※この作品はR-18です。

きっと私のアカデミア   作:おいーも

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皆で映画館に!

 

 

 

 

 

side槍田日巡璃

 

 

「……ん……」

 

 

何……?

 

モゾ……

 

 

なにか……違和感……

 

モゾモゾ……

 

 

「っ何!?」

 

自分の布団を捲る。

 

 

「……バレちゃた……」

 

「……天捻ひゃん……?」

 

 

まだ起きてない頭をどうにか回し、眠気まなこを擦る。

 

期間を確認。6時……まだ全然余裕がある。

 

 

「どうしたの……?」

 

「……一緒に……寝たくて。」

 

「……ん……いーよ。」

 

 

捲った布団を元に戻す。……なにか大切なことを忘れてる気がする。……なんだっけ。……まぁいいや。眠……

 

 

「……スーッ……すっご……」

 

 

天捻ちゃんが……なにか……言ってる気がするけど…………もう……無理です……zzz

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

重……動けないんだけど……

 

 

「んあ……?」

 

目が覚める。時計を確認。7時半……まだ寝れる……けど。

 

 

すぐに違和感に気付く。なにか……布団の上に乗ってる人と……私の背中に引っ付いてる人がいる。天捻ちゃんは私のお腹にくっついてるから……

 

ムニッ……

 

「あっ……」

 

 

多分感触的に背中は愛ちゃん。手の位置的に……多分おしりだった。ごめんなさい。愛ちゃん 。

 

 

「…………。」

 

少しづつ思考がクリアになる。なんで……みんな私のベッドで寝てるの?

 

 

私の匂いを……みんな……嗅いで……

 

「………………。」

 

 

 

 

 

 

……え????

 

「なにしてんの皆!?!?」

 

 

ガバッと起きる。布団を吹き飛ばそうとしたけど、天捻ちゃんも愛ちゃんも私にくっついてるし、カナに至っては個性使ってまで私に布団ごとくっついてる。意味わかんない!

 

 

「……日巡璃の……過去を感じてるわ。全身で。」

 

「私だからいいけどそれ他の人に絶対言わないでね!?!?」

 

 

「…………んゅ……どしたの?……ひまひま。」

 

「どうしたもこうしたも!恥ずかしいから布団に入らないでって言ったよね!?愛ちゃんも!!」

 

 

「…………ワタシハネテマス……ワタシハネテマス……」

 

「絶対寝てないじゃん!!」

 

バレバレだよ!顔真っ赤だし!!

 

 

「……自分から大胆に行こうと寝込み襲ったけど……日巡璃の臭いが濃厚すぎて眠れなかった奴ね。わかるわ。私も脳が痺れてる。興奮冷めやまないわ。」

 

「表現が気持ち悪いよ!!カナってそんな子だったっけ!?匂いフェチなの知ってるけど……相当こじらせてるね!?」

 

「……私が匂いフェチなのは……日巡璃が悪いのよ?」

 

「………………え?」

 

私のせい!?こんな変態モンスターを生み出したのが私!?

 

 

「USJで訓練した時に……汗まみれのヒーローコスチュームで私の顔胸に埋めてきたじゃない。」

 

「…………あぁ〜……なんかあった気がする。…………え?もしかしてアレ?」

 

「そう。……好きな人の濃い匂いって……本当に良いものよね。」

 

カナが恍惚とした表情で答える。

 

 

本当に恥ずかしい。顔が熱すぎて……熱を出したのかと錯覚する。

 

…………ごめんなさい。カナのパパとママ。あなたの娘さんは穢れています。私のせいで。

 

 

「ん。わかる。」「分かります。」

 

2人とも頷く。……私ってなんかフェロモン出てるのかな??そんな個性じゃ無いはずだけど……

 

 

「日巡璃の匂いは……全人類を魅了する危険性があるわ!……私達で処理しなきゃ……」

 

「処理っていうな!もう!起きるよ!!」

 

 

「お嬢様……そんなご無体な……!」

 

「ゴムも理不尽もあるもんか!もう恥ずかしいからダメダメ!!」

 

 

「…………ふぁ……」

 

天捻ちゃんがまた睡眠体制に……!

 

 

「……日巡璃。この布団言い値で買わせてくれない?」

 

「私も欲しいです!!」

 

「絶対ヤダ!!」

 

 

…………これも……全部私が悪いのかなぁ……??

 

 

 

 

 

 

朝ごはんを済ませ外出。今日は皆で映画を観る日。

 

 

「今日もいい日ね!」

 

「ん!」

 

「そうですね。」

 

「…………。」

 

 

みんななんかツヤツヤしてない?そんなに私のベッド良かった??……なんかモヤモヤしてきた。

 

「………………じゃあ皆私のベッドと付き合えばいいじゃん。」

 

 

スっと口から出た。私でもびっくり。こんなんめんどくさい女じゃん!!

 

「「「!!!」」」

 

みんなびっくりしてる。そうだよね!私キャラじゃないし!早く訂s……

 

 

「日巡璃!!日巡璃の方がいいに決まってるじゃない!!私……日巡璃に嫌われたら生きていけないわ!!」

 

「いや……あの……」

 

涙目になってくっついてくるカナを筆頭に……

 

 

「ひまひま……ごめんね……拗ねないで……ひまひまの事が好きすぎて……」

 

「わ……わかったよ!!!!」

 

袖を引きながら伏せ目がちになる天捻ちゃんと

 

 

「大変申し訳ありませんお嬢様。配慮が足らず……私の指で許してくださいませ。」

 

「待って待って!要らない要らない!!」

 

どこからか取り出した小型のナイフを自らの指に当てる愛ちゃん。

 

なんで私よりも酷くなるんだ皆して!!

 

 

「本当に?本当に私から離れない!?嫌いになったりしてない!?」

 

「ひまひま……嫌……私ひまひまがいないと……」

 

「お嬢様!止めないでくださいまし!お嬢様の気持ちを汲めぬ従者など!!」

 

 

四面楚歌。私の安易な発言で地獄になる。私は……私の嫉妬心は争いを産む種だと理解した。忘れずに生きていこう。

 

「…………今日も空は青いや。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「映画……何見るの?」

 

「決めてない!なにかいいのがあればなって。」

 

「……恋愛映画……怪獣映画……あとは最近話題になってる映画ですね。どちらにされます?」

 

「…………私こういうのよくわかんないから皆の参考にするわ。」

 

 

わちゃわちゃ。映画館に来て色々みてるけど……どれがいいんだろ。

 

こういう時……ロマンチックに行くなら恋愛映画だけど……この話題の映画も見てみたい気はする。

 

 

…………。

 

恋愛映画にしようか。なんかみんなすっごくポスターチラチラ見てるし。気になるのかな?

 

「恋愛映画にしよーよ!……ちょうどいいじゃん。ね?」

 

「……そ……そうね!日巡璃がいいって言うならそれにしましょ!」

 

ちょっと焦ってるカナ。

 

 

「……ん。」

 

目を逸らす天捻ちゃん。

 

 

「はい。お嬢様の言う通りにしましょう。」

 

早口の愛ちゃん。

 

…………3人とも見たかったくせに。……隠し方が三者三様で可愛い。

 

 

 

チケット買って……映画と言ったら!

 

「ポップコーン!」

 

「これがないと……始まらない。」

 

 

「……日巡璃ってほんとに野菜好きね?」

 

皆でドリンクと、私と天捻ちゃんが追加でポップコーンを買った。

 

 

「カナの家に行ってから……もっと好きになった!」

 

「…………ふふっ。嬉しいこと言ってくれるわね?」

 

「野菜は全人類食べるべき。こんなにも美味しいもの……食べなきゃ損損!」

 

「……もう。子供ね?」

 

「そこがいい。」

 

好きな物好きって言えないのならずっと子供でいいよーん!

 

 

 

みんな近くで席をとったのでみんなで座る。

 

 

「…………人少ないね。」

 

「話題の映画と時間帯が被ってますからね。それもあるでしょう。」

 

 

身長の問題で私の隣は愛ちゃん。前の席に天捻ちゃんとカナが座ってる。

 

 

「……んふふ。でも静かで暗い空間て……ちょっとロマンチックじゃない?」

 

「…………そう……でしょうか。」

 

「たまにはこういうのもいいよね?」

 

愛ちゃんの手を握る。

 

 

「!!…………もう。お嬢様ったら。」

 

愛ちゃんも握り返してくれる。……へへ。嬉しい。

 

「あっ……そろそろ始まりそう。」

 

「…………楽しみですね。」

 

「そうだね。……ふふ。」

 

 

みんなとポップコーンを食べながら映画を観る。何気ない日常だけど……何気ない日常が愛おしい。

 

明日は何しようかな。考えるだけでも……すっごく楽しいよね。

 

 

 

 

ちなみに映画の感想はありません。

 

察してください。

 

 

 

 

 

 

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