マクロスΔ オペレーション・スィートプリズナー 作:夜叉五郎
アルテミシア・グランドホテル ロイヤルスィート「ジムルーム」 & 「ルビー・プリズン」
ch.76「ゴージャスな頂戴、舞姫カナメの誘惑」
時計の針が午前10時30分を回る。
ジムルームに併設された更衣室で、二人は汗で光る体を休めていた。
カナメはタオルを手に、甲斐甲斐しくオリッシュの首筋や胸元、背中を優しく拭いていく。
汗で濡れた肌にタオルを滑らせ、滴る汗を丁寧に吸い取りながら、時折指先で筋肉の張りを確かめるように触れる。
黄色と黒のホルターネックトップが汗で肌に張りつき、Eカップの豊かな曲線を強調している。
下は黒地に黄色のラインが入ったフレアパンツで、腰の動きに合わせて軽く揺れ、白い腹部がちらりと覗く。
オリッシュは息を弾ませながら体重計に乗り、数字が安定するのを待つ。
表示された数値は109kg。
運動直後で水分が抜けた一時的な値だとわかっていても、数字は確かに109kgだった。
オリッシュの目が丸くなる。
「うおおおっ! 109kg! カナメ、見てくれよ! 110kgを切ったぞ!」
声が裏返るほどの上擦った喜び。
カナメは目を細めて微笑み、オリッシュの肩にそっと手を置いた。
「本当ですね、オリッシュさん。素晴らしいわ」
内心では胸が熱くなる。
3月10日の119kgから、ここ一ヶ月でちょうど10kgの減量。
四日前からオリッシュが筋トレに本気でハマり出したのが、明らかに効いていた。
あの日のジムで、ベンチプレスやスクワットに初めて本気で挑戦し、カナメの胸や腰を密着させたサポートに興奮しながらも、汗だくでバーを上げ下げした姿が脳裏に蘇る。
デッドリフトで腰を合わせ、ショルダープレスで谷間を顔に近づけながら励ましたあの時間——すべてがオリッシュのモチベーションを爆発させ、毎日欠かさずジムに通う習慣を生んだ。
あの汗だくの密着サポートが、ちゃんと実を結んでいる。
カナメの体温と甘い匂いに包まれながら必死に鍛えた成果が、こうして数字となって現れたのだ。
オリッシュは体重計から降りると、子供のように跳ねてカナメを抱きしめた。
汗の匂いが混じった体をぎゅっと押しつけ、興奮した声でまくしたてる。
「カナメのおかげだよ! あのトレーニング、毎日やってよかった! ついに100kg台だ!」
カナメからすれば100kg台も110kg台もそう変わらない重さではあったが、カナメはオリッシュの優しく背中を撫でながら、嫋やかな声で囁く。
「ええ、オリッシュさんの頑張りの成果だわ。本当に立派です♡」
オリッシュのやる気が頂点に達しているのを敏感に感じ取り、カナメはここぞとばかりに提案した。
「こんなに頑張って110kgを切ったご褒美に……今夜、またABVで撮影しませんか?」
一瞬の静寂。
オリッシュの目が輝き、顔が赤く染まる。
「えっ……また撮影? あの時みたいに五感全部記録するやつ?」
カナメは優しく頷いて、怪しく微笑んだ。
「ええ、録感モードでしっかり記録します。そうすれば、後でオリッシュさんがいつでも楽しめるようになるでしょ?」
オリッシュは息を呑み、興奮で体が震える。
「うほほーっ! それ最高じゃん! コンテンツが増えるってことだろ? 俺、いつでも色々なパターンのカナメを楽しめるようになるってことだよな!」
単純で、素直で、嬉しさが爆発した反応。
オリッシュがカナメを抱いて撮影するABVについては、本番の感覚を補完する五感情報のサンプリングデータを、すでに採取してる。
4月4日と4月5日の両日を使って、互いの体の隅々まで性的部位を含めて、触り合い、舐め合い、擦り付けあっていた。
なので、今回は本番の撮影だけでいい。
カナメは内心でほくそ笑みながら、優しく頷く。
「ええ、そういうことね。オリッシュさんがもっと頑張れるように、私も全力でご奉仕しますね」
オリッシュはカナメの腰を抱き寄せ、汗ばんだ額を彼女の肩に押しつけた。
「カナメ……ありがとう。俺、もっと痩せて、もっとカナメを気持ちよくできる体にするから!」
カナメはオリッシュの頭を優しく撫で、心の中で決意を新たにする。
(この勢いを絶対に止めない。もっと健康的に、もっと素敵に変えてあげたい)
午後のスケジュールが、すでに甘く熱を帯び始めていた。
午後八時過ぎ。
ベッドルームの柔らかな照明の下、オリッシュは大仰なアラビアン王の衣装に身を包み、巨大なベッドの上で寝そべり、クッションに寄りかかりながら待っていた。
金糸の刺繍が施された深紅のローブに、頭には宝石を散りばめたターバン。
腰には幅広のサッシュが巻かれ、足元は尖った先の豪奢なスリッパ。
カナメに「これを着ていて待っててください♡」と妖しく囁かれ、素直に従った結果の姿だった。
リング七本はすでに装着済み。
両手首、両足首、両乳首、そして根元のリングが肌にぴったりとフィットし、淡く光を帯びている。
サイバーゴーグルはまだ手に持ち、録感モードのスイッチを入れるタイミングを待つばかり。
オリッシュの胸は高鳴っていた。
今夜のテーマはアラビアンナイト。
カナメが敵国の後宮に潜入したワルキューレの歌姫として、王様を誘惑するハニートラップ。
オリッシュの役所はその王様となる。
シンプルだが、興奮を誘う設定だ。
合図の鐘の音が鳴る。
オリッシュはサイバーゴーグルを装着して、録感モードをオンにする。
ドアが静かに開き、カナメが入室した。
息を呑むほどの妖艶さ。
マンダリン・ゴージャスと名付けられたベリーダンサーの衣装に身を包んだカナメは、まるで後宮の秘花そのものだった。
橙と金の透けるシフォン生地が何層にも重なり、腰から下は長いスカート状に広がりながらも、動きに合わせて白い太腿が大胆に覗く。
薄布越しにパイパンの秘部の輪郭がほのかに浮かび、歩くたびに布が肌に擦れて微かな湿り気を帯びる。
上は小さなビキニトップがEカップの豊かな乳房を辛うじて覆い、金の縁取りと宝石の飾りが谷間を強調する。
乳峰が挑発的に布地を押し上げ、乳首の尖りが薄く透け、照明に照らされて艶めかしく輝く。
腹部は完全に露わで、くびれた腰と滑らかな肌の白さが、見る者の視線を吸い寄せてやまない。
両腕には金の腕輪が鳴り、長い緑と金のヴェールが背中から流れ、舞うたびに幻想的に揺れる。
足元は金の装飾が施されたハイヒールで、足首にも鈴が付けられ、歩くたびに甘い音を立てる。
赤茶色の外ハネのハーフアップの髪が汗で少し湿り、青い瞳が妖しく光る。
体から立ち上る甘い女の匂いが、すでに部屋を満たし始めていた。
オリッシュはカナメの姿を一目見て、喉を鳴らし、股間が熱く疼き始めた。
ローブの下で肉棒が急激に硬くなり、根元のリングが脈打つ感触に息を荒げる。
ねっとりとした視線でカナメの乳房、腰、太腿を舐め回すように見つめ、興奮で顔を赤く染める。
カナメは赤い絨毯の上に優雅に進み出て、オリッシュの前で深く跪いた。
両手を床について、頭を垂れ、嫋やかな声で挨拶する。
「本日夜伽を務めさせて頂きます、新人のカナメ・バッカニアです。まずは王様に歌と踊りを捧げます」
オリッシュは王座に座るように背を伸ばし、興奮で喉を鳴らした。
「うほっ……カナメ、早く来い……」と低く呟き、腰を少し浮かせて股間の膨らみを隠そうとするが、隠しきれない。
カナメはゆっくりと立ち上がり、ベッドルームの備え付け高音質音響システムに手を翳す。
ヴァジュラ戦役で伝説となったディーヴァ、シェリル・ノームのアラビアン・ナンバー「ゴ~~ジャス」が流れ始める。
重厚なアラビアンリズムと、艶やかなストリングス。
カナメは舞姫に成りきり、腰をくねらせ、ヴェールを翻す。
頂戴頂戴と連呼するエロティックな歌詞を、甘く熱い声で歌い上げる。
腰を激しく振り、腹部を波打たせ、Eカップの乳房を重く揺らしながら近づく。
汗が飛び散り、ビキニトップがずれそうになり、乳首が一瞬覗く。
金の腕輪が鳴り、鈴が甘く響き、太腿の内側が擦れ合うぬめった音まで聞こえそうなほど近い。
両手に持った扇を広げ、顔を隠したり覗かせたり、誘うように体をくねらせる。
ヴェールが翻り、白い肌がチラチラと見え隠れする。
秘部に張りついた薄布が濡れ、愛液の染みがほのかに広がり始める。
カナメの青い瞳がオリッシュをまっすぐ捉え、唇を舐めながら歌う。
このわがままな体を満たす、王様の愛を、熱い夜を、ゴージャスに頂戴頂戴と歌詞に乗せておねだりしまくるカナメ。
腰を突き出し、乳房を寄せ、扇で谷間を隠したり開いたり、息を荒げて汗を飛び散らせる。
汗の粒が腹筋の溝を伝い、へそに溜まって妖しく光る。
オリッシュは息を荒くし、股間が熱く疼くのを感じていた。
肉棒がローブを押し上げ、先走りが染みを作り、根元のリングが熱く締めつける。
ねばっこい視線でカナメの揺れる乳房と腰の動きを追い、喉を鳴らしながら腰をくねらせる。
録感モードのリングが淡く輝き、五感すべてが記録されていく。
甘い体臭と汗の香り、鈴の音、艶やかな歌声、肌の熱、すべてがオリッシュの神経を直撃する。
カナメの踊りはますます激しくなり、オリッシュの前で跪き、ヴェールを翻して体を寄せる。
汗で光る肌が間近に迫り、乳房が息遣いで上下し、秘部から立ち上る熱い匂いが鼻腔を満たす。
すべてがオリッシュを魅了し、翻弄し、欲望を掻き立てていく。
今夜のエキゾチックな夜伽は、まだ始まったばかりだった。
(続く)
カナメの衣装は歌マクロスの「マンダリン・ゴージャス」