「センパイ、朝ですよー! 起きてください!」
マシュが元気よく挨拶する。
「あぁ……おはよう……マシュ」
「眠れなかったんですか? センパイ」
「うん、まぁね」
「…………アルトリアさんが心配ですか?」
「…………うん」
立香が頷く。1人雑魚寝部屋に泊まったアルトリア。鈍感で何時ものんきな立香でもそれが意味するところくらいは察していた。
「だいじょぶですよー」
安心させるように笑顔で立香に声を掛ける。
「アルトリアさんは強いです! それにセンパイがしたのはあくまで『お願い』です。嫌ならアルトリアさんも拒否できます」
「そうだね、そうだけど……」
「それにですね……案外仲良くなっちゃってるかもしれませんよ?」
「はは、そうかもねマシュ」
「はい! そうですよ! ……あ、センパイ! ほら見てください!! アルトリアさんです!」
紫髪の少女が興奮した様子で指を刺す。その先には疲れ果てた様子のアルトリアが立っていた。
「……っ❤️」
「お? なんだなんだ? 急に強気だなぁおい」
彼女は昨日渡された白いマイクロビキニを着ている。乳輪がはみ出ていてとてもいやらしい……普段であれば立香はそのはみでた乳輪や食い込みくっきり浮かび上がった恥丘に目が釘付けになっていただろう。
だが……
「っ! ……ゴクリ❤️……り、立香!?」
腹だ。アルトリアの下腹がボコリと膨らんでいる。
彼女の鍛えられた腹筋が歪に膨らんでいるのだ。
さらに金糸の様だった金髪と爆乳の谷間にはところどころに白濁とした何かがこびり付き、マイクロビキニの股間は何か液体をこぼしたのか濡れて透けてしまっている。
「そ、そのお腹、髪も、どうしたの!?」
「こ、これは……その……立香……違うのです、これは……」
「それに、その……その人は」
「ああ、俺か?」
しかし問題は彼女の隣に立つ巨漢だった。まるで山のような体格の男が、アルトリアの細い肩を親しげに抱いているのだ。
「俺は雑魚寝部屋の……まぁ代表みたいなもんだ。この雌畜を主人の元に送りにきたんだよ。なぁ、アルトリア」
「……っ! は、はい。その通りです」
「そ、そっか……それで、その、お腹は……」
「これは俺たちの特製の酒をご馳走してやったんだよ。濁り酒だな」
「! そ、そうです! その……たくさんご馳走になってしまって」
「あ、あはは……なんだ……それは良かったねアルトリア」
「うまそうにごくごく飲むからな俺たちも気をよくして全部飲ましてやったんだ……下の口にもな」
巨漢が愉快そうに笑う。
「美味かったろ? アルトリア?」
「え、ええ…………大変美味でした……」
「へぇそんなに美味しかったんだ。でもそのお金とか大丈夫ですか?」
「あぁ。毎日勝手に出来るものだからな、きにするなそれよりも、だ」
巨漢が笑みを崩さず、アルトリアへ何かを促す。
「っ! ……その……実はですね勝手ながら、今日も私は雑魚寝部屋で良いでしょうか?」
「え!? で、でも」
「雑魚寝部屋の環境が気に入りまして、皆さん親切ですし……」
「濁り酒もあるからな」
「……っ! は、はい……」
「う、うん。アルトリアがそれで良いなら良いけど……」
アルトリアが立香に微笑みかけるのを見てさらに巨漢の男がさらに笑みを深める。
「さて、と……じゃあ俺はもう行くぜ。アルトリア今日の夜また会おう。教えてやった事を復習すると良いぞ」
「……分かっています」
「ハハッ。相変わらず物分かりの良い雌畜だな。それじゃあ……な!」
ぱぁん❤️
「んっ❤️」
巨漢は愉快そうに笑いながらアルトリアの巨尻を叩くと、食堂から出て行った。アルトリアは小さくため息をつくと、立香の方に向き直った。
「アルトリア……本当に大丈夫なの?」
「大丈夫です。少し……刺激的な歓迎を受けました」
アルトリアの言葉とは裏腹に、彼女のお腹はまだ明らかに膨れており、歩く度に微妙に上下している。サーヴァントとして激しい戦闘に耐えられるとは思えない。
「あの、アルトリアさん口からなんか変な匂いが……」
「え?」
立香は慌てて手で鼻を覆った。
確かにアルトリアからは微かな臭気が漂っている。
「マシュ!」
「だってセンパイ……なんか生臭くて……」
「…………ええ、そうですね。すいませんマシュ、立香、私は水浴びをしてきますので先に皆と集合していて下さい」
「え、でも一緒に……」
「いいですから。先に行っていて下さい!」
そう言うとアルトリアは逃げる様に食堂を出て行った。立香は茫然と彼女の背中を見送る。
「センパイ、センパイ」
マシュが立香の袖を引っ張り立香に耳打ちする。
「センパイ、あまり触れすぎない方が良いですよ。アルトリアさんもサッパリ忘れたいみたいですし……」
「……うん、そうだね」
「……あ、紫式部さんと頼光さんいましたよ!」
「本当だ、2人とも!」
食堂の奥の席に見慣れた後ろ姿を見つけた立香はそちらへ足を向けた。そこに座っていたのは紫式部と源頼光だった。
「おはようございます、立香様」
「おはようございます、立香。昨日は良く休めましたでしょうか?」
二人は穏やかな笑顔で立香を迎える。だが立香は二人の服装に目がいった。
「おはようございます、薫子さん、頼光さん」
「あらあら、立香。お早いですね」
「ええ、おかげさまで……」
立香は努めて平静を装うが、どうしても二人の身体から目が離せない。
紫式部は涼やかな水色の、そして源頼光は艶やかな紫色のマイクロビキニを身につけている。どちらも布地の面積は最低限であり、特に胸の部分はほとんどが露わになっている。紫式部の桜色の乳輪は可憐な蕾のように覗き、頼光の成熟した大き目の乳輪は堂々と存在を主張していた。
そしてもう一つ目を引くのが下腹部だ。二人の白い肌に映えるマイクロビキニの布地の端からは、それぞれの個性を持つ陰毛がチラリと顔を覗かせていた。紫式部のものは薄く柔らかそうな毛が控えめに、対して頼光のものはより濃密で豊かに見えるものが覗いている。
「その……立香様あまり見ないで頂けると……」
紫式部が、恥ずかしそうに水色の紐ビキニの裾を引っ張る。その仕草によってビキニの布地がさらに食い込み恥丘の形に盛り上がる。
「す、すみません薫子さん!」
「いえその……こちらこそ申し訳ございません……このような姿を見せてしまって」
「いえそんな……」
立香は慌てて視線を逸らすが、頼光はどこ吹く風といった表情で微笑んでいる。
「ふふ、立香。見たいのならばその様に遠慮せず申してくだされば良いのに。母は構いませんよ」
「ええ!?」
「い、いけません頼光様……あまりそう言った冗談は」
「冗談などではありません。母は常に全てを立香に見せても構わないと思っています。それは薫子様も同じでしょう?」
「そ、それは……その」
まごまごと否定できないまま視線を泳がせる紫式部と得意気に笑う頼光。二人の対照的な態度に立香は何と言えば良いか分からなくなる。
「お待たせしました」
「あっ! アルトリアさんおかえりなさい!」
声に立香と頼光たちが振り向くと、そこには先ほどとは別人のようにすっきりとした表情のアルトリアが立っていた。金色の髪はきちんと梳かされ輝きを取り戻し、肌についた汚れも洗い流されている。先程までの淫猥な雰囲気は微塵もなく、いつもの凛々しい騎士王の風格を取り戻していた。
「アルトリア、良かった! 綺麗になったね」
「はい。改めて立香にご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした」
深々と頭を下げるアルトリアに立香はほっと胸を撫でおろす。
(やっぱり気のせいだったんだ……)
立香はそう思い込みたかったが……
「!? アルトリア様! そのお腹は……」
「そ、そんな」
頼光が声を上げる。確かにアルトリアの下腹は、依然として異様に膨らんだままであった。不自然にぽっこりと突き出た水っ腹は健在だ。
「あっ……これはその……」
「アルトリア様……やはり」
「もう、めんどくさいなぁ、おんなじことやるとつまんないですよ……まぁまぁ皆さん、もう良いじゃないですかアルトリアさんのお腹は、それより……あ、朝食を用意してくれたみたいです。食べていきませんか?」
厨房から赤い髪に白いビキニの給餌係が料理の載った皿を持ってくるのが見えた。胸は母性的な大きさだ。
「そう……そうですね! いただきましょう」
「いただきます」
「あ……私はお腹が空いてませんで、遠慮しておきます」
アルトリアが食事を遠慮する中4人は空いている席に向かい合って腰掛ける。
「ミルクのお味はどうかな?」
給餌係が微笑みながら問いかけてくる。
「え、あ、とても美味しいです」
「はい。とても美味です」
「ふふ、よかった。搾りたてで沢山あるから。遠慮なくおかわりしてね」
「はい、ありがとうございます」
朝食を終えた5人は広間の隅にある円卓に集まった。乳輪と陰毛をはみ出させたマイクロビキニ姿の美女たちが真剣な表情で額を突き合わせる光景はどこか滑稽でもあった。
「さて、まず何から始めましょうか」
アルトリアが切り出す。立香はテーブルの下で拳を握りしめた。目の前の4人のサーヴァントたち──アルトリアの豊満な乳房がビキニカップから今にも零れ落ちそうだし、紫式部の水色ビキニは相変わらず乳輪を完全に隠せていない。頼光に至っては紐が爆乳にもデカケツにも食い込んでいる。
「情報収集が最優先でしょう」
頼光が太腿を開いて組み替える。髪色と同じ漆黒の陰毛が僅かに覗く。立香は必死で目を逸らす。
「しかし具体的に何を……?」
「まずは我々が置かれている状況把握です」
アルトリアがマイクロビキニの食い込みを整えながら答える。
「私たちが置かれている状況はあまりにも不明瞭です。今分かっているのは私たち雌サーヴァントが雌畜と言われる立場にある事、雌畜は端的に言って被差別階級である事、この2点です」
「うん、そうだね」
「次に我々の現状に関する重大な問題……お金です……マシュ、衛兵の女性からいただいたお金はもう残っていませんよね?」
「はい、昨日の宿泊と今日の朝ごはん代で全部使ってしまいました」
「お金については今すぐ解決する必要がありますね」
アルトリアが両腕を組んで考え込む。その動作で白いマイクロビキニに包まれた豊満な乳房がプルンと揺れ、ビキニの食い込みが一層深くなる。
「私たちサーヴァントは最悪全員雑魚寝部屋でいいかもしれませんが、立香には個室が必要です」
「そんな! 僕も雑魚寝部屋で……」
立香が思わず、と言った様子で立ち上がる。
「ダメですよセンパイ、センパイは個室でないとダメです」
「マシュ……うん、わかったよ」
立香が押し留められる様子を見ていた頼光が口を開く。
「…………話がまとまりましたね、何をするにもまずはお金と……アルトリア様、稼ぐ手段については何か当てはありますか?」
「はい、雑魚寝部屋で教えていただいたのですが雌畜用の仕事を斡旋してくれる場所があるようなのです」
「どの様な仕事なのですか?」
「それが……ですね……」
アルトリアが言い淀む。
「……なるほど、そう言う仕事ですか」
「…………仕方が、ありませんよね」
「はい……」
「え? 2人とも何か分かったんですか?」
「まぁまぁ仕事の話はまた後にしましょうよセンパイ!」
「そうですね、立香が知る必要はありません」
「え? え? みんななんでそんな」
「センパイの知らなくて良い事も時にはあるんです。そのほうが面白いですし!」
「そ、そういうものかな……?」
「はい!」
「……話を戻します。重要なのは生活費を稼ぎつつ情報を集めるという事です」
「情報についてはついで程度に考えて生活費を稼ぐ事に注力したほうが良さそうですね」
そこで立香が手を挙げた。
「はい」
「立香、何かありましたか?」
「僕は何をすればいいの?」
「そうですね……立香には別の方面から、町の人々に話しかけて情報を集めていただきたいと思います……私たちではその、まともに会話することも難しいかもしれませんし」
「わかった。任せて」
「お願いします」
アルトリアが全員を見渡す。
「……では、本日の会議は以上でいいですかね?」
「そうですねアルトリア様ありがとうございます」
「いえ、慣れていますので」
「立香様、私達は仕事を受けに行きますので途中まで一緒にいきましょうか」
「行きましょうセンパイ!」
「うん、一緒に行こうか」
宿を出た一行は大通りを目指して歩き始めた。その中にあって立香率いる一行は少々異質であった。なぜなら全員マイクロビキニを着ているからである。
(……やっぱりちょっと恥ずかしいよぉ)
立香は自分の視線を意識しないようにしながら通りを歩く。特に目のやり場に困るのが前を歩く頼光の背中だ。
「ここを曲がるのですね」
「はい、ここを曲がった後は真っ直ぐだそうです」
頼光の腰は括れているものの、それに続くヒップはあまりにも大きく張り出していた。マイクロビキニのパンツはまさに紐同然。豊満すぎる尻の割れ目に深く食い込んでいる。
全く隠されていない丸出しの巨尻。まるで二つの巨大な西瓜が並んでいるかのようだ。頼光が一歩踏み出す度に、そのスイカはぶるんぶるんと波打ち、肉付きの良すぎる太ももとの境界が淫靡に蠢く。
「アルトリア様……雑魚寝部屋ではやはり」
「……はい」
「……申し訳ありません、やはり私が」
「いえ、薫子様……その気持ちだけで」
歩くたびに尻たぶが互いに押し合いへし合いし、その谷間は深く切れ込んでいく。あの奥に何が秘められているのか、想像するだけで喉が渇くような光景だった。
「おいおい見ろよあれ」
「でっけえ──……」
そのあまりにも煽情的な光景に、道行く男たちの視線が釘付けになる。誰もが無言で頼光の巨大な尻に魅入られていた。ある者はごくりと唾を飲み込み、ある者は股間を押さえながら荒い息を吐いている。中には露骨に舌なめずりをする者もいた。
「おいおい……あのデカケツ」
「ああ、たまんねぇ雌畜だ」
「胸もデカいが何よりあのケツだぜ。人間じゃねえだろアレは。魔獣かなんかか?」
「かもな。どっちにしろあのケツ、思い切り使い倒してみてぇもんだ」
男たちの声は嘲笑混じりだったが、その瞳には抑えきれない欲望の火が灯っていた。彼らにとって雌畜はモノに過ぎない。視姦し、手籠めにし、陵辱しても誰にも咎められない肉穴なのだ。それ故に遠慮は一切なかった。
「金髪のやつも相当だが……隣の水色ビキニのやつも捨てがたいな。清楚っぽいツラして乳はしっかり育ってやがる」
「ああ、あれはかなり好みだな。上品そうな見た目とのギャップが溜まらねぇ」
「……そういやあの金髪の奴、昨日なんか聞かなかったか?」
「あぁ~聞いた聞いた。雑魚寝部屋で随分と楽しませてくれたらしいぜ? 」
「へぇ~良いねぇ雌畜たるものそうでなくちゃな」
「こりゃあ今日は俺らも雑魚寝部屋でおこぼれに預かろうかね」
会話は次第に具体性を帯びていく。彼らの中では既に頼光たちをいかにして『利用』するかという算段が始まっていた。
「あの小僧が持ち主か?」
「交渉するか?」
「いくら掛かる? そんな事よりよ……」
「やっちまうか?」
「……とりあえずは下調べだな」
男たちの獣欲に満ちた視線に気付かぬまま、立香達のグループは街の中央にある広場にたどり着いていた。そこには既に多くの人々が行き交い始めており、太鼓とフルートの音色が響いていた。
「……ではここで別れましょう」
「うん、三人とも気をつけて」
立香達と頼光達は事前の話し合い通り一旦別れる事になった。アルトリアたち三人は仕事の受注をしに、立香は情報収集に向かう。
「じゃあまた夜に、宿で」
「はい、お気をつけて」
「みんなこそ気をつけて……やっぱり僕も」
「センパイ! 行きますよ!」
「う、うん、マシュ」
心配そうな顔を残し、立香達はそのまま雑踏に紛れていった。
残された三人は再び路地を進み始める。頼光を中心とした豊満な女体たちの集団が進む姿に道ゆく男たちの視線が集中し続けた。
(なんとも落ち着かないですね……)
頼光は内心で呟いた。このような下品な視線に晒される事は今までなかった経験だった。だが頼光はそれをおくびにも出さず胸を張り、堂々と歩いていた。
「頼光様、大丈夫ですか?」
「ええ、薫子様こそ。もしお加減がよろしくなければ……」
「ありがとうございます。今のところは平気です」
「つきました、仕事の斡旋所はあそこです」
「もうですか? ……あぁなるほど」
三人は目的地へと到着した。なるほど、見ればわかるとはこの事か、そこは古びた建物で入口の看板には『雌畜用職業斡旋所』と書かれていた。
「では入りましょう」
三人は建物の中に入っていった。中は広々としており奥にカウンターがあり、そこに一人の男が立っている。
「いらっしゃい」
三人は受付まで進み挨拶をした。
「こんにちは。私達は今仕事探しをしているのですが」
「おう、なまえは?」
「私はアルトリアだ」
「源頼光といいます」
「私は紫式部と申します」
「…………ん? 教育されただろ?」
「っ!」
「おいおい。客として扱われたいならちゃんとルールは守らねぇとな。ここは雌畜用の斡旋所だぜ? テメェらがどういう立場かわかってんのか?」
男が汚れた爪で机をコンコンと叩く。その無機質な音が異様なプレッシャーとなって三人にのしかかる。アルトリアが唇を噛み締めた。
「……わかりました」
最初に動いたのはアルトリアだった。彼女は静かに、だが決然とした表情で両手をゆっくりと頭の上に持っていく。しなやかな指が交差し、豊満な乳房に白いビキニがより一層強く食い込む。
そして、細い膝の内側へと力を込められ、鍛えられた脚が大きく開き、巨尻がぐっと後ろへ突き出される。
「……っ! デカケツデカチチパイパン最高品質雌畜便器1号です!」
「……っ」
隣で紫式部が小さく息を呑む音が聞こえた。彼女は一瞬だけ逡巡する素振りを見せたが、覚悟を決めたように両手を頭の上で組み、膝を落とす。白い肌が緊張に震え、水色のビキニに包まれた爆乳が確かな質量を持って揺れた。
ピンクの乳輪が水色の布地からわずかにはみ出し、羞恥に耐え忍ぶ表情がいっそう嗜虐心を掻き立てる。
「デカケツデカチチ陥没乳首最高品質雌畜便器3号です」
頼光は無言のまま腕を持ち上げる。彼女の巨大な乳房はマイクロビキニから今にも零れ落ちそうになりながら、それでも堂々とした佇まいを崩さなかった。大きめの乳首が紫色の布地を押し上げ、誇らしげに自己主張する。
「デカケツデカチチ剛毛最高品質雌畜便器2号です」
三者の屈辱ポーズが完成する。
誰もが息を殺す中、紫式部が蚊の鳴くような声で言った。
「わ……私共にお仕事を下さい……」
「ほう」
男の口角が残忍に吊り上がった。頼光も静かながら力強い声音で続ける。
「どうか……どうかお慈悲を賜れますよう」
「くひっ! いいぞいいぞ雌畜共! それでこそ雌畜ってもんだ!」
男は快哉をあげた。そして机の引き出しから一枚の紙を取り出す。
頼光もアルトリアも、紫式部も覚悟を決めていた。
雌畜生などと指さされる立場に落とされた自分達に斡旋される『仕事』
そんな物ある程度は予想ができる。何よりアルトリアの膨らんだ腹を見れば何をされるかなど自明だったのだ。
「お前ら新品か? 中古か?」
「……三人ともまだ新品です」
「だったら空きがある仕事は二つだけだ」
「…………二つ……ですか?」
「ああ、新品のまま売るか……」
男はそう言って2枚の羊皮紙をカウンター越しに差し出した。三人はそれを覗き込む。そこに書かれていたのは……
「センパイ」
音が聞こえる。
「ねぇセンパイ」
笛と太鼓の音だ。
笛はフルートだろうか。
甲高いひび割れた様な音。
「大事な大事な女の子が売られちゃいますよ?」
誰かを呼ぶ歌が聞こえる。
どっちを売っちゃいます?♪
-
源頼光
-
紫式部