※この作品はR-18です。

きっと私のアカデミア   作:おいーも

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今日の予定は

 

 

 

 

 

 

side槍田日巡璃

 

 

 

「…………今日……何しよっか……」

 

「ん〜……何があるの?」

 

「…………よくわかんない。」

 

 

私は今自分のベッドを背もたれに、スマホをスイスイ。壊理ちゃんが洸汰くんと遊園地行ったって。写真いっぱい貰っちゃった。

 

今日はパパもママも居ない。少し遠出して色々買ってくるって。何買うんだろ。

 

 

「…………ん。……こういう日も……いい。」

 

「天捻ちゃんはいつも寝てばっかりでしょ〜?動かないとダメだよ〜。」

 

「…………ひまひまが動くなら……動く。」

 

「……少し家の周辺を調べてみましょうか。」

 

「ありがとう。愛ちゃん。」

 

 

ほかの3人は私のベッドの上。今日の攻防戦に疲れたから好きにさせた。カナは何故か私のスマホ覗きこめるくらいくっついてるけど。昨日言っちゃった事が少し響いちゃったのかな……。

 

 

「…………。」

 

無意識なのか……違うのかわかんないけど、私のほっぺたに時々キスしてるんだけど……これってなにか意味あったりするのかな?個人的にはちょっと嬉しい。

 

「カナ〜?私のほっぺは食べ物じゃないよ?」

 

「……唇ならいいの?」

 

「…………したいんだ?」

 

「いつでも。」

 

 

真っ直ぐな目。良く恥ずかしげもなく言えるよね?

 

「……もー……しょうがないな。」

 

「照れてる日巡璃。可愛いわね?」

 

「うるさい。んー……」

 

「ん。」

 

 

軽いキス。不思議と頬が緩む。キス……好きだなぁ。なんか胸の奥がジーンってして……自然と幸せな気持ちになる。

 

 

「日巡璃……我慢できなくなっちゃいそう。」

 

「もー……まだお昼だよ?」

 

「……んふふ。日巡璃とならいつでもいいわ?」

 

 

カナが私から離れていく。

 

「色ボケ様。少し待ちなさい。」

 

愛ちゃんがカナの首根っこ引っ張ったみたい。カナが持ち上げられてる。

 

 

「誰が色ボケよ。弱弱メイド。」

 

「フン。………………それよりもお嬢様。カラオケとかどうでしょう?」

 

「「「カラオケ?」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おぉ……ここが……カラオケ。……入ったことないや。」

 

「私も。」

 

「私もです。」

 

 

行ったことないからぜひ行ってみよう……と皆でカラオケに。私とカナと愛ちゃんはカラオケ初心者で全部が初めて。

 

「……妹と……何度も行ったことある……から……私に任せて。」

 

「「「頼りになる!天捻!」ちゃん!」様!」

 

 

天捻ちゃんが慣れてるらしいので全部任せます!!

 

天捻ちゃんが受付を済ませて、マイクが入ったカゴを持って部屋に行く。

 

 

大きなモニターと……ソファと机と……すごい部屋だね?ここでカラオケ出来るんだ……?

 

それぞれ思い思いの場所に座って……天捻ちゃんの動きをみんなで観察。

 

 

「……これ使って……歌を入力すれば……歌える。……採点もできる。」

 

「……採点!?私あんまり歌ったことないから恥ずかしいな……」

 

「……いいんじゃない?あんまり皆点数なんて気にしないでしょ。」

 

「……ん。わかった。」

 

 

天捻ちゃんがピッピッピと分厚いパットを操作して、採点モードに設定。歌を1曲入力した。

 

「……これ……最近話題の歌手の奴ですよね?」

 

「ん。」

 

「へぇ〜……愛ちゃん知ってるんだ?」

 

「知ってるも何も……お嬢様ってだいぶ俗世に疎いですよね?」

 

「流行りとか分かんないね!」

 

「日巡璃らしいわ。」

 

「ん…………カラオケ……久しぶりだから……緊張。」

 

 

天捻ちゃんの歌……お手並み拝見って感じだね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ〜……ま。こんなもん。」

 

「……95……すごいんじゃないの?」

 

「すごくいい点数なのはわかるわ。……平均80点とか書いてあるし……」

 

 

天捻ちゃんの歌はなんか凄かった。すごく失礼だけど、いつもの天捻ちゃんからは想像できないくらい力強い歌。お腹から声が出てるっていえばいいのかな?ストーンて響く歌だった。

 

 

「……慣れてるから…………こんなもん。」

 

「ほんとかなぁ??天捻ちゃんが上手いだけじゃないの?……よーし……次はわたs……」

 

「日巡璃はいちばん最後。次私。」

 

 

カナにパットを奪い取られる。

 

「なんでさぁ!!」

 

「こっちにも事情があるの!だから最後。」

 

「……まぁ……いいけどさぁ?」

 

「お嬢様。お願いですから最後にしてください。もしかしたら我々がこれから一度も歌えない可能性すらあるので。」

 

「…………どゆこと???」

 

「ひまひまの……歌は……危険。」

 

「えぇ!?そんな音痴かなぁ!?」

 

ガーン……鼻歌とかは歌ったことあるけど……そんなに滅茶苦茶下手って訳じゃないと思うんだけど……

 

 

「そういうことじゃないんだけど……まぁいいわ。よくわかんないし知ってる歌入れるわ。」

 

「…………なにこれ?題名外国語だよね?英語じゃ無さそう……」

 

「……歌劇系……オペラって言われてるやつね。1番慣れてるし……これでいいでしょ。」

 

「えぇ!?カナオペラ歌えるの!?」

 

「中学これでも合唱部だったのよ。どのパートでも歌えたのよ?リードボーカルも経験したことあるわ。」

 

 

カナってなんでも出来るよね。努力家なのは知ってるけど、それをものにできるって本当にかっこいい。

 

「……リードボーカル?」

 

「ア・カペラで1番重要なな歌を歌う役割の事ですよ。表現力が高くないと選ばれないとか。」

 

「へぇ!…………めっちゃすごくない?」

 

「めっちゃすごいです。」

 

「ふふっ……なんか照れるわ。」

 

「……ん。……お手並み拝見。」

 

「ふーっ……まぁ……初めてだし気負わず行くわ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「93点……」

 

「ん〜……まぁこんな物ね。」

 

「…………やるじゃん。……カノカノ。」

 

 

滅茶苦茶上手かった。もう言葉が出ないくらい上手かった。合唱部とは言ってたけど……レベル高すぎでは?

 

「……カノーテス様の中学校は合唱部が凄く有名ですから……まぁ上手くて当然でしょう。」

 

愛ちゃんがスマホを見せながら補足してくれる。……すごい学校だね。校舎真っ白だ。

 

「……よく知ってるのね?」

 

「この辺りでお嬢様学校となれば選ばれるのはひとつですから。」

 

「…………たしかにね。」

 

「……次は…………私ですか。」

 

「愛ちゃん!楽しみにしてるね!」

 

「…………やれるだけやります。」

 

 

なんでもそつなくこなす愛ちゃんなら……多分歌も上手いと思うなぁ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………62点。」

 

「……お嬢様……見ないでくださいまし……」

 

「アンタにも苦手なことってあるのね。」

 

 

なんというか……うん。個性的な歌だったよ。凄く。

 

「愛ちゃん……人には得手不得手があるからしょうがないよ。」

 

「………………昔から……音痴なんです。歌だけ……歌だけはなんともできなくて……」

 

すごく落ち込んでる様子。……そんなにかなぁ?

 

 

「愛ちゃん……いいんじゃない?」

 

「え?」

 

「少し抜けてるところがあるくらいが可愛いよ。この世に完璧超人なんて居ないんだしさ!」

 

「……お嬢様……!!」

 

「んふふ。私愛ちゃんの歌好きだよ!気持ちが籠ってるっていうか!」

 

「…………お嬢様ぁあああっ!!」

 

「ふべっ!!」

 

 

愛ちゃんに突撃されてソファに崩れ落ちる。

 

「お嬢様お嬢様お嬢様!!」

 

「わかった!わかったよ愛ちゃん!!」

 

愛ちゃんが頭をグリグリ。もう。可愛いなぁ……

 

 

「…………次……私だね?」

 

「っふーっ……気合い入れて聞くわよ。」

 

「ん!」

 

「…………確かに。しっかり理性を保たないと……」

 

 

愛ちゃんが私から離れて襟首を治す。

 

「えぇ?そんなにかなぁ?音痴じゃないと思うんだけど……」

 

「「「…………。」」」

 

えぇ……?……まぁいいけどさ。……んー……どれにしよ……知ってる歌……知ってる歌……ちょっと古くなっちゃうけど……これでいいか。

 

「よーし!槍田日巡璃!いきます!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「88点!おお!!いい感じじゃない?」

 

やっぱり下手じゃないんだ!いえい!

 

 

「…………ふっ……ん……」

 

「…………ん。……やっぱ……暴力的……」

 

「え?え?どうしたの??」

 

 

なんかみんなの様子が……

 

「お嬢様……お嬢様の歌は……なんと言いますか……とても良くないのです。」

 

「え?」

 

 

「……お嬢様がより……っ……魅力的に見えてしまうというか……我々の心臓を……ふーっ……撃ち抜いてくるというか……鼻歌ですら相当危険なのに……生歌は……っ……相当っ……まずいですね……」

 

3人の目の色が……なんかおかしい……よ?

 

 

「待って!?ここカラオケだから!そういうの良くないんじゃないかなぁ!?」

 

「だから!!……帰るわよ。今から!!」

 

「えぇ!?天捻ちゃん!時間どれくらい取ったの!?」

 

「1時間。」

 

「1時間って……まだ30分くらいあるじゃん!!もっと歌おうよ!!」

 

「ダメ!!これ以上……日巡璃の歌聞いたらおかしくなる!!」

 

「えぇ!?!?」

 

「ん。……帰る。……今すぐ帰る。」

 

「あっ!……ちょっ!?」

 

 

そのまま3人に家まで引きずられて……そこからはご想像にお任せします。

 

 

みんな凄く凄かったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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