※この作品はR-18です。

マクロスΔ オペレーション・スィートプリズナー   作:夜叉五郎

75 / 218
2068年4月10日(火)
惑星ラグナ アラド自宅


ch.75「手コキの壁、残機ゼロのアラド」

流石に連続で二度射精すると、フィジカルエリートのアラドでもインターバルが必要になる。

 

荒い息を吐きながら、アームチェアから立ち上がったアラド。

 

全裸の下腹部が白濁に濡れ、リングに絡みついた精液が糸を引いている。

 

肉棒はまだ半勃ちで、先端から残りの白濁がぽたりと滴り落ち、太腿を伝う熱い感触がアラドを震わせる。

 

リングがぴったりと根元を締めつけ、脈打つ余韻を残したまま、敏感になった亀頭が空気に触れてびくびくと反応する。

 

ティッシュで拭いながら、ベッドに腰を下ろす。

 

体が重い。

 

精液の生臭い匂いが部屋に広がり、自分の惨めさを思い知らせる。

 

(くそっ……連続二回は、さすがに効くな)

 

撮影当日の行動ログOSP-LOG-20680401を再び表示する。

 

ステージ2「キス&手コキ奉仕」で、オリッシュは手コキの最中に一回だけ射精している。

 

感度レベルが“並”のステージ2の序盤で、アラドはすでに二回も射精していた。

 

あのキモデブ男が射精したシーンにすら、たどり着けていない。

 

人間の男という生物として、性機能で圧倒的に負けている状況。

 

だが、アラドはその事実を認めたくなかった。

 

まず、カナメにプロポーズしてから、ここ一ヶ月以上風俗には行っておらず、久しぶりの射精だったこと。

 

カナメに振られて精神的にナーバスになっていたこと。

 

酒を飲みすぎて感覚が過敏になっていたこと。

 

ABVのリアルさに圧倒されていたこと。

 

カナメの艶姿を初めて体験して興奮してしまったこと。

 

そして何より、カナメへの愛情が自分の方がオリッシュより深いこと。

 

上げればいくらでも理由を上げられる。

 

(そうだ……俺はあの男みたいに、毎日カナメさんを抱いてるわけじゃない)

 

(一ヶ月以上溜めてたんだ。ナーバスだったし、酒も入ってる)

 

(それに……このリアルさは反則だ)

 

(カナメさんの唇の甘さ、舌の絡みつき、乳房の柔らかさ、秘部の熱い湿り気——すべてが新鮮すぎて、耐えられるはずがない。)

 

(カナメさんへの想いが強すぎるから、感じやすいだけだ)

 

(決して……俺が負けてるわけじゃない)

 

次から次に理由をあげて反芻し、自分を奮い立たせていく。

 

感度の“並”が撮影時の感覚そのままだと思い込んでいるアラドは、気づいていなかった。

 

実は”並“は、一般男性がオリッシュと同じタイミングでイケるように、実際に彼が得ていた感覚を5割ナーフしたレベルであることを。

 

はたから見れば滑稽でしかなく、オリッシュがその事実を知れば腹を抱えて笑ったことだろう。

 

とにかく明日も普通に仕事はある。

 

艦長として、マクロス・エリュシオンに乗艦しなければならない。

 

今夜中にステージ2だけでも見終えておきたい。

 

アラドは深く息を吐き、立ち上がった。

 

水分補給も行い、体力も少し回復してきた。

 

股間の肉棒も、すでに次の戦いを待っているかのように再び硬さを増し始め、リングが微かに熱を帯びる。

 

サイバーゴーグルを手に取り、四度目のリトライに臨む。

 

(今度こそ……ステージ2を、クリアしてやる)

 

 

 

 

 

四度目のリトライ。

 

熱いキスが続いている。

 

舌が絡み合い、甘い唾液が混じり合う。

 

カナメのEカップの乳房が胸板に押しつけられ、柔らかく重い感触が全身を支配する。

 

右手が赤いドレスの右腰のスリットに差し入れられ、白く長い太腿の滑らかな肌を撫で上げ、秘部へ到達。

 

指先がパイパンの恥丘に触れた。

 

先ほどアラドが二度目の射精をしたポイントだ。

 

ここまで何とか堪えて乗り切るアラド。

 

すでに二回抜いてるのが大きかった。

 

未体験ゾーンに突入。

 

滑らかで熱い肌、わずかな湿り気を堪能しながらアラドの指がさらに進み、カナメの濡れた秘唇を優しく開く。

 

熱い愛液が指に絡みつき、ぬるぬるとした粘り気が神経を直撃する。

 

内壁の柔らかさ、収縮するような締めつけが、指一本で伝わってくる。

 

(カナメさんの……中が、こんなに熱くて、濡れて……)

 

アラドの頭が真っ白になる。

 

『あんっ……旦那様、そこ……』

 

耳元で囁かれる艶声。

 

甘く震える吐息が耳朶をくすぐり、欲情を煽る。

 

熱いキスを交わしながら、互いの性器をいじり回す。

 

カナメの手がこれまでになくアラドの肉棒を激しくしごき上げる。

 

「うぁあっ、カナメさんっ、それは激しすぎるだろっ」

 

ぬちゃぬちゃと湿った音が響き、先端から液が溢れ出す。

 

アラドの指がクリトリスを捏ね、秘唇を掻き回す。

 

じゅく、じゅく、と愛液の音が響き、カナメの体が甘く震える感触が伝わる。

 

内壁が指を締めつけ、熱い蜜がさらに溢れ、指を飲み込むように蠢く。

 

くぐもった喘ぎ声が漏れる。

 

『んむっ……あむぅ……んんっ……』

 

カナメのピンクの舌が口内で踊り、唾液が滴る。

 

Eカップの乳房が擦れ、硬くなった乳首がドレス越しに感じられる。

 

秘部が指で掻き乱されて体が甘く震え、より強くアラドの肉棒を擦り上げる。

 

アラドはもう、耐えられなかった。

 

カナメのマンコの熱さと濡れ具合、指を締めつける内壁の感触、そして何より、自分の肉棒をカナメにシュッシュと激しく手コキされる気持ちよさに、理性が吹き飛ぶ。

 

肉棒がびくびくと痙攣し、リングが脈打ち、白濁が噴出する。

 

射精の快感が全身を駆け巡り、視界が白く染まる。

 

 

 

 

 

現実に戻されたアラドは、荒い息を吐きながらアームチェアに座ったまま動けなかった。

 

全裸の下腹部が三度白濁にまみれ、リングに絡みついた精液が糸を引いている。

 

肉棒はまだ痙攣の余韻でびくびくと震え、先端から残りの白濁がぽたりと滴り落ちる。

 

熱い射精の快感が体に残り、太腿を伝う精液のぬるぬるとした感触が、惨めさを増幅させる。

 

股間の熱が収まらず、リングがぴったりとフィットしたまま脈打つ。

 

(また……最後まで辿り着けなかったのか)

 

興奮の余韻と虚しさが混じり、胸が締めつけられる。

 

それでも、アラドは震える手でサイバーゴーグルを掴んだ。

 

五度目に挑もうとする。

 

体は限界を訴えているのに、欲情がそれを許さない。

 

スイッチを押す。

 

視界が暗転し、ベッドルームに戻った。

 

五度目のリトライ。

 

カナメが上体を起こし、ゆっくりと腕を伸ばす瞬間から。

 

細い腕が首に回される。

 

赤いロンググローブのシルクが肌を滑り、温もりが伝わる。

 

カナメの顔が近づき、唇が重なる。

 

甘く熱いキスが始まる。

 

舌が絡み合い、甘い唾液が混じり合う。

 

カナメのEカップの乳房が胸板に押しつけられ、柔らかく重い感触が全身を支配する。

 

オリッシュの肉棒が、記録されたタイミングで隆々と勃起し始める。

 

根元のリングが嵌まったそれが脈打ち、先端から透明な液が滴り出す。

 

だが、アラドの現実の肉棒は、反応しない。

 

どれだけ興奮しようと、どれだけ欲情しようと、ただの柔らかい肉の塊のまま。

 

リングがぴったりとフィットしているのに、何の脈動もない。

 

突然、視界に赤い警告表示が浮かび上がる。

 

若い女性の声——ミラージュの声——が、冷酷に響く。

 

『プレイヤーの勃起を確認できません。感度を選び直してください』

 

アラドは消耗しきった頭で、それがミラージュの声だとは気づかない。

 

ただ、カナメ以外の女の声が告げる冷たい事実が、耳に突き刺さるだけだ。

 

「ちくしょうっ、どうなってやがるっ」

 

再生が強制的に停止する。

 

視界が現実に戻る。

 

アームチェアに座った全裸の自分。

 

サイバーゴーグルを外したアラドは、己の手で肉棒を握ってみた。

 

先端を擦ってみる。

 

根元を強く刺激してみる。

 

だが、もはや反応しない。

 

ただの柔らかい肉の塊のようにしか感じられない。

 

脈打つ熱も、硬くなる感触も、何もない。

 

勃起すらままならず、五度目の挑戦は失敗に終わる。

 

(なんて情けない……三回で俺はもう限界なのか)

 

試練を乗り越えられない自分に怒りが湧き上がる。

 

今日は日が悪かった。

 

酒を飲みすぎた。

 

精神的にナーバスだった。

 

久しぶりの射精だった。

 

それだけだ。

 

(明日なら……きっと)

 

強烈な睡魔が襲いかかる。

 

体が重く、目が閉じる。

 

ゴーグルとリングを外した全裸のまま、ベッドに倒れ込む。

 

シーツに体を沈め、意識が遠のく。

 

「カナメさん、これが貴女の望んだことなのか……」

 

小さな呟きが漏れ、アラドは気絶するように眠りにつく。

 

結局この夜、アラドはステージ2の最後を見れなかった。

 

 

 

 

 

この日珍しくアラドは午前休暇を取得する。

 

マクロス・エリュシオン艦橋では、朝のブリーフィングが始まる時間になっても、アラドの姿がない。

 

ブリッジオペレーターのミズキ・ユーリが端末を確認し、小声で報告する。

 

「アラド艦長の午前休暇申請が出てます」

 

同じブリッジオペレーター、ベス・マスカットとニナ・オブライエンがざわつく。

 

「珍しいですね」

 

「やっぱりあの噂、本当だったんだー」

 

いつも率先して早朝から艦橋に立ち、部下を鼓舞する男が休暇を取るなど、滅多にないことだった。

 

格納庫では、チャック・マスタングが愛機のVF-31Eの整備を手伝いながら、整備士相手にぼやいていた。

 

「だから昨日あんだけ飲みすぎですよって忠告したのになー」

 

チャックは首を振り、苦笑する。

 

整備士の一人が工具を止め、尋ねる。

 

「艦長、大丈夫なんスか?」

 

チャックは肩をすくめた。

 

「さあなー。あの人は強いけど、恋の病は別だろ。まぁ、午後には来るって連絡入ってるから、俺らでなんとか回しとくよ」

 

昨日カナメ・バッカニアとの通信で起きた出来事。

 

実はマクロス・エリシュオンのクルーのほぼ誰もが知っていた。

 

美雲・ギンヌメールが相変わらずの空気読めなさで「艦長とカナメ、変な空気だったわね」と、艦内のレストルームで口にしたのが発端だった。

 

マキナ・中島が目を輝かせて「あれ絶対、プロポーズを断ったごめんなさいだよー!」と即座に解説。

 

レイナ・プラウラーが無表情にコクコクと頷きながら「アラド艦長、ショック。カナメ、むごい」と淡々と評した。

 

偶然同席していたブリッジオペレーターの三人娘の一人、ニナ・オブライエンがその会話を聞いてしまい、たちまち艦内中に広まってしまったのだ。

 

もともとアラドとカナメの関係を怪しんでいた人数がかなりに上っていたため、噂の広がり方も早かった。

 

一方、アラド自宅では、ベッドに倒れ込んだままの全裸のアラドが、午前休暇の連絡を入れた端末を握ったまま、また深い眠りに落ちていた。

 

ゴーグルとリングは枕元に投げ出され、下腹部には乾いた白濁の跡が残っている。

 

昨夜の激しい自慰の記憶と、カナメの幻影が、夢の中で繰り返し彼を苛み、今朝方までまともに寝れていなかった。

 

破滅への渇望は、朝の光の中でも、静かにくすぶり続けていた。

 

(続く)

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。