っていた。
なのに今、カナメは自然にドレスを身に纏う。
ファスナーを上げ、腰のチェーンを留める手つきは慣れたもの。
Tバックを履き、スリットを広げて脚を滑り込ませる。
鏡に映る自分を見て、わずかに息を吐く。
(あの頃は処女だったのに……今じゃ、こんなドレスが普通に感じるわ)
ミラージュを呼んでヘアメイクを頼む。
カナメの専用スィートに現れたホテル専属の女性ヘアメイク係が、カナメの姿を見た瞬間、息を飲んで固まった。
深紅のドレスに包まれた完璧な曲線、増量した胸の圧倒的な存在感、スリットから伸びる脚の美しさ。
ヘアメイク係の手が止まり、その視線は熱くカナメの容姿に注がれる。
その様子に気づいたミラージュが、控えていた部屋の隅からキリッとした声で叱責する。
「集中してください。仕事ですよ」
ヘアメイク係は慌てて目を逸らし、「す、すみません!」と頭を下げ、準備に取り掛かる。
ミラージュは小さくため息をつきながらも、内心刹那げにカナメの変貌を認めていた。
(カナメさん……本当に、変わられたわ。完璧な大人の女性。素晴らしいです)
パウダールームでカナメの髪のセットが行われる。
ハーフアップに近いアレンジ、軽く巻いた茶色の髪が肩に落ちる。
初日に担当した伝説のヘアメイクアーティスト、ボビー・マルゴの神業には遠く及ばない。
だが、カナメ本人が変わっていた。
オリッシュとの約一ヶ月の荒淫の日々。
毎日のように体を重ね、男に磨かれた肌と肉体。
スリットから覗く白い長い脚は、以前より艶やかで、筋肉のラインが柔らかく引き締まり、触れれば吸い付くような質感を帯びている。
胸元は深く開き、オリッシュに執拗に揉みしだかれ、乳首を吸われ続けた結果、DカップからEカップへと淫らに増量した豊満な乳房が、ドレスの薄い生地を押し上げて重く揺れる。
敏感になった乳首の輪郭がほのかに浮き上がり、深い谷間が妖しい影を落とし、わずかな息遣いでさえも乳峰が波打つほどに熟れたボリュームを誇っていた。
(あの人に……執拗に揉まれて、吸われて……自然と大きくなってしまったわ)
カナメは頰を赤らめ、鏡に映る自分を確かめる。
あの夜、処女を失ったこのドレスで、再びオリッシュの前に立つ。
(誕生日ディナー……今夜は特別に、もっと奉仕しないと)
ヘアメイクが終わり、カナメはハイヒールを履き、深紅のドレスが体に沿う感触を楽しむように腰を軽く振る。
チェーンが小さく音を立て、Eカップの乳房が淫らに波打ち、谷間が深く揺れる。
ドレスの下の極狭な薄絹一枚のパイパンの秘部は、わずかな動きでスリットから風を感じる。
(あの時の私と、今の私……胸だけじゃない。違いを証明してみせる)
エレベーターで上層のロイヤルスィートへ。
扉が開くと、オリッシュがダイニングで待っていた。
エレベーターの扉が開き、カナメは深紅のドレス姿でダイニングへ足を踏み入れる。
ハイヒールの音が静かに響き、スリットから覗く白い長い脚が優雅に交差する。
Eカップの乳房がドレスの胸元を押し上げ、深い谷間が妖しく影を落とし、歩くたびに柔らかく揺れて男の視線を誘う。
腰のチェーンが軽く揺れ、妖しく光を放つ。
このドレスは、初日の夜にケイオスがオリッシュの性的嗜好を徹底的に分析して仕立てさせたものだった。
深紅の色は、オリッシュが幼少期から憧れた「情熱的な女性」のイメージ。
大胆に開いた胸元は、彼の視線が常に女性の谷間に集中する癖を考慮した設計。
脇腹までの深いスリットは、脚フェティシの傾向を刺激するため、歩くたびに白い太腿がチラチラと覗くよう計算されている。
腰に巻かれた金のチェーンは、SM的な拘束幻想を微かに喚起し、触れたくなる衝動を誘う。
Tバックのみの下半身は、パンチラの可能性を残しつつ、パイパンで無駄毛のない秘部をいつでも晒せる状態に。
全体として、高級娼婦のような妖艶さを保ちながら、オリッシュの童貞心を一撃で落とすための“完璧な罠”だった。
あの夜、カナメ自身もその露出度に戸惑ったが、今は体に馴染み、むしろ心地よい。
テーブルに座って待っていたオリッシュは、カナメの姿を見て息を飲む。
興奮が再燃しそうになるが、なんとか手を抑え、股間の膨らみを隠す。
「おお……カナメ、やっぱりそのドレス……赤と白に輝いて、すげえ美しいよ……エロくて、たまんねえ……」
声が少し震え、視線が熱く注がれる。
(このドレス……この人の好みに合わせて作られたものなのに、このまま襲いかかってこないなんて……すごい克己心ね。褒めてあげたいわ)
カナメは内心でオリッシュの我慢強さを感心し、嫋やかに微笑みながら隣に座る。
「ありがとうございます、オリッシュさん。貴方の誕生日に合わせて、特別にこのドレスを選びました」
なんのことはない。
カナメが医療ポッドに入っている間、オリッシュはこのドレスを纏ったカナメのAVを繰り返しリピートしてヌキまくっていたため、我慢出来ていただけである。
その証拠にオリッシュの興奮に合わせて、その二つのキンタマは急遽精液を増産するためにフル回転状態に移行してた。
テーブルには誕生日らしく豪勢な料理が並ぶ。
キャビア、フォアグラ、最高級のステーキ、色鮮やかなサラダ。
カナメがリードし、大人な雰囲気を演出する。
グラスに注がれたワインを軽く傾け、互いに量を抑えめにする。
「オリッシュさん、このワイン、味わってみてください。フルーティーで、優しい味ですよ」
オリッシュが頷き、グラスを口に運ぶ。
「うまいよ、カナメ。君と飲むと、なんでも美味い」
会話は穏やかで、オリッシュのこれまでの薄っぺらい人生や、カナメのワルキューレの激動の日々を軽く振り返る。
カナメの笑顔が柔らかく、オリッシュの目が優しくなる。
(こんなデート……初めてだ)
デザートのタイミングで、自動配膳ロボが誕生日ケーキを運んでくる。
チョコレートとベリーの豪華なケーキ、ロウソクが立てられる。
カナメが立ち上がり、ロウソクに火をつける。
炎が揺れ、カナメの顔を赤く照らす。
そして、ワルキューレのバースデーソングを、オリッシュのためだけに歌い始める。
嫋やかな声がダイニングに満ちる。
甘く、優しく、出来るだけ愛情を込めて。
オリッシュは目を細め、聞き入る。
(カナメの歌声……俺だけのために……幸せすぎる)
歌が終わり、カナメが微笑む。
「お誕生日、おめでとうございます、オリッシュさん」
オリッシュは照れくさそうに頰を赤らめ、ロウソクの火を吹き消す。
煙が細く立ち上る。
ケーキを分け合い、オリッシュが満足げにフォークを置く。
甘いチョコレートクリームが、オリッシュの口元に少し付いていた。
カナメはそれに気づき、嫋やかに微笑む。
「オリッシュさん……口元に、クリームがついてますよ」
オリッシュが慌てて手を伸ばすが、カナメは優しくその手を止め、体を寄せる。
「私が……取ってあげますね」
カナメはオリッシュの顔を両手で優しく包み、唇を近づける。
舌先でオリッシュの口元に付いたクリームをそっと舐め取る。
甘いチョコレートの味が広がり、カナメの息が熱くかかる。
オリッシュの目が大きく見開かれ、すぐに欲情が爆発する。
「カナメっ、キス、キスするぞっ」
カナメの唇を捕らえ、深く熱いキスに移行する。
クリームの甘さとカナメの唾液が混じり、舌をねっとりと絡ませる。
Eカップの乳房がオリッシュの胸に押しつけられ、柔らかく潰れ、熱い吐息が混じり合う。
カナメの体が甘く疼き、秘部がじんわりと濡れ始めるのを感じながらも、唇を離し、嫋やかに囁く。
「オリッシュさん……これ以上は、夜伽の場で……ね?」
指をオリッシュの胸に這わせ、谷間を強調するように体を寄せ、誘うように微笑む。
オリッシュの目が輝き、すぐに立ち上がる。
カナメの細腰を抱き寄せ、るんるんとした足取りでベッドルームへ移動する。
「へへ、カナメ……待ちきれないよ。このドレスで、初日のみたいに……」
カナメは体を預け、甘く息を漏らす。
(今夜は、特別……サプライズの誕生日プレゼントはまだこれから。オリッシュさんをたっぷり満足させてあげないと)
ベッドルームの扉が閉まり、ディナーは夜の宴へと移ろった。
(続く)