※この作品はR-18です。

マクロスΔ オペレーション・スィートプリズナー   作:夜叉五郎

70 / 218
2068年4月9日(月)

惑星ラグナ バレッタシティ 裸喰娘娘 & アラド自宅


ch.70「レポートの一撃。アラドは混乱している!」

アラドが久しぶりにカナメの顔を見て、そして振られてしまったその夜——

 

惑星ラグナの海辺に佇む、ワルキューレやデルタ小隊の行きつけの店「裸喰娘娘」。

 

アラドは傷心を紛らわせるように、一人で久しぶりに痛飲していた。

 

部下兼店主のチャック・マスタングがカウンター越しに見守る中、グラスを傾ける手が、わずかに震える。

 

カナメの顔、声、ユニフォームに包まれた体。

 

あの微笑み、あの瞳。

 

すべてが、もう自分のものにはならない。

 

(カナメさん……俺を、選んでくれなかったんだな……)

 

胸が焼ける。

 

プロポーズした相手に、拒絶された。

 

思い返すだけで、嫉妬と絶望が渦を巻く。

 

酒を煽る。

 

飲みすぎたアラドに、チャックが迷惑そうに声をかけた。

 

「アラド艦長、もう閉店の時間っす。そろそろ自宅に戻って休んでくださいよー」

 

泥酔したアラドは、店じまいしたチャックにタクシーに放り込まれてしまい、よろめきながら自宅に戻った。

 

独り身で暗く寂しい室内のベッドに、倒れ込むように横たわる。

 

 

 

 

 

それから暫く経ち、端末にメッセージが届いた。

 

「あん?なんだ?」

 

朦朧とした意識で端末を開くアラド。

 

レディMからの通信だった。

 

『アラド・メルダース中佐。貴官に現在惑星レハームで展開中の極秘作戦、オペレーション・スィートプリズナーに関する作戦データへのアクセスを限定的に許可する。他者への開示不可。破れば軍法会議にかけられるため、扱いに極めて注意すべし。ラグナ支部にて本作戦の阻害要因が発生した場合、貴官の権限でそれを排除せよ』

 

アラドの意識がぼんやりと覚醒する。

 

(そういえば、カナメさんが最後に何か言ってたっけな。)

 

まだ酒精が多分に残ったままのアラドは、深く考えずに「承諾」のボタンを押下。

 

求められるままに虹彩情報も登録して、データへのアクセスを開始してしまった。

 

まず最初に強制的に表示されたのは、アラドにとって恐るべき内容となるオペレーション・スィートプリズナーの計画概要書だった。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【極秘文書】
オペレーション・スィート・プリズナー 計画概要書


文書番号:OSP-PLN-20680306-01


作成日:2068年3月6日


ケイオス・レハーム支部 作戦企画室

 

1. 事案概要

 ヘイムダルの騒乱中、Yami_Q_rayの闇属性歌声に反応して惑星レハーム孤島にプロトカルチャー遺跡「エムシー・ハラメ」が出現。


 レハーム政府の緊急要請を受け、ケイオス・レハーム支部主体の調査隊を派遣したところ、調査隊所属のオリッシュ・ハメルマン三等兵(33歳)が遺跡内システムに取り込まれ、遺跡が暴走。


 護衛のバルキリー小隊および調査隊は、任務同行中のミラージュ・ファリーナ・ジーナス中尉を除き全滅。


 ミラージュ中尉は遺跡からパージされた意識不明のオリッシュ三等兵を回収し、レハーム支部に搬送。

 搬送後に意識を取り戻したオリッシュ三等兵に、遺跡リンク時の記憶なし。

 残されたデータより、エムシー・ハラメは2060年に惑星ウロボロスで発見された遺跡ユルヴァ・アーガのバックアップ施設であり、プロトカルチャーが運用失敗・封印した「宇宙再構築システム」の同型であることが判明した。

 

2. システムの特性と脅威

・ユルヴァ・アーガは歌巫女の歌を制御キーとして使用していた。

・本遺跡エムシー・ハラメは、起動トリガーとなったYami_Q_rayの影響により、取り込んだオリッシュ・ハメルマンの昏い欲望および強烈な性欲を制御キーとして固定化。

・オリッシュの精神的ストレスが増大した場合、宇宙再構築システムが暴走し、ブリージンガル球状星団全体に壊滅的影響を及ぼす恐れあり。

・本件は影響範囲がブリージンガル球状星団全域に及び、作戦失敗時の影響が極めて甚大と予測されるため、統合政府の承認を得て、現行法に優先する超法規的措置を適用する。

 

3. 隔離および安定化措置

 レディMの指示により、S.M.Sウロボロス支社長・アイシャ・ブランシェット博士の知見を借り、オリッシュ・ハメルマンを惑星レハーム最高級施設「アルテミシア・グランドホテル」ロイヤルスィート「ルビー・プリズン」に最上級待遇で隔離。


 外部との通信・接触を完全に遮断し、システム暴走防止を最優先とする。

 

4. ストレス軽減策(慰安要員選定)

 オリッシュの心理プロファイルおよび実証実験の結果、ストレス値を安全域に維持できる唯一の人物は、戦術音楽ユニット「ワルキューレ」リーダー カナメ・バッカニア(23歳)であると結論づけられた。


 選定における調査内容及び調査結果は以下を参照。

 

【参照文書】
ケイオス・レハーム支部 極秘調査報告書


報告書番号:OSP-INV-20680305-001(心理分析部門主任 Dr. M. クロフォード提出)

 同報告書内記載の追加調査により、カナメ・バッカニアに男性経験が一切ない(処女)ことが判明したため、ケイオスアダルト部門に対し、初心者向け性技教練を目的とした専属研修資料「Training for Kaname Buccaneer ONLY」の緊急作成を依頼中である。


 教師役にはケイオスアダルト部門トップAV女優 ミランダ・メリンを指名済み。


 同資料は任務開始前にカナメ・バッカニアへ極秘交付し、任務遂行能力の向上を図る。

 

5. オペレーション・スィート・プリズナー 実行内容

・作戦名:Operation Sweet Prisoner(略称:OSP)

・目的:オリッシュ・ハメルマンのストレスを継続的に軽減し、宇宙再構築システムの暴走を防止

・担当慰安要員:カナメ・バッカニア(専属・無期限)

・任務形態:性的慰安全般(衣装・シチュエーションプレイ含む一切の制限なし)

・対象への説明:遺跡調査時に発生した事故の影響確認のためとする。

・カナメ・バッカニアへの説明:対象の精神安定のための慰安任務

・任務期間:遺跡エムシー・ハラメの完全解析・制御解除まで(実質無期限)

 

6. 情報管理

・本作戦の全容は極秘扱い

・オリッシュ・ハメルマンに対し、自身が宇宙再構築システムの制御キーである事実は終始秘匿

・ワルキューレ他のメンバーおよびデルタ小隊への情報開示は最小限に留める

 

7. 追加指示

 本計画書の承認がおり次第、レディMよりカナメ・バッカニアに対し直接の招集通知を発動する。


 招集通知は最優先事項として即時実行し、カナメ・バッカニアのラグナ支部からの出向手配を並行して進める。

 

以上

 

【承認欄】


レディM      承認
済

ケイオス・レハーム支部長  承認済

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

読み進めていくうちに意識がはっきりとしていく。

 

カナメの名前が出てきて完全に意識が覚醒。

 

呆然とするアラド。

 

「ユルヴァ・アーガ? エムシー・ハラメ? 慰安任務、だと? 」

 

さらに、さらりとカナメが処女であった重大な事実も暴露され、ドキリと胸の鼓動が跳ね上がる。

 

アラドは焦った手付きで、関連ファイルとしてリンクされていた慰安要員選定調査報告書なるものを開く。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【ケイオス・レハーム支部 OSP慰安要員選定調査報告書】


報告書番号:OSP-INV-20680305-001


日時:2068年3月5日


報告者:心理分析部門主任 Dr. M. クロフォード


対象:オリッシュ・ハメルマン(三等兵、33歳)


件名:宇宙再構築システム制御キー安定化のための慰安要員選定調査(最終報告)

 

1. 対象の心理プロファイル概要

・年齢33歳、女性経験皆無の完全童貞(ファーストキス含む)。

・極度の女性不慣れ・あがり症を有し、一般女性との接触でストレス値が急上昇(過去派遣女性3名で確認)。

・強烈な性的渇望を有するが、対象女性に対する「緊張を上回る憧憬・崇拝感情」がない場合、ストレス軽減効果が得られず逆効果。

・性的嗜好の最上位に戦術音楽ユニット「ワルキューレ」メンバー・カナメ・バッカニア(23歳)を置く熱烈ファンであることが判明。

・カナメ・バッカニア関連コンテンツ(ライブ映像、写真集、インタビュー等)の所持量はファンの中で上位0.1%に相当。

 注) オリッシュ・ハメルマンの個人情報詳細は、OSP-INV-20680301-001を参照。

 

2. 慰安要員候補者評価結果

・一般女性職員・娼婦契約者 計7名派遣 → ストレス値平均+42%上昇(危険域)

・芸能関係契約者 計3名派遣 → ストレス値平均+18%上昇(軽度改善も不十分)

・カナメ・バッカニア関連刺激(映像・音声のみ)提示実験 → ストレス値平均-31%低下(有意な軽減効果確認)

 

3. 最適慰安要員の選定

 上記結果より、対象のストレス値を安全域に維持し続けるためには、「対象が極度に憧れ・崇拝し、かつ性的渇望の頂点に位置づける女性」による直接的な性的慰安が必須と判断。

 現時点で当該条件を完全に満たす人物は、カナメ・バッカニア(ワルキューレ・リーダー、23歳) のみ。

 

追加評価(本件に関する超法規的措置によってレディMから提供されたカナメ・バッカニアの全個人情報より実施):

・任務遂行意欲が高く、プロ意識が極めて強い(ワルキューレ活動実績より)。

・身体的特徴(168cm、Dカップ超、白い長脚)が対象の嗜好に完全一致。

・晩酌習慣あり、性的行為以外でもリラクゼーション効果が期待できる。

・カナメ・バッカニアは男性経験皆無(処女)のため、対象と同等の「初体験」共有が可能。

 

4. 結論および提案

 オリッシュ・ハメルマンのストレス値安定化および宇宙再構築システム暴走防止のため、カナメ・バッカニアを専属性的慰安要員として無期限任務に任命することを強く推奨する。

 

以上

 

【承認欄】


レディM 承認済


ケイオス・レハーム支部長 承認済


 

心理分析部門主任 M. クロフォード

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「そんな、ばかな」

 

報告者の心理分析部門主任とやらをくびり殺したくなるアラド。

 

次いで、報告書にリンクしてあったオリッシュのプロフィールをタップ。

 

表示されたデータと顔写真は、カナメがレハームに着任した時にミラージュから見せられたものと同じ。

 

自分とは似ても似つかない、兵士としてもどう見てもクズそうな醜男だ。

 

もし彼が自分の部下に配属されたら、容赦なく部隊から追い出していただろう。

 

このキモデブ男が、カナメにアラドのプロポーズを断らせた原因。

 

「俺は、こんな男に負けたのか?」

 

愕然としながら、次いで開いたファイルは、カナメのサイン入りの作戦参加同意書。

 

その特例条項には、超法規的措置として、全てにおいて慰安任務が統合政府の現行法より優先される旨が明記されていた。

 

つまりカナメの女性としての尊厳についても、配慮はされるものの例外ではない

 

任務期間中、いかなる理由でも除隊・退職は認められないため、カナメを救う道はなかった。

 

「なんで、こんなものにサインをっ、カナメさんっ」

 

慟哭するアラド。

 

そして、アラドはついに、カナメ・バッカニアの慰安任務に関する行動観察レポートのフォルダを見つけてしまう。

 

中身は全31ファイルで、最新の日付は昨日だ。

 

その中から、アラドは迷いながらも、任務初日のファイル——OSP-LOG-20680308——をタップした。

 

画面に淡々としたタイムリスト形式のレポートが表示される。

 

 

 

OSP-LOG-20680308

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【慰安任務初日レポート】

【対象】オリッシュ・ハメルマン(三等兵、33歳)

【担当】カナメ・バッカニア(23歳)

【日時】2068年3月8日(木)

18:50 ホテル現着(高級娼婦コスチューム着用:参照先リンク)

19:00 ロイヤルスィート入室

19:05〜19:20 慰安対象と会話(対象の興奮度急上昇)

19:20〜19:35 慰安対象と唇同士で初接触(初キス)

19:50〜20:05 手コキ奉仕(対象射精1回目:顔・胸)

20:05〜20:20 フェラチオ奉仕(対象射精2回目:口内)

20:20〜20:50 授乳プレイ(対象射精3回目:太股)

20:50〜21:20 騎乗位破瓜(対象射精4回目:中出し)(担当初絶頂)

21:20〜21:50 正常位(対象射精5回目:中出し)(担当絶頂2回目)

21:50〜22:20 後背位(対象射精6回目:中出し)(担当絶頂3〜6回目(複数波))

22:20〜22:50 座位(対象射精7回目:中出し)(担当絶頂7回目)

22:50 初回任務終了(対象満足度極高)

23:00 対象および担当、そのまま就寝

【計測結果】

対象の射精回数:7回

担当の被ぶっかけ数:2回

担当の被口内射精数:1回

担当の被中出し回数:4回

担当の絶頂数:7回※

※…担当の左手首装着のバイタルリングが計測した明確な絶頂をカウント。軽イキは未計測の場合があるので注意。

【備考】


対象の持続力・精液量異常を確認。


担当処女喪失完了。


情報封鎖成功。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

血走った目でレポートを読み進めていくアラド。

 

内容を理解し始めるにつれ、顔から血の気が引いていくのを感じた。

 

だが、酒の勢いと衝撃で、股間が熱く疼き始めた。

 

拒絶と嫉妬で心が引き裂かれているのに、体は正直に反応してしまう。

 

ズボンの中で肉棒が硬く張り詰め、先端がじんわりと濡れる。

 

(こんな時に、なんで勃起してるんだ、俺はっ!)

 

混乱と自己嫌悪が渦を巻く。

 

自分以外の男に処女を奪われ、その精液で子宮を満たされてしまうカナメ。

 

その詳細を読みながら、興奮してしまう自分。

 

気がついたらアラドは、レポート内の高級娼婦コスチュームのリンクをタップしていた。

 

表示されたのは、真紅のドレスに身を包んだカナメの姿。

 

肩と胸元が大胆に露出され、深いスリットから白い長脚が覗く妖艶なオフショルダードレス。

 

腰の部分は金のチェーンと赤い宝石が揺れる装飾で飾られ、背中側は大きく開いて背中の曲線を強調。

 

髪は普段のハーフアップと異なり、優雅に結い上げられている。

 

普段の清楚で頼もしいワルキューレのリーダーとは別人のような、妖しく艶めかしい高級娼婦の姿。

 

アラドがこれまで一度も見たことのない、極めて性的なカナメの表情——微笑みながらもどこか誘うような瞳、赤い唇、豊かな胸の谷間。

 

アラドの心臓が激しく鳴った。

 

(カナメさん、こんな姿であんな男の前にっ)

 

嫉妬と絶望が胸を抉るのに、視線は画面から離せない。

 

この姿でオリッシュに抱かれ、処女を捧げ、身体を汚されたのかと思うと、吐き気がするほど苦しい。

 

それなのに——股間は痛いほどに硬くなり、先走りがズボンを濡らす。

 

(俺はこんなカナメさんを見て興奮しちまってるのか? 最低だ。俺は最低の男だっ)

 

アラドは端末を握りしめ、涙がにじみ、股間を押さえながら身をよじった。

 

(続く)

 

 

 

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