※この作品はR-18です。

きっと私のアカデミア   作:おいーも

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帰寮!

 

 

 

 

 

 

side槍田日巡璃

 

 

「パパ!ママ!行ってくるね!」

 

「おぉ〜……日巡璃〜……パパ寂しいよぉ〜!!」

 

「パパッたら……ごめんねひまちゃん。行ってくれて大丈夫だからね?」

 

 

今日は雄英に帰る日……なんだけど、玄関でパパが大泣きし始めちゃった。また帰ってくるんだし……大袈裟だなぁ?

 

 

「大丈夫だよ。パパ、ママ。また帰ってくるし……」

 

「おおおぉおおん!!」

 

「もう!……ひまちゃん。また連絡してね?」

 

「うん!わかった!」

 

 

「あと3人とも。」

 

「「「?」」」

 

「……ひまちゃんのこと。よろしくね?」

 

「任せてください。」「ん!」「了解しました。」

 

ママからのお願いにみんないい顔で答える。私だってみんなのこと守るもんね!

 

 

「あと愛ちゃん。」

 

「はい。」

 

「例の件。私達はOKだからね?」

 

「!!……ありがとうございます!」

 

例の件???

 

「……なんの事?」

 

「まだこちらの話です。」

 

「「「……?」」」

 

 

あれ?カナも天捻ちゃんも知らないんだ??

 

愛ちゃん何してるんだろ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「ホントに居た。」」」」

 

「オーッホッホッホ!当たり前よ!」

 

 

駅に行くと今昔鏡さん……ミトちゃんが居た。もう居た。一瞬でわかったもんね。服装が……まぁ私服なんだろうね。

 

 

「買えたの?」

 

「買ったわ!操作も粗方覚えたわ。任せてちょうだい。」

 

「じゃあ……L〇NEって知ってる?」

 

「?……誠。」

 

「えーっとですね。このアプリから……」

 

 

まだアプリとかはよく分からないみたいで、誠さんに教えて貰いながらダウンロード、設定を終わらせたみたい。

 

「……これで?」

 

「じゃあこのQRコードってやつを……こうして……こう。」

 

「……これがヒマちゃんね?」

 

「そうだね。これで連絡先交換完了だよ。……念の為電話番号も交換しとこっか。」

 

「……そうね!それならわかるわ!」

 

 

と電話番号も交換。これで最後の用事も終わったね。

 

「よし。これで心置き無く雄英に戻れるね!」

 

「そうね。まだ時間があるとはいえ……遅れたらダメだから一応駅に行っておきましょ。」

 

「そうだね!じゃあミトちゃん……」

 

「お待ちなさい。」

 

 

ミトちゃんに呼び止められる。

 

「「「「??」」」」

 

 

「あなた達3人も。私と連絡先を交換しましょう。」

 

「「「え??」」」

 

「え!?私の彼女と??どうして……」

 

「ヒマちゃんの彼女であれば……私の連絡先を知っておくのはとてもメリットになると思うのだけど?」

 

「…………え?なんの事?」

 

3人がズイっと私の前に出る。

 

 

「一旦聞こうかしら。」

 

「ヒマちゃんの中学時代の写真。……欲しくない?」

 

「え?ちょ……私の意思は??」

 

 

なんの取引をしてるの!?!?

 

「「「これ私の連絡先。」よ。」です。」

 

「よろしい。交渉成立ね?」

 

「ちょっと!?」

 

 

私がやいのやいの言っても何も変わらなかったみたいで、3人とも何処と無くホクホクした顔で連絡先を交換してた。

 

 

「日巡璃中学時代のアルバム捨ててたからね。」

 

「……いやぁ……まぁね……」

 

「ひまひまの……中学時代。…………んふふ。」

 

「お義父様とお義母様に写真を見せていただく訳にはいきませんでしたので……タイミング的に。」

 

 

「それでは皆様。またいつか。」

 

「……うん!またね!ミトちゃん!」

 

「ふふっ。前をちゃんと見ないと転けますわよ?」

 

 

ミトちゃんが手を降ってくれたのでみんなで振り返す。姿が見えなくなるまで降ってくれてたので……律儀だなぁって。

 

駅弁買って……新幹線に乗って……そのままみんなで揺られてた。

 

 

途中ミトちゃんから通知が来て、

 

 

『昨日は楽しかったわ。これからもよろしく。』

 

 

とメッセージ。固いなぁって思いつつ

 

『次はどこか遊びに行こうね!』

 

 

と返しておいた。

 

 

ちなみに愛ちゃんだけじゃなくてみんな寝てた。おつかれだったんだねぇ……

 

……私は起きとかなきゃ。乗り過ごしたら大変。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいまーっ!!」

 

「……ただいま。」

 

「ただいま帰りました。」

 

 

「あら。おかえりなさい。」

 

寮に着いて、出迎えてくれたのはマスクをした無神さん。あれ?福ちゃんは?

 

 

「あれ?福ちゃんどったの?」

 

「福ね、今風邪ひいちゃってて……看病してるの。」

 

「あぁ……だからマスク。」

 

「ごめんね?出迎えもまともに出来なくて。」

 

「風邪薬は?」

 

「さっき寝込んじゃったから買えてなくて。」

 

疲れたけど……だったらしょうがないよね!

 

「手伝うよ。」

 

「ん。」

 

「風邪薬は私ので良ければお使いください。」

 

 

「いいの?……ホントにありがとう。」

 

「……お粥作る……よ。」

 

 

「……私も手伝っていい?初めてだから……下手くそかもしれないけど。」

 

「ん。いいよ。」

 

 

一旦荷物を部屋に置いて、すぐに準備。マスクして手を洗って……

 

 

 

「ごめんなさいね。帰ってすぐこんなことさせて……」

 

「他の皆は?」

 

 

「海鈴と茜は安毛の夏休みの宿題見てるから……離さんと圖書さんは……別のクラスだから頼りにくくて。」

 

「この!エンリョガーチーノ!!」

 

 

無神さんにデコピン!

 

「あた!!」

 

「頼れるものは頼る!助ける時は助ける!いいね?」

 

「…………わかったわ。」

 

 

「…………ンナンナ。早く来て。」

 

「今行くわ。」

 

……天捻ちゃん無神さんのことンナンナって呼んでるの?呼びにくくない?

 

天捻ちゃんと無神さんがお粥を作って……なんか無神さん料理上手くない?既に私以上のスキルを持ってらっしゃる。

 

 

 

出来たお粥と風邪薬を持って福ちゃんの部屋に行く。

 

そういえば福ちゃんの部屋の中見るの初めてかも。ちょっと楽しみ。

 

 

「福。入るわよ。」

 

ガチャ……

 

部屋を開けるとそこは……

 

「「「うわ……」」」

 

 

無神さんの写真だらけでした…………えぇ?ナニコレ。

 

「…………カンナちゃん……む……3人とも……帰ってきたんだ……」

 

 

ベッドで横になってる福ちゃん……なんか今変な顔したよね??

 

「なんでムッとしたの??」

 

「皆が手伝ってくれたのよ。お粥食べれる?私が作ったの。」

 

「!!……食べれなくても食べる。」

 

福ちゃんがガバッと起き上がる……と同時に頭に乗ってたタオルが落ちる。

 

 

「無理しちゃだめよ?」

 

「…………カンナちゃんが私のために作ってくれたものってだけで死ぬほど嬉しいのに……食べる……?永久保存したい気持ちが……うももも……」

 

「冗談言わないの。栄養つけて……早く治しましょ?」

 

無神さんがベッドの横に座り、落ちたタオルを退ける。なんか…………慣れてるね??

 

 

「…………はーい。」

 

渋々無神さんの言うことを聞く福ちゃん。

 

 

「……む……ここからは2人きりだよ!……あっち行け!」

 

「ふふっ……こら。そんな言い方無いでしょ?」

 

 

「……福ちゃんは無神さん本当に大好きだねぇ……」

 

「……ん。……お風呂入りたかったし……一旦これで……いいんじゃ……ない?」

 

「そうですね。あとはお二方でごゆっくり……ということで。」

 

「……そうだねぇ。じゃあ無神さんも無理しないでね?」

 

 

「ええ。……ありがとうね。あとは任せて?」

 

「……べーっ!」

 

「もう!福!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれが……独占欲ってやつなんですか?」

 

「鳥類ってみんなああなの?」

 

「さぁ。」

 

「ん。……よくわかんない。」

 

「…………無神さんも大変な人に好かれたねぇ。大丈夫かなぁ無神さん。」

 

「……え?」「え?」

 

「……え?」

 

「ひまひま……気付いて……え?」

 

「…………お嬢様……。」

 

「何その顔!私がなにか見落としてる??」

 

「……ニブチン。」

 

「あれで気が付けないなんて……ていうかそれより前も色々と……」

 

「???」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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