マクロスΔ オペレーション・スィートプリズナー 作:夜叉五郎
アルテミシア・グランドホテル ロイヤルスィート「ルビー・プリズン」
ch.66「汗だくの密着サポートと消えた泡タイム」
朝食を終えたオリッシュは、いつものようにカナメの手を握ってジムルームへ向かった。
体が明らかに軽く、動きに弾みがある。
「カナメ、なんか今日すごい体の調子いいんだよ! 一昨日あれだけ無茶したのに、昨日は一日中筋肉痛で死にそうだったのに……今朝起きたらほとんど痛みがない!」
カナメはオリッシュの元気な様子に目を細め、心の中で喜びを噛みしめた。
実はこの一ヶ月、オリッシュの体重は確実に減っていた。
最初はわずか1kg、2kgと微々たるものだったが、最近のトレーニングで加速し、ついに5kgの減量に成功していた。
鏡に映るオリッシュの腹は少し凹み、顔の輪郭もほんのわずかシャープになっていた。
カナメはその変化を敏感に感じ取り、胸が高鳴る。
(5kg……やっとここまで来たわ。この流れを絶対に止めない。もっと加速させて、この人を健康的に痩せさせてあげたい)
これまではランニングマシンやエアロバイクで軽く汗を流しつつ、カナメの本格トレーニングを横で眺めるだけだったオリッシュ。
だが今日、彼はマシンエリアを指差して目を輝かせた。
「カナメ、俺もちょっと筋トレやってみたいな……一昨日の夜、カナメの体を持ち上げまくった時、なんか楽々だったけど……あれってたぶんアドレナリンとかでリミッター外れてただけだよな。反動で昨日あんなに筋肉痛になったし……普段から鍛えておいて、カナメを抱く時にもっと楽に動けるようになりたいよ……」
単純だが真剣な理由だった。
カナメにとっては天からの贈り物。
(チャンスだわ! このモチベーションを絶対に活かさないといけないわねっ)
「ええ、そうですね……オリッシュさんが本気でやってくれるなら、私も全力でサポートします」
カナメは内心で燃え上がり、オリッシュをその気にさせる作戦に全力を注ぐ。
まずはベンチプレス。
オリッシュをベンチに寝かせ、バーを軽い重量(45kg)にセット。
カナメはオリッシュの頭上から上体を深く屈め、バーを支えるように両手を添えながら、豊かな谷間をわざと彼の視界に押しつけるように近づける。
汗ばんだ肌から甘い女の匂いが立ち上り、ホルターネックのトップが張りついて乳首の輪郭がほのかに浮かぶ。
「ここ、しっかり胸に力入れて……ゆっくり下ろして……はい、押し上げて!」
オリッシュは興奮で顔を赤くしながら、必死にバーを上げる。
「うおっ……カナメのおっぱいが目の前で……はぁはぁ、これなら100回でもいける!」
カナメは優しく微笑みながら、心の中でガッツポーズ。
(この調子、この調子……もっと頑張らせて、もっとカロリー消費させましょうっ)
スクワットでは後ろから腰を抱えるようにサポート。
柔らかなEカップの乳房をオリッシュの背中にぴったりと押しつけ、熱い吐息を耳元に吹きかけながら腰を掴む。
カナメの太ももがオリッシュの尻に密着し、汗で滑る肌同士がぬるりと擦れ合う。
「もっと腰を落として……お尻を突き出して……そう、いい感じだわっ」
オリッシュはカナメの体温に鼻息を荒くしながら、スクワットを繰り返す。
デッドリフトではカナメが前からバーを持ち、オリッシュの腰に自分の腰を軽く当ててフォームを修正。
股間がほんの少し触れ合い、カナメの熱が伝わるたびオリッシュの息が乱れる。
ラットプルダウンではカナメが後ろから腕を包み込むように導き、胸を背中に押しつけて「もっと肩甲骨を寄せて……」と囁く。
ショルダープレスでは座ったオリッシュの膝に跨るように立ち、谷間を顔の前に近づけながらバーを安定させる。
汗でウェアが張り付き、乳首の形が浮き、腹筋のラインがくっきり浮かび上がる自分の姿を自覚しつつも、カナメは一切手を抜かない。
(この人の汗、すごくいい匂いがするようになった……体重が減ってるからか、以前より健康的)
気づけばなんだかんだで二時間半近くが経過。
オリッシュは汗だくで息を荒げながらも、満足げに笑う。
「はぁはぁ……カナメ、俺今日すごく運動できたよね? 筋肉つきそう!」
カナメも汗で髪を乱し、息を弾ませながら頷く。
「ええ、素晴らしいです。オリッシュさん、こんなに本気でやってくれるなんて、ありがとうございます」
時計を見て、カナメははっとする。
(あ、もうこんな時間だわ)
予定ではトレーニングの後に、たっぷり時間を取ってソーププレイをするはずだった。
泡まみれで体を洗い合い、ぬるぬるのマットで絡み合う約束。
だが、オリッシュの熱が入りすぎたせいで、時間は完全にオーバー。
次のスケジュールが迫っていた。
カナメは一瞬残念そうに唇を噛んだが、すぐに優しく微笑む。
「ごめんなさい、オリッシュさん。今日はソーププレイの時間が……なくなっちゃいました」
オリッシュは一瞬目を丸くしたが、すぐに子供のように笑った。
「いいよいいよ! 今日のトレーニング、すごく気持ちよかったし! それに、筋肉ついたらもっとカナメを気持ちよくできるもの!」
カナメは苦笑しながらも、胸の奥が熱くなる。
(この人、本当に単純で。でも、嬉しいわ)
(5kg減ったばかりなのに。この調子なら、もっと早く目標に近づけられる)
汗だくのまま、二人はジムルームを後にした。
ソープタイムはなくなったが、オリッシュの体は確実に変わり続けていた。
カナメはその変化を、誰よりも近くで見守り、加速させる決意を新たにした。
トレーニングを終え、シャワーを浴びたカナメは、オフのワルキューレらしいカジュアルな服装に着替えていた。
白い半袖シャツに短いショートパンツ、鍵のついたベルトが腰に巻かれ、胸元が少し開いて鎖骨が覗くラフなスタイル。
トレーニング後の汗がまだほのかに残る肌を、柔らかな照明が優しく照らし、シャツの生地が体に軽く張りついて曲線を浮かび上がらせる。
ランチの時間、カナメはオリッシュのダイエット計画を加速させるため、少しだけメニューを変えたいと思っていた。
高タンパク低脂肪の筋肉がつきやすい内容——鶏胸肉のグリルにブロッコリー、玄米、プロテインシェイク。
普段の豪華なコースとはかなり違う味になる。
カナメはトレイを運びながら、オリッシュに優しく尋ねた。
「オリッシュさん、今日は少しメニューを変えてみてもいいですか? トレーニングを頑張ってくださってるので、筋肉がつきやすいものを中心にしてみようと思って」
オリッシュは目を丸くしたが、すぐに子供のように笑った。
「え? カナメが考えてくれるならなんでもいいよ! 筋肉つくなら俺も嬉しいし!」
許可をもらってほっとしたカナメは、鶏胸肉のグリルをメインに据えたランチをサーブする。
味は淡泊で、オリッシュの好みとはだいぶ違うはずだった。
だがオリッシュは文句一つ言わず、フォークとナイフを動かしてモリモリと平らげていく。
「美味しいよ、カナメ! なんか今日の鶏肉、すごくジューシーに感じる!」
カナメは内心でほくそ笑みながら、優しく微笑む。
(味に文句言わないで食べてくれて、本当に良かった。この調子ならもっと減量が進むわね)
オリッシュは最後のプロテインシェイクまで一気に飲み干し、満足げに腹をさすった。
ランチを終え、カナメがトレイを片付け終えた頃、彼女は優しく提案した。
「オリッシュさん、ランチの後はお風呂にしましょうか? 汗もかきましたし、ゆっくり泡風呂で」
オリッシュは満足げに腹をさすりながら、目を輝かせて首を振る。
「いや、カナメ……それよりさ、昨日試したアダルトBVの、もう一つのモードをやってみたいんだよ……」
昨日、限定解除モードのあまりのリアルさに慄いたオリッシュだった。
五感全てで蘇ったあの夜の快楽は、夢の中でも忘れられず、一晩中頭から離れなかった。
(あれが開発者向けの限定解除モードなら……市販用のノーマルモードはどんな感じなんだろう……)
カナメは少し驚いたが、嫋やかに微笑む。
「わかりました。では、ベッドルームで準備しましょうか」
カナメのサーブでモリモリ食べたランチの余韻を残しつつ、オリッシュはカナメに寄り添われながらベッドルームへ向かう。
ベッドに横たわり、再び全裸になるオリッシュ。
カナメはアタッシュケースからアダルトBVの器具を取り出し、オリッシュの体に丁寧に装着を始める。
両手首、両足首、両乳首、そして根元のリングを嵌めていく。
昨日より慣れた手つきで、カナメホールにたっぷりローションを塗り、ゆっくりと肉棒に被せる。
ぬるりとした内部が亀頭を包み、襞が雁首を優しく擦る。
オリッシュはすでに硬くなり、低くうめく。
「はぁ……カナメの手、相変わらず優しくて……もう準備万端だよ……」
「はい、では始めますね」
カナメはサイバーゴーグルを装着し、スイッチを入れる。
視界が暗転し、すぐにメニューが浮かび上がる。
『高級娼婦カナメ・バッカニア』
オリッシュが興奮した声で言う。
「よし、今日はノーマルモードを楽しませてもらおうかっ……」
カナメはベッドサイドに腰を下ろし、白いシャツの胸元が少し開いたまま、オリッシュの興奮した様子を優しく見つめた。
(続く)