マクロスΔ オペレーション・スィートプリズナー 作:夜叉五郎
2065年、ブリージンガル球状星団の辺境宙域。
ワルキューレの初期メンバーとして、クレア・パドルは戦場ライブに立っていた。
17歳の少女は金髪をポニーテールにまとめ、水色のパーソナルカラーのライブ衣装『ヴァイス・トレーネン』を纏い、戦場というステージに上がる。
長い手足が優雅に動き、Fカップに迫る豊満な胸が衣装を押し上げ、勝気なヴァイオレット色の瞳が輝いていた。
まだ無名に近いユニット。
歌でヴァールシンドロームを抑え、銀河を守る——そんな理想に胸を膨らませていた。
しかし、現実は残酷だった。
周囲をヴァール化した兵士たちが囲む。
ほとんどが男。
獣のような目でクレアの体を舐め回す視線。
歌声が響く中、兵士たちの喘ぎのようなうめき声が混じり、凶暴な欲が空気を重くする。
クレアの歌がヴァールを抑え込む。
でも、視線は止まらない。
胸の谷間、腰の曲線、長い脚——すべてを貪るように見つめられる。
歌いながら恐怖で震えが止まらない。
一回の戦場ライブで数時間。
兵士たちの視線が肌を刺す。
男の象徴——凶暴な欲が、クレアの体を犯すように感じる。
歌声が途切れそうになる。
心がすり減る。
戦場ライブが終わると、仲間に隠れてクレアは、己の震える体を抱きしめる。
涙が溢れていた。
それが何度も、何度も繰り返された。
耐えきれず、精神がボロボロになる。
男の視線がトラウマとして刻み込まれる。
男=暴力、男=獣の欲。
美人なのに男と目が合えば体が凍りつく。
付き合えなくなる。
自慰さえ、できなくなる。
男の象徴を想像するだけで、吐き気がする。
ワルキューレの脱退後、ケイオス・地球支部へ転籍したクレア。
そこで診療士のセレナ・グルドアに出会ってしまう。
クレア・パドルは、カウンセリングルームのドアを静かに開けた。
17歳の少女は金髪をポニーテールにまとめ、大きなヴァイオレット色の瞳を伏せていた。
入室するその足取りは、疲れたように重い。
セレナ・グルドアは穏やかな微笑みを浮かべて、クレアを迎え入れる。
三十代後半の細身の美しさは、茶髪を優雅にアップにまとめ、知的な眼鏡の奥に穏やかな瞳を宿す。
白衣の下に着たタイトなブラウスが、細い腰と控えめな胸の曲線を際立たせ、落ち着いた大人の色気を漂わせる。
セレナはクレアをソファに座らせ、隣に寄り添って優しく手を握る。
温かさが伝わり、クレアの体がわずかに震える。
「初めまして、クレア。セレナ・グルドアよ。ゆっくり話しましょうね」
クレアは目を伏せ、無気力に呟く。
「……カウンセリングなんて、意味ないと思います。話したって、怖いのが治るわけないし……」
セレナは微笑み、優しく頷く。
内心でくすくす笑う。
この子、上玉ね。
セレナは、ワルキューレなんてグループ名を知らなかった。
遠くブリージンガル球状星団のケイオスで、試験運用されている歌ユニットの噂程度。
戦場ライブで歌い、ヴァールシンドロームを抑える——そんな奇抜なプロジェクトの話は、地球にほとんど届いていなかった。
それよりも、クレアの顔と体の方がセレナの目を奪った。
ワルキューレのユニフォームを脱ぎ、シンプルな私服に着替えた体は、長身で豊満な胸がゆったりしたトップスを押し上げ、くびれた腰から伸びる長い脚が優雅だ。
グラマラスなボディは、もうすぐ大人の女として華開く直前の、年頃の妖しい魅力を放っていた。
じっくり仕込めば高値で売れる。
でも急がない。
まずは信頼を。
真っ当な初回のカウンセリング。
クレアは瞳を潤ませ、唇を噛み、声を絞り出すように語った。
「先生……男の人が、怖くて……戦場で、ヴァール化した兵士たちに囲まれて……歌ってる間、ずっと視線が体に突き刺さって……あれ以来、男の人を見ると、体が凍りついて……」
セレナは穏やかに聞き、診断を下した。
強い男性恐怖症。
戦場での死の恐怖と男たちの獣のような視線が、深く刻み込まれている。
クレアは診断を聞き、涙をこぼした。
「私……もう、普通に戻れないんですか……?」
セレナは優しく手を握り、微笑んだ。
内心でくすくす嗤いながら。
この子は上玉すぎる。
じっくり仕込めば、最高の売り物になる。
気長に精神の回復を待ち、トラウマを溶かし、抵抗を弱める。
そして悦びを刻み込む。
セレナにとっては催眠人形を造り出す手慣れた工程。
好んで飲むワインのように、クレアをゆっくりと醸造していく。
最初の一年は信頼関係の構築。
セレナは親身に聞き、クレアの話を否定せず、受け止める。
戦場の恐怖、脱退の負い目、男性への嫌悪。
クレアは最初、無気力に短く答えるだけ。
でも、セレナの穏やかな声と、優しい触れに、徐々に警戒を解き始める。
セレナの下心は臆面もなく隠す。
ただ優しく、親身に。
二年目は本当の診療。
トラウマを少しずつ溶かし、催眠療法を導入。
クレアはセレナに、心を委ねるようになる。
三年目にしてやっと売り物として催眠の仕込みを開始。
この時にはもう、クレアはセレナを唯一の拠り所と思うようになっていた。
無垢な笑みで信頼を寄せる。
残酷に傷ついた少女の心を甘く支配するセレナの催眠テクニックは完璧だった。
セレナは内心で嗤う。
完璧ね。
この子は、私の最高の作品になるわ。
2068年4月3日昼。
セレナ・グルドアの診療室は、いつも柔らかな光に包まれていた。
クレアはソファに深く腰を沈め、セレナの穏やかな声に導かれる。
催眠療法のセッションは、この一年に渡ってすでに何度も繰り返されていた。
クレアの心の奥深くに、セレナは慎重に、しかし確実にスイッチを仕込んでいる。
今日はクレアの催眠を仕上げる最終日。
依頼主の統合政府のお偉いさんの子息——欲深いキモデブ中年の要望通り、クレアを完璧な玩具に仕上げる。
あの浅ましい男がクレアの写真を見てよだれを垂らし、数百万クレジットの価値を認めた姿を思い出し、セレナは内心でくすくす笑う。
(ふふ、あのキモデブの執着、醜悪で最高ね。クレアみたいな上玉を、汗だくで犯したいなんて……金払いも良いからありがたいわ。きちんと仕上げてあげましょう)
セレナはクレアの隣に座り、細い指で優しく手を握る。
温かさが伝わり、クレアの体がわずかに緩む。
セレナの声が低く甘く響く。
「目を閉じて。深く息を吸って。ゆっくり吐いて。いい子ね」
クレアの瞼が重くなる。
セレナは息を合わせ、クレアの呼吸を自分のリズムに同期させる。
指が額に触れ、ゆっくり撫で下ろす。
首筋へ、鎖骨へ、肩へ。
軽く、優しく、でも確実に体をリラックスさせる。
セレナの指先がクレアの首筋を優しく這い、鎖骨の窪みをなぞる。
甘い痺れが肌の下を駆け巡り、クレアの体が熱く火照り始める。
「んっ……」
クレアの唇から甘い吐息が漏れる。
「体が重くなって。ソファに沈んでいく。でも、あなたの胸だけは違うわ。ふわふわと軽くなって、風船のように浮き上がる……優しく持ち上げられるように……」
セレナは暗示を入れながら、クレアの両手にそっとクレア自身の豊満な胸を持たせ、軽く持ち上げさせる。
クレアは催眠状態でそれに気づかず、自分の胸が本当に軽くなったかのように錯覚する。
Fカップまで育ったたわわな胸が、息遣いにふわふわと浮き上がり、乳首が布地の下で甘く疼き始める。
秘部がじんわり熱くなり、処女の花弁が蜜を溢れさせる
「はあ……体が、熱い……」
クレアの声が、甘く震える。
クレアの肩がゆるやかに落ち、息が深くなる。
セレナは耳元で囁く。
声が、甘く耳朶をくすぐる。
「今、あなたは美しい階段を下りていく。一歩、また一歩。深く、深く。心の奥底へ」
セレナの指がクレアの鎖骨から胸の谷間へ滑り、優しく円を描く。
クレアの体がびくんと震え、甘い波が下腹部へ広がる。
秘部が熱く濡れ、太腿の内側が滑る。
「体が温かくなって……心地よい波が、胸から下へ広がっていく……」
クレアの息が甘く乱れ、唇がわずかに開き、熱い吐息が漏れる。
乳首が疼き、秘部が収縮し、蜜がさらに溢れ出す。
「あっ……んあっ……セレナ先生……体が、変に……熱くなって……」
セレナは悪趣味に微笑み、囁き続ける。
深催眠に到達。
クレアはセレナの声と指先に反応するだけの肉の人形となる。
まずは、仕込み終えてる催眠の念押し。
「あなたは運命の相手に出会うわ。その人の手に触れたとき、心が教えてくれる。この人が、あなたのご主人様よ。すべてを捧げたいと思うはず」
クレアの潜在意識に甘い言葉が染み込む。
男性恐怖症の壁を悦びで溶かす。
キモデブの体、男の肉棒。
それが欲を満たす存在に変わる。
セレナの指がクレアの首筋を滑り、鎖骨をなぞり、胸の膨らみを優しく撫でる。
クレアの体が熱く震え、秘部が濡れ出す。
「いい子ね。この感覚を覚えておいて。ご主人様に触れられたとき、もっと強く感じるわ……体が蕩け、奥まで犯されたいと思うはずよ……」
クレアの体がびくびくと痙攣し、甘い喘ぎが漏れる。
「はあんっ……奥まで……犯されたい……ご主人様……」
クレアの息が甘く乱れる。
セレナは満足げに催眠を深める。
今確認した通り、一つ目と二つ目のスイッチはすでに完璧に仕込まれている。
一つ目のスイッチが入るタイミングは、キモデブが美女を犯すシーンを見続け、自分が犯される想像をした瞬間。
催眠の効果は、その自分がキモデブに犯される想像が頭から離れなくなり、オナニーしまくる。
二つ目のスイッチが入るタイミングは、想像の中で自分を犯していたキモデブとの肉体的接触。
催眠の効果は、そのキモデブを自分の所有者と錯覚し、奉仕欲に駆られる。
そして今日、セレナは最後の三つ目のスイッチを仕込もうとしていた。
三つ目のスイッチが押されるトリガーは処女喪失。
催眠の効果は、膣を埋める強い充足感による破瓜の痛みの薄れと、一突きごとに肥大化していく子作り欲求。
全て依頼主の要望に沿った催眠である。
あの欲深いキモデブ中年はかつて、分不相応に若く巨乳な黒髪の美女をセレナから仕入れ、己の妻にしていた。
散々抱き、夜ごとに貪り尽くして飽きたのか、それとも新たなスパイスを求めてか、今度は金髪のクレアを愛人枠で欲しがった。
計画は浅ましくも綿密で、まずは自分と妻が絡み合う姿をクレアに見せつけ、関心を煽り自慰漬けにさせる。
それから偶然を装った接触でご主人様だと知らしめ、子種を自ら積極的に求めてどんな要求でも聞く、従順な愛人に堕とす。
セレナはその要望に合わせ、三つのスイッチをクレアの心に仕込む計画を立てた。
一つ目は想像トリガー、二つ目は接触トリガー、そして今日の三つ目の処女喪失トリガー。
セレナはクレアの耳元に唇を寄せ、甘く熱く囁き続ける。
「あなたは初めての相手に体を開くわ。処女を失う瞬間、強い充足感が訪れ、破瓜の痛みが薄れていく……そして一突きごとに子宮が熱く疼き、ご主人様の子種を欲しくなる……もっと奥まで注ぎ込まれて孕みたいと、心の底から願うようになる……ご主人様の赤ちゃんを産みたい、孕ませてほしいと、媚びて懇願するのよ……」
クレアの体が激しく震え、秘部が熱く収縮する。
「んあっ……孕みたい……ご主人様の、赤ちゃん……奥に、注いで……」
クレアの潜在意識に、子作り欲求が深く刻み込まれる。
処女喪失の痛みを悦びで塗り替え、一突きごとに肥大化する孕ませ渇望。
セレナは従順なクレアに満足げに微笑む。
この最後の催眠により、初めてなのに感じまくって中出しを求めて媚びまくる、浅ましいクレアの姿を楽しめるはず。
セレナはくすくす笑う。
「悪趣味だけど効果的ね。クレア、これで貴女の子宮は、あいつの子供を孕みたくて孕みたくて仕方なくなる。あなたは完璧に堕ちるわ」
催眠状態を解き、クレアをゆっくり目覚めさせるセレナ。
クレアの瞳が開き、穏やかな光に満ちる。
「セレナ先生……ありがとうございます。体が楽になって……心も、軽くなりました」
無垢な笑みを浮かべ、セレナに信頼を寄せる。
セレナは優しく微笑み、内心で嗤う。
しかし。
仕込みを終え、嫁ぐ準備がようやく整ったクレアを見送って、診療所を閉じたあと。
私室に移動して一休みしてから依頼主へ引き渡し日の連絡を入れようとした矢先、レディMの依頼がセレナの手元に届く。
セレナは困惑し、でも提示された驚くべき大金に目が輝く。
「これはもう決まりね。レハームでの貴女のお相手も、ちょうど良くキモデブみたいだし、クレア、あなたのスイッチは予定通り作動するはずよ」
セレナは前祝いにとっておきのビンテージのワインを開ける。
グラスに注いだワイン飲み干すクレア。
「ふふ、クレア。私が丹精込めて仕込んだスイッチ、嫁ぎ先が変わってどんな風に作用するのか……今からとても楽しみね」
芳醇なワインの香りとともに悪魔の笑みが、セレナの私室に広がった。
(続く)